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ディーヴァグランプリから見るディソナ編後期を振り返る

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by 46熊

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ディーヴァグランプリから見るディソナ編後期を振り返る
ディーヴァグランプリ5thお疲れ様でした! 46熊です。 私は移り気な性格ゆえ前日までデッキが決まらず結局対人で一度も扱った事のない<コード・ピルルク・極>を使って4-2予選落ちとなったわけですが、カードもまともに揃わない中自分の実力をちゃんと出し切れたので結果としては出来過ぎといった気持ちです。反省点もたくさん見られたので8月のディーヴァグランプリ6thでは優勝目指してしっかり牙を研いでおく所存です。
今回は新弾が発売し1ヶ月が経とうとしている中で、超大型大会に向けてトッププレイヤー達が煮詰めに煮詰めまくったディソナ後期環境がどのようなものになっているのか、ディーヴァグランプリのルリグ分布なども絡めてお話させて頂ければと思います。
最初からクライマックスみたいなイベント展開でしたがディソナ後期環境はまだ2か月以上もあり、来月はマユプレマ争奪も各地で繰り広げられます。それらの大会に備える意味でも、今何が熱いのかを少しでも受信して頂けたら幸いです。
久々にイラスト先行でデッキを考えました。上から下まで本当に強かったです。


ディソナ後期はどんなルリグが上がってきたのか?
まず初めに、公式発表のルリグ分布を見てみましょう。
参加者合計268人の中でナナシの使用者が39名、時点でピルルクの29名、タマの28名と続きます。計43ルリグが跋扈する群雄割拠の環境においてナナシの14.55%のシェアは圧倒的と言わざるを得ません。
その強さは挙げればきりがありませんが、相棒シグニである<ヘドニム>を主軸とした盤面再現性能の高さ、速い相手には打点の低さを突いて自身のウィルス設置効果でコスパ良く攻める事が出来遅い相手にはハンデスやリフレッシュを絡めてマウントを取り続けられる柔軟性がとても魅力的だと感じました。ゲーム1も1面空けながらリフレッシュによる1点奪取に寄与できると考えると破格の性能です。
あらゆる能力が高次元にまとまっており総合力としてはディソナ後期の中でもNo.1と言えるデッキなのではないでしょうか。
また次点のピルルクですが、これは私も使っていたから実感としてありますがとにかくリソースを構える事に長けており、また構えたリソースを火力に転換することも容易です。リソースの要となっているのが準専用シグニの<コードハート セイヴ//ディソナ>、火力の要となっているのが現在絶賛大人気の<幻獣神 LOVIT//ディソナ>や<翠魔姫 バン//ディソナ>で、これらのシグニを擁しながら豊富なスペルでサポートしながら戦う事が出来るためこちらも攻守ともに隙の無いデッキとなっています。
また玄人カードゲーマーなら<セイヴ//ディソナ>の出現時効果でデッキ下に置くカードの順番が任意である点も見逃せないのではないでしょうか。デッキ下の順番を全て覚える事で自分が欲しい色のエナ、欲しいカード(特にサーバント)を適宜供給できる部分が、確定サーチ手段の乏しいディーヴァセレクションにおいては異彩を放っているなと感じました。
LOVIT//ディソナ>については後程個別に再度語らせて頂こうと思います。このシグニは環境を大きく変えたシグニですね。
また、環境上位勢が軒並みディソナルリグを使用する中一際異彩を放つ存在がありました。以前の記事で紹介させて頂いた「WOLF」を駆るしろにゃ選手が今回は「LION」を巧みに操り見事夢限少女杯への切符を手にしているのも印象的でしたね。『好きなルリグで勝つ』、聞こえは良いですがその道が茨の道であることはカードゲームを続けている以上痛いほど感じる事が多いと思います。そんな中で環境を読み刺さるシグニを多数使い分け予選全勝という圧倒的な戦績で本戦出場から4位入賞しているのは同じプレイヤーとして純粋に憧れました。

他にも予選を抜けたルリグ、5-1ラインまで上がったルリグは数多くあり、様々なデッキが活躍した環境だったなと感じました。これからの2ケ月、どのようにメタが回っていくのかを想像するとまた面白いですね。


シグニ・ピースから見る環境考察
上ではディーヴァグランプリのルリグ分布から活躍したルリグを見てきましたがここからはシグニ・ピースについてです。むしろこちらの話の方をメインでやりたかったまであります。
今回のディーヴァグランプリで猛威を振るったシグニは数多くあれど、特に環境を変えたシグニと言えば私は彼女なのではないかなと思います。
幻獣神 LOVIT//ディソナ>です。
このシグニの強い点ですが、ディソナアイコンを持つカード2枚でほとんどのシグニをバニッシュできる点、自分以外のパワーを3000上昇させる点、相手のアシストルリググロウ時に1エナ任意でトラッシュに遅れる点です。そうです全部です。
多くのデッキがドリームチームピースを採用する関係で3面防御にはセンタールリグ以外の色を1枚必要とする事が多いため、その1枚をピンポイントで焼き落とせる効果が対戦における多面防御をより難しくしました。サーバント+手札2枚、エナ5枚構えていればほぼ確定で耐えられるだろうと言うのは過去になってしまったかもしれませんね。私も予選でナナシ相手に<LOVIT><LOVIT><ララ・ルー//ディソナ>盤面から緑エナを3枚消し飛ばされ<メル・インビジブル>の三面防御が使えなくなる事態に見舞われる事がありました。幸いシグニで2点分しか開けられなかったため九死に一生を得ましたが、同色エナ3枚構えてもランデスを本職としていないはずのルリグが貫通してくる可能性があるのは本当に脅威でした。
あと今まで軽率に採用されていた<マキナスマッシュ>が後手を取ると機能しなくなる可能性が増えた事も無視できないポイントでしょうか。回収のための黒エナも前述した効果で焼かれてしまうため、最強汎用アシストの座も危ういかも?
エナを大量に破壊するのではなくピンポイントで抜きたいエナを抜く環境になりそうですね

ピースで言うと前環境から存在していましたが<黒点の記憶><ゼノ・クラスタ>の組み合わせでしょうか。新弾発売後の対戦会ではずっと<ヒラナ>を使用していたのですが、このピース構成のルリグと5連続でマッチングしてしまい頭を抱えながら対戦していた覚えがあります。不意に防御を貫通されがちなこのディソナ環境において2面以上防御できるアシストルリグと合わせて確定で1T生存できるのは大きなアドバンテージなのかもしれませんね。
メインデッキやセンタールリグの攻撃力が増してきたからこそピースを防御にガン振り出来るようになったとも取れますが、これが<フェゾーネ>環境ではどう変遷していくのでしょうか。まだ全く新規カードが見えていない状況ですが、今からとても楽しみです。
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ディーヴァグランプリから半月後の環境はどう動いた?
ディーヴァグランプリも終わり、珠玉の構築が多数出回った半月後。環境がどう変化していったかを見てみましょう。

先日の記事にてしみずきさんが提案した「不穏レイ」のパッケージは関東を中心に多くのセレモニー入賞報告を上げました。早期のフルハンデスによる相手の弱体化及び自身の選択肢拡張は防御アシストを片方犠牲にしてあまりある効果を見せつけ、現環境のトップメタと呼んで差し支えない活躍を見せています。
また最初は盤面の弱体化が自身の3000マイナスと噛み合いの良いナナシで世に出た戦法ですが、後にこのパッケージと花代を組み合わせた構築も同じくセレモニーの上位に食い込んできました。三面要求は当然にハンデスとエナ焼き、更にはデッキ破壊も組み合わせた欲張り構築はリソース搾取に抗うピース<ゼノ・クラスタ>一枚程度では最早抵抗出来ない程になっており、個人的にはナナシよりも自分の好みとする戦法に合致している気がしています。

また、自身の防御面数確保と相手の防御数弱体化といった観点からも上記戦法は強力です。前述の通り<LOVIT//ディソナ>の存在が1×3面防御を難しくしただけでなく、<ゼノ・クラスタ>を搭載したデッキであっても早期のハンデスに<ゼノ・クラスタ>を使わされると終盤防御が出来ない、かと言って後ろまで取っておくと序盤中盤の要求がままならない、といった事態を引き起こします。今まで以上に先攻を取ること、軽いアシストとセンタールリグの防御性能を高めることの需要が高まっているのは勿論、3コスト払えば概ね2面止まるアシストの需要も今まで以上に高まるのではないでしょうか。
一方このハンデス環境において、手札ではなくエナをコストとして除去を行うシグニの採用も増えてきました。また、序盤耐性持ちの白シグニで面を固めつつ後半何を引いても自身効果でルリグアタック回数を増やし一定の要求を通せる<奏月タマ>(白タマ)、ハンデスに対しエクシードで最強の盤面を一度だけですが再現できこちらも自身の能力で何を引いても面を空けて要求を通せる<残黒タマ>(黒タマ)を筆頭にハンデスに対しある程度耐性を持ったルリグ達の隆盛も目をみはるものがありますね。タマやイオナは<未知の邂逅>による新たな攻め筋を獲得した事で今まで届かなかった一手にも手を届かせることができるようになったため今まで以上に警戒するルリグとなりそうです。
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新弾発売まで2ヶ月もあるな〜などと考えていましたが、その中で何度環境が移り変わっていくか計り知れません。変化を続けるこのディソナ後期環境、皆さんも一緒に楽しみましょう。

終わりに
ディーヴァグランプリに向けて環境は一気に煮詰まりましたが、まだ研究途中にあるデッキも数多く存在しています。それらがメタゲームに食い込んでくるのも時間の問題かもしれませんね。
今回のディーヴァグランプリにて上位入賞したデッキは私もすべてチェックしていますがどれも各々の英知が詰まった素晴らしいデッキ達ばかりです。普段自分のセンスでデッキを組んでいる方もそのセンスを磨くべく、また対戦した時に対応できるように、じっくり研究してみて下さい。明日の貴方の大事な一勝に寄与してくれるかもしれませんよ。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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