
第一回夜の(非)公認大会優勝デッキ解説【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
年明け1/3(月)の夜にDiscord上でシングル戦トーナメントの第一回夜の(非)公認大会が開催されました!
私の知る限り、オンライン上の大会はこれが今年初で早速参加したのですが、嬉しいことに優勝することが出来ました!
年末に開催された各種大会で既に実績のあるデッキレシピが出回っており、1/29(土)に新弾が発売されるまではカードプールがほとんど変わらないため、環境は終盤と言えます。
今回は参加者12名の中、トーナメント4回戦を全勝し、どのような考えで優勝をすることが出来たのか、デッキ紹介も交えて徹底解説していきます!
是非とも最後まで読んでいただければ幸いです。
それでは、早速どうぞ!
大会前の環境考察
話は少し逸れますが、ラッシュデュエルで勝つためには三つの要素があると考えています。(1)運
これは自分では操作できないため、割り切ります。
(2)プレイング
普段の情報収集や過去の実績からプレイングに関しては平均以上である自負があります。
(3)デッキ構築
個人的にはここが一番の勝負の分かれ目です!
正直、僕は0からデッキを組み上げることにそこまで自信がありません。
そのため、このようなブログ記事執筆や自身が主催を務める特殊制限大会であるレジェンドカップで0からデッキを組む練習を続けています。
一口にデッキ構築と言っても、タイミングによって性質が変わるものだと考えています。
環境初期
新弾発売直後がこのタイミングです。カードプールが新しくなった中、デッキパワーが高い構築を見つけた人が勝ちます!
大会入賞したデッキレシピが出回る前なので、自分自身や仲間と一緒に構築を考えるしかありません。
カードパワーが高いものを如何に見抜くか、新弾発売前の環境デッキに対してどのような強みがあるかなど、勝とうとすると考えることが多いです。
そんな苦行を乗り越えて実績を出す方は本当にカッコいいと思いますね!
僕自身はまだまだ未熟ですが、少しでもそんなデッキビルダーに近づきたいと思っています。
環境中盤
新弾発売から1-2週間経ち、大会入賞のデッキレシピが出回った頃です。バトルパックや最強ジャンプ付属カードなどで多少カードプールが増えることがありますが、よほど強いカードが出ない限り、基本的には環境に与える影響は少ないです。
実績のあるレシピを参考にされることが多いため、現環境における強いデッキが固まってくる頃です。
環境終盤
新弾発売から1ヶ月ほど経った頃です。ここではメタ読みが上手い人が勝ちます!
環境デッキが固定化され、さらにそこから構築が洗練されていきます。
それなら環境デッキに強いメタデッキを組めば良いのではないかという意見がありますが、個人的に賛同しかねます。
何故なら、特定のデッキにだけ強い構築はリスクが高いからです。
どれだけ環境を予想したところで、大会に参加する方々のデッキをこちらが指定できる訳ではありません。
特に参加人数が多い大会であれば、それだけ分布はバラけます。
例えば、<聖なるバリア -ミラーフォース->や<ダーク・リベレイション>といった強い罠が流行っているからと言って、バック破壊の魔法カードを6枚積んだ場合、万が一罠を採用しない<サンダーボールド>デッキと当たったら、不要なカードを6枚入れた状態で戦わなければならず、実質手札4枚VS手札5枚のような状況となり分が悪いです。
では、どうすればいいのか?
車輪の再発明にならないよう、既に大型大会で実績のある構築をマネるのがベスト。
そこから調整を重ねて強さのエッセンスを抽出します。
具体的には以下の2つです。
- 1枚毎の採用理由を考える。
- なぜ勝ち上がれたのかを分析する。
話を環境考察に戻します。
年末に開催された日本最大のオフライン大会である第8回マキブラ杯にて、ベスト8に入った人のうち半分が<聖なるバリア -ミラーフォース->を採用していました。
参考動画:YouTubeチャンネル マキシマムブラザーズ
※情報が早いことと的確な分析力に定評があり、僕もチャンネル登録して毎回チェックしています!気になる方はYouTubeで検索してみてください!
故に、今はミラフォ環境であると考えました。
では、どのように攻略するか?
優勝デッキレシピの採用カードを見ながら、詳しく解説いたします!
デッキレシピ
グッドスタッフ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計28枚
罠
計8枚
デッキコンセプト
「意識外からの一撃」です!機械魔や竜魔と名乗らず、あえてグッドスタッフと命名したのは別物だということを主張するためです。
環境屈指のカードパワーを誇る<連撃竜ドラギアス>と<鋼機神ミラーイノベイター>を主軸に、多投した罠でサポートしていきます。
環境終盤でデッキレシピがテンプレ化しているからこそ、普段見慣れない罠に引っかけやすいです。
例えば、こちらの墓地に<聖なるバリア -ミラーフォース->が落ちていたり、墓地の魔法使い族が2、3枚で<ダーク・リベレイション>の発動が出来ない場合、相手は有効な罠が無いと判断して安心して攻撃してきます。
特に<火の粉のカーテン>や<ザ☆バリア>は上手く使えば相手の最上級モンスターを返り討ちにできます!
安いコストで相手の自滅を誘えるため、かなりお得ですね!
罠は<シードラゴン・ナイト>対策のため、全てピン刺しにしており、バック破壊系の魔法カードや<邪影ダーク・ルーカー>以外では破壊されません。
一方的に戦闘破壊されにくい最上級モンスター2500ラインと下級モンスター1500ラインを多めに採用していることも特徴ですね。
それでは、各カードの採用理由に移ります。
各カード解説
【最上級モンスター】7枚
連撃竜ドラギアス...3枚
そのため、特にサポートがなくとも打点でイノベイター含めた盤面を返せるこのカードをフル採用することにしました。
墓地を肥やしながら1枚のカードで2枚のカードを取れ、次のターンも盤面に残るのはやはり強いです!
文句なしの3枚フル投入!
鋼機神ミラーイノベイター...3枚
相手の守備の上からライフを取りにいけるため、対戦の中盤以降であればこのカード単体で攻撃に行き、相手の罠を踏みに行くことで被害を最小限に抑えられます。
この構築で機械族は9枚の採用なので、パンプアップ効果を使うのは必要最低限にしましょう。いざ貫通付与やパンプアップが必要なタイミングで墓地コストが無いと決めきれなくなります。
ドラギアス同様、こちらも文句なしの3枚採用です!
最強戦旗エースブレイカー...1枚
加えて、機械の場合は<獣機界奥義 獣之拳>や<バトル左遷>対策にもなります。
採用率が落ちてきている印象ですが、<ハーディフェンス・ミッション>には注意しましょう。
【下級モンスター】23枚
最強旗獣アバンウルフ...2枚
採用率の高い<シードラゴン・ナイト>を上から倒すことができ、相手ターン中は攻撃表示の壁として君臨します!
<鋼機神ミラーイノベイター>の墓地コストにもなることを考慮し、枠の兼ね合いから2枚の採用としました。
アクア・ソーサラー、ダーク・ソーサラー、ライト・ソーサラー...各1枚
構築を読まれにくくするため、あえて種類をバラけさせて相手を翻弄します。
主な役割は上述の<最強旗獣アバンウルフ>と同様です。
最上級モンスターの横に並べて、下級モンスターの壁を突破したり、ライフを削りにいける点も優秀です!
各1枚で合計3枚の採用です。
シードラゴン・ナイト...3枚
相手の伏せカードの中に<聖なるバリア -ミラーフォース->があるかないか分かるだけで選局に大きな影響が出ます!
墓地のモンスター2体をデッキに戻せる効果も強力で、同名カードや<フェニックス・ドラゴン>など使い回したいカードの再利用にも貢献します!
今はこのカードが流行り過ぎて、構築段階で魔法・罠の種類を散らされているため、伏せカードはほぼ破壊出来ないものと考えておきましょう。
文句なしの3枚必須!
クラフター・ドローン...3枚
手札事故の緩和にもつながるため3枚必須!
ささやきの妖精...3枚
自身が魔法使い族である点や、手札を切れるところも高評価ですね!
守備力も高いため、セットすればワンチャン生き残る可能性もあります。
総合力の高い便利なカードなので3枚フル投入です!
セブンスロード・メイジ...3枚
自身が魔法使い族である点や、墓地肥やしができるところもこのデッキの方向性にマッチしています!
こちらも3枚必須です!
フェニックス・ドラゴン...3枚
アメイジング・ディーラー...1枚
ただ、この構築においては最上級モンスター+2伏せという罠主体の戦略をとっているため、ガンガンデッキを回して墓地を肥やすよりは引いた罠を場に伏せた方が良いと判断し、1枚のみの採用に留めました。
こちらも環境終盤であることから、3枚採用されていると相手が勝手に思い込んでくれるため、そこで翻弄することもできます。
【魔法カード】4枚
マジカル・ストリーム...2枚
このデッキの天敵となる海竜デッキ相手なら、相手の海を割ることで<海竜-ダイダロス>の効果発動を予防することが出来ます。
このデッキにおける魔法使い族の比率は高めですが、混ぜ物デッキなので稀に打ちたいタイミングで打てないこともあります。
同じ効果を持つ<鉄の重撃>と散らすために2枚の採用です。
鉄の重撃...2枚
貴重なバック破壊なので、基本は即打ちせず、攻めたいタイミングで発動できるように温存しておきましょう!
【罠カード】8枚
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
<ダーク・リベレイション>と違って予兆が無いため、他のレジェンドカードが見えるまでは予測不可能です。
仮に相手の<シードラゴン・ナイト>でこのカードの存在が判明しても、相手が破壊するカードを持っていなければ攻めてくることがありません。
実質ターンスキップなので、存在自体が偉いですね!
ダーク・リベレイション...1枚
特にシングル戦においては、このカードが何枚採用されているかで攻め時の判断が大きく変わってきます。
各種のソーサラー、<ささやきの妖精>、<セブンスロード・メイジ>、<アメイジング・ディーラー>と種類を散らしているため、相手は13-14枚程度採用されていると勘違いしてくれます。
実際には魔法使い族は10枚の採用であり、そのためこのカードもピン刺しです。
ですが、相手はこのカードが2枚は入っているだろうと予測し、攻撃を鈍らせてくれることでしょう。
こちらも環境終盤ならではの採用枚数です。
ハーディフェンス・ミッション...1枚
<鋼機神ミラーイノベイター>を倒せないことや<連撃竜ドラギアス>の採用率が落ちていることから、全体的な採用率は落ちています。
しかし、だからこそ相手の裏をかけるために1枚採用しました。
獣機界奥義 獣之拳...1枚
楽姫の独演...1枚
現環境で採用されているのはマキシマムデッキぐらいのもので、まさか入っているとは夢にも思わないと思います。
このデッキは<シードラゴン・ナイト>で相手の伏せカードをチェックしてから安全に攻める戦術を選択しています。
そのため、最上級モンスターを出して攻撃せずにターンを返すこともあるのですが、その際に優位を取られにくいように罠を多めにしています。
仮に相手が<獣機界奥義 獣之拳>を警戒して<シエスタトレーロ>で裏守備にしてからこちらの最上級機械族モンスターを攻撃してきても、このカードなら攻撃を防げます。
残りの相手の場が下級モンスターしかいない場合はそれだけでライフを減らさず、盤面も取られずに次のターンを迎えることができます。
とは言え、上述したシチュエーションを迎える場面が限られていることもあるため、1枚の採用です。
アタック減俸...1枚
逆に、裏守備セットのモンスターには使えないため、基本は最上級モンスターの戦闘破壊を防ぐタイミングで使います。
罠を散らすというコンセプトなので1枚のみの採用。
火の粉のカーテン...1枚
そのため、<火の粉のカーテン>をケアしてくるのは古参勢くらいではないでしょうか。
相手が<連撃竜ドラギアス>や<最強戦旗エースブレイカー>でこちらの<鋼機神ミラーイノベイター>を攻撃してきた際に返り討ちにすることで一気に流れが変わります。
相手はフィールドの最上級モンスターを失った状態でターンを迎えるため、次のターンで大ダメージを与えることも可能です!
ただし、パンプアップした<鋼機神ミラーイノベイター>や<潜入開始>で強化された<最強戦旗タフストライカー>には効かないために1枚のみの採用です。
ザ☆バリア...1枚
墓地のモンスターが魔法使い族以外でも発動できる点はメリットですが、その分攻撃力400ダウンと数値が100少ないです。
たった100と思うかもしれませんが、意外と大きな差です。
例えば、こちらの場に<鋼機神ミラーイノベイター>がいる状況で、相手が<セブンスロード・メイジ>を召喚し、効果で打点を400下げてきたとします。
その後、相手が<最強戦旗エースブレイカー>で攻撃してきた場合、<火の粉のカーテン>であれば相殺されますが、このカードでは一方的に破壊されて終わりです。
そのため、強く使えるタイミングは<火の粉のカーテン>より少ないですが、<シードラゴン・ナイト>対策のため散らして1枚のみの採用です。
不採用カード
【下級モンスター】
シエスタトレーロ
【魔法カード】
潜入開始
昂光の裁き
【罠カード】
酢酸のたまった落とし穴
また、このカードの一番のターゲットは<シードラゴン・ナイト>だと思いますが、そもそも構築段階で罠を散らして破壊されないように対策してあるため不採用としました。
永久凍結
また、発動時にコストが必要であり、このカード自身と合わせて2枚のカードが必要なところと、<鋼機神ミラーイノベイター>を対策出来ないことから不採用としました。
このデッキの弱点
初見殺しな特性が強く、マッチ戦には不向きなところです。また、こちらの罠を封じる<人造人間-サイコ・ショッカー>や盤面を全破壊してくる<海竜-ダイダロス>も天敵です。
プレイングのコツ
どの罠も1枚しか入っていないため、どのタイミングで使うかというプレイングが問われます。基本的には弱い罠から優先して発動するようにし、強い罠はとっておきます。
罠の強さはこの記事の紹介順になっており、先に紹介されたものが強く、最後に紹介された罠が弱いと認識しています。
今回の場合だと、<聖なるバリア -ミラーフォース->が一番強くて、最弱が<ザ☆バリア>になります。
もちろん、状況に応じて臨機応変に発動順番を変えていただきたいのですが、個人的な序列は提示しておきます。
また、ブラフの意味も込めてバックがある場合は強気に攻めましょう!
あの伏せカードはそんなに強いのか?と相手に思わせたらしめたものです。
実際はバック破壊の魔法カードだったとしても、相手が罠を警戒して攻めてこないかもしれません。
最後に
長文にお付き合いいただき誠にありがとうございました。正直、今回の記事はネタバレとなるため公開すべきか迷いましたが、月末には新弾も発売されて環境も変わるために思い切って公開しました!
カードプールが変わっても、このデッキのコンセプト自体は有効ですので、環境を読みながら、忘れられた頃に使うと効果的です!
今後も色々試していきたいと思います!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
カマクラルはTwitter及びYouTubeで遊戯王ラッシュデュエルに関する情報を発信しております。
また、参加者440名を超える国内最大級の遊戯王ラッシュデュエル専門Discordのサーバー副管理人も務めており、ガチ対戦のリーグ戦やカジュアル大会の交流会、チーム戦も開催しております。
今回の記事を読んで興味を持たれた方やラッシュデュエルを始めてみたい方、対戦相手をお探しの方は是非とも遊びに来てください!
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- 個人ブログ こちカマ(こちらカマクラルのラッシュデュエル派出所)