
ディーヴァグランプリで使わなかったルリグの話
遅くなりましたがディーヴァグランプリお疲れ様でした。私は人気ルリグの「あきら」を使用するも予選6-2で予選落ち、配信卓でそれはもう手痛いミスをして落としたのをきっかけにずるずると滑り落ち無念の敗北を喫したわけでした。
順当にいけば今週か来週くらいに公式から動画が上がるのではないかと思いますがもし観た方は軽く笑い飛ばして頂けると嬉しいです。
と言う事で今回はディーヴァグランプリで使用するはずだったデッキ「アン」の紹介をさせて頂けたらなと思います。それではどうぞ。
1.ディーヴァグランプリの環境予想と結果
調整チームでも話していたのですが今回のディーヴァグランプリは「一衣」「あきら」「アン」でメタが回る事を想定していました。 <羅植姫 フラスタ>を獲得し手札が薄い所からでもトップ解決できる選択肢の増えた「一衣」、<参ノ遊姫 フンスイショー>を獲得し継続的なハンデスにより相手の選択肢を狭めながらコスパの良い点要求を継続できる「あきら」は前環境から継続しての活躍が見込まれていましたが、それに加えて新規ルリグから「アン」の台頭を予想していました。<翠美姫 スイボク>の自ターンにも発動するシグニシャドウは分かりやすく強く、場に出しても手札に構えても強い<翠美姫 コンテンポラ>や単色に偏りがちな現環境においてハンデスやランデスを行わない相手にも場持ちの良さを保証してくれる<翠美姫 アン//ディソナ>の存在は従来のメタゲームを大きく動かす事が想定されます。
新弾環境当初何度<羅植姫 ラベンダー><大幻蟲 ベル・クリケット>がライフから捲れて不発に終わった事か......
調整チームでは「一衣」に対して比較的有利な「あきら」、その「あきら」に対して高パワーとハンデス耐性で有利を取る「アン」、「アン」に対して構築を少し寄せるだけでダメージレースで追いつける「一衣」の三竦みになると予想しそれぞれのデッキを研究していました。恐らく多くのプレイヤーもこれらの3ルリグは少なからず仮想敵に設定してデッキ選択を行っていた事かと思います。
そんな中、実際のルリグ分布がこちらでした。
【イベント情報】
— WIXOSS【公式】 (@wixoss_TCG) November 3, 2024
ディーヴァグランプリ2024AUTMUN
本日のルリグ分布です‼︎
(OPEN時の人数が誤っておりました。377人が正です)
「ひとえ」「あきら」が使用率同率No.1 !!#WIXOSS pic.twitter.com/H3Qfa4vTrd
また、「タマ」の母数が3位である点は予想はしていないまでも納得がいくものではありました。先の大阪GPでも「一衣」の台頭が騒がれる中「タマ」の数は22/308名で3位となっており、根強い人気を感じざるを得なかったためです。
実際、一応はあきら向けに配布された<フンスイショー>を「タマ」も取り入れており、ハンデス性能を強化する事で環境にしっかりと爪痕を残している印象でした。
あとはルリグ分布とあまり関係ない話ですがあちこちから<フンスイショー>が飛んできて面食らう事が多かったです。予選2戦目で「一衣」のライフから捲れた(しかも2点分の要求が止まった)時は変な声を出してました。直近の大会では「ミカエラ」を筆頭とする「夢限少女」に搭載されたりもしていて、少なくともあと2ヶ月くらいは向き合わないといけないシグニだなと思わされる優良シグニでした。
2.使用デッキの紹介
そんな中で、実際には使わなかったけれど直前まで使用予定としてグランプリ会場にも忍ばせて頂いたデッキを紹介します。LB
計20枚
防御力はそのままに攻撃力を上げたい!と思い枚数を調整しています。
その最たる例が<ハイティ//ディソナ>で、少なくないコストを要求される代わりに自分と引き換えに一面トラッシュ送りに出来る効果を持っています。
この効果は勿論正面のシグニを対象にする事もありますがレベル3美巧の前をトラッシュに送って生存させ、返しのターンでもう1面をルリグ効果、最後の1面は<エッチング><トウロウ>で空けておおよそアンでは苦手としている3面要求を可能としてくれます。
また、当然ながらエナを食うためこればかりやっていると防御アーツが撃てないと言った事態を招きます。そこは先程申したレベル3美巧が<翠美姫 スイボク>であればそのターンのルリグアタックを防いで1エナ、返しのターンのルリグアタックが止められればもう1エナですぐに戻ってくるのでそこまで気にする必要はありません。
この枠は調整チームで話していて<聖天姫 エクシア>の枠に入り込んで来た子ではありますが、エナに干渉してこない対面であれば特に労せず使用する事が出来ていました。
現環境だと能力消しを多用してくる<ベル・クリケット>が重いものの、<ハイティ//ディソナ>の能力を消せば<スイボク>の能力を消せず、シャドウ持ちの<ハイティ//ディソナ>に干渉が出来ないため自身の能力を使って主に<ジャックビーンズ>等のシグニを相手ターンに処理する等して動く事が出来ていました。
実際ここまでやらないと「一衣」に対してどうしても勝ち筋を作れず、「一衣」側も大量の手札を温存させてはくれないため色々やって3-7位かなと言う差でした。グランプリで使用しなかったのもこの辺りの理由が大きいです。
また、最初の方でも話しましたがこのデッキは<アン//ディソナ>のパワーを労せず上げる(アーツだけでなく<翠美 テンペラ>を使用する事で)事が出来、ハンデス相手に強烈な壁として立ちはだかりました。
このカードを擁する「アン」と如何に向き合うかはハンデスを行うデッキ全てで頭に入れておいた方が良いのかなと感じています。
3.現環境の変遷予想
次の新弾発売までかなり期間があり、一衣あきらの台頭はもうしばらく続きそうです。ただ今回のディーヴァグランプリ優勝が緑子、準優勝が花代爾転だったのはウィクロスの面白さが出ているなと感じました。ある人はその環境最も強いと思われるルリグで、またある人は自分の愛するルリグで頂点を目指す、様々な思惑が一堂に会するからこそこのゲームは複雑で難しくて面白いのかなと大会半月経ってから改めて実感しました。
私も年内はディーセレの大きな大会も無いため色んなデッキを使って遊んでいきたいなと思っています。リアル店舗やオンライン上でマッチングした際にはよろしくお願いします。
特に花代爾転については組んでは崩してを繰り返していてちゃんと回せたことが無いため結果を残した構築を参考にちゃんと回してみたいですね。
と言う事で、最後まで読んで頂きありがとうございました!