【第219話】WIXOSS EXPO 2017に行ってきた-後編- | WIXOSS|ウィクロス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

【第219話】WIXOSS EXPO 2017に行ってき.. | WIXOSS|ウィクロス

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【第219話】WIXOSS EXPO 2017に行ってきた-後編-

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by ねへほもん

WIXOSS EXPOレポの後編ですね。
前編は楽しんだ気分に浸りつつ、帰宅後に勢いで書き上げましたが、後編はより実用的な情報をお届けしたいと思います。

1.世界大会環境について
世界を目指す皆さんが気になるのは、やはり「どんなルリグ構成のチームが勝ち上がっているのか?」ですよね。
敗退後はひたすら謎解きしていた筆者ですが、最終結果はきちんと見届けました。

東京予選を突破したのは、この3チームです!

植物緑子
2止めママ
アイヤイ

キスドラ
カーニバル
アイヤイ

ユキ
3止めママ
ハナレ

また、惜しくも決勝で敗れてしまったチームのルリグは以下の通りです。

ピルルク・カーニバル・アイヤイ
遊月・ママ・ハナレ
遊月・カーニバル・ウムル

その他のチームについて、筆者が見て回った範囲での所見を述べておきます。

・セレクター
ルリグ数が11と多く、カードプールの質・量共に高い上に、<西部の銃声><幻水 キス><因果応報>といったぶっ飛んだ性能を持つカードがあることから、最も選択肢が広い枠です。
予想通り、会場のルリグも相当バラついていました。

特定のルリグを対策するのは得策とは言えず、対植物緑子に<クライシス・チャンス>、対2止め遊月に<生生流転>を積むといったピンポイントメタができる程度でしょう。

gp gp

的を絞りづらい上にデッキパワーが高いため、対セレクターは先攻を取れれば勝負になる程度に捉え、勝てなくてもやむなし位に考えた方が良いかもしれません。

・ロストレージ
カーニバルと止めママの2強と予想していましたが、想像以上に止めママが多い印象でした。

gp

筆者のチームが対戦した4戦のうち、3戦は3止めママであったということからも、止めママの人気が窺えます。
止めママが多い予想でデッキを選択し、実際に1回当たった時は後攻からすんなり勝てたため、自分のデッキ選択は正しかったのかなと考えています。

ノーパンされて相手がLv4へグロウしてもなお、リソースを奪って攻め続けることで勝ちを奪える持続力の高さが魅力で、対策は容易ではありませんが、世界予選で当たる機会が多いのは間違いないため、何らかの対策は必要でしょう。
基本の内容ながら、「場にシグニが1体のみの場合はトラッシュに送れず、エナが1枚のみの場合はトラッシュに送れないが、手札1枚のみの場合は1枚ハンデスする」という<全知全能>の裁定はきちんと押さえておきましょう。
場合によっては場に1体しか出さず、手札を維持するという戦い方が正解になる場合もあります。

後は2止めか3止めかの見極めも重要です。
2止めは延々と<全知全能>を連打するデッキ、3止めは隙あらば<因果応報>+<アカペン>で一気に詰めるデッキとタイプが異なるため、相手のタイプを早めに見極め、それに応じた対応をできるかがポイントとなります。
特に3止めは攻めの手段が多彩で、慣れないうちは意表を突かれがちなので、色々な攻め筋を理解しておく必要があります。

因果応報>→<オサキ>2枚+6エナの8コストと、割と軽いコストで撃てる。緑子と違いマルチエナは飛ばないので、全力でマルチエナを置くのが基本。敢えて飛ばさせて<クラチャン>のチャージを狙うのもアリ。
アカペン>→アカペン×2+ゴウカクは5点稼げる基本盤面。相手にする時はライフの残量に注意が必要。
オイツキ>→別名エルドラキラー。クリティカルでトオンやデメニギスを埋めて喜んでいるとLBを無視されるので要注意。
ウカロー>→英知シグニがパワーダウン、バウンス、バニッシュ耐性を得る。アーツ構成を決める際、<応報>で減ったエナで使え、かつ<ウカロー>の耐性を無視できるアーツ(<チャクラム>のダウン等)を投入できると良い。
ゴウカク>→<クラチャン>で盤面を埋めて喜んでいると除去が飛んでくる。<クラチャン>投入時には、貯まった2エナで追加防御できるように軽いアーツを併用する必要あり。

多彩と言ってもこれ位なので、後はどの程度のペースでエナが貯まるかを実戦を繰り返して慣れるのみ。
手札が潤沢で<奮闘努力>を残していれば、0エナからでも一気にエナが増えることがある一方、強引に<全知全能>を放ち、手札や奮闘努力を切らした後には大してエナが貯まらないといった読みができるようになれば、だいぶ戦いやすくなるかと思います。

カーニバルはまさに正統派というデッキで、直接の対策は特にないですが、アーツ枠が4枚で、アーツ構成を読みやすいため、頻出のアーツを覚えておくと良いでしょう。
私見ながら、<ダブル・チャクラム>、<アイスフレイム・シュート><龍滅連鎖><生生流転>をよく見かけます。
後は<水天一碧><自由自罪>、<カイヅカ>を採用した<スノロップ>型なら<フォーカラー・マイアズマ>辺りですかね。
緑子が増えれば、<震亜動地>、<剣抜弩焼>といった0コストアーツが流行るかもしれません。

・アザー
予想通りというべきか、とにかくアイヤイが多かったです。

gp


決勝にハナレが2名進出していたのも印象的で、噂に違わず強いのだなと感じました。
全体分布ではミュウの方が多い印象でしたが、今後はハナレが増えるかもしれませんね。

アーツを7枚積め、<コフィン>・<クラチャン>・<ダウト>といったアーツで2止め遊月、キスドラ、緑子といった派手な動きをするデッキを対策できるアルフォウは、ダークホースとしてセレクタールリグを狩れるポテンシャルを持ちます。
サシェの<ニュームーン>もスペル連打デッキを狩れる実力を持ちます。

ミュウやウルトゥムは無難な強さを持ち、タウィルは時間切れさえケアできればデッキパワーは保証付きです。

ロングショットができ、<スイングライド>でデッキを掘って<割裂>・<トリトリ>を回収してリソースを奪う動きもできるアイヤイが相変わらず主流となるのでしょうが、2ママとカーニバルほど抜きん出たデッキが無い分、案外分布はバラけるのかもしれません。

色々と書いてきましたが、ルリグが3種類に分かれる都合上、デッキ分布は相当バラけるため、特定のルリグに寄せた対策はあまり意味がありません。
但し、止めママだけは戦い方が独特で、なおかつ一定のシェアを占めることが予想されるため、止めママ相手に戦えるルリグはそれだけで優位性があると言えます。
例えば防御が薄い隙をついて、アルフォウでガンガン除去した上に<割裂>を叩き込むのは有力でしょう。

2.筆者の使用デッキの選択について
セレクター枠を割り当てられた筆者ですが、デッキ選択にはかなり悩みました。
19弾発売前は2止め遊月の予定でしたが、しみずきさんが流行らせた辺りからシェアが増え、同時に対策も進歩してきました。
轢断2アン、キスドラと他のデッキの可能性を探りつつ、2止め遊月が下火になるタイミングを探っていましたが、下火になることなく世界予選の日を迎えました。

最終的には納得できるデッキを選択できたのですが、以下の基準でデッキを選択しました。
  • 対策されづらいデッキ→シェアが低ければ対策されない、つまり新作が理想。
  • 止めママを取れるデッキ→2止め遊月はリソース切れ、キスドラは<オイツキ>LBケアからのロングショットで負ける筋がある。よりイージーに勝てるデッキが理想。
  • 構築さえできれば、簡単に回せるデッキ→簡単なデッキしか使えません(おい)
色々考えて採用したデッキが・・・こちらです!
轢断緑子.jpg
という訳で、使用デッキは「轢断緑子」でした。

何やそれ???という方が多いかと思いますので、デッキの概要を簡単にご説明しておきます。

デッキコンセプト「轢断ズドーン!応報バーン!アヤボンドカーン!勝ち!!!」

説明が雑過ぎて恐縮ですが、それくらい雑に戦っても勝てるレベルで強いです。
詳細な説明は次回に譲るとして、世界予選での模様を解説しますので、デッキの雰囲気を掴んでいただければと思います。

予選リーグ1回戦 3止めママ 〇

早速想定していたデッキとのマッチングでした。
後攻だったため、先攻3ターン目にロングショットを受ける可能性はありましたが、2ターン目に<全知全能>で除去して3点通しつつ、3ターン目に<応報>分のエナを用意しつつ<アカペン>×2を揃え、かつLBの<轢断>を回避する必要があるため、基本的には緑子側が有利です。

先攻2ターン目に<全能>が飛んで来ず、ライフ5点をキープできた一方、こちらの攻撃は順調に通ってライフ3点まで削れました。
先攻3ターン目に<全能>を撃たれましたが、こちらは余裕で耐えきり、一方相手のライフは4点。
全能>で多少リソースが奪われたと言っても、BB連打から応報のエナを確保する位は余裕です。返しに<応報>を叩き込み、LBの弱い相手に対して<アヤボン>を並べてそのまま詰め切りました。

2回戦 4ミュウ 〇

後で知ったことですが、<ダウト>+<ブルパニ>搭載の2遊月対策構築でした。
ブルパニ>を知っていれば<グリアナ>でケアするかもしれませんが、知らないとケアせずに突っ込む可能性があるため、負ける余地がありました。
対策を踏み越えて勝ちに行くのも1つの考え方ですが、対策の裏をかけるならそれに越したことはないです。

後攻ながらアタックでガリガリ削ると、サーバントを引けていない相手は後攻2ターン目で早くもライフ2に。
轢断>に<ダウト>で1点回復されるもライフ1まで削り、後は<応報>から詰めに入って余裕の勝利。

3回戦 アイヤイ 〇

例によって後攻でしたが、細かいことは気にしない。
先攻2ターン目にライフ5まで削られたため、<アナベル>+<アヤトリ>のコースでロングショットを受ける可能性がありました。
・・・が、揃わない可能性がある上、例え揃っても<托生>+<BB>連打で守りつつ返しのリソースを稼ぐことができたため、あまり気にしませんでした。

実際には<アナベル>+<アヤトリ>のセットは揃わず、耐えきった返しに<轢断>+<応報>から詰め切って勝利しました。
轢断>で1点まで削ってから<応報>の詰めに入ったため、<シャフリ>LBによる大逆転もなく、無事勝利できました。

決勝T 1回戦 2止めアン ×
gp

うん、勝てない対面だw

例によって後攻を取り、先攻2ターン目からひたすら美巧3面盤面で耐久されました。
こちらの攻撃は後攻1ターン目の<アルマイル>絡みの2点のみで、後は<大盤振舞>やサーバントで完全にシャットアウトされました。

相手が美巧3面でゆっくり攻めてきたことから、先攻4ターン目をライフ0でギリギリ耐えきりましたが、次のターンはありません。
相手のライフは5点で一見絶望的に映りますが、相手の手札が2枚のみであるのを見て、一勝負仕掛けようと決断しました。

まずは<BB>連打。ひたすらウェポンを集めました。
続いて<轢断>1発目。相手のライフは3に。
更に<轢断>2発目。相手のライフは1に。通常は1発しか撃たない<轢断>ですが、ここではとにかく<轢断>に特化して、何とか叩き込みました。

この間に1ドロー分のLBが発動し、相手の手札は3枚に。
ここで狙いの一手を放ちます。

コードアート T・A・P

さぁ、手札を見せてくれ・・・

マーライ>、<サーバント O3>、<サーバント D3

あああぁぁぁぁぁ!!!!!

ここでサーバントが1枚のみであれば、ディスルーでハンデスして、ミャオで最後の1点を削りつつ、ルリグアタックを通して勝てていました。
毎ターンガードした上からもサーバントを2枚引き込む辺り、さすがに2アンは手強いなと感じました。
結局返しに<一徹><マーライ>で詰められて負けました・・・


いかがでしたか?
東京予選の環境が今後の予選のデッキ分布のベースになるかと思いますので、ご参考になれば幸いです。
次回は轢断緑子の詳細な解説をお届けしますので、こちらもお楽しみに(^^)/

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