■はじめに
こんにちは、「しみずき」です。皆さんがこの記事を読んでいる頃には、僕は5/6(土)に開催された「ディーヴァグランプリ5th」で上位入賞を果たし、「夢限少女杯2023」への切符を手に入れている事でしょう。
(※事前にこの記事を書いています。入賞できてたら良いなぁ......)
今回は、僕が「ディーヴァグランプリ5th」で使用予定の、"ディソナ編最凶ギミック"を搭載した<ナナシ 其ノ参ノ禍>を紹介します。
ぶっちゃけ、調整段階ではあまりにも強いし、今後発生するであろうミラーマッチが嫌すぎるので、公開せずに秘匿し続けようかなとも考えました。
......ところで、僕は最近「僕のヒーローアカデミア」という作品にドはまりしています。
作品内で主人公の通うヒーロー育成学校、「雄英高校」の校訓を御存じでしょうか?
「Plus Ultra(さらに向こうへ)」です。
僕も心は雄英高校のヒーロー課なので、既存の環境で停滞せず新しいデッキを考え続ける「Plus Ultra」の精神でディーセレに取り組む所存です。
ですので、自慢のベイビーちゃんで環境に一石を投じたいと思います。
念仏のように唱えてますが、この記事を読んで「面白い」「為になった」と感じていただけたらTwitterでの"いいね"、できれば"リツイート"を是非ともお願いします!!
「読めば一つ強くなれる記事」を心がけて執筆しています。
まず人の目に触れないことには記事は読んで貰えません。頑張って書いた記事なので、できるだけ多くのセレクターに読んで欲しいです。ナニトゾオナシャス!!
以下の内容で解説していきます。
1.ディソナ編最凶ギミックって?
2.デッキ紹介
1.ディソナ編最凶ギミックって?
"ディソナ編最凶"などと仰々しいことを言っていますが、「まずはそのギミック何やねん!?」と言うところから説明していきます。その正体は、<レイ*月華>+<レイ*無我斬>+<不穏☆FU☆ON!>のパッケージです。
これらの採用により、2ターン目のフルハンデスが可能になります。
しかし、<不穏☆FU☆ON!>の登場により、青1エナという軽いコストで追加の2ハンデスが出来るようになったことで、現実的のラインを飛び越えて余裕でフルハンデスまで到達します。
また、相手の手札残数によって小出しにできる点も強力です。<イシガメ//ディソナ>や<EXTRA>などのメインデッキのカードと組み合わせることで、相手が爆発的に手札を増やせるような構築になっていない限りは、ゲームを通してフルハンデス状態を継続させやすいです。
これから、この事象が如何に強いのかを説明します。
その強みはザックリ分けて以下の3つ。
(1)相手の攻め手が緩む
(2)相手の盤面が弱くなる
(3)ルリグアタックが通しやすくなる
また、ディソナ環境において最も使われている序盤火力札と言えば何をイメージするでしょうか?
おそらく<小砲 バクチク//ディソナ>だと思います。このカード、非常に使い勝手が良い反面、ハンドコストが必要となります。早期から手札がカツカツの状態を作ることで、ディーセレ最メジャーシグニを牽制できる点も見逃せないメリットです。
1) 後攻1ターン目に<マドカ//フロート>などの手札が増えるアシストを使用、6枚のハンドでターンを返します
2) 次の相手のターンに<レイ*月華>+<レイ*無我斬>+<不穏☆FU☆ON!>+<イシガメ//ディソナ>で6ハンデスを喰らいます
3) 続く後攻2ターン目にレベル3シグニ2枚をドローしてしまい、何もできずにルリグアタックのみでターン終了
こうなると、その時点でゲームを畳むレベルでダメージレース的に差が開いてしまうのが、なんとなくイメージできると思います。相手のルリグデッキの構成や、手札補充系のLBによっても左右されますが、イージーウィンとも呼べる状況を作り出せる可能性がある点は相手からすれば脅威です。
また、ハンデスを行うことで、「一切シグニが並ばない」までは行かなくても、弱いカードが盤面に出てきやすくなります。ディソナのカード群には<大装 デストロ//ディソナ><大幻蟲 アロスピルルク//ディソナ><幻獣神ウルフレンド//ディソナ>など小型シグニであればノーコストで除去できるカードが多数存在します。これらのカードでコスパ良く要求ができるようなるのも一つのメリットです。
この点に比べれば、前の2つはおまけみたいなものです。
常にルリグアタックが通り続けることで、ダメージレースで優位に立てます。
シンプルですが本来ガードできるはずだった1点を奪えるという事象は本当に強力です。
また、既存のハンデスデッキがフルハンデスに至るのが早くて3ターン目だと思います。通常のハンデスデッキとの試合を思い返してみると、2ターン目まではサーバントを引けてさえいればガードできる展開が多いと思います。その1ターン分のガードすら許さないのもこのギミックのメリットです。
2.デッキ紹介
《不穏レイ》の強みが解ったところで、早速デッキ紹介の方に移っていきましょう!!以下の流れで解説していきます。
(1)デッキレシピ
(2)選ばれたのは《ナナシ》でした
(3)デッキの動き
(4)各カードの解説
実際に試運転をしてみると非常に強力なパッケージで、色さえ合うならどのセンタールリグに合わせても一定以上の出力を発揮してくれました。
ここで一つの課題が浮上します。
「どのセンタールリグに搭載するのがベストなのか?」
この課題に対し、様々なルリグを検討した結果、以下の3点で<ナナシ 其ノ参ノ禍>に決まりました。
1) リフレッシュによるダメージレース加速が狙える
2) コスパ良く攻められる
3) 理想盤面が作りやすい
<ナナシ 其ノ参ノ禍>はエクシード4と<羅菌姫 ヘドニム//ディソナ>の自動効果によって、リフレッシュによる追加の1点を狙うことができます。《不穏レイ》によるサーバント奪取も組み合わせて、4ターン前後での早期決着を狙うことで、少なくなった防御面数をカバーすることができます。
また、今回の構築では<メル・インビジブル>による3面防御を搭載しています。
序盤からのハンデスによって、相手の攻め手が緩むことも考慮すると5ターン目を迎えられる試合展開も少なくはありません。
4ターン目に決着を狙える攻撃力を有しつつも、5ターン目まで生き残れる防御力を兼ね備えています。そのため、対戦相手の有効LBの枚数に左右されにくいダメージレース性能を有していると言えるでしょう。
また、ハンデスによってパワーの低いシグニが盤面に並びやすくなっているので、散布したウィルスによるパワー3000マイナスでも、除去を狙うことができます。
これ等によって3グロウ以降は、殆どエナを使うことなく要求を行うことができます。
厄介なシグニがいれば<ペイラビ//ディソナ>や<バン//ディソナ>、相手のハンドが少し残っていれば<イシガメ//ディソナ>、コスパ良く除去したいなら<アルフォウ//ディソナ>、手札を節約したいなら2体目の<ヘドニム//ディソナ>などなど、1枚で殆どのシーンに対応できてしまいます。
また、<ナナシ 其ノ参ノ禍>のエクシード4と設置したウィルスのマイナス効果によって、シグニに頼らずともある程度の除去ができます。また、<羅菌姫 ヘドニム//ディソナ>の蘇生効果によって、好きな盤面を作りやすくなっています。
この点を活かすことで、個人的にディソナシグニ屈指の盤面強度を誇る<翠美姫 アン//ディソナ>の配置と3面要求の両立がしやすくなっています。これにより高いダメージレース性能を更に強化することができます。
以上の3点が、<ナナシ 其ノ参ノ禍>をセンターに据える大きなメリットです。
エクシード4によるライフクラッシュ、ダブルクラッシュやアサシン付与、エナ破壊と高い攻撃力を有した<炎妖舞 花代・惨>も有力な候補でした。最終的に、高い勝率が求められるディーヴァグランプリでの使用を鑑みると、破壊力は《花代》に若干劣るものの、攻めのコスパの良さと、盤面の組みやすさで幅広く戦える《ナナシ》に軍配が上がりました。
「手札が無くて苦しんでる相手をダメージレースで圧倒する!!」ただそれだけです。
意識すべき3STEPを簡単に説明します。
1) 2ターン目までに可能な限りフルハンデスをする
2) 攻める
3) 蓋をする
相手の手札残数に合わせてアシスト、ピースを使用するだけなので、特に難しい点はありません。<不穏☆FU☆ON!>を使うのに青エナが1枚必要なので、マリガン段階で青のカードは意識してキープしましょう。
ここでポイントですが、<レイ*月華>は先攻・後攻を問わずに、1ターン目に乗ってしまって大丈夫です。理由として、先攻の場合は、相手の盤面に立てる為のレベル1シグニをハンデスできれば、「2ターン目に<レイ*無我斬>が飛んでくることを見越してドローアシストを温存する」という選択肢を削ぐことができます。レベル1の枚数に余裕がある場合でも<バクチク//ディソナ>や<ワウルフ//ディソナ>などのアタッカーを抜ければラッキーです。
後攻の場合は、サーバントを抜きたいので問答無用でグロウします。祈りましょう。また、相手が「1ターン目にエナチャージをする」+「手札が増えるアシストを使用しない/入っていない」場合だと手札が3枚でターンが回ってきます。運良く<イシガメ>や<EXTRA>を複数枚引くことができれば1ターン目にフルハンデスも狙えます。可能な場合は躊躇なく実行しましょう。
1〜2ターン目は<不穏☆FU☆ON!>や<メル・バースト>、3ターン目以降は<ナナシ 其ノ参ノ禍>
のウィルスやエクシード4など、ルリグデッキでの除去がそこそこあるので、割と簡単に実行可能です。
ポイントとしては、相手もハンデスを行使してくる場合には、トップから何を引いても取り敢えず要求できるようになる<ナナシ 其ノ参ノ禍>のエクシード4はなるべく温存するようにしましょう。
また、一度は対戦相手をリフレッシュに入れたいので、デッキの残数に応じて<羅菌姫 ヘドニム//ディソナ>や<凶魔姫 アルフォウ//ディソナ>を配置しましょう。
ハンデスが効いているときの<アン//ディソナ>は、相手からしてみれば非常に厄介で、ただでさえ少ない勝ち筋が更に絞られてしまいます。色シャドウによって除去し辛いのはモチロンのこと、ハンデスやエナ破壊によるワンチャンも大幅に牽制してくれます。
序盤からのハンデス、3面要求、リフレッシュで広げたダメージレースにダメ押しをしてあげましょう。
・3面防御できる
・防御としての信頼性が高い
・<アン//ディソナ>と相性が良い
・デッキ内の採用色とも合う
ディーヴァグランプリで使用することを考えた際、最大の仮想敵に<炎妖舞 花代・惨>が存在します。この《花代》を相手する際に、3面防御がないとダメージレース的に間に合わない試合が多く発生します。そのため、大前提として3面防御が可能なアシストルリグであることが条件になります。
この段階で、実戦レベルのアシストが<メル・インビジブル>の他に<MC.LION-DISRESPECT>位しかいないので、事実上2択でした。
その上で重視したのが、防御としての信頼性の高さです。どのデッキからでも飛んでくる<幻怪姫 ドーナ//ディソナ>や、<幻獣神 ウルフレンド//ディソナ>の存在によって、<MC.LION-DISRESPECT>は割と貫通されやすいです。
その点<メル・インビジブル>はこれ等のカードで上から得点されないだけでなく、相手の要求面数が少なければルリグアタックまで防いでくれる点も魅力です。この点は<アン//ディソナ>とも相性が良く、サーバントが無く切迫した状況からでも生存できる展開が望めます。
最後に、環境に対するメタとして<バン//ディソナ>の運用を重視しています。そのため、一定枚数デッキに緑のカードを採用しており、<メル・インビジブル>の追加エナコストも工面しやすい点も優れています。
レベル1の枠は、相手の先攻1ターン目に<ノヴァ//ディソナ><サルノテ//ディソナ><デウス//ディソナ>などの高パワーシグニで固められると、要求が緩んでしまうので、その対策で<メル・バースト>にしています。とは言え、早期にハンデスを決める関係上、パワー7000を超えるシグニがしばらく出てこない展開もあるので、好みで<メル・リバイズ>にしても良いのかなと思っています。
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この枠はしばらく<蒼黒GAIA>で調整をしていました。
<コード・ピルルク・極>を筆頭に、爆発的なリソース獲得能力を有したデッキと相対することを考えた際に、フルハンデスから持ち直されても、<蒼黒GAIA>で追い打ちをかけることで終始マウントを取り続けることを意図していました。
しかし、仮にハンドを持ちなおされたとしても、それまでのダメージレースで圧倒しているケースが多く、<蒼黒GAIA>の意味がない展開が散見されました。
また、様々な対面と調整を重ねていくうちに、ハンド回復が得意でないデッキは、そもそも手札を構えた状態でターンを渡してくれないので、<蒼黒GAIA>を使わない/使えないゲーム展開になりがちでした。
ここで<蒼黒GAIA>が使えないせいで負けていれば問題だったのですが、使ってないのに勝ってる試合が多くみられました。《不穏レイ》を搭載した《ナナシ》のダメージレース性能が圧倒的過ぎて、ピース1枚遊んだ状態でも殆どのデッキに対し、対等以上に渡り合えるという結論に至りました。
という事で白羽の矢が立ったのが<ゼノ・クラスタ>です。新弾直後のどこから何が飛んでくるか分からない混沌とした環境において、強力な保険となってくれます。
<メル・インビジブル>を安定して運用するという面でも噛み合っています。
下級の選択肢として<小装 デウス//ディソナ>を採用して盤面強度を補強するのも候補でした。しかし、《花代》対面を想定すると、少しでも要求が緩んでしまうと、ダメージレース的に間に合わない試合展開になってしまうので、今回の構築では火力札を優先しました。
<幻獣 ワウルフ//ディソナ>は、相手の先攻1ターン目に<幻怪 モクモレン//ディソナ>2面をされた際、このカードを引くことができていれば上から点数を要求することができます。
除去の範囲も、ウィルス散布と組み合わせればパワー13000のシグニまで対応できるので、申し分ありません。
また、<聖天姫 エクシア>を立てられた場合でも、<ウムル//ディソナ>と<ナナシ 其ノ参ノ禍>のウィルス散布だけでもある程度対抗できます。後述する<バン//ディソナ>も合わせれば、ほぼほぼ意に介さないといっても過言ではないでしょう。
ノーコスト除去とデッキ破壊と、このデッキのコンセプトにピッタリ合致しています。
新弾で<UNKNOWN-CODE-RU->や<聖魔姫 ハイティ//ディソナ>、<翠美姫 アン//ディソナ>といったディソナのシャドウが一気に登場しました。
また、<散散 緑姫>のエクシード4によるパワー10000パンプなど、《ナナシ》のメイン除去手段であるパワーマイナスだけでは取り切れないケースも存在します。
これ等に対し、1枚で対抗できるようになる<バン//ディソナ>の採用は、ほぼほぼマストと言っても良いでしょう。
■終わりに
いかがでしたか?《不穏レイ》のパッケージはメッチャ強いので色んなルリグで遊んでみてください。
足りないパーツのお買い求めの際はぜひとも遊々亭で!!(ダイマ)