筆者は11日に誕生日を迎え、25歳になりました。
成人の日に近いこともあり、年々新成人から遠ざかるのを感じます。
どうでも良いことですが、筆者が精神年齢で成人する日は来るのでしょうか?
将棋やゲームばかりして過ごしており、中学生以降成長している実感がありません。
まぁ、楽しく何かに打ち込めるのは良いことなのでしょう。
さて、今回は「<爾改>」を取り上げます。
1月はWPSが少なく、また数少ないWPSでは新年用に用意した別デッキを使ったのであまり試せてはいませんが、Twitter上でレシピを公開するとそこそこ反響があったため記事にしてみました。
いつも自分は<爾改>から環境を考察しているため、環境整理のご参考にもなれば幸いです。
まずはレシピから。
デッキレシピ
レシピ(特にメインデッキ)を見て「んっ?」と思えた方は鋭いです。
◆アーツ構成
筆者は採用することが少ないアーツですが、今回は各アーツに回収の機会があると思い採用しました。
<炎得>→最も機会が多い。除去アーツとしての使用は勿論、相手のデッキが僅かな時に2連打してリフレッシュさせることも。
<重来>→<龍滅>+<重来>に近い働きをする。詰めを通すための手段。
<ブルパニ>→主に植物緑子対策。<修復>を止める目的。
<ダスト>→1回のハンデスでは仕留めきれなかった時の後続手段。
<水天>→単純に2面防御を複数回使用したい時に使用。
<クラチャン>→対植物緑子で、終盤の<応報>対策に欲しい場合に回収することも。
後述する通り、エナの運用面では難しいところもあり、未だに悩んでいるところではあります。
今回の構築ではマルチエナが不足しがちなのが厄介です・・・
このデッキ唯一の除去アーツです。
除去アーツを削りまくるというのは、従来ではあり得ない発想でしたが、「ダメージは集結ランサーで通すので除去は関係ない」「最近バニッシュ耐性持ちが増えた」という理由から、むしろ合理的なのかなと思っています。
ただ、最近では<剣抜弩焼>も登場しており、どちらを採用するかを悩んでいます。
双方の利点をご説明すると、
<炎得>→手札消費なし、相手のデッキを削れる
<剣抜弩焼>→エナ消費なし、相手に余計なエナを与えない
与えたエナをすぐに流せることから、炎得と龍滅の相性が良く、ハンドレスの状況で使いやすいから、ダストと剣抜の相性が良いと考えており、その意味では<剣抜>の方が良いです。
<剣抜>の0エナで使えるというメリットは非常に大きく、燐廻遊月・緑子といった詰めの局面でエナを絞ってくる相手に対して強く出られます。
ただ<剣抜>には1つ大きな難点があり、そのために筆者は採用していませんでした。
それは、
高価で流通量が少ない
円盤の付属アーツの宿命ですが、効果や汎用性の割に高くなってしまいます。
筆者は暇を見て買えればいいかな~位の気持ちで考えていましたが、お店を覗いても売っていないことが多く、買取価格が高いことから諦めていましたが、現在はなんとか手に入れることができました。
<燐廻>は抜きましたが、相変わらず対<APEX>の詰め手段がガード妨害→ルリグアタックであるため、<アイスフレイム・シュート>の妨害目的で採用しました。
何度か書いたことがあるかと思いますが、<龍滅>とセットで採用していない理由は以下の通りです。
- <ダスト>3コストがやや多く、<龍滅>まで採用するとエナ的に重くなる
- <爾改>=ライフ0まで行くと<銃声>orルリグアタックで簡単に詰められるというイメージが定着しており、相手が早期にアーツを使う傾向にあるため、<龍滅>でごっそり削るほどのエナが貯まりづらい
- 詰めの段階では、エナの総量を減らすというよりは、特定のアーツを封じるために特定の色のエナを除去する方が重要
植物緑子の<修復>に対抗する上で、、環境上では必須と言えるアーツです。
詳しくはデッキ別対策の項でご説明しますが、対<APEX>ではスペル封じ&ハンデスが詰めに役立ちます。
<燐廻転生>に代わる対<APEX>での新たな詰め手段です。
正直<燐廻>の方が詰めの精度は高いのですが、ハンデスの方が多くの相手に刺さるため、汎用性はこちらの方が上です。
エナコストが若干重く、自分の手札も減るという欠点があるため若干の使いづらさがあり、筆者もまだ使いこなせていないのですが、この点については後程考えてみます。
前回のWPS優勝の立役者となったアーツですが、相変わらず強力な1枚です。
実質2コストで2面防御できるのは言うまでもなく強いです。
また、<銃声>回収からの銃撃が決まった時は非常に爽快です。
ダストで減った手札を回復するという使い方もあり、ますます活躍の幅を広げています。
初手の2エナチャージは今弾でも基本の動きとなります。
ちなみに、植物緑子やロングショットアイヤイといったノーパンを仕掛けてくる相手には、
1ターン目:エナチャージ
2ターン目:エナチャージしてグロウ、0エナになったところで<クラチャン>を使って2エナチャージ
とした方が、1ターン目にエナチャージをした分1エナ多く残せます。
当然ですが、相手が殴ってくる場合には2ターン目のグロウ時点で0エナとならず、上記の方法は使えないのでご注意を。
飲みクロス大会でアイヤイに当たった時には、相手の戦い方が分からず通常通り1ターン目エナチャージをせずに<クラチャン>を使った結果、ノーパンされてエナ不足に陥ってしまいました。
◆メインデッキ
鋭い方はお気づきかもしれませんが、以前のWPS優勝時点から1枚も変えていません!
戦い方は以前と変わっておらず、メインデッキ自体は相当煮詰めた自信があるため、これでいいのかなと思います。
但し、<羅石 アメジスト>の採用については最近少し悩んでいます。
<爾改>対策なのかは知りませんが、メインターゲットの1つであった<APEX>の<GRB>や<黒SC>の採用率が落ち、代わりに<バニラSC>や<DMF>といったパワーの高いシグニの採用率が上がっているためです。
ただ筆者としては現状通り<羅石 アメジスト>を採用しておけばよいかなと思います。
Lv1シグニの頭数を確保したいからです。
先攻1ターン目では返しに<クラチャン>で出すためにLv1が1枚必要ですし、後攻1ターン目では相手が事故を起こし、2面アタックが通る可能性を考慮しLv1を極力2枚引きたいところ。
出すと除去されやすい<ペリー>は極力出したくないことを考慮すると、Lv1シグニを多めに投入する必要があります。
相変わらず<GRB>や<黒SC>が採用された構築もあるでしょうし、緑子の<ローザリ>・<ハチ>等他のデッキに効くことも考慮すると、多少強さは落ちたと言っても相変わらず採用圏内なのかなと思います。
最後に
今回の記事では、「このアーツは〇〇という問題があります」といった否定的な書き方をしている箇所が散見されます。
まだ大型大会で試せていないこともあり、試行錯誤の段階にあるというのが正直なところです。
現状は、「強そうなアーツを並べて<スピサル>で使い回せるようにしているが、組み合わせとしては上手く機能しない」という印象を持っています。
ゲームプランや消費エナの色・量を考慮し、7枚をセットとして考える必要があるのが<爾改>の難しさであり、腕の見せ所かと思います。
現状改善が必要と考えている点は、
「マルチエナの不足」
「中途半端に残る手札」
の2点で、詳細は次回ご説明します。
今回は「出題編」ということで、現状のレシピの解説及び問題点の列挙にとどめましたが、次回は具体的なデッキ別対策及びアーツ構成の改良案について解説したいと思います。
それではまた(^^)/