
MDT幻竜【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
新年明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!
前回は傲慢ベリーの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
新リミット傲慢ベリー【カマクラル】
戦闘面の不利を解消していた<ベリーフレッシュ・シャイ>とデッキの安定感・展開の再現性を高めていた<天使のもろこし>が規制された事でパワーダウンしたベリーフレッシュ。
僕自身も大変お世話になったテーマだっただけに思い入れも強かったですが、正直厳しい状況です...
ただでさえ苦手だったセレブローズやメタリオンに対しての解答札が減りましたし、後攻1ターン目の<昂光の呪縛>が決まりやすいという長所も消えました。
シングル戦ならともかく、マッチ戦で常勝するのは難しいかもしれませんね...
ただ、爬虫類にせよエクスキューティーにせよ、時を経て規制が緩和されるケースはあるため、<シャイ>が許される時を心待ちにしたいと思います!
さて、今回はMDT(マキシマムデュエルトーナメント)幻竜デッキをご紹介いたします!
先月のマキシマムデュエルトーナメントで優勝できたため、そのデッキの解説です!
フュージョンデュエルトーナメントの時は何のシナジーも無いフュージョン魔法を4枚突っ込んだベリーフレッシュでしたので、今回はしっかりマキシマム召喚を決めて勝ちたいと思っていました!
今回僕は2回参加しましたが、1回目はハーピィが多く、2回目はガジェット(という名のグッドスタッフ)が多く、マキシマム召喚しないタイプのデッキが多かった印象です。
そんな中、2回目の参加で全試合マキシマム召喚を決めて勝ちましたので、思う通りの展開で優勝を勝ち取る事ができました!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
MDT幻竜
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計24枚
エクストラデッキ
計15枚
2.デッキコンセプト
「無限マキシマム」です!このデッキのメインの勝ち筋は<幻竜重騎ウォームEXカベーター>のマキシマム召喚を決めて高打点で押し切る事です!
幻竜の調整を始めた頃はマキシマム召喚を狙わず、レベル10の最上級モンスターや<幻刃竜ビルド・ドラゴン>を展開しながら<幻刃攻廠ウォームヤード>で600打点アップ+貫通付与で勝つ事を目指していました!
こちらもかなり強かったのですが、最上級モンスターが手札でダブつく事故が起こり易かったり、相手の<シャイニーシェイディー>に弱かったり、<百戦の覇者ガイア>でフィールド魔法を割られた上で戦闘破壊されたりで今一つ勝ちきれない印象でした。
様々なデッキと対戦を繰り返す中で、マキシマム召喚が決まった試合はほとんど勝っていた事に気付きました。
相手の解決札が<風帝ライザー>や<ブラック・ホール>くらいしか無いのに対し、こちらは<幻刃走兵トレイロン>のおかげで簡単にマキシマム召喚し直せます!
マキシマムモードで罠破壊耐性を持っている事に加え、相手のバックを破壊する効果もあるため、罠で倒される事はほぼありません!
高打点+貫通で2ターンキルもほぼ確実なので、テーマに合わない<幻刃竜ビルド・ドラゴン>と<幻刃歩哨ドラグライン>を全抜きし、相手の展開・攻撃を防ぐための<シャイニーシェイディー>を3積みしました。
それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】6枚
幻竜重騎ウォームEXカベーター...3枚
このデッキのエースモンスターです!もちろんマキシマム召喚を狙うのですが、アドバンス召喚だったとしても、フィールド魔法があれば3100打点の貫通持ちなので強いですね!
<幻刃走兵トレイロン>の追加効果を狙うためにも早期に墓地に送っておきたいカードです。<幻の三角スケール>のコストとして積極的に使っていきましょう!
夢幻重騎ビルド・ドラグーン...3枚
第二のエースアタッカーです!モンスター効果や罠の対象になりにくいレベル10モンスターであり、1ドロー効果でアドバンテージの損失も防いでくれます!
マキシマムモンスターであれば1体分のリリースで良いため、出し易さの観点から見てもかなり強いですね!
盤面に残れば次のターンも1ドローできるため、<シャイニーシェイディー>で盤面維持したいところです。
フィールド魔法があれば3100打点の貫通持ちになるため3積み必須!
【下級モンスター】18枚
幻刃走兵トレイロン...3枚
自分フィールドにモンスターが存在しない場合に限りますが、墓地から最大2枚のマキシマムパーツを回収できる強力な効果を持っています!このカードのおかげでマキシマム召喚の成功率はグンと跳ね上がりましたね!
このデッキはこのカードからのマキシマム召喚を主軸にしているため、自分フィールドを空けられる<激流葬>を採用しています!
マキシマム召喚という狙いがバレると、あえて戦闘破壊せずにモンスターを盤面に残されてしまいますが、それを逆手にとって、リリースしてアドバンス召喚で攻めれば良いだけですね!
最強のマキシマムサポートなので3積み!
幻壊兵ハケン・ハーケン...3枚
相手の手札が1枚以下の時、自信をリリースする事で2ドローできます!盤面を空けられる効果は<幻刃走兵トレイロン>とも噛み合っていますね!
モンスター1体でしか攻撃できなくなるデメリットがありますが、マキシマム召喚前提であればそこまで影響は無いです!
デッキの回転率を上げつつアドを稼げる優秀なモンスターなので3積み確定!
幻竜重騎ウォームEXカベーター [L]、[R]...各3枚
マキシマム召喚用に当然3積み必須です!また、<夢幻重騎ビルド・ドラグーン>のリリース要員としての使い道もあります!
単体では壁役くらいにしかなりませんが、コンボありきなのでそこは割り切りですね。
幻刃兵站デスク・タラスク...3枚
墓地を肥やしつつ、<幻刃攻廠ウォームヤード>を回収できる優秀な下級モンスターです!ただし、打点が低く手札コストの要求はあるため、考えなしに使うとアド損した上に200打点の棒立ちになります。
効果発動後はリリース要員として使える事が前提となるため噛み合いは必要ですが、それでも3枚欲しいカードですね。
幻壊兵アシバ・ビッケ...3枚
この枠が一番悩みました。<夢幻重騎ビルド・ドラグーン>の効果を使うためには幻竜族以外のモンスターを採用しづらいからです。
幻竜族の下級モンスター達を比較した結果、墓地が肥やせて2体分のリリース要員になれるこのカードが一番マシだと判断しました。
他に強い下級モンスターが来たら入れ替える候補ですね!
レジェンドカードの<風帝ライザー>や<カードガンナー>くらいなら入れても良いかとも思いましたが、シナジーを考慮して幻竜族モンスターのみの採用としました。
【魔法】12枚
幻の三角スケール...3枚
幻竜テーマ最強のドローカードです!<七宝船>のように使い勝手が良いですね!
バンバン使うというよりは、一旦は場に伏せておき、手札のバランスを整えたいタイミングで発動するのが良いと思います。
手札事故を軽減しつつ、墓地を肥やしながらデッキの回転率を上げてくれるため3積み必須!
<幻刃走兵トレイロン>の追加効果を使うため、最上級モンスターを優先的にコストにする事が多いです。
始幻の咆哮...3枚
幻竜族専用の<オーバーラッシュ・ストーム>です!本家と違って墓地コストが不要ですので、序盤から使っていける点が優秀ですね!
相手の反撃の芽を摘むためにも3枚確定です!
オーバーラッシュ・ストーム...2枚
<幻竜重騎ウォームEXカベーター>や<始幻の咆哮>があるから不要ではないか?という意見があると思いますが、リソースをデッキに戻すカードが欲しいと思う場面がけっこうありました。墓地のモンスターをデッキに戻せる幻竜族モンスターとしては、<幻刃歩哨ドラグライン>が存在するものの、<幻刃竜ビルド・ドラゴン>とのセット採用が前提となってしまいます。
最上級モンスターを増やすと手札事故が増えるため、極力採用したくなかったのでこちらを選びました。
相手が複数枚のバックを構えてきた場合、やはり除去が多い方が安心できるため、2枚くらいの採用ならアリだと思いました。
幻刃攻廠ウォームヤード...2枚
幻竜族テーマ最強のフィールド魔法です!このカードの存在が幻竜族デッキの強さを一段階上げていると感じています。
レベル10の幻竜族モンスターに600打点アップ+貫通を永続的に付与するのはとても強力ですね!
マキシマムモードはもちろん、アドバンス召喚した幻竜族モンスターにも有効ですので、使わない手はないです!
ただし、ミラーの場合は相手も強化してしまうため注意しましょう。
被って引きたくない事と、中・長期戦で戦うスタイルのデッキであり、<幻刃兵站デスク・タラスク>で墓地から回収できる事から2枚の採用にとどめました。
コスモス姫のお戯れ...1枚
中・長期戦スタイルのデッキに欠かせない最強カードです!<幻刃走兵トレイロン>、<幻壊兵ハケン・ハーケン>といった手札を増やすモンスターが多い点もシナジーが強いですね!
制限カードなので1枚のみの採用。
強欲な壺...1枚
盤面を空けられる<ブラック・ホール>も考えましたが、こちらが優勢の場合には使いにくいため、状況を選ばずいつ打っても強いこちらを採用しました!手札の枚数分の打点を上げられる<幻竜重騎ウォームEXカベーター>とも相性が良いです!
今のところはこれ一択かと思います。
【罠】4枚
シャイニーシェイディー...3枚
相手の展開・攻撃を止められる汎用罠です!手札コストは必要なものの、変な制約もなくて使いやすいです。
<風帝ライザー>の着地に打ったり、<ブラック・ホール>で盤面を更地にされても展開を止めて耐えたりできます。
また、<夢幻重騎ビルド・ドラグーン>を守る事で次のターンもドローできればアド差をつけられて非常に有利です!
今回は守りにも力を入れたかったため3枚採用しました。
激流葬...1枚
自分フィールドを空けられる罠として採用しました!発動タイミングの見極めは難しいものの、相手モンスターを一掃しながら返しのターンに<幻刃走兵トレイロン>の効果を使えるのが強いです!
また、自分のモンスターの召喚に合わせて能動的に発動できるのも良いですね!
最近は採用率が低いため、意表をつけるのは強かったです!
【エクストラデッキ】15枚
フュージョン召喚を匂わすためのブラフなので無くても大丈夫です。4.各デッキとの相性
幻竜Mはコンボデッキに分類されます。今回はマキシマムデュエルトーナメントでよく見かけるであろうデッキとの相性を見ていきましょう!
ハーピィ 相性:○有利
<ハーピィ三姉妹>の召喚に合わせて<シャイニーシェイディー>や<激流葬>を打つ事で、<トライアングル・X・スパーク>を打たれなくなります。<風帝ライザー>も上記と同じく対策できますね!
こちらが最上級モンスターを出せれば盤面的に有利ですし、マキシマムモードで比較しても打点的にこちらに分があります!
そのため、相性は有利と判断しました。
ガジェット 相性:○有利
安定感は高いものの、パワー不足な感は否めません。実際、<幻竜重騎ウォームEXカベーター> の打点が5000を超えると、<鋼機神ミラーイノベイター>でも抜けなくなります。
魔法、罠カードでのサポートありきであれば、バック除去の多いこのデッキが優位に立てますね!
そのため、相性は有利と判断しました!
海竜M 相性:△五分
先にマキシマム召喚を決められてしまうと厳しいです。返す手段としては、こちらもマキシマム召喚を決めるくらいではないでしょうか。
逆に相手の展開に対して罠を発動する事ができれば、こちらがかなり優位になります!
結局動き出しの早さ勝負となるため、相性は五分と判断しました。
5.最後に
フュージョンデュエルトーナメントではフュージョン魔法(効果を使えない)ベリーフレッシュで優勝し、先日執筆したガジェガイアはマキシマム召喚を狙わないデッキでした。結局フュージョン召喚やマキシマム召喚をしない方が強いという結論ではあまりにも寂しく、それで良いのかという罪悪感から、今回はしっかりマキシマム召喚するデッキで出ようと決めました!
その結果、しっかり優勝する事ができて良かったです!
マキシマム召喚で勝ちたい方は参考にしていただけますと幸いです!
これからも様々なデッキをご紹介していきますのでお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar