このシリーズも折り返し地点です。
書きやすいキーから手を付けてきたので、ちょっとネタが切れてきました()
机上の空論のあらん限りを絞り出しますので、どうぞよしなに。
さて、第3弾は<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>です。
という話はさておき、本題に移りましょう。
所感
このキーの第一印象はまさしくこれでした。
自分の盤面を再配置出来る、エクシード2は出現時効果が発動します。
その為、綺麗に使うことが出来れば最大6面分の防御になります。
しかし、自分の盤面が残っていないと効果が使えないため、下手すると1面分の防御にもならない試合も出てくるでしょう。
また、リミットを-1する能力も、先攻/後攻で性能に差が出てきます。
※序盤からアンロックする前提です。
先攻の場合、対戦相手の後攻1ターン目のリミットを「1」に出来ます。
その為、盤面を立てなくとも、シグニによるダメージを強制的に1点に抑えられます。
《華代》等の1ターン目に2点要求を狙ってくる相手に対してはなお効果的です。
更に、対戦相手のシグニが1体しか立たない為、続く先2ターン目は2面要求が確定します。
このように先攻の場合は結構アドです。
しかし、後攻の場合はこのアドをなにひとつ享受することが出来ません。
この点も、ピーキーさに拍車をかけています。
後攻だと、序盤にエクシードで守る際、相手よりひとつ下のレベルのシグニで対応しなければならないのもつらい点です。
と、ネガティブな感想が目立ってしまいましたが、最大効率で使えた時のパワーは、2位以下のキーにダブルスコア付けれるレベルでブッちぎってます。
他にも
どうやったらうまく使いこなせるのか、考察していきましょう。
上手く使うための特徴
なので、強力な出現時効果を持った高レベルシグニの存在は、使う際の最低条件です。
しかし、実際に<ウルリワ>を使う際の試合を想像してみましょう。
此方が強力な出現時を持つ高レベルシグニを出せるようになれば、対戦相手も警戒します。
やすやすと盤面を残した状態でアタックには入ってくれないでしょう。
ということは、強力なシグニにより除去が安定する4ターン目以降は、防御性能が相手依存になってしまします。
出現系のアーツと併用することで、防御面数のかさ増しは可能です。
しかし、それでは他のエクシードキーの方に、追加効果や安定運用できる面で軍配が上がります。
また、<コードVL 御伽原江良>という出現系のキラーカードの存在も拍車をかけています。
その為、エクシード1回は2〜3ターン目の相手の除去が安定しないタイミングで使えると腐りづらくなります。
<中罠 アルババ>や<コードメイズ アステカレンダー>、<コードアンチ ラティナ>、出現時ではないですが<聖笏の威光 ハシュマル>などの、1体で2点以上の仕事をする下級シグニも採用したいです。
4に乗ってから毎ターン全面空け+<コードVL 御伽原江良>のような布陣を作れるデッキは少ないので、最大効率で使える可能性が上がります。
その際に、4+4+2で盤面を作る場合は自分のレベル2シグニを相手のレベル2シグニに対面させて点要求が出来ること。
4+3+3で盤面を作る場合は、自分のレベル3のシグニで相手のレベル4のシグニから点を獲れるように構築したいです。
※アーツやキーによる除去もあるので必ずしもという訳ではありません
汎用でいえばバニッシュ以外除去を有する<不可思議の誇張 コンテンポラ>。
《ユキ》限定ですが、バニッシュ耐性持ちの<羅植 アネモネ>や<羅植 サンザカ>等も盤面に残りやすいです。
他にも<美英の鑑賞 ルーブル>も出現時を妨害できるので場持ちが良いです。
また、アタックフェイズの起動効果で能力を消してから変換することで、アタック時トリガー多面にも対応出来たりするので好相性です。
2ターン目は2+2+1の所が、2+1+1に。
3ターン目は3+3+1や3+2+2の所が、3+2+1や2+2+2に。
リミット6で1ドローだった場合は更に悪化します。
その際、全体のパワーラインも下がってくれるので、パワー参照系の除去の通りが普段よりも良くなります。
注意点
リンカーネイションにて山札に触れるカードが増えたので自身の山札の枚数には常に気を配りましょう。
<舞踏の小悪 サユラギ>の3
<ネクスト・レディ>の4
<オリジナル・サプライズ>の5
<フォーカラー・マイオーラ>の7
これ等の気配を感じた場合は、残り枚数に注意しましょう。
また、<セレクト・ハッピー5>の除外が致命傷にならないようにするのも大切です。
実践編
それでは<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>を採用したデッキの紹介をしていきましょう。今回は、
- リミット減少の影響を受けにくい点
- そして、エクシードの変換元を増やすこと、序盤の出現時の強さにおいて<中罠 アルババ>が群を抜いて優秀な点
デッキレシピ
特徴的なカードの解説
このデッキではひょんなことから初手で盤面が埋まるとラッキーです。
①②のモード両方使用して、盤面に出したバニラシグニをエクシードで変換する事が出来ます。
本来であれば、ターン終了時にトラッシュに送られてしまうのでシンプルにお得です。
全体に-8000の補正を掛けた後、<アルババ>を蘇生してエクシードの変換元を増やします。MAX3面
その後、エクシードで<マーリン>を含むシグニに変換することで、全面バニッシュできます。
この際、トラッシュからおまけで最大2体のシグニを蘇生出来ます。
状況に合わせて強力なシグニをチョイスしましょう。
全面除去をされ続けている状態で、高い付加価値と共にエクシードを運用できます。
エクシードとの併用前提なので、単体での性能を重視するなら<グレイブ・アウェイク>に軍配が上がります。
- <因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>がコイン1枚でアンロックできる
- 《グズ子》が開幕からコインを3枚有している
- リミット減少効果のお陰で、終盤でも-7000が腐りにくい
- 「ダイレクト」の通りが悪い対面には2回アンコールも可能
- 一部のデッキには2面以上の防御性能を期待できる。
小回りが利き、序盤のダメージレースにも貢献してくれる優秀な1枚です。
<ユキジロヒメ>の出現時で山札にこれ等のカードを積極的に戻していくことでヒット率をアップできます。
<コンテンポラ>はバニッシュ以外耐性と、《タウィル》や《青ピルルク》等の一部ルリグにはぶっ刺さる妨害能力を有しています。
有効だと感じたらひたすら盤面に立てていきましょう。
<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>下だと、4+4+2の盤面になりやすい。
その為、相手のレベル2シグニの正面に置くことでノーコスの点要求として活躍する。
他にも、30枚達成状態なら<クリミナル・リタッチ>で除去した所に<コードVL 御伽原江良>や<聖墓の蒼天 ムンカルン>などのシグニを配置。
<コクリュ>で残ったレベル4シグニの除去を担う。といった要求もできるのでなかなか優秀。
<アルババ>で拾えるのも◎
最後に
<添遂の閻魔 ウリス>から<因果の均衡 ウルトゥムVSリワト>なったことで、《偶数グズ子》を組むうえでちょっと高かった<超罠 モリアーティ>が抜けました。その為、そこそこお手軽なデッキになったのではないでしょうか?
気になった方はぜひ使ってみてください。
以上です。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。