今日は東京地区予選についてです!
●前回のあらすじ
前回の「地区大会に向けて」の記事をご覧ください!ありか「(今の環境は)エロマンガ先生がやはり目立っていると思います」
ありか「先生に勝てるかがやはりキーとなってくるのではないでしょうか」
ありか「僕のおすすめは先生、SHIROBAKO、ゆん、アンチョビ、はいふりです」
ありか「現状この5つのどれかを使うだろうかなぁと思っています」
次に、プレメモ東京地区予選のデッキ分布とCブロックの優勝者を見てみましょう。
使用率
ゆゆゆ 21.2%
ノゲゼロ 18.2%
先生 18.2%
NEWGAME 9.1%
SHIROBAKO 6.1%
......
Cブロック優勝 ありか(使用:ノゲゼロ)
嘘ついてすみませんでした!!!
言い訳のようですが、上記の考察はゆゆゆのリストを見る前に考えてたことなんです。
当時は「ゆゆゆも発売かぁ。ガイルも出るのか。まあもっと先でしょ」といったノリでせっせとSHIROBAKOを練っていたのです。
本当に地区はSHIROBAKOのつもりで書いていました。その時に練っていたSHIROBAKOについては後日記事を公開することで供養したいと思います。
とにかく、ブロガーとしては発売タイトルのことを深く考えずにブログを書いてしまったことを反省しています。
今回はその意味も込めて、なんとか優勝できたノゲゼロの解説をさせていただきます。
●デッキ選択
ちょっとだけ時間を遡り、静岡地区の結果を見てびっくりしたという昔話をさせていただきます。横浜中華街で小籠包を食べていた時のことです。静岡地区で元ジャックさん(以下:師匠)が優勝していました。青天の霹靂です。
Twitterの結果速報を見て「うぉっ」って声が出ました。思わず「うぉっ」ってリプ送りました。
師匠がそのとき使っていたデッキは、3on3で組ませていただいた時にも使用していたノゲゼロでした。
ただ、扱いが非常に難しいデッキだったため、自分の選択肢としてはあまり視野に入ってはいませんでした。
そんなこんなで、東京地区1週間前。師匠にデッキ選択のアドバイスをもらいました。
「ノゲゼロか東郷がいいと思うよ」とのお言葉をいただいたので、それに従うことにしました。
僕はレベルアップタイトルがあまり得意ではないのと、東郷はミラーが大変なのでデッキは決まりました。
デッキ選択は非常にあっさりと終わりました。
●デッキレシピ
●デッキ解説
おそらく、一般的なノゲゼロの構築とはちょっと違うかな、と思います。ノゲゼロは<EXコローネ>+<リク>と<シュヴィ>の自由登場や、<EXシンク>と<STコローネ>や<STリク>のコストダウンによる疑似天然によるショットデッキという印象がありましたが、このデッキは言うならば「討ち取る」特化型です。
詰めにいく手段こそショットの動きを取りますが、そこに至るまでの過程で相手のリソースを削り取っていくことを目的とした動きを取るため、その部分でやや構築や動かし方が変わってくると思います。
まず大前提の動きですが、<SR空>を置きます。
割とロングゲームを好むデッキですので、初手で必ず置きたい1枚です。
〔ブレイク〕を持つカードが見えた場合はそちらを残し、ブレイクでリソースを稼ぐと更に美味しいですね。
次にすべき動きは<EX回収リク>で<6cシュヴィリクコンビ>を持ってきてからの「<おめかし>」。
手札に戻った<EX回収リク>で<アズリール>を回収。これで相手ターン中に80の威圧をかけられます。
理想は先攻1t目に<SR空>とコインの乗った<6cコンビ>が並ぶことです。
欲を言えば<EX回収アズリール>または<01-065 ステファニー・ドーラ>、もしくは<SR0cシュヴィ>のいずれかを置けると最高です。
前者は割と簡単に100ラインを作ることができ、後者は相手の数値を下げることができるため、盤面で優位に立ちやすくなります。
この壁を突破できないタイトルは、出だしで早々にコケてしまいます。恐ろしいです。
2t目からはより盤石の態勢を作りにいきます。
<タイトル>を引いたタイミングで<EXコローネ>を出すことで、さらに数字が大きくなります。
<EX5cリク>を置くと、自分のイベントに反応して相手の数値修正をかけられるので、頑張って大きくなった先生やはいふりとかでも倒せます。ここは相手によって優先順位を変えていきたいですね。
こちらのアプローチですが、<SR0cシュヴィ>で相手のキャラ全体に減少をかけ、キャラの登場に<EXコローネ>のパンプをつけ、ついでに<白>の超パンプをつけて、ハイパワーラインでちょっとずつ攻めていきます。中盤以降は点をもらわないように、攻め過ぎずの姿勢で行くことが重要です。
終盤は相手のリソースが切れてくる頃を見計らってショットをかけます。
各種EX回収で<リク>を蓄えつつ<自由登場シュヴィ>を抱えて、<EXコローネ>の効果と合わせたショットが基本形です。
<ブリンクコローネ>と<EXシンク>、<STコローネ>の3枚が揃っていたら、<STコローネ>で相手のコストを下げてブリンク、コスト減少、ブリンクを繰り返し、<EXシンク>をブリンクで効果付与、ブリンクで効果付与という動きで天然寄りのショットも出来ます。
どちらで行くかはその時の手札と盤面と相手次第です。ショット力が強いので、中盤は無理して攻めなくて大丈夫です。
以上が大まかな動きになります。
時系列による盤面のイメージはこんな感じです。対戦相手は東郷の想定です。
サポート:<EX回収リク> <EX回収アズリール> <テト> <ブリンクコローネ>
サポート:SRシュヴィ2種 <白> <EX回収リク> <EX回収アズリール> <テト> <ブリンクコローネ> <01-065ステフ>
サポート:置けるやつ全部(おそらく11枚)
ではちょっとだけ、東京地区予選の振り返りです。動きの解説も兼ねさせてもらいます。
●東京地区予選
<STコローネ>を早めに置いて相手ターンに<サンタ紗霧>にコスト軽減をぶつけないとタイトルがきついです。
6cコンビ同士が<タイトル>で消えるのは確かに痛手ですが、その返しくらいに<EXコローネ>と<EXリク>とその他サポートエリア諸々で数値を出せるようにしておきます。
自分のターン中はキャラ登場を絞り、返しのターンで自由登場を2回登場させることで相手ターン中に<ドロー紗霧>を反応させて手札消費を強要したり、相手ターンで<EXシンク>を<ブリンクコローネ>で出し直して数値を作ったりという細かい動きで苦しめていったつもりでしたが、最終ターンに思いっきりショットをされてしまいました。
制限時間になってしまい6-6で引き分けになりました。
ターンが帰ってくれば詰め切れたので悔やまれますが、このノゲを握る以上引き分けは仕方のないことですので割り切ります。
序盤から割と盤面を早く形成できたため、あとは相手の手札を絞ることに専念します。具体的には<数値100のドロー>を反応させないようにする作業です。
<6cコンビ>と<5c明乃>での数値形成では100ちょうどにしかならないため、<SRシュヴィ>さえ置いてしまえばイベントを1度打つだけで100に到達しなくなります。
砲雷科や<プロモほまれ>のテキストには<EXリク>の数値修正をかけます。こうするとドローできないだけでなく、こちらの数値を超えることですら難しくなってきます。
逆にこちらはフルパンしても<SRシュヴィ>でおそらく全部起きますので、通せるときに点を通し、<ハンデスコンビ>が出たら手札キープ、相手のリソース切れを狙ってショットという動きが理想の詰め方になります。それが割とうまくできたため、最後は天然ショットで<ハンデスコンビ>1回の上からショットしました。
対策としては、相手ターン中にプレイできるイベントを抱え込んで、<5c銀>に対して<SRシュヴィ>で数値を下げまくって100以下にして<ダメ禁>か<一刀両断>がいいかなと思いました。一応その手札も整えつつショットに行けたので、初見にしては割と満足です。
結果、新環境になんとか体がついて行ってくれたため優勝できました。
以上が解説になりますが、このデッキはとにかく難しいです。
サーチも薄く、ドローも難しく、数値計算がややこしく、ショットが難しい。その上、制限時間が厳しいです。
似ているデッキとしてSHIROBAKOを想起しますね。徐々に相手の点を受けない&こちらの点が通る態勢を作って点を刻み、受けきれないショットでフィニッシュ、の流れが似ています。
決定的に違うところは先述の通り、手札管理の難しさです。ノゲは難しい。
慣れていないと難しいので、使いやすさで言えば僕は東郷をオススメしますが、上手く扱えるようになるとめちゃくちゃな強さにびっくりします。
地区用として、是非組んでみてはいかがでしょうか。