先日ソード・アート・オンラインの映画を観てきました。
公開から数週間経過していたため、朝一に行けば人は少ないだろうと思っていたら、予想外の人気ぶりに驚きました。
結局午後のチケットを購入し、それまで暇を潰すことになったのですが、内容自体は期待通りで、待った甲斐があるというものです。
入場者特典として「ホープフル・チャント」というタイトルのオリジナル小説も貰え、一度に二度おいしかったです。
筆者もその1人ですが、小説目当てで来た人も多かったのでしょうね。
週替わりで様々な特典が配布されるらしいので、まだ観ていない方は是非。
ちなみに筆者はシノン推しです。
出番がそこそこあって安心しました。
ブラックブレットのティナちゃんと言い、狙撃手キャラが好みなのかもしれませんね。
さて、筆者がSAOの映画を観ている間、ウィクロス界ではビックイベントが開かれていました。
「WORLD BASEBALL CLASSIC 名古屋大会」です。
野球盤やストラックアウトといった、野球に関連する種目でセレクター達が腕を競い合いました。
・・・という冗談はさておき、「WIXOSS BATTLE CHOCOLATE 名古屋大会」が開かれました。
セレクターはウィクロスの腕を競い合うものです。
事前の注意事項の説明で、「バトル中は野球禁止!」という項目もあったそうです。
初のWBCということもあり、どのデッキが勝つかが注目されましたが、やはりピルルクがトップシェアで、使用率は25%でした。
ブロック毎の優勝ルリグではピルルクの活躍が目覚ましく、ピルルク7、ママ1、ドーナ1、あーや1という結果に。
アロスピルルクは通常のレギュレーション下でも結果を残しており、ロストレージ環境では頭1つ抜き出ているようです。
ピルルクが多いんだろうな~とぼんやり考えていたら、ここまで優勝デッキが偏るとは。
ピルルク対策が必須なのは間違いないですが、有効な対策を見出すのはなかなか難しいのでしょうね。
さて、こういう大型イベントでは、「情報フェイズ」もお楽しみの1つです。
今回も色々な情報が公開されたらしいです。
この記事では、公開された情報のうち、1枚のカードをご紹介します。
18弾は都道府県をモチーフにしたシグニが収録されるらしく、WBCの会場である名古屋にちなんだシグニが公開されました。
その名も・・・
《羅輝石 キンシャチ》
SR 羅輝石 キンシャチ |
カード種類:シグニ カードタイプ:精羅:宝石 色:赤 レベル:4 限定条件:花代限定 パワー:12000 |
【自】:このシグニがアタックしたとき、あなたのトラッシュに[鉱石]と[宝石]のシグニが合計20枚以上ある場合、対戦相手のライフクロス1枚をクラッシュする。 【起】(ターン1)あなたの[鉱石]のシグニ1体をトラッシュに置く:カードを1枚引く。 【起】(ターン1)あなたの[宝石]のシグニ1体をトラッシュに置く:あなたのデッキの一番上のカードをエナゾーンに置く。 ライフバースト:あなたのトラッシュから[宝石]のシグニを2枚まで手札に加える。 |
テキストを読んだ瞬間、「これは強い!」と思いました。
Selector勢が再び強化されるのだなと実感しました。
能力は3つありますが、1つ目はアタック時に発動する自動能力です。
トラッシュに鉱石・宝石のシグニが合計20枚以上ある場合、相手のライフクロスを1枚クラッシュするというもの。
アタックするだけで1点ダメージというのはなかなか強力です。
問題は、条件達成がどの程度難しいかという話なのですが、実戦の盤面をイメージしてみましょう。
盤面:3枚
エナ:数枚
ライフ:数枚(エナ+ライフ=7枚程度?)
手札:0枚(<雪月花代>の能力で捨てるため)
→「デッキ+トラッシュ=30枚前後」という関係式が導かれます。
今主流の「ノーガード雪月花代」では、<シクラメン>4枚、<ウルバン>4枚以外は宝石・鉱石とするのが主流であるため、デッキの8割(32/40)が宝石・鉱石ということになります。
つまり、トラッシュに宝石・鉱石が20枚ある状態とは、
盤面:3枚
エナ+ライフ:7枚
デッキ:5枚
トラッシュ:25枚(うち、宝石・鉱石20枚)
が目安になります。
デッキ残り5枚以下というかなり限定的な状況ではありますが、ドロー量を調整すればある程度調整は可能です。
詰めるターンにデッキ枚数を調整するか、偶然トラッシュに20枚貯まった時に使うというところでしょうか。
まぁ、あって困る能力ではないです。
2つ目は、場の鉱石シグニをトラッシュに送ることで1ドローできるというもの。
前のターンに出して、バニラ同然となっている<スイカリン>をトラッシュに送ることができます。
3つ目は、場の宝石シグニをトラッシュに送ることで1エナチャージできるというもの。
この能力が最も使われるかと思います。
キンシャチ自身が宝石シグニで、トラッシュに送る対象は自身も含まれるため、場に出して即トラッシュに送ることで1エナチャージできます。
<雪月>でドローしまくって手札が余った時はエナに変換でき、柔軟な運用が可能です。
現状同様にエナチャ用に<バオバブーン>が投入されていますが、<バブーン>と比べると赤シグニであるため、<シクラメン>や<カーネリアン>の邪魔をすることがなく、<雪月>起動能力の手札コストにでき、場合によっては盤面を埋められると使い道が多いです。
<バブーン>と異なり、Lv3以前でエナチャージすることができないため、ノーパンされるとLv4へのグロウが遅れる可能性はありますが、<バブーン>を抜いた分<シクラメン>のヒット率が上がっているため、あまり問題ではないかと思います。
実用性は怪しいですが、<羅石 アクアマリン>を隣に置いておくと追加で1エナチャージできます。
3つの有用な能力を持つキンシャチですが、1つだけ問題点があります。
「実際の名古屋城の金のシャチホコは宝石ではない!」
ということ。
調べたところ、名古屋城のシャチホコは木造で、その上に厚さ0.15mmの金属板を張っているらしいです。
木造ということは、植物になるのですかね・・・?
金要素が殆どないため、宝石シグニというのは怪しい気がします。まぁ純金だとしても、宝石というよりは鉱石なのですが。
宝石のキンシャチは幻の存在ということです。
非常につまらないツッコミを入れてしまいました。
気を取り直して、レシピのご紹介に移りましょう。
原案はしみずきさんが実際に17弾で使用されている、「天馬で駆け抜けろ!」というコメント付きの雪月花代です。
<天馬轟空>を有効に使われていて、凄いな~と感心しました。
キンシャチでどのように強化されるかを見てみましょう。
◆デッキレシピ
ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
1枚 <P-ST羅輝石 花代//メモリア>
1枚 <ST花代・壱> 1枚 <ST花代・爾> 1枚 <LC純恋火 花代・参> 1枚 <LR雪月風火 花代・肆> | 1枚 <LR龍滅連鎖>
1枚 <LC捲火重来> 1枚 <LC炎得火失> 1枚 <LC天馬轟空> 1枚 <LRイノセント・ディフェンス> |
メインデッキ | |
非LB | LB |
4枚 <C羅植 シクラメン>
4枚 <C羅石 キャルコ> 2枚 <ST羅石 アメジスト> 4枚 <C羅石 ヒスイ> 4枚 <PR轟砲 ウルバン(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol7)> 2枚 <R羅石 スピネル> | 4枚 <R羅石 カーネリアン>
3枚 <SR羅石 スイカリン> 1枚 <PR無二の征服 アレクサンド(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol11)> 1枚 <SR羅石 サンスト> 3枚 <SR羅輝石 ゴルドオラ> 4枚 <SR羅輝石 マラカイト> 3枚 羅輝石 キンシャチ 1枚 <R西部の銃声> |
◆キーカード
《天馬轟空》

トラッシュから拾える<イノセント・ディフェンス>と併せ、キルパーツを集めるのに役立ちます。
シグニ以外も回収でき、<西部の銃声>を回収できるのは評価できます。
<シクラメン>・キンシャチを2枚回収して、1エナ伸ばすという使い方もできます。
使う時はドロー系のカードを使い切っておき、手札を貯め込んだ上で使用することで、ランダムディスカード時にサーチしたカードが捨てられる確率を下げることができます。
《羅石 スピネル》

しみずきさんのレシピには入っていませんでしたが、火力を上げるために投入してみました。
たった赤1コストで2面空けられるのは強力だと思います。
<スピネル>で2面空け、その後<龍滅>+<重来>でリソースを根こそぎ奪う動きが決まると爽快ですね。
<バオバブーン>→キンシャチと変更し、宝石&鉱石を増やしたことで、2つ目の能力で宝石・鉱石のシグニがトラッシュに送られやすくなっているのもポイントです。
りくさんが以前、「<APEX>で対<雪月>は相手のデッキを薄めに調整し、<APEX>起動で<リバフレ>を使って<メツミ>を使えば相手をリフに入れられるから<マラカイト>の耐性を消せる」という話をしていましたが、スピネルでデッキを盛ればリフレッシュ対策も可能です。
《羅輝石 ゴルドオラ》

しみずきさんのレシピでは、<ウルバン>を4投し、<ゴルドオラ>も多めに投入しており、これが主流なんだな~と感心しました。
盤面を焼きつつ<ウルバン>にダブクラを付与し、ロングショットを仕掛けて相手にプレッシャーを与えていきます。
<ゴルドオラ>と相性が良いというのも<スピネル>の採用理由の1つです。
《西部の銃声》

ダブクラ<ウルバン>のロングショットで仕留め損ねた時はやはり<銃撃>ですね。
<天馬>でサーチできるようになったことで、使い勝手がかなり良くなりました。
<サンスト>との相性も良く、ライフをバリバリ割った後に<銃撃>というのも決まると気持ちが良いです。
あまり新鮮味のないレシピでしたが、それだけキンシャチは自然に投入しやすいということです。
もしかすると花代に新しい4ルリグが出るのかもしれませんね。
ご存知の通り、筆者は基本Lv2以下しか使いませんがw
今後のWBCの結果も楽しみですね。
ではまた(^^)/