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第5回 ブロガーQ&A 「メインデッキ採用枚数について」

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by ねへほもん

Q&A.jpg
第5回 ブロガーQ&A
こんにちは、遊々亭WIXOSS担当です。

『ブロガー Q&A』

第5回目となりました。
この企画は、今更聞けないルールやプレイング、気になるカードについて質問していくというコーナーです!

第5回目の今回はねへほもんさんにお答え頂きました!
今回Q&Aコーナーを担当させていただく、ねへほもんです。
やっと順番が回ってきましたね。
予想問題は「世界大会の環境を予想してください」でしたが、環境の蚊帳の外で戦い続ける自分にとっては無理難題で怖かったです。
答えやすい質問なら良いのですが・・・
Q.メインデッキの採用枚数基準について教えて下さい!
担当:いつもデッキを組む時、このカードは何枚採用したら良いか悩んでしまいます(;・∀・)
何か基準みたいなものがあれば教えて下さい!
私にとって答えやすい質問で良かったです。
私は1からレシピを考え、周りが使わないデッキタイプを使うことが多く、投入枚数について意識することが多いので。

まず教科書的な回答をすると、採用枚数の目安は下記の通りです。

4枚→初手に引きたい汎用低レベルシグニ、若しくはデッキの核であり複数引いても腐らないパワーカード
3枚→Lv4グロウ時辺りで1枚引きたいが、1枚あれば良く複数引くと腐るカード
2枚→ゲーム中で1枚引きたいカード
1枚→ピンポイントメタ等、いざという時サーチできれば足りるカード

割と納得できる回答かと思います。
これでQ&Aを終了します(終わり)

・・・とはなりません。

この回答は、「間違っていない」が「実際の構築で役に立たない」回答です。
Q.上記について詳しく教えて下さい!
実際のデッキは、40枚かつLB・非LB20枚ずつに収めないといけません。
更にサーバント8枚前後、Lv1シグニ15枚前後等標準的な投入目安が存在していますが、上記の回答に沿って機械的に投入枚数を決定すると、標準的な投入枚数から外れた構築になりかねません。
実際に私がデッキを組む時の流れは、

(1) 3枚以上必要なカードと、2枚以下で済むカードを分ける
(2) サーバントやLv1シグニを必要枚数投入し、デッキのうち30枚以上を確定させる
(3) 3枚以上グループ内・2枚以下グループ内での重要性比較、仮想敵への対策等を意識して最終的な枚数を決定

という順序で組んでいます。
まだ抽象論の域を出ないかと思いますので、具体的なデッキで見ていきましょう。
最近のデッキということで、地獣緑子のデッキでご説明します。
(参考:【第205話】貫女の皮を被った悪魔-解明-)

ウルバン緑子2.jpg
(1) 3枚以上必要なカードと、2枚以下で済むカードを分ける
3枚以上必要なカード
ハチ>→投入候補が少ないLv1シグニの中では安定的にアドバンテージを稼げ、優先度が高い
サーバント→Lv1シグニで入れたいカードは少ないため、サーバントは全てLv1で固める
モンキ>→2ターン目に持っていて腐ることはない。後攻3ターン目でショットを仕掛けるためにも、沢山引いておきたい。
ミャオ>→後攻3ターン目にショットを仕掛ける前段階として、2ターン目にランサーで1点奪っておきたい。被ると腐るのが難点。
コサキ>→<応報>を撃つ上での必須シグニ。絶対引く必要がある。
ウルバン>→後攻3ターン目ショットを仕掛ける上でのメイン火力。こちらも絶対引く必要がある。
キジ>→後攻3ターン目にショットを仕掛ける上で必須。被ると手札の地獣シグニが切れる可能性はあるものの、エナチャージの火力アップに不可欠。
オサキ>→<応報>使用時に2枚は必要。ライフに埋まる可能性も考え、最低3枚は欲しい。
2枚以下で済むカード
ソウリュウ>or<ベイア>→ピンポイントのパワーダウンLBケア。微妙に役割が違うので、枠があれば1枚ずつ入れたいが、多くて1枚で十分。
ホーク>→ランサーを通した勢いでトドメを刺せ、タマ等刺さる相手は居る。
ヤシ>→ハンデス要員。事前に<托生>でエナに置けばLv4グロウ時に回収できること、マルチエナの数に限りがあり、複数引いても腐ることから1枚で十分。
コスモウス>→ハンデス要員。2止めママ等、たまにロングショットを仕掛ける相手も居る。こちらも事前に<托生>でエナにおけばLv4で回収可能。
ダイホウイカ>→詰め兼ノーパンされた時のダメージ要員。汎用性が高くて腐りづらく、2体立てることも想定される。

(2)サーバントやLv1シグニを必要枚数投入し、デッキのうち30枚以上を確定させる
ここまで3枚以上必要なカード(サーバント以外)は7種類、2枚以下で済むカードは5種類という結果になりましたが、大まかな枚数を計算してみましょう。
3枚以上必要なカード→21~28枚
2枚以下で済むカード→5~10枚
計→26~38枚

無事40枚以内に収まりました。
但し気がかりな要素がいくつかあります。
非LB枠
サーバント未投入の現状でもギリギリのラインです。
モンキ>・<コサキ>・<ウルバン>各4投はほぼ確定、<ミャオ>も最低3枚、<ヤシ>も最低1枚となると、16枠は確定します。
Lv1シグニ
これが最大の問題です。
現状<ハチ>の4枚しか確定していません。
別に面が並ばずダメージを受ける分には構いませんが、後攻1ターン目に1体は出せないと相手にダメージを通せないので、10枚位は欲しいです。
サーバント
特にガードをすることはありませんが、<アウト・ダスト>用にマルチエナが必要です。
Lv1シグニが10枚程度必要なことを考えると、<ハチ>4枚、サーバント6枚位のバランスになるかと思います。

非LB枠は最低16枚は確定していますが、一方のLB枠はどうでしょうか。
ハチ>4投は確定、<キジ>も4枚欲しく、<オサキ>は最低3枚。後は<コスモウス>1枚、<ダイホウイカ>1枚は最低必要なので、13枠は確定しています。
後はLB枠を中心にサーバントを入れると、デッキの大半は固まってきたと言えます。

(3) 3枚以上グループ内・2枚以下グループ内での重要性比較、仮想敵への対策等を意識して最終的な枚数を決定
現状29枠確定し、後はLv1サーバントが6枚入り、残り5枠という状況です。
非LB、LBの枚数比はある程度サーバントで調整が可能ですので、後はカード毎に比較し、何を入れたいかを決定していくことになります。
残る投入カードの候補は以下の通りです。
ここからカード間で色々な比較を行い、最終的な枚数を決定していきます。
(3)-1 3枚以上グループ内での比較
優先順位として、ショットに不可欠な<コサキ>・<ウルバン>は4枚確定、引いて腐ることの無い<モンキ>も4枚ほぼ確定、後攻3ターン目にエナを足らせる上で<キジ>の2枚チャージを1度は決めたいため<キジ>も4枚ほぼ確定で、この辺りの優先順位は高いです。
一方<ミャオ>、<オサキ>の優先順位はやや落ちます。
残るカードの中で優先順位を決める要素は色々ありますが、分かりやすいところでは、

「ゲームプラン上必要度は高いか?」
「序盤に使うか?」
「複数引いて腐らないか?」

の3つが主な判断基準になるでしょう。
2枚目は特に要らない<ミャオ>、エナに2枚置ければ足りる<オサキ>と複数引く部分ではどちらもそこまで大量に要らないことを考えると、序盤に使う<ミャオ>に軍配が上がります。
後攻3ターン目ショットを仕掛ける上で、2ターン目に削れることは重要なので、必要度も<ミャオ>の方が上でしょう。

(3)-2 2枚以下グループ内での比較
2枚以下グループ内でも、優先順位を決める要素はいくつかあります。例示すると、

「複数並べることはあるか?」
「サーチ可能か?」
「仮想敵に刺さるか?」

の3つが主な判断基準になるでしょう。

例えば<ダイホウイカ>は、対ウリスの詰めで<応報>+<ダスト>フルハンデスを決めた後に2面立て、<散華エクシード>で出た<ルーレット>等で手札を増やされ、コイン技で1体飛ばされてももう1体で仕留められるよう、2体立てることは考えられます。
そもそも<イカ>を2体立てればその分除去力は倍になるので、2体立てることは十分想定されます。
一方1体居れば全体に耐性が行き渡る<ソウリュウ>、起動に5コストを要し、2体居ても2回使うことは絶望的な<ホーク>は1体居れば十分です。

サーチ可能性については、全て<托生>でエナに置けばLv4グロウ時効果や<コサキ>起動で回収できるので大差なく、どれも1枚入れておけば回収可能です。

最後に仮想敵ですが、ミュウやウリスのパワーダウンLBを警戒していた一方、タマ等に対してランサーが通った時にトドメを刺すことはあまり想定していませんでした。
後攻3ターン目のパワーダウンLBをケアしたいと考えていたため、後攻3ターン目に出せない<ベイア>・<ホーク>よりは<ソウリュウ>の方が優先度が高いと判断しました。

(3)-3 デッキ全体のバランスを考慮し、レシピを最終決定
(3)開始時点で残り5枠あった未確定枠も、<ミャオ>4枚目、<ソウリュウ>、<ダイホウイカ>2枚目の3枠が決まりました。
後2枠ですが、結論としては<ホーク>ではなく、<オサキ>4枚目やサーバント7枚目を採用しました。
ホーク>が必要な場面があまりイメージできなかったというのが一番の理由ですが、それ以外にも、

「Lv4が薄く、相手にノーパンされ、<貫女ランサー>でじっくり削ることになった場合に立てられる高パワーシグニが少ない」
「Lv1が10枚でもやはり薄く、可能ならもう少し増やしたい」

と考えていたことも理由としてあります。
オサキ>はLv4で12000打点あり、出現時に<イカ>等を回収できるため、エナコストだけではなく、実は盤面に立てても活躍できるという点を評価し、4枚目を採用しました。

緑子完成の流れは以上です。
最終レシピだけ見ると、3枚以上グループは全て4投したという結果しか分かりませんが、実際には4投の中でも確定4投のカードと、他との比較の上で最終的に4枚目が採用されたカードに分かれているのです。
採用枚数決定の流れがイメージできてきたのではないでしょうか?

聞かれた問いに教科書的な答えを返すだけでは味気ないので、具体例を通じ、実戦的な採用枚数決定の流れをご説明してきました。
(3)最終的な枚数決定の箇所はこじつけに近い部分もありますが、「(1)3枚以上必要なカードと、2枚以下で済むカードを分ける」「(2)サーバントやLv1シグニを必要枚数投入し、デッキのうち30枚以上を確定させる」という流れはどのデッキでも大体共通かと思いますので、実際に構築を考える際に意識すると組みやすくなるのではないかと思います。


好評ならまたQ&Aに呼んでいただける機会があるかと思いますので、参考になったと思われましたらTwitter等で宣伝していただけますと幸いです。
機会があればまたお会いしましょう。
通常の記事の方もよろしくお願いします。
それでは最後に、ここまでお読みくださりありがとうございましたm(_ _)m

今回の『ブロガー Q&A』は以上となります。
次回の更新もお楽しみに~(´∀`*)ノシ

ねへほもんさん、ありがとうございました!


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