はじめに
この記事を開いていただいた皆様、こんにちは。不定期更新界の激オコスティックファイナリアリティぷんぷんどりーむ(死語)こと"しみずき"です。
が、対をなす定期更新の界の鬼"ねへほもん"氏がカナダへと旅立ってしまいました。
その為、不定期更新とか言ってられなくなってしまったので、せっせとキーボードを叩いています。
今回は以前、遊々亭様のTwitterにてレシピを掲載して頂きました。
原子軸ミルルンの解説記事になります。
コンセプト
皆さんは1年前位に僕が投稿した「お掃除すルルン!?」という記事を覚えていr...覚えている訳はないと思うので、クリックで冒頭だけ読んでください。
僕はこの時、Ar軸ミルルンの構築を考えるに至れ無かったことを非常に後悔していました。
今回のデッキの根幹をなす。
<羅原姫 Zr>の10枚戻しの効果を繰り返し使用。
羅原 Ar>軽油で<アビリティ・マインド>を回収し、サーバントを確保。
<コードアート BBQ>で<JACKPOT>を回収する。
しかし何か、<MAGIC HAND>を用いたスペル軸を上回れるコンセプトの強さが足りない。
そう感じて、記憶の片隅に眠らせていました...
......ここまでタイプしてて気づいたんですけど、僕の担当マジハン軸のミルルンだったんですよね!?
セルフ記憶改竄もこの領域まで到達してしまった()
ーーーということで、時が経ち。
アンリミテッド・セレクターのリストが公開され、Ar軸の決め手になれる<羅原姫 Yb>の登場によって、マジハン軸とは差別化できるコンセプトが手に入りました。
今回は、<羅原姫 Yb>によってルリグとシグニ耐性を、<ミルルン>のルリグ効果によってスペルにも耐性を持てることで、除去アーツと一部のキーでしか崩せない<羅原姫 Yb>+<羅原姫 Ne>+<羅原 Xe>の盤面。
これを毎ターン<羅原姫 Yb>の条件を達成、更にはサーバントを供給しながら作る。
をコンセプトにデッキを構築しました。
デッキレシピ
原子軸ミルルン
LB
計20枚
非LB
計20枚
各カードの解説
の前に、このデッキのコンセプトとなるムーブを解説します。◎初期状態
- 手札(理想):<羅原 Ar>+<羅原 Uuo>+<羅原 He>+<コードアート BBQ>+サーバント+@1
- 盤面:<羅原姫 Yb>(条件達成)+<羅原姫 Ne>+<羅原 Xe>
- エナ:2以上
- 山札:原子1枚
- トラッシュ:<羅原姫 Zr>+原子たくさん(最低7種)
※括弧内は、各行動後の手札枚数とエナ数の推移です。
- 相手のアタックフェイズに<Xe>の起動効果を使用。<Ne>、<Xe>と相手のシグニを全てバニッシュ(手札6,エナ4)
- エナに飛んだ<Ne>、<Xe>をコストに<Zr>の起動で<Yb>+<Xe>+<Ne>+<Ar>+<Uuo>+<He>+<BBQ>+<U>+@原子2枚を戻しながら<Zr>蘇生し、サーバントでルリグの攻撃をガード(手札5,エナ2)
- ドローフェイズに2枚ドロー(手札7,エナ2)
- 盤面の<Yb>をエナチャージ(手札7,エナ3)
- <Zr>起動1ディス2ドロー(手札8,エナ3)
- <He>出し起動2ドロー1ディス(手札8,エナ3)
- <BBQ>出し<JACKPOT>回収(手札8,エナ3)
- <He>と<BBQ>をリムーブ(手札8,エナ3)
- <Ar>出し<アビリティ・マインド>→サーバント回収(手札8,エナ3)
- <Uuo>出し(手札7,エナ3)
- 3体をダウンコストに<JACKPOT>を使用し、初期手札の原子+<Yb>+<Ne>+<Xe>の内、引けていないものをサーチ(手札9,エナ2)
- <Uuo>の起動効果で3体をバニッシュ(手札9,エナ1)
- <Yb>+<Ne>+<Xe>を配置(手札6,エナ1) ※<U>が引けていれば、<Xe>を出す前にトラッシュの任意の原子と引換えできます。
現状の盤面が<羅原姫 Zr>+<羅原 Uuo>+<羅原 Ar>
最終的な収支としては、
手札+1:サーバントを含めたハンド6枚で帰ってくる。
エナ+1:単純に増加。
山+1:最後の<Xe>を出す前に、<Si>か<Nh>を絡めるor<アマラ>の起動を使用で山±0に調整可能
となり、アドを稼ぎながら条件達成<Yb>の盤面を作ることができます。
しかし、不要原子を引きすぎたり、<BBQ>が<He>までの6ドローで引けなかったりすると疑似ループが止まってしまいます。
そこで登場するのが今弾で登場した<ミルルン・アマラ>です。
不要原子2枚で確定サーチが可能になる為、手札は減ってしまいますが上記の動きが安定します。
今回はこの動きを繰り返すことで鉄壁の布陣を作り続け、耐久勝ちを狙っていきます。
それを踏まえた上でリストを見ていきましょう。
ルリグデッキ
ミルルンからミルルン・デシ
ミルルン・アマラ
コイン技のスペルカットインにはコスト制限が無いのも優秀。
レイラ=クレジット
<羅原姫 Zr>で山を固定し、<羅原姫 Yb>の条件達成を維持する。
というコンセプトなので、手札妨害や強制リフレッシュは大敵です。
ドント・アクト
<羅原姫 Yb>がアーツによって処理されてしまったターンを1枚でいなせます。
循環が綺麗にいかなかったり、後述する<SHORT>を使用したりで減ったハンドの回復もできるのは優秀です。
しかし、常にデッキの残りが少ない状態で回す為、ドローによってリフに入ってしまうタイミングがあったり、<アマラ>のスペル無効とコインを競合しているので使いどころには注意が必要です。
ジャイアント・キリング
ダブル・チャクラム
<羅原姫 Zr>を使い回すうえで大敵となる<コードアンシエンツ ヘルボロス>を繰り返し除去できます。
他にも<BBQ>を引けなかった場合に、1枚減ってしまうハンドの補充に使えたりと小回りが効きます。
ケミカル・フラッシュ
<羅原姫 Yb>+<羅原姫 Ne>+<羅原 Xe>の盤面が崩された返しのターンは3面要求し難くなってしまう点を補ってくれます。
シグニデッキ
原子シグニ計20種。<セレクト・ハッピー5>を2回撃たれても、15種達成できるように大量の種類を搭載ました。
枚数配分としては、
- 単純に種類稼ぎとなっている原子シグニは1枚。
- 疑似ループに使用する原子シグニ(+<BBQ>)は除外対策で2枚。
羅原 Cl 羅原 Uut / 羅原 Cr / 羅原 S / 羅原 Fx1
特に語ることはありません。
羅原 Bx1
羅原 Six1
羅原 Nax1
羅原 Mcx1
このカード含めて上4種は、状況によっては活きる場面のある下級たち。
その際は<Zr>で戻すシグニの中に混ぜます。
羅原 Nhx2
出現時に高めの確率でアドを稼ぎながら、序盤の点要求にも貢献してくれます。
<BBQ>や<Ar>がスペルを拾ってくれるので、割と気兼ねなく起動効果を使用していけます。
本当はもう少し枚数を増やしたいところですが、種類の制約がある為、この枚数。
羅原 Arx2
羅原 Hex2
羅原 Og / 羅原 アルミ x1
面空けだけでは埒が空かない対面や、詰めの盤面では<羅原姫 Yb>+上記2枚の布陣に切り替えます。
<羅原 Og>がレベル3でありながら、シグニの制限なしにバニッシュ可能なのが非常に優秀。
羅原 Ux1
これで少しずつ理想の初期手札に近づけましょう。
羅原 Xe / 羅原姫 Ne / 羅原姫 Yb x2
キーカードの採用やそれに伴う<セレクト・ハッピー5>、ショットメタの"<炎のタマ>"等の搭載によって除去アーツの絶対数が少なくなっているので、シグニ+ルリグ耐性の全体付与は思ったよりも強力でした。
それにより、Ne姉妹の起動効果の発動も狙いやすくなっています。
<Yb>は<Uuo>の起動に巻き込むことでハンデスが可能な為、<ジャイアント・キリング>や<Na>と同じターンに使うことで大量ハンデスを狙うこともできます。
羅原姫 Zrx3
起動の際にはトラッシュに構えておく必要があり、<セレクト・ハッピー5>のアンコールまで考えると3枚必須です。
羅原 Uuox3
なので、このシグニで随時自分の盤面を空けてやる必要が出てきます。
また、<JACKPOT>を使う際にはダウンコストとして1枚は予め引いておきたい為、気持ち多めに採用。
コードアート B・B・Q / JACKPOT x2
<羅原姫 Yb>を主軸に据える場合に、原子の種類を散らしつつ、主要な原子シグニは複数枚搭載する必要があります。
その為、多大なスロットを原子シグニにとられることになります。
残った少ない枠でデッキを回せるスペルとその回収札という点でも非常に優秀なセットです。
SHORT
ほぼ無制限にアンコールされ続ける<彫心鏤骨>で<羅原姫 Yb>が退かされ続けるわ、<コンテンポラ>によって此方の<Ne>、<Xe>の起動は役に立たないわで踏んだり蹴ったりです。
しかし、<コンテンポラ>さえ退かせばアン側の防御回数にも限りはあるので、繰り返し使用できるスペルによるバニッシュ手段として採用。
<セレクト・ハッピー5>に除外されないよう、使用後はすぐに<Ar>で手札に囲いましょう。
アビリティ・マインドx2
此方も除外されないように1枚はエナに構えるなどしましょう。
サーバントO2 / サーバントD2 / サーバントT2 x1
一応、<燐廻>メタでレベルを散らしました。
簡単な試合の流れ
序盤(1から3ターン目)
3ターン目に<JACKPOT>を握れていれば、積極的に使っていきましょう。<Xe>で0コストスペルをサーチ、<Nh>の起動で使用、<Ar>で回収を組み合わせると無理なく点をとることができます。
<BBQ>は一度出すとリムーブ権を消費してしまうのでトラッシュにある<JACKPOT>は出来ればこのタイミングで回収したいです。
中盤以降
<Uuo>を駆使してリムーブ制限を回避しつつデッキを掘り進め、疑似ループの条件に近づけて行きましょう。相手の除去アーツがなくなるまで堪えれば勝利は目前です。
疑似ループに必要な2投のカードを全て除外されてしまうと、崩れてしまうので、できるだけ1枚はエナかハンドにキープしましょう。
最後に
いかがでしたか?落ちとして、コンセプト遵守ということで<アマラ>にしていますが、恐らく、<モル>にしたほうが圧倒的にデッキパワーが上がると思います()
グロウ時に最大4アド稼ぐし、ルリグ効果で4回バニッシュついてくるんだからそりゃ強いっすわ。
ただ、ムーブのところでも説明しましたが、<アマラ>は確定サーチが可能になるので、そこで差別化できるかと思います。
以上です。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。