
さて、最近発売されたブースターを振り返るとコロコロスタートデッキパックや時空創竜などなど再録こそあったもののリリカルモナステリオのメイン収録がされていません。
しかしそんな中でもコロコロスタートデッキパックでの再録で組みやすくなり、さらに実は時空創竜で強化されたそんなリリステのデッキを紹介したいと思います。
まずはデッキレシピからです。
デッキレシピ
ライドデッキ
計5枚
グレード1
計25枚
グレード0
計16枚
そんなわけで今回はフェネルのデッキを紹介します。
そもそもフェネルデッキとは
リリカルモナステリオ ~いたずらしちゃうぞっ~で収録された<Tr!ple×Tr!ck フェネル>をメインに据えたデッキです。このデッキでは<Trick&Treat!>という本来のヴァンガードでは同名カードは4枚までという制限を越えた、デッキに16枚まで入れられる特殊なカードを使ってファイトしていきます。
Trick&Treat!はオーダーをプレイした回数によって効果を発動します。
効果としては、相手の盤面に触らせてもらうか1ドロー、1ドローとCC1、ドロップからG3以下の蘇生ができるなどやれることが結構多岐に渡っています。
しかしオーダーのプレイはターン1回という制限があるのにどうやって3回も使うの?という問題に対しては、Tr!ple×Tr!ck フェネルにオーダーが3回プレイできるという能力が備わっています。
そしてフェネルがアタックした時にCB1でRと自身にクリティカル+1をしてドロップのTrick&Treat!の枚数×2千のパンプを行います。
このようにオーダーを連打してドロップにオーダーを溜め込みクリティカル上昇とパワーパンプでアタックしていくデッキです。
基本的にアタック回数を伸ばすギミックがないデッキではありますが、序盤から盤面を並べつつオーダーをプレイし、G3フェネルに乗ってクリティカルと高パワーで早期決着を狙うデッキです。
ライドラインで最大4枚のTrick&Treat!を回収して圧縮をしていけたりして、序盤からのトリガー率も高いデッキでオーダーが相当な枚数ある故にデッキの総シールド値が低くはなりますがかなり楽しいデッキです。
一応フェネルのデメリットとしてG3フェネルがいるとTrick&Treat!とレガリスピースしかオーダーをプレイできないという制限があるのでデッキ構築するにあたってその辺りは気をつけましょう。
各カードについて見ていきます。
ショップ常連の女の子 スイナ
オーダーを多用するデッキなので<ストレージャ>との相性が非常に良いのがフェネルというテーマです。リリステの汎用カードのストレージャは結構な値段をしていたのですが、コロコロスタートデッキパックで<スイナ>が収録されたことにより価格が下がり入手しやすくなりました。
これによりフェネルのデッキを組もうとするとフェネル周りのカードは安いのですが、ストレージャが......という悩みが解決されています。
序盤からオーダーを使っていけるのでノーマルオーダーをプレイしている条件が他のデッキより格段に満たしやすくなっています。
オーダー自体は序盤は狙えて1ドローの効果です。そこにスイナ効果でユニットの展開かオーダーを回収していけます。
フェネルのデッキではオーダーのサーチは多数あるのですが、ユニットの展開面に置いては少々手薄になります。そこをスイナによりサポートしていけるので4枚採用したいカードになります。
煌結晶
そして時空創竜の強化としてこのレガリスピースです。レガリスピースなのでリリステにも問題なく採用できます。
リリステデッキには煌求者が現状存在しないのでこのレガリスピースはデッキトップ5枚を見てVのグレード以下のユニットを1枚コールする、というカードになります。
ノーコストとはいえそこまで強い効果なのか?と疑問を抱くかもしれませんがフェネルデッキに置いてかなりの救世主となっています。
先述した通りこのデッキでの<ストレージャ>及び<スイナ>はメインエンジンとも言えるほど重要なカードです。
1度アクセスしてしまえばアタッカーとしてコールし効果を発動、相手ターンにインターセプトしてドロップに送る、<Trick&Treat!>でドロップからコール、ユニットの効果以外でコールされているのでRに登場した時の効果が使える。
そしてまた相手ターンにインターセプトでドロップに送ってとなっていきます。
1枚のカードでかなり使いませる強力なカードです。
逆に言えばこのカードを使えるかどうかでデッキの出力がガラリと変わってしまいます。
フェネルデッキではオーダーサーチが多く、山札圧縮をしてくれるのでそれなりにノーマルユニットを素引きすることができます。
しかし、ノーマルユニットをサーチする効果はなく、求めているスイナに繋げることが出来ないという事も発生します。
アグロデッキなので序盤から引き込んでおかないと厳しくなってきます。
そんな時に役立つのが今回の<煌結晶>です。
手札に十分なTrick&Treat!がない時のライドコストとして手札から捨てられる候補でありながら、最悪手札から起動効果を使うという選択も取れて5枚見てスイナを探してこれるレガリスピースの選択としてかなり優秀なカードです。
さて今回は組みやすくなり、実は強化されていたフェネルのデッキを見ていきました。
ちなみにオーバートリガーに関してはムキムキになったRを<ヴァルナート>により2回アタックできるように狙うのが理想的な動きになっています。
ヴァルナートに関しては来月発売の月牙蒼焔にて再録が決まっているので、とりあえず組んでみて月牙蒼焔で完成させるということもできます。
<煌結晶>かなり面白いレガリスピースで色んなデッキでの採用が検討できます。
お家で眠っているデッキが実は相性が良くて......なんてことがあると思うので、今一度持ってるデッキを見返してみるいい機会かもしれません。
今回は以上となります。ありがとうございました。