12/2に開催されたウィクロス世界大会の最終予選、そして先日行われた世界大会本戦が終わりましたね。
私はいつも通りアロスを使い、惜しくも個人5-2のチーム4位という結果に終わりました。
遊々亭ブロガーからも、優勝チームのねへほもんさんチームを始め、りくさんしみずきさんチーム、アトリさんチームもそれぞれ2位、3位に着けており、遊々亭パワーを見せつけた気もします。
そんな世界予選と本戦で一際見かけたルリグがこちら。
“リワト”です。
21弾で突如として現れた、前代未聞の赤青緑3色を持つ、ティムールカラーのルリグ。
限定条件はタウィル持ちで、噂によると次のアニメの主人公らしく、ほぼほぼ強化まで確定している期待の新人です。
それではどのようなルリグ効果で、どういったシグニを擁しているのか、新弾のカードを見ていきましょう。
常時効果は3色の天使が揃っていると、互いのアタックフェイズに1エナチャージと1ドローで2アドを稼ぐルリグとなります。
エクシード効果は<ウルトゥム>を彷彿させる効果です。常時効果が発動出来ない時は盤面が空いている時なので、腐ることはまず無いでしょう。
デッキから出す対象としては、<フレイン>、<ポセイドナ>、<アフロディテ>の3体が基本になると思います。
どちらの能力も非常に強力で、可能ならば4枚ずつ枠を取りたい所です。
特に<フレイン>に関しては、<スパザウス>の上位種のような能力をしており、起動効果は相手のエナの枚数に左右されないランデスとなっています。オマケに盤面とトラッシュのカードにまで触れちゃいます。
詳しくは後ほど。
それでは早速ですが、リワトのレシピの方に移っていきましょう!
デッキレシピ
ルリグ
計5枚
LB
計20枚
非LB
計20枚
デッキコンセプト&回し方
ズバリ、"相手のリソースを削ってけ" です。<フレイン>がこのデッキの主軸で最も強い動きなのは間違いなく、単体で盤面とエナを刈り取ることが出来るので、他の枠でハンデスまでしようという欲張りコンセプトです。
<フレイン>を複数回起動するには、ユニークスペルの<シャボンサクシード>が鍵を握っておりまして、これで盤面の邪魔な天使をエナに送って、リムーブすることなく山から<フレイン>を再度綺麗に出すことが出来ます。
その動きだけに寄せるなら、<シャボンサクシード>は4枚ですが、防御面や<ベンザイテン>を考慮して他に枠を割いていると枚数が減りました。
各カード解説
荒ぶる海洋 §ポセイドナ§
盾に埋まっても強いですし、出しても強く、デッキ全体を支えるパワーカード。
基本的な敷き方リスト
<フレイン>+<ナキールン> | <フレイン>効果で戻した<フレイン>を、再度<ナキールン>効果でサーチ出来ます。 |
<ムンカルン>+<プロメウス> | <フレイン>効果を1度しか使えなかったが、ルリグ効果と合わせて手軽に3点要求をしたい時に使用。 |
<ムンカルン>+<ニョルズ> | <フレイン>を複数起動出来て、相手が<ポセイドナ>の除去に手間取ると判断した場合に使用。 余裕がある時の基本形。 |
<ハシュマル>+<ニョルズ>or<ヴァナディス> | 相手のワンショットを防ぎつつ、エンド時に一気にリソースを得るという敷き方。 <ムンカルン><ハシュマル>が出来ないので仕方無し。 |
""積極的に盾から捲ってけ""
美しき豊穣 #フレイン#
このデッキの主役であり、何回起動使えるかが勝利への鍵となります。
効果は単純かつ強力で、上2枚から天使をチャージ。起動効果3エナで相手の盤面とエナとトラッシュを山に戻すという新手のデッキバウンスがあります。
出現時効果で1チャージ以上したら、リソース交換的には1:1以上となります。
他のデッキよりエナやドローでリソースを得れるデッキなので、ここで相手と差を付けます。
"リソースで差を付けろ" といった感じです。
出現時と起動効果を使って役割を終えた<フレイン>は、<シャボンサクシード>でエナに送り、新たな<フレイン>等をサーチして2回目の起動効果を狙うことが多いです。。
特に自分が山1(天使確定)の時に、<フレイン>効果で<フレイン>を戻して、そのまま<シャボンサクシード>を使って<フレイン>を持って来ると、とても綺麗に起動効果を連打することが出来るので、覚えておいて損は無いです。
枚数の数だけそれだけ<フレイン>効果を使いやすくなりますし、最終盤面にも立つ以上多いに越したことは無いので4枚。
聖墓の神姉 ムンカルン
トラッシュに1枚&盤面に1枚が最低条件なので2枚は必須。
2枚で毎ターン継続して<ポセイドナ><ムンカルン>の盤面を作れるのかというと、限りなく嘘に近いので1枚増量して3枚。
これまたLB強えんだ...
遅起の花咲 アフロディテ
盾から捲れた<ナキールン>や<シャボンサクシード>を綺麗に吐けるのもグッドです。
こいつも耐性を貫通して<ベンザイテン>等の処理が出来るので、<黒ヴァルキリー>はサヨナラしました。
聖墓の神妹 ナキールン
基本的に天使のサーチを行う場合は、こいつ経由にしましょう。
なぜなら、ルリグ効果や<フレイン>の出現時効果で、多用しない不要な白エナを送る必要がなくなるからです。
<アフロディテ>の採用から必要な白エナの枚数が少し多く、また、ラス盾に埋まったりすると面倒なので2枚採用。
というかこのシグニ、他のヴァルキリー互換より圧倒的に優れているのは気のせいでしょうか?
禁忌の焔 ≡プロメウス≡
後半はほぼ<ポセイドナ>の下敷きになるのが役目ですが、<ムンカルン>の後続で出すシグニの候補として山に1枚、<ポセイドナ>用にトラッシュに1枚用意したかったので2枚採用。
このデッキの赤エナ自体は<フレイン>でしか使いませんが、赤天使に割ける枚数があまり多く無い中、<フレイン>で上から捲るか<シャボンサクシード>でわざわざ赤天使をバニッシュしないと揃わない為、見た目より重要になってきます。
破壊の音色 §ミネルバ§
グロウ時にハンドを捨ててグロウする事が出来るので、基本的にこのデッキの序盤はエナよりドローの方が優先度が高いです。
可能ならば4枚と言いたいところですが、これでも<シュブニグラ>等のシグニを抜いているので3枚採用。
神技の鞭刑 ≡アナフィエル≡
聖笏の威光 ハシュマル
盾を2枚残さないと意味が無いですが、残せるようアーツを吐けばエクシード効果から<ポセイドナ>含めて<ハシュマル>を蘇生出来るので、ワンショットをケア出来ます。
最近の2アン等はこのカードの上から点数を取ってくるので、過信は禁物です。
漁港の聖銛 §ニョルズ§
後半は<ポセイドナ>に敷いたりと、序盤中盤終盤で使いますが、4枚は枠が無いと判断して3枚。
豊穣の守護 #ヴァナディス#
対遊月等で重宝するエナブースト要員。
エナ2からの<コグネイト>で積極的に蘇生させていきましょう。
これも大概踏まれるので、4グロウ時のグロウコストになります。
<超損>や<金剛不壊>の緑エナの為に気持ち3枚目が欲しいですが、はしゅまる~ ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪に枠を取られちゃいました。
嫉妬の炎刃 ≡ヘラ≡
5億パーセントで踏まれますが、赤エナは溜まれば溜まるほど、デッキの天使の色割合的に<フレイン>の起動回数が増えるので特に問題無いです。
序盤にしか役割が無いので2枚採用。
羅植 ヤシ
青のハンデスが基本で、赤or白で<ベンザイテン>を処理しつつ、黒(マルチ)が有れば<フレイン>を蘇生します。
1試合に1回使えば良いだけなので、1枚採用。
羅星姫 ≡コスモウス≡
対青ルリグに対して大きなプレッシャーになりますし、<フレイン>でエナを絞ってからのショットも可能です。
こいつが居ないと流石にアロス相手厳しいですし、とりあえず入れとけ枠。
TRICK OR TREAT
汎用ハンデス三銃士ですね。
ドローで撃つ展開は基本的に負けなので、よっぽどの事が無い限りハンデスで撃てるよう立ち回りたいですね。
THREE OUT
<ニョルズ>というシグニが高確率で殴られる上、グロウコストで天使を捨てる関係上、とりあえず<スリーアウト>握っておけば序盤の動きも安定します。
4枚にしたいですが、4枚目は気持ち<トリトリ>ということで...
超損
どう足掻いても<ボツリネス>は触ることの出来ない相手で、シグニで点数が通らないとハンデスだけで決め切る事になり、それは不可能に近いので渋々採用。
1回撃ってマウント取れば特に不自由なく勝てます。
使わない相手には、一生エナに置いておきます。
ナナシ後手を切るならサーバント等に変更しても良いでしょう。
シャボン・サクシード
序盤は適当な天使に撃って<ナキールン>や<ミネルバ>を。
終盤はサーチして役割の無い<ナキールン>や<ポセイドナ>、起動効果を使い終わった<フレイン>に撃って新たな<ポセイドナ>や<フレイン>をサーチしてデッキを回転させます。
こちらに関しても、もう1枚だけ増やしたい枠で、もし3枚目を作るなら<アフロディテ>と入れ替えて<ムンカルン>を<黒ヴァル>に変更しましょう。
サーバント O3
盾に複数枚埋まってたら序盤一生切ることが出来ないですが、グッと堪えましょう。
不安なら<超損>or<ムンカルン>を抜いて1枚増やすとかなり安定性は増します。
ダーク・コグネイト
<ヴァナディス>を蘇生して<重来>の上から4にグロウをしたりと、何かと外せない枠だと思います。
水天一碧
チェインで<金剛>までいくと、実質<金剛>が<流転>になるにも悪くないです。
個人的に<アイフレ>との選択だと思っています。
金剛不壊
3T目の<ボルシャック>をまとめて吹き飛ばせるので、そのタイミングで既に<重来>を要求出来たりしますし、2アンの<マーライ><炎固>も誤魔化す事が出来ます。
また、メインフェイズ中に盾を0から1に増やしておけば、相手の<定時ほー>+<イノセント>もケア出来ます。 結構痒いところに手の届くアーツで、必須まではいかないものの、有力候補です、
アンチ・アビリティ / シャボン・ウェーブ
<シャボンウェーブ>の利点は、0コストでありながら盤面の<ニョルズ>や<ヴァナディス>を守って、次のターンに大きく動いてマウントを取る事が出来る点です。
遊月の<ボルシャック>面を0コストで守れるのも強い点ですが、<ノトト>や<龍炎の昇拳>、<アパト>等でメインフェイズに1面開けられて少しだけケアされる事もあるので過信は禁物です。
対して<アンチアビリティ>の利点は、スペルカットインが付いている点です。
<シャボンウェーブ>と違って青1のコスト要求はされていますが、不利対面とされている植物緑子等も、このカード1枚で相手の動きを制限する事が出来ますし、アイヤイやピルルクにも強く出れます。また、バニッシュ耐性を付与された遊月の<ゲツァル>面もこれ1枚で止まります。その他タマやキスドラにも刺さりますし、一応列車や<熾々奮迅>のケアにも繋がります。
デッキの最大値を上げるなら<シャボンウェーブ>。
幅広いメタ要素を含むアーツを採りたいなら<アンチアビリティ>。
それぞれに利点がありますが、今回は<金剛不壊>+<アンチアビリティ>のセットを採用したかったのでそちらを選びました。
スピリット・サルベージ
必須までとは言いませんが、とりあえず入れておいて全く損の無い枠です。
エナを焼いてくる対面には、自ターンに撃つことを忘れないようにしましょう。
多くのリワトが<スピサル>を採用していることを逆手に取って、<アイフレ>や<プライマル・サーガ>などのアーツに変えるのも全然悪くないでしょう。
以上が個別カードの解説となります。
対他ルリグ簡易相性
後手 \ 先手 | 有利 | 五分五分 | 不利 |
有利 | あーや 5蟹 |
- | - |
五分五分 | ピルルク ナナシ リル メル |
アイヤイ タマ エルドラ |
- |
不利 | 3遊月 植物 |
ドーナ ウリス 雪月 |
2遊月 |
リワトメタの<定時ほー>の採用を考慮すると、表の位置が変わるルリグも多いです。
まとめ
今回は新規ルリグのリワトを紹介しました。このデッキは、ドローからエナチャージから理想盤面の作り方など、ウィクロスの全ての要素に触れるデッキです。なので、ウィクロス始めたばかりの方でも扱いやすいよう、他のリワトと比べて少し扱いやすいよう構築したつもりです。
新弾でリワトのLV5ルリグが出ることが確定しているので、今のうちにパーツを集めておいて損は無いかもしれませんね。
それでは今日はこの辺でお別れしたいと思います。御精読ありがとうございました。