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2019年2月 アーカイブ

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【第293話】タカラトミーオールスター! 大乱闘アンリミテッドセレクター その4

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    by ねへほもん

    アンリミ.jpg
    【第293話】タカラトミーオールスター! 大乱闘アンリミテッドセレクター その4
    どうも、ねへほもんです。
    今回も前回に引き続き、アンリミテッドセレクターのカードをご紹介します。

    (参考(1):カード一覧)
    (参考(2):アンリミテッドセレクター紹介)
    ※参考(2)で情報を見たいルリグをクリックすると、ルリグに関連するカードがすぐに出てくるのでオススメです。

    0.目次
    その1:タマ、リメンバ、リル、ピルルク、あーや
    その2:緑子、メル、ママ、ウリス、ミュウ
    その3:タウィル、ドーナ、カーニバル、遊月、ミルルン
    その4:アン、アイヤイ、アルフォウ、ナナシ、グズ子

    1.アン
    再調の彩蝶 アン=フォース
    LR 再調の彩蝶 アン=フォース
    カード種類:ルリグ
    カードタイプ:アン
    色:白
    レベル:4
    グロウコスト:緑0
    リミット:11
    コイン:1
    【自】《ターン1回》:あなたの[美巧]のシグニが手札以外から場に出たとき、あなたのターンの場合、《緑》か《白》を支払ってもよい。そうした場合、対戦相手のシグニ1体を手札に戻す。
    【出】:あなたのデッキの上からカードを4枚見る。その中から緑のカード1枚を公開し手札に加え、白のカード1枚をエナゾーンに置き、残りを好きな順番でデッキの一番下に置く。
    【起】《ターン1回》《コインアイコン》:【エナチャージ2】
    アンも0コストグロウが可能になります。
    リソースを稼ぐ2つの能力に加え、バウンス能力を持ちます。
    手札以外から美巧を出すには、<チェロン>+ユニークスペル等、一捻りが必要に思えますが、後述のグラフィを使えば容易に達成可能です。

    0コストグロウができ、エクシードを消費しないLv4ルリグが登場したのですから、<Lv5ルリグ>の採用も視野に入ります。
    遥か昔の5弾登場ということで、効果は若干大人しめですが、グロウ時の回収、計2面防御と一定の性能は有しています。
    何よりリミット12が強く、Lv4シグニが3体並んだ光景は鉄壁の布陣と言えるでしょう。

    壁面の芸当 グラフィ
    SR 壁面の芸当 グラフィ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精像:美巧
    色:緑
    レベル:4
    パワー:12000
    限定条件:アン限定
    【自】:各プレイヤーのアタックフェイズ開始時、あなたのエナゾーンから[美巧]のシグニを1枚まで場に出す。
    【自】:あなたの[美巧]のシグニ1体がバニッシュされたとき、手札から[美巧]のシグニを1枚捨ててもよい。そうした場合、対戦相手のシグニ1体を手札に戻す。
    ライフバースト:【エナチャージ1】をする。その後、この方法で[美巧]のシグニがエナゾーンに置かれた場合、対戦相手のシグニ1体を手札に戻す。
    アンの布陣を更に強固にする1枚が登場しました。

    1つ目の能力が強力で、自ターンに出して1面空けた状態でアタックフェイズに入り、エナから<コンテンポラ>を出すことで、擬似的な回収を行いつつ、上記のLv4ルリグ効果で1面バウンスできます。
    コンテンポラ>が居る状況では、相手は優先的に<コンテンポラ>を除去してくるでしょうが、グラフィが返しのアタックフェイズまで場に残れば、再び除去された<コンテンポラ>を呼び戻せます。

    ただ、アタックフェイズ開始時に<コンテンポラ>を場に残せても、<コンテンポラ>をアタックでバニッシュ→アタック時除去持ちで隣を除去しつつダメージという流れで突破される可能性があります。

    そこで2つ目の能力です。<コンテンポラ>が除去された瞬間に、隣のアタック時除去持ちをバウンスすることで、追撃を防ぐことができます。
    今までだと、<コンテン><スイボク>の盤面を維持するために多くのエナを必要としましたが、グラフィという新しい選択肢を手に入れたことで、エナを切らさずに強固な盤面を維持できるようになりますね。

    白光と黒影 モノクロ
    R 白光と黒影 モノクロ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精像:美巧
    色:白
    レベル:1
    パワー:2000
    限定条件:アン限定
    【常】:対戦相手のターンの間、あなたのすべての[美巧]のシグニのパワーを+1000する。
    【常】:【コンバート《緑》】(エナコストを支払う際、このカードは《緑》として支払える)
    アン関連の新規カードを見た時、真っ先にモノクロの姿が目に入りました。
    カード全体を埋め尽くす白と黒。
    2色のコントラストが生み出す世界観に一瞬で虜になりました。

    筆者の個人的な感想ですが、今までのカードの中で最も好きなイラストです。
    カッコ良すぎやろ・・・

    肝心の能力面ですが、<マーライ>なき今、貴重な下級の白美巧シグニとして活躍が期待できます。
    序盤の1000パンプは盤面維持に役立ち、コンバートと併せ、地味ながら腐ることのない、下級に相応しい能力だと思います。
    カッコ良いモノクロを4投できるというだけでもアンを組む価値がありそうです・・・

    2.アイヤイ
    アイヤイ★フルハウス
    LR アイヤイ★フルハウス
    カード種類:ルリグ
    カードタイプ:アイヤイ
    色:緑
    レベル:4
    グロウコスト:緑0
    リミット:11
    コイン:2
    【自】《ターン1回》:あなたのレゾナ1体が場に出たとき、あなたのターンの場合、あなたのトラッシュからそのレゾナの出現条件のためにトラッシュに置いたカードを2枚までエナゾーンに置く。
    【起】《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》:ターン終了時まで、あなたのレゾナ1体は「バニッシュされない。」を得る。
    世界を共にしたアイヤイ。
    当然饒舌に語れるに決まって・・・んっ・・・?

    「Lv4ルリグ、使ったことがない」

    テキストを見ましたが、さほどクセがなく、単純にリソースを稼げる能力で、解説が難しくなく一安心。
    グロウコストが0になり、更に自動能力でエナを増やせるため、十分にリソースを蓄えつつLv5へグロウすることができます。

    Lv5へグロウしてから仕掛けることが基本でしょうが、バニッシュしか除去手段がない相手には起動能力が刺さり、そのままゲームエンドとなる可能性があります。
    使い勝手が良く、それでいて一発を叩き込む潜在能力を持つ。非常に理想的な性能を持つ1枚だと思います。

    緑伍ノ遊 フラコスタ
    LR 緑伍ノ遊 フラコスタ
    カード種類:レゾナ
    カードタイプ:精武:遊具
    色:緑
    レベル:5
    パワー:15000
    限定条件:アイヤイ限定
    【出現条件】《メインフェイズアイコン》合計3枚のレゾナではない[遊具]のシグニをあなたのエナゾーンと場からトラッシュに置く
    【起】《ターン1回》《緑×0》:対戦相手のシグニ1体をエナゾーンに置く。【エナチャージ1】をする。
    【起】《ターン1回》《アタックフェイズアイコン》《緑×0》:ターン終了時まで、あなたの[遊具]のシグニ1体は「対戦相手の効果を受けない。」を得る。
    Lv5レゾナに相応しく、耐性を付与できる1枚が登場します。

    マーライ>の再来?

    人はまた、過ちを繰り返すのか・・・?

    3エナ消費と言いつつ、除去能力で1エナを補給できるため、実質2コストです。
    5アイヤイ>効果で、相手のアタックフェイズに呼び出し、自身に効果耐性を付与すれば、パワー15000の壁として生き残れる可能性が高く、出現時コストを払わずに済む可能性も高いです。

    耐性はあまりにも強力なので、他ルリグで使用できないよう、アイヤイ限定となっています。
    アイヤイだけならそんなにぶっ飛んだことはできないでしょう・・・というのは嘘で、<紡ぐ者>というカードが存在します。
    Lv5ということで、紡ぐ者なら限定条件が無視できてしまいます。
    遊具を投入する型が主流であるため、出現条件の達成も比較的容易です。
    無敵の<ブラジャック>の猛攻に耐えられるか・・・?
    あぁ恐ろしい。

    アイヤイで使う場合には、<ベイゴマ>や<アナベル>といったアタック時効果持ちに耐性を付与し、トドメの1点を通す用途で使われそうです。
    ダウン等、除去以外の防御手段しか持たない相手に対しては、無敵<ベイゴマ>で大量ダメージを狙うことが可能です。

    肆ノ遊 カーケシ
    R 肆ノ遊 カーケシ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精武:遊具
    色:緑
    レベル:4
    パワー:10000
    限定条件:アイヤイ限定
    【自】:このシグニが[遊具]のレゾナの出現条件のために場からトラッシュに置かれたとき、あなたの次のターンまで、そのレゾナはバニッシュされない。
    【出】:このターン、次にクラッシュされる対戦相手のライフクロスの一番上のカードのライフバーストは発動しない。
    またまた耐性付与です。

    次の自分のターンまでと効果が長期に及ぶため、攻撃面だけでなく、防御面でも効果が期待できます。
    カーケシを素材に1体レゾナを出し、別にフラコスタを出せば、耐性持ちが2体並ぶため、相手としては始末に困ることでしょう。

    但し、場からトラッシュに送った場合にしか耐性が付与できず、フラコスタの素材としてエナからトラッシュに送ってもバニッシュ耐性は付かない点には注意しましょう。

    1枚目のLBが無効になる能力も、1枚目のLBで攻撃プランが瓦解する可能性を考えると、攻撃の安定性を高めてくれます。
    トップ<トオン>埋めの突破口にもなりますし、1枚は欲しいカードだと思います。

    3.アルフォウ
    魔鳩の飼育 ゴージアウト
    SR 魔鳩の飼育 ゴージアウト
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精像:悪魔
    色:黒
    レベル:2
    リミット:3
    パワー:10000
    限定条件:アルフォウ限定
    【自】:このシグニがアタックしたとき、あなたのトラッシュからパワー7000以下の[悪魔]のシグニ1枚を手札に加えるか場に出す。
    【自】《ターン1回》:効果1つによってデッキからカードが3枚以上トラッシュに置かれたとき、【エナチャージ1】をし、ターン終了時まで、対戦相手のシグニ1体のパワーを-8000する。
    ライフバースト:すべてのプレイヤーは自分のデッキの上からカードを5枚トラッシュに置く。その後、あなたのトラッシュからシグニ1枚を手札に加える。
    アルフォウに新規ルリグは登場しませんが、その分強力なシグニが2体登場します。
    Lv5へ乗ることがスタンダードになる中で、速攻を仕掛けられるアルフォウはダークホース的な活躍が期待できます。

    ゴージアウトはリミット消費3と一見重いですが、ゴージアウト、Lv2、Lv1と並べれば良いので、実際にはさほど負担にならないです。
    アタック時の回収能力が戦線維持に有用であるため、毎ターン1体は立てておきたいですね。
    アタック時には蘇生も選択可能ですが、盤面が空くかは相手次第です。
    ゴージアウト自身はパワーが高いため、<マイプラ>等の低パワーシグニを除去する手段を持つ相手には使えるチャンスが出るかもしれません。

    また、ゴージアウト自身も8000のパワーマイナスを振ることができます。
    デッキからカードを3枚トラッシュに置くという特殊な条件ではありますが、ついでにエナチャもできる強力な能力であるため、<シユラギ>出現時や<デスブロッサム>等を手札に抱えておき、毎ターン発動を狙いましょう。

    強欲な主 ママハハ
    R 強欲な主 ママハハ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精像:悪魔
    色:黒
    レベル:1
    パワー:2000
    限定条件:アルフォウ限定
    【常】:あなたのトラッシュにカードが15枚以上あるかぎり、このシグニのパワーは+6000され、このシグニは【ランサー】を得る。
    【常】:あなたのターンの間、あなたのトラッシュにカードが30枚以上あるかぎり、このシグニは「バニッシュされない。」を得る。
    【出】:すべてのプレイヤーは自分のデッキの上からカードを3枚トラッシュに置く。
    新規のLv1シグニです。
    デスブロッサム>の回収先が広がるのは嬉しいですね。

    出現時にデッキから3枚落とせ、かつLv1でリミットを1しか消費しないため、ゴージアウトと相性抜群です。
    パワー8000のランサーになり、単体で仕事をできるまでにはトラッシュ15枚と一定枚数を要します。

    ゴージアウトのパワー8000マイナスを毎ターン発動させるという視点では、まず<デスブロッサム>でトラッシュを肥やしつつママハハを回収しておき、トラッシュが肥えたところで、次のターンにママハハを出すというのが実戦的な流れかと思います。

    バニッシュ耐性はトラッシュ30枚と非常に厳しい条件ですが、詰めの場面で使える可能性があるため、覚えておくと良いでしょう。

    4.ナナシ
    ナナシ 其ノ四ノ獄
    LR ナナシ 其ノ四ノ獄
    カード種類:ルリグ
    カードタイプ:ナナシ
    色:黒
    レベル:4
    グロウコスト:黒0
    リミット:11
    【起】《ターン1回》対戦相手の場にある【ウィルス】1つを取り除く:以下の3つから1つを選ぶ。
    (1)カードを1枚引き、【エナチャージ1】をする。
    (2)対戦相手のすべてのシグニゾーンに【ウィルス】を1つずつ置く。
    (3)このターン、対戦相手は【ウィルス】があるシグニゾーンにシグニを新たに配置することができない。
    【起】《メインフェイズアイコン》《アタックフェイズアイコン》《コインアイコン》《コインアイコン》:対戦相手の感染状態のシグニ1体をトラッシュに置く。
    遂にナナシがグロウコスト0になり、Lv5への中継拠点として・・・といつも通りのコメントを書こうとしましたが、

    「Lv4で十分強くね!???」

    ウイルスを全面に配布するならLv4でも可能です。
    「<RS>起動→<RS>効果で1面にウイルス設置→設置したウイルスをコストにナナシ起動で3面ウイルス設置」と進めれば、無理なく毎ターン<RS>の起動能力を使用することができます。
    また、盤面埋めによる防御を用いる相手には、配置制限効果がぶっ刺さります。
    コイン技の防御は消費が重く、頻発はできませんが、いざという場面での1面防御に使えるでしょう。

    Lv5ルリグ>はトラッシュ送りでエナを絞れる、<ペズト>・<ヘルボロス>等のLv5シグニを使えるという長所が存在するため、Lv5を採用するかは環境に応じて選択すると良いでしょう。
    個人的には、長期戦を見込むのなら、トラッシュ送りでエナを絞った方が強いのかなと思います。

    羅菌姫 ハショフ
    SR 羅菌姫 ハショフ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精羅:微菌
    色:黒
    レベル:4
    パワー:12000
    限定条件:ナナシ限定
    【常】:対戦相手の感染状態のすべてのシグニのパワーを-2000する。
    【常】:対戦相手は感染状態のシグニの【起】能力を使用できない。
    【起】《ターン1回》《黒》:対戦相手のシグニゾーン2つまでに【ウィルス】を1つずつ置く。
    ライフバースト:対戦相手のシグニゾーン1つに【ウィルス】1つを置く。ターン終了時まで、対戦相手のシグニ1体のパワーを-10000する。
    起動能力を封じるという、強力な妨害能力を持つ1枚です。
    一見すると除去能力を持たないようですが、Lv4だと隣に<ボツリネス>が居るケースが多いため、ウイルスを2面に設置して貯菌を2枚貯めれば、<ボツリネス>の起動能力で1面をトラッシュ送りにできます。

    また、一見地味に見えるパワー2000ダウンについても、流行りの<カーニバルキー>と併用する型では防御に威力を発揮します。
    エクシードが残り1枚の状態で、場のシグニをハショフに上書きし、<カーニバルキー>を破棄して全体を<サーバントZERO>に変えることで、一気に除去することができます。
    今でも<エキノコ>に上書きすれば可能なプレイングですが、<カーニバルキー>を余すことなく使い切れるのは気持ち良いですね。
    このプレイングを更に派手な形で昇華させることも可能です。
    また、<カーニバルキー>の代わりに、<E・G UNION イザベラ>を使うのはいかがでしょうか・・・?
    10049.jpg
    ハショフが残った状態で起動を使えば、一気に3体バニッシュ+ライフクロス3枚クラッシュという大技が決まります。
    貯菌を消費しますが、<ボツリネス>で貯菌3枚を消費して3面除去してもライフクロスを割れます。
    ボツリネス>はシャドウを持っており、盤面に残りやすいので、十分実現可能かと思います。

    羅菌 コレラ
    R 羅菌 コレラ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精羅:微菌
    色:黒
    レベル:3
    パワー:7000
    限定条件:ナナシ限定
    【出】:対戦相手のシグニゾーン1つに【ウィルス】1つを置く。
    【起】《ターン1回》対戦相手の場にある【ウィルス】2つを取り除く:あなたのトラッシュから《羅菌 コレラ》以外の[微菌]のシグニ1枚を手札に加える。
    ウイルスを付け外しする能力を持っており、<ボツリネス>の貯菌確保の補助に使えます。
    起動のウイルス消費は2枚と多めですが、ハショフの起動等でウイルスを置くスペースが無い場合にはむしろ良い方に働きます。

    5.グズ子
    悲壮の駄姫 グズ子
    LR 悲壮の駄姫 グズ子
    カード種類:ルリグ
    カードタイプ:グズ子
    色:黒
    レベル:4
    グロウコスト:黒0
    リミット:11
    【自】《ターン1回》:あなたの[遊具]のシグニ1体がトラッシュから場に出たとき、あなたのターンの場合、あなたのトラッシュからそのシグニより低いレベルを持つ[遊具]のシグニ1枚を場に出す。
    【出】:あなたのデッキの上からカードを5枚見る。その中から1枚を手札に加え、1枚をトラッシュに置き、残りを好きな順番でデッキの一番下に置く。
    今も『ダイレクト』で容赦なくライフを奪い去るLv4グズ子に新規ルリグが登場します。
    オールスター仕様の遊具向けの能力を持っており、今後はこちらが中心に使われるのではないかと思います。
    詳しくは下のシグニの項でご説明しますが、自動能力が連パンの補助に使えます。

    死之遊姫 アタリナシ
    SR 死之遊姫 アタリナシ
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精武:遊具
    色:黒
    レベル:4
    パワー:12000
    限定条件:グズ子限定
    【自】《ターン1回》:アタックフェイズの間、あなたの[遊具]のシグニ1体が場からトラッシュに置かれたとき、あなたのトラッシュからそのシグニより低いレベルを持つ[遊具]のシグニ1枚を場に出す。
    【出】:あなたの他のシグニ1体を場からトラッシュに置く。そうした場合、対戦相手のシグニ1体をバニッシュする。
    ライフバースト:対戦相手のシグニ1体をバニッシュし、あなたのシグニ1体を場からトラッシュに置く。
    新規のLv4グズ子と相性の良いLv4シグニです。
    出現時のバニッシュ効果は、手札1枚分のコストを要するように思えますが、リムーブ権を使わずに不要なシグニをトラッシュへ送れるため、上手く使えばむしろメリットに働きます。
    ルリグ・アタリナシの自動能力を組み合わせ、以下のように進めると、Lv4のターンに5点を通すことができます。

    (事前準備)手札にアタリナシ2枚、<オキクドール>1枚、トラッシュに<テホンビキ>1枚、トラッシュとデッキに<ニホニンギョ>1枚ずつ
    1. メインフェイズ中にアタリナシを2体出し、2面除去しておく
    2. 空いた面にアタリナシ、下級シグニ、別の面の<オキクドール>を立ててアタックフェイズに入る
    3. 空いた面を殴って2点
    4. オキクドール>で<ニホニンギョ>を呼び出し、<ニホニンギョ>でシグニをバニッシュし、トラッシュからアタリナシを出す
    5. アタリナシの出現時でアタック済のアタリナシをトラッシュに送り、アタリナシの自動能力でトラッシュから<テホンビキ>を出す
    6. テホンビキ>の出現時でアタック済の下級シグニをトラッシュに送り、ここでルリグの自動能力を使用し、もう1面埋める
    7. アップ状態のシグニが3体揃うため、殴って3点通し、計5点


    長くなりましたが、自動能力の処理順を好きに選べることを活かした連パンです。
    相手の妨害が入ると5点通すのは難しいでしょうが、「殴れるシグニで殴る→<ニホニンギョ>でアタリナシを蘇生し、1体をトラッシュに落とす→自動能力(1)で<テホンビキ>を出し、もう1体トラッシュに送る→自動能力(2)でもう1体蘇生」という動きは、応用範囲が広いでしょう。

    異血之遊 シノビセット
    R 異血之遊 シノビセット
    カード種類:シグニ
    カードタイプ:精武:遊具
    色:黒
    レベル:1
    パワー:2000
    限定条件:グズ子限定
    【出】:このシグニがトラッシュから場に出たとき、あなたのトラッシュから[遊具]のシグニ1枚を手札に加える。
    レベルと能力を抑えた<シャテキ>という位置づけで、Lv1シグニであるため、枠を割きやすいのが利点です。
    序盤の盤面を守りつつ、うまくトラッシュに落とせれば、<アワオドール>で蘇生して序盤の手札維持に貢献してくれます。

    回収先にレベル制限が無いため、終盤でも<ブラジャック>で蘇生し、後続の<ブラジャック>を確保できます。
    出現時能力を使った後は用済みとなるため、アタリナシやLv5グズ子の能力でトラッシュに送り、無駄なく盤面除去に貢献させましょう。

    「<ブラジャック>出現時にシノビセットを出して2体目の<ブラジャック>を回収→<Lv5グズ子>でトラッシュ送り→2体目の<ブラジャック>を出し、シノビセットを蘇生して次のターン用の<ブラジャック>を確保」

    という動きが綺麗です。
    ブラジャック>×2の盤面は、盤面埋め防御に対する制圧力が高いですが、リミットを合計10消費するため、今までは2体目の<ブラジャック>の出現時に<シャテキ>を出し、回収効果を使うことができませんでした。シノビセットのレベルの低さが活きる盤面ですね。

    序盤の安定性を高めるだけではなく、Lv5盤面でも活躍できる・・・
    シンプルなテキストの中に、大きな可能性が秘められていますね。


    いかがでしょうか?

    現環境でも活躍するナナシ&グズ子は大幅強化を貰っている印象です。
    筆者としてはメタルアイヤイを実戦投入したくてウズウズしています・・・
    メタルアイヤイ.jpg
    未紹介ルリグは残り僅かとなりましたが、最後に公開されるものほど期待が膨らむもの。
    引き続きお楽しみに(^^)/

買取強化カード掲載中!

ウィクロスカップの環境を振り返る

    posted

    by からばこ

    ウィクロスカップ.jpg
    ウィクロスカップの環境を振り返る
    こんにちは、からばこです。乾いた気候が続きますが、皆様お元気ですか?
    今回はウィクロスカップの環境考察記事、第2弾になります。前回に続き、福岡と宮城の環境を振り返りつつ、全体の総括をしようかと思います。
    アンリミテッドセレクターの発売目前だけあって、気持ちはオールスターな方も多いとは思いますが、ぜひ読んでいただければ幸いです。
    前半環境のおさらい
    福岡・仙台の分析の前に、東京・愛知・大阪大会についておさらいしましょう。
    ざっくり振り返ると以下のようになります。
    • 東京:発売直後なだけあって、群雄割拠
    • 愛知:<セレクト・ハッピー5>のリリースで夢限が増加
    • 大阪:夢限メタのタマが台頭。グズ子増加の気配
    といった具合でした。大阪大会で優勝・準優勝したデッキが、全て「<ハッピー5>」を採用しているなどの特徴もありましたね。
    私は記事中で「福岡・仙台ではタマに対して強く出られるデッキが出てくるのでは?」と予想しましたが、果たして?

    福岡大会
    福岡大会で優勝したルリグは「グズ子・夢限・リル」、準優勝したルリグは「リル・翠子・タマ」でした。使用率の上位5ルリグは「タマ、ユヅキ、グズ子、優羽莉、ユキ」でした。
    福岡大会の入賞デッキレシピ・使用率はこちらになります。
    リルの強みの1つに、後手からのリカバリーのしやすさがあります。<サンガンソウ><カンショウ・バクヤ>を要しているため、後手を取った場合でもダメージレースで渡り合えます。対戦回数が増える大規模大会において、先手、後手のどちらでも安定した戦いができるのは、ひとつの強みと言えます。
    また、ライズ勢のパワーが13000あるため、タマの連続攻撃を防いでいるのも、地味ながら大きいです。ダブルクラッシュの付与もあって火力も高く、先に相手のライフを0にし、アーツなどの防御要求に持ち込めます。この辺りは夢限やタマにない、リルだからこその強みですね。
    「偶数グズ子」は大阪大会に引き続く入賞です。
    ウリスキー>が夢限に対して強烈に刺さり、<モリアーティ>で後半の制圧もバッチリ。「アタックできない」はダウンやバニッシュなどの防御手段に比べて、タマの<プリキャス>やユヅキの<コノハケロ><マレガビ>公開に対して強く、そこが環境にマッチしたのでしょう。「奇数グズ子」に比べて防御寄りなのがポイントです。
    10008.jpg
    ユヅキは使用率に対して、入賞がゼロとなりました。
    リリースから日が経ち、<コノハケロ><マレガビ>による突然のリーサルが広く認知され、不意打ちが決まりにくくなったことが影響しているのでしょうか。水獣に割くスロットも多く、メタ枠が積みにくいこともあり、環境の変化に追いつきにくい、というのもあります。
    その辺りは翌週の宮城大会に如実に表れています。見てみましょう。

    宮城大会
    宮城大会で優勝したルリグは「夢限×2、タマ」、準優勝したルリグは「タマ×2、翠子」となりました。
    さまざまな環境の変遷を経て、多くのルリグが優勝・準優勝に輝きましたが、やはりタマが強かった、と結論づけてもいいのかな、という印象でした。
    ルリグの使用率は上から「グズ子、タマ、ユヅキ、夢限、優羽莉」です。上位入賞はなりませんでしたが、使用率トップはグズ子でした。
    宮城大会の入賞デッキレシピ・使用率はこちらになります。
    福岡大会の項目でも言及しましたが、<モリアーティ><ウリスキー>が存在するため、上位のタマや夢限に有利であることや、「大阪・福岡で入賞したから、グズ子で戦えるのでは?」と期待し、持ち込んだプレイヤーが多くいたからなのでは、と推測されます。直近の大規模大会で、自分が好き・得意なルリグが入賞していると、励みになりますよね。そういった影響もあるのでしょう。
    ただ、これらの防御手段があったとしても、タマは<プリキャス>が通ってしまえば致命傷またはゲームエンドにつながりますし、夢限は<ハッピー5>を軸とした多様な防御を擁しているため、勝ち切れなかったのでは、という印象です。もちろん地力が高いデッキなので、今後も入賞の可能性はあるでしょう。

    また、宮城大会の結果で注目したい点が2つあります。
    1つは翠子の入賞です。福岡大会に引き続き、仙台でも上位入賞となりました。
    タマキー>(福岡では<ゼノ・カインド>)で<モモイヌ><モモザル>らを連れてきてランサーを付与し、序盤からガンガン攻めていき、後半は<イバラヒメ>で面を開けてフィニッシュ、というオーソドックスな型です。使い回すための緑アーツは<暴風警報>と<先制結界>ですね。
    翠子を含め、少しずつではありますが、<タマキー>を採用するデッキが増えて来ました。ハンデスに特化したピルルクや、<ユリ>を引っ張って来るためのユキなどがいます。ルリグデッキの枠を1枚割いてでも、相手より先にダメージレースを制したい、ということなのでしょう。
    もう1つは、優勝した2種類の夢限デッキに、これまであまり見かけなかったシグニが採用されている点です。
    1つは<ホワイトパールホープ><サイクロンインターセプター>コンビの採用です。2種類が揃えば、それぞれがシグニ耐性とアーツ耐性を得るため、序盤での攻めや終盤での詰めなど、ゲーム全体で幅広く役立ちます。<ゆきめキー>でのサーチはもちろん、<イオナキー><ハッピー5>あたりで拾えるため、見た目以上にコンビを揃えやすいのかもしれません。
    もう1つは<ドライアド>の採用です。自分のルリグトラッシュにアーツがあれば、パワーが7000になる、レベル1の緑怪異シグニです。<タクティカル・バニッシュ>が採用されており、早々に条件を達成できます。キーセレクションにおけるパンプの強さは、今更説明するまでもありませんね。
    このように、環境終盤でも新しいデッキタイプが生まれ、結果を残しています。
    メタゲームの移り変わりで、過去に流行したデッキが再興したり、思いもよらないデッキが登場したりすることもあります。

    ウィクロスカップから見る「環境」
    ウィクロスカップは「レトリック」のリリース直後に始まりました。
    5大会を振り返りながら、カードゲームにおける「環境」について考えてみます。

    東京大会ではワイルズ勢の人気が高かったです。ユキの19%に始まり、ユヅキ13%、エルドラ・優羽莉の9%と、合計50%がワイルズ出身でした。先日発売の雑誌「カードゲーマーvol44」内の環境考察記事の言葉を借りれば、「ワイルズ勢に与えられたSR・LRカードが、多くのプレイヤーにとって魅力的で、使用率を跳ね上げた」ということになります。SR・LRに限らず、ユキの<サイサ>や、ユヅキの<ティロス>なども魅力的でしたね。
    ただ、東京大会で入賞したルリグの中で、ワイルズ組は少なかったです。「あれ?」と思った方も少なくないでしょう。ウィクロスに限らず、カードゲームにおける「新弾」というものの中には、「魅力的には見えるけれど、勝てることとはイコールではない」カードが多々あります。今回のワイルズ組も一部がそうだった、ということですね。
    レトリック環境では遅れて、<ハッピー5>という強化がありました。こちらは明らかな強カードで、特に夢限の飛躍を予想する方も多かったでしょう。現に愛知大会では、<ハッピー5>を採用した夢限が準優勝しています。ただそれ以上に、夢限を強く叩けるタマが台頭しました。夢限が他のデッキに勝ち、その夢限にタマが勝った、という構図だと予想されます。
    スイスドローの後にトーナメント、という大会形式もあり、「多くの夢限とそれなりの数のタマ」がトーナメントに勝ち残り、結果タマが勝ち上がったのかもしれません。決勝トーナメントに勝ち残ったルリグの分布を知らないので、これはあくまで予想ですが。
    なんにせよ、「流行するであろうデッキ(=夢限)に有利なデッキ(=タマ)が流行する」という現象は、結構な確率で起こります。これが愛知、大阪くらいまでです。
    であれば、必然的にタマに有利になれるデッキが増えます。グズ子がそれに該当しますね。夢限にも戦える予感がしますし、グズ子が増えるのは当然といえます。
    ただ、結果だけ見ると、そのグズ子がタマを止められませんでした。『イノセンス』がグズ子の防御システムにも刺さることや、多少の防御での延命は<プリキャス>がひっくり返すことが原因です。
    ただ、翠子やリルの入賞、夢限デッキの変異などを見ると、まだまだ環境が動くことが予想されます。ウィクロスカップのシーズンは終わりましたが、環境の変遷は店舗でのセレモニーに持ち越されます。
    キーセレクションは全てのルリグのデッキパワーが近く、どのルリグにも得意・不得意がある「群雄割拠」なレギュレーションです。環境や使用率などを見極め、持ち込むデッキを選択していきましょう。

    総括と遠征小話
    いかがだったでしょうか。堅苦しいことばかり書きましたが、要するに「環境はぐるぐる動くんだよ」ということが、少しでも伝われば幸いです。
    4月にはウリス、ウムル、エマが参戦します。タマを中心に回るメタが、3人の参戦でどう変わっていくか、これからも注視していきます。

    東京在住の私ですが、今回はウィクロスカップ出場のため、愛知と宮城に遠征しました。
    現地の友人と会ったり、ご当地のおいしいものを食べて飲んでと、充実したウィクロスカップシーズンを過ごすことができました。
    普段は食事に無頓着なのですが、こういう時はおいしいものをしっかりいただきます。前日に気合いを入れるのも、勝利の美酒に酔うのも、敗北を噛み締めるのも、どれもおいしいものです。敗北は嫌だけど......。
    一番の思い出は宮城・松島のカキ焼きですね。愛知・名古屋のひつまぶしと肝焼きも素晴らしかったです。日本酒と合います。お酒は二十歳になってから。
    とまあせっかくなので、こういう大きなイベントがある時期は、ぜひ周囲のウィクロス仲間と遠征してみてはいかがでしょうか。
    カードゲームだけではない楽しみに出会えるかもしれません。おいしいものはもちろん、街で食べ歩きしつつカードショップ巡りとか、大会前後のセレモニーに乗り込むとか。結局カードになってますね。
    おいしい画像たちは個人ブログにたっぷり載せましたので、よければこちらもお楽しみください。

    次回の遠征予定はウィクロス大感謝祭(大阪)です。
    どこかしらでレポートをお届けするつもりなので、どうぞお楽しみに。

    それでは、また次回の更新で!

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