■はじめに
先日、といっても2週間程前になってしまいますが、
WIXOSS公式大会の中でも最大のWIXOSS WORLD CHAMPION SHIPの決勝大会に参加してきました。
日本だけでなく、世界のアジア圏の予選を突破して来た猛者と戦えるということで、
非常に楽しみにしていました。

そして当日、上がり切ったテンションで受けたインタビューは皆さんの記憶と記録に残ることが出来たのではないかと自負しています。
(記録として残ってしまったせいで会社の上司にバレた...この意味が解りますか?
状態になってしまったという、本人以外は腹が捩れる裏話もあるのですがまたの機会に...)
結果としては、決勝2回戦目で知り合いのアイヤイループに敗れ、ベスト8で幕を閉じましたが、
何故か翌日から数日間にわたって筋肉が悲鳴を上げる程に充実した1日を送ることが出来ました。
素晴らしい場を設けて頂いた、スタッフの皆様。
対戦して頂いた選手の皆様。
改めて、ありがとうございました!! 来年もダガを見せつけに行きます!!
ということで今回は、この決勝で使用した燐廻ユヅキの紹介になります。
元々のユヅキの強力な龍獣による決定力に加え、
エナ破壊からの<燐廻転生>でルリグでも同等の破壊力を得ることが出来、
環境に存在するデッキ殆どに対して対等以上に立ち回ることのできる強力なデッキです。
お時間ありましたら是非読んでいってください。
■デッキレシピ

ルリグデッキ | |
ルリグ | アーツ |
<???花代> <P-LC焔 遊月・壱> <P-LC焔悔 遊月・弐> <P-LC花咲乱 遊月・参> <LR紅蓮乙女 遊月・肆> <LR真・遊月・伍> 計6枚 |
<PR一蓮托生(ウィクロスマガジンvol.3 付録)> <PR燐廻転生(劇場版selector来場特典)> <LR龍滅連鎖> <P-LCフォーカラー・マイアズマ> 計4枚 |
メインデッキ | |
非LB | LB |
<PRサーバント O2(WIXOSSイベント景品)> 4 <P-C幻竜 #ドラコレクス#> 1 <PRサーバント D2(WIXOSSイベント景品)> 2 <P-R幻竜 グリアナ> 4 <P-C幻竜 #ステゴケラス#> 3 <PRサーバント T2(WIXOSSイベント景品)> 1 <> 4 <P-R堕落の砲娘 メツミ> 1 計20枚 |
<P-Cサーバント O3> 1 <SCコードアート T・A・P(サイン入り)> 1 <> 4 <SC幻竜 ボルシャック> 4 <SC幻竜姫 スヴァローグ> 2 <SR幻竜姫 #スパザウス#> 2 <SR幻水姫 ダイホウイカ> 3 <SR幻竜神姫 バハムート> 2 <SCアイン=ダガ(サイン入り)> 1 計20枚 |
■各カードの解説
とは言っても、今更あまり語ることもないので特徴的?な部分だけ。

グロウ時のエナ破壊テキストで白ルリグ以外からのルリグストップアーツをほぼ使用不可にし<燐廻転生>を使うことが出来る。
というのが、遊月で<燐廻転生>を使用する最大の理由ですが、
それ以外にも、<紅蓮乙女>グロウ時と合わせて2枚のライフクロスを回復できる点、
<燐廻>が不発に終わっても、エクシード5を構えることが出来るので、即負けに繋がらない点、
逆に、白ルリグを始めとする最初から<燐廻>が決まらないと解り切っている相手には、強力な防御アーツとしても使用出来たりと、燐廻一辺倒ではなく、相手に合わせた戦い方も出来るのがこのルリグの強みだと考えています。

先日発表された、<CL>規制によりもう姿を見ることはなくなると思いますが、
ウォスラループを見る為に採用した1枚で、どれだけエナを構えていようが、これ+<グリアナ>でアイヤイのメイン防御手段である<水天一碧>を封じることが出来るので止めを刺しやすくなります。
加えて、大量のエナを貯め込んでくる植物緑姫にも刺さります。
それ以外は5エナで2点しか守れないため、
ミラー等を見るのであれば、<暴風警報>に変えてもいい枠ではあります。

使い方はいたってシンプル。
<燐廻>の前に素引きしていればそのまま、そうでなければ<托生>からの<フォーカラー>で着地させるだけで、予想外のレベルのサーバントを持たれていて、負け...という状況を無くしてくれます。
<燐廻>というデッキが流行している現状、殆どのデッキがサーバントのレベルを散らしてきているので、
1枚は入れておいて損はないと思っています。
フィニッシュ以外の状況で盾に入っているのが解れば、それはそれで強いですし()

最速<燐廻>を決めに行く際は、<スパザウス>や<ステゴ>などのエナ加速、<ボルシャック>や<バハムート>などのフィニッシャーに触りやすくし、じっくり戦う時もサーバントや、次に並べる<イカ>や<ボルシャック>、<スヴァローグ>等のアタッカー等を構えやすくなるという、次のターンのハンドの質を高めつつ、自身もアタッカーになれると言う非常に優秀な1枚。
特に<ボルシャック>との噛み合いが良く、ドローによって公開領域の龍獣が増え、
アタック時のディスカードで自身で打点を通しながら効率よく墓地に龍獣を貯めることが出来ます。

神様!!むしろ天使()な訳ですが、このカードを引いたときに幸せそうに笑える方以外は採用を控えることをお勧めします()
本戦中の僕「わぁ、イカのアタック前にアイン=ダガ投げれば、ハンド消費減るじゃん!!(減らない)」
■各デッキへの立ち回り
※アイヤイループは規制が入り対面することは無いと思うので割愛。

序盤から積極的に攻め、相手の盾が3or0になったタイミングで決めに行きます。
一見、<燐廻>を止める手段が<アイスフレイム・シュート>しかなく、
<タパサキ>で手札を確認してやれば、0点まで追い込めていれば確実に、3点からでもワンチャンス倒せてしまうように思えますが、 実際の所、<燐廻>を厚く見たピルルクだとそう簡単にはいきません。
ピルルク側が此方の<燐廻転生>を止めてくる手段としては、
ドロースペルを回すことでサーバントを1~4レベルまでハンドに揃える。
もしくは、<アイスフレイム・シュート>を構えるの2つが挙げられます。
前者は一見難しそうに見えて、<LCブルーコードハート V・@・C>と<シャークランス>を組み合わせた大量ドローや、此方が<燐廻>を発射したターンに<APEX>のエクシードで<THREE OUT>を2連打する等、
本気で<燐廻>を見たピルルクであれば割と容易にできてしまいます。
後者は<グリアナ>の存在から阻止しやすいように思えますが、
墓地に<CRYSTAL SEAL>を用意し場にサーバントを複数並べることで、エクシードでマルチエナを構えることが出来る為。
場のサーバントの数だけ、<アパト>等でメインで焼いてから<グリアナ>を捻るという行為をしなければならないので、意外と要求値が高いです。
総じて苦手な相手ですが、燐廻ユヅキが流行しきってなかったのでどうにかなっていたというのが大きいですね...。
今後は<C・L>が禁止となった為、対面する回数は減るかと思いますが、油断できない相手です。
今後も見かけるようであれば、リフレッシュ+<デュランダ>のプランを採用してもいいかもしれません。


両ルリグともに殴りすぎると<龍滅>+<重来>で防御アーツが打てなくなってしまうので、
あまり殴らず、相手のエナを絞ってからの、<ボル><ボル><バハムート>盤面+<燐廻転生>のワンショットを狙っていきます。
本当はノーパンからの7点ショットを決めたいところですが、
どれだけエナを絞ろうが十中八九、<クライシス・チャンス>から<炎得火失>、<絶体絶滅>(+<ネクストパニッシュ>)を喰らってしまう為、
ある程度は相手の盾を殴っていく必要があります。
<雪月>であれば<絶滅>の採用率は少なく、<炎得火失>が多くても2枚なので<ボル><ボル><バハ>の内1面は通ると仮定すれば、5点からのショット。
<爾改>であれば、<絶体絶滅>+<ネクパニ>が妥当な線のため、4点からのショットを狙っていきたいところです。
立ち回りとしては、いずれも火力としては<オリハルティア>の7000焼きが最大値の為、(<硝煙>は除く)
マリガンでキープする、<ヤモリ>のサーチで持ってくるなどして、出来るだけ多くの<グリアナ>を盤面に立てることを意識しましょう。
往来の<紅蓮ユヅキ>ミラーと同様に完全に先攻有利で、
先に<紅蓮ユヅキ>の安全圏から出てしまった方が負けです。
<四面楚火>も禁止となってしまった今、3で止めてひっくり返すということも難しくなってしました...
後手をとってしまった場合には、どれだけ盾を多く残せるか、
もしくは3の段階で、<ボルシャック>を駆使して1点以下まで追い込めるかが勝負の鍵になってきます。
この際、相手が<火鳥風月>だと間違いなく返しでやられてしまうので、判断が難しく、総じてやりたくない相手です。
<ボルシャック>、<スヴァローグ>、<バハムート>+<燐廻転生>による攻撃力。
<ダイホウイカ>、緑龍獣によるリソース確保。
<紅蓮乙女>、<真ユヅキ>による防御力。
<グリアナ>、<真ユヅキ>、<スパザウス>によるエナ破壊と強いカードしか入ってないカードパワーの塊みたいなデッキですので、
スペック差を生かして戦っていけば基本的には勝てる相手ばかりだと思います。
■最後に
如何でしたでしょうか?
非常にシンプルかつ強力なデッキで、
かくいう僕も、愛用してきた<火鳥風月>があまりにも勝てなくて途方に暮れていたところ、
天から降ってきたこのデッキを初めて握ったその日の内にWPS優勝を果たし、
あまりのデッキパワーの高さに震え、そのまま世界大会に持ち込むことを決めました。
これから始まるLOSTORAGE環境でもおそらく猛威を振るい続けるデッキだと思います、
対策を練るためにも知っていて損はないデッキだと思いますので是非組んで回してみてください。
以上です。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。