今回は、『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』のデッキ紹介記事となります。
まずは、デッキリストからどうぞ。
デッキレシピ
ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
プレイヤー:じょーじ
キャラクター
計33枚
イベント
計27枚
EXカード
計15枚
・コンセプト説明
まず、このデッキのコンセプトですが......前回のレビュー記事を書いていた際に「ノーゲーム・ノーライフ ゼロデッキ」で強そうな動きだと書いていた、『ステータス勝負』は狙いません。逆に、前回記事では、シングルレギュレーションでは弱そうだと書いていた『相手の使用コストを下げて、天然持ちでアプローチする』ギミックを中心に攻めていくことが、このデッキのコンセプトとなっています。
・デッキ内のキーパーツについて
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《01-083 シンク・ニルヴァレン》 このデッキのコンセプトになっている『相手の使用コストを下げて、天然持ちでアプローチする』ですが、このタイトル内に素で〔天然2〕を持っているのは<シュヴィ&コローネ・ドーラ>1種類のみなので、他のキャラには<01-083 シンク・ニルヴァレン>を使って疑似的な〔天然1〕を振りながらアプローチしていきます。 序盤~中盤で、ステータスパンプアップがてら〔天然1〕を付けるために、1~2回ほどEXデッキから取るのと、詰めの場面で<ノーゲーム・ノーライフ ゼロ>で2回以上場出しさせることもあるため、4枚使い切る試合も多いです。 |
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《ST-001 リク》《ST-015 コローネ・ドーラ》 どちらも、相手のコストを下げるテキストを持つカードです。 <ST-015 コローネ・ドーラ>は登場時にドローできるのが優秀で、<ノーゲーム・ノーライフ ゼロ>などの重要なイベントを引きやすくなります。 一度登場させてしまえば、(天然1と組み合わせて)毎ターン3c以下のキャラ1体を妨害不可にし続けてくれるので、相手に重要な高コストキャラでの妨害を強いることが可能です。 <ST-001 リク>は、場に出た際に1体の使用コストを3減少してくれます。 コストの減少幅が大きいのと、「シュヴィ」ネームが場にいれば自由登場になるので、<01-049 コローネ・ドーラ>と組み合わせてアクティブ自由登場として運用が可能です。 また、このデッキは防御がそれほど厚くないため、緊急時には妨害に回せることが大きな利点となっています。 |
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《01-051 コローネ・ドーラ》 自分のキャラを除外し、もう一度出しなおすことができるキャラです。 相手のカードの効果でアプローチを封じられてしまったキャラを出しなおすことでアプローチ可能な状態に戻したり、場に出た時に発動する効果を持つキャラを複数回場に出すことができます。 このデッキでは、<01-083 シンク・ニルヴァレン>で自分のキャラすべてに〔天然1〕を与えつつ、<ST-001 リク>を相手のキャラすべてがコスト1以下になるまで場に出し続けます。 |
・その他のコンボパーツ
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《01-048 白》 主に、登場時の2ドローを使ってショットに必要なパーツを手札に集めるために使います。 <アッサム>などのマイナス修正をかけてくるカードに対する牽制にもなりますが、実際には<01-049 コローネ・ドーラ>の効果で40/10に上昇した<01-045 シュヴィ>のステータスを30/0に戻す使い方しかしたことがありません(相手のキャラと相打ちして<01-003 シュヴィ>の効果でドローするため)。 |
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《01-107 模倣人格》 このデッキでの使い方は、主に<01-041 シュヴィ>に<01-051 コローネ・ドーラ>をコピーさせることで、ノーハンドでの1体出し直し+EXカードを加えるという動きです。 たまに、<01-003 シュヴィ>や<01-054 シュヴィ&コローネ・ドーラ>をコピーさせることもあります。 |
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《01-113 再連結申請》 <ST-001 リク>と組み合わせて、アプローチフェイズ中に登場したコストの高い自由登場キャラのコストを下げるために使うのが主な使い方です。 手札に<ノーゲーム・ノーライフ ゼロ>が足りていない場合には、メインフェイズ中にサポートエリアに置いた<01-083 シンク・ニルヴァレン>をメインエリアに出しなおして、天然を振りつつ1パン増やすために使うこともあります。 |
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《01-124 賭け金》 指定したカードと同名のカードをサーチできるイベントです。 デッキの上から7枚しか見れないのにもかかわらず、2枚確定で持ってこないと失敗になってしまうので、基本的には手札コストです。 手札に必要なパーツが揃ってないときのみ、成功することを祈りながら、<P-001 シュヴィ&リク>か<01-054 シュヴィ&コローネ・ドーラ>に打ちます。 このカードを打つためだけに<01-010 シュヴィ&リク>を場に出すこともあります......。 |
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《01-109 同意に誓って(アッシエント)》 5枚目の<ノーゲーム・ノーライフ ゼロ>として運用します。 対象が限定的で、<01-054 シュヴィ&コローネ・ドーラ>を場に出すことにしか使いませんが、手札2枚で1パン増やせるのは魅力的です。 |
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《01-116 刻印》 対『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』戦で疑似天然でのアプローチ合戦の際に<01-049 コローネ・ドーラ>が落とされてしまうことが負けにつながりやすいと感じたため、投入しました。 このカードと<01-005 シュヴィ>や<01-045 シュヴィ>があれば、そのターン中は守りきることができます。 本来であれば4枚積みたいですが、このデッキでは効果的なタイミングで1枚打てれば十分であり、2枚以上抱えると手札がパンクしてしまうために1枚投入です。 |
・デッキの回し方
3ターン目までに、ショットの準備を整えることを目標に立ち回ります。1ターン目は、<01-005 シュヴィ>を登場させることを目標に。
2ターン目は、盤面に<01-049 コローネ・ドーラ>を登場させる(場に出す)ことを目標にし、それまでの間に、
- <ST-001 リク>と<01-051 コローネ・ドーラ>を手札に持つ。
- なるべく多くポイントを受けておく。
- なるべく多くのドローイベントを抱える。(<01-124 賭け金><01-127 新世界><ST-032 ゲームの神様>などのポイントを手札に変換できるもの)
手順その1
この時、EXカードを取るテキストを持つキャラが余っている場合は、手札に<01-026 リク>を加えておくか<01-049 コローネ・ドーラ>を加えてコストにしてしまいましょう。
<01-015 リク>を出せる場合は、その3減からサポートエリアに<ST-001 リク>を登場させておいてください。
手順その2
<01-051 コローネ・ドーラ>を登場させて、テキストで<01-083 シンク・ニルヴァレン>を場に出し、先ほど〔天然1〕を与えていないキャラ2体に〔天然1〕を振り、さらにもう一回場に出すことで、<01-083 シンク・ニルヴァレン>自身にも〔天然1〕を与えます。
手順その3
相手の場からコストが2以上のキャラがいなくなるまで<01-051 コローネ・ドーラ>のテキストを使ってサポートエリアで場出しを繰り返します。
ここまで終わったら、アプローチフェイズです。
<01-083 シンク・ニルヴァレン>からアプローチしていき、アプローチできるキャラがいなくなったら、<01-083 シンク・ニルヴァレン>の上に<01-026 リク>などの自由登場キャラを登場、その後、<ノーゲーム・ノーライフ ゼロ>を使って、<01-083 シンク・ニルヴァレン>を場に出して、自身と<01-026 リク>に〔天然1〕を与える。
......というような要領で妨害できないキャラでのアプローチ数を伸ばしていきます。
相手の2~4コストの自由登場キャラが出てきたら、<01-113 再連結申請>でサポートエリアに置いておいた<ST-001 リク>をメインエリアに出しつつ、コストを下げて妨害不可にしてしまいましょう。
・まとめ!
『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』のデッキは、リソースを稼ぐカードが乏しく、相手のアプローチフェイズ中に自分のキャラのAP/DPを高くして相手のアプローチしてきたキャラを倒す......というコンセプトだと、ハイスクール・フリートなどの簡単に大型キャラを出しなおせるタイトルに対して、『相手のキャラを倒すために使った自分の消費が相手の消費を上回ってしまう』ということも多く、それだけでは安定して勝ちにくいと感じたためにこのデッキを作成しました。回し方の部分を見ていただいた方にはわかると思いますが、ショットのために必要なパーツがそこそこ多く、手札がどれだけあれば足りるんだ......と思うような若干無理のあるコンセプトでしたので、個人的にもデッキとして組み上げるまでは強くないのではないかと思っていましたが、この疑似天然ショットが完成しない場合でも、<01-005 シュヴィ>のテキストで相手のキャラすべてのAPDPを下げながら、<01-049 コローネ・ドーラ>や<ノーゲーム・ノーライフ ゼロ>のテキストを利用して適当に連続アプローチしているだけで勝つことができる試合も多く、使っているうちに意外と使いやすく強いデッキだという印象に変わりました。
また、特にタイトルミラー戦の際に強力なデッキなので、今月のプレシャスデーなどで活躍するんじゃないかと思います!
ではでは、また次回に!