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デッキレシピ:2021年7月 アーカイブ

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【じょーじ】全国大会のデッキが決まるまで

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    by デッキレシピ

    20210730225180.jpg
    全国大会のデッキが決まるまで
    こんにちは。
    片桐誠仁(じょーじ)です。

    今回は前回紹介したデッキに辿り着くまでのおまけ蛇足記事です。
    前回の記事の続きのようなものですので、まだ見ていない方はそちらの記事から見てくださいね!

    時は遡ること―――全国大会1か月前。
    全国大会に出るからにはすべてのデッキタイプを触っておくかと思い、地元の某プレイヤー様から「雪乃」デッキを貸してもらい、使ってみました。

    これまで「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」のデッキとは対戦したことはあるものの、自分でデッキを回してみたのは初めてだったため、その使用感の良さにとても驚きました。
    まず、強いと思ったのが、サーチやドローできるカードが多く、ゲーム中触れられるカードが多いこと。
    現代のプレメモと比べると破格の手札交換カードが多くあり、これによってデッキの中身ほとんどに触ることができるので、自分の思い通りにデッキを動かすことができます。すごい。

    もう一つの強みとして、手札が増える手段が複数あること。
    上記の「結衣」を2回ほど、イベント2種をそれぞれ使いきれれば、最終的に手札枚数が+12枚。 そして、それをできるぐらいの手札交換系カードがあります。すごい。
    ここまでカードを引いておきながら、さらにキャラの展開に使う手札の消費を抑えるカードがあります。
    seisyun.jpg
    条件が簡単なような、難しいような...。
    後半になると、コストを踏み倒しながら好き勝手に盤面を作れます。すごい。

    山札のほぼすべてに触ることができて、手札枚数も増やせて、好きな盤面を作れます。
    この様子だと、「雪乃」デッキよりも強いデッキがあるのではないかと直感的に思い、過去のカードを洗ってみることにしてみました。

    最初はアタッカーなどを探す予定だったのですが、リストを眺めはじめて間もなく、カードパワーがおかしなカードを見つけました。
    目が落ちました。
    手札を1枚消費して、ポイントを2枚表にできるカードですが、1ターンに何度も使うことができます。
    え、この充実したカードプールの中に、使いまわせる1アドバンテージカードなんてあって大丈夫なのか......。
    しかも山札の下なんかに行ったら無限ループが可能にできちゃうのでは......。

    もし、ポイントを1払って1ドローできるようなカードがあったら......。
    ありました。
    ......しかし、起動効果は1ターンに1回しか使えないので、無限ループにはなりません。
    もし、手札1枚消費で、この「材木座」のテキストを再利用できるようにするカードでもなければ......。
    ありました。

    ......ということで、これらのカードを組み合わせると、(山札の中を「平塚先生」のみにすることで)
    ① 「平塚先生」を山札の下に置きポイント2枚表(手札1枚消費、ポイント2枚増加)
    ② 「材木座」の能力で、1ドローで平塚先生を引く。(ポイント1枚消費、手札1枚増加)
    ③ 「いろは」を登場させ、「材木座」を出し直して能力を再発動可能に。(手札1枚消費、ポイント1枚消費)
    ④ 「いろは」の能力で自身を手札に戻す。(手札1枚増加)
    ⑤ ①に戻る。
    ......無限ループが完成しました。
    しかし、ただ同じ行動を無限に繰り返すことができるというだけで、1ループしても手札やポイントの枚数に変動はありません。

    しかし、これだけでは、意味のない無限ループですね。
    もし、"自分のキャラが登場するごとに何かを起こせるキャラ"がいれば、意味のあるループになるのですが......そんな都合よく......
    いました!

    このカードと先ほどのループを組み合わせれば、1ループするごとに、このカードのAPDPを+10/+10することができます!!
    これを繰り返すことで、APとDPが無限に!!!!
    最強の雪乃が作り上げられます!!!!
    やったー!!!!



    (世界線が分岐する音)
    手札を1枚消費して、ポイントを2枚表にできるカードですが、1ターンに何度も使うことができます。
    え、使いまわせる1アドバンテージカードなんてあって大丈夫なのか......。
    しかも山札の下なんかに行ったらループできちゃうのでは......

    この「平塚先生」は、手札-1、ポイント+2するカードですので、+2したポイントを手札に還元できるカードがあれば無限ループが可能です。
    例えば、この「雪乃」は手札-1、ポイント-1することで、手札を+2することが出来るので、「平塚先生」と合わせることで、手札消費0、ポイント+1にできます。
    単純なアドバンテージになりますね。

    しかし、この「雪乃」はAPDPのないサポートキャラのため、1ターンに何度も使うことはできません。
    ということで、APDPを持っていて、かつ先ほどの「雪乃」と同じように、手札-1、ポイント-1することで、手札を+2できるカードを探しました。
    あるにはある......。
    しかしEXデッキから取る方はEXデッキが途中で尽きてしまうので無限ループにはできません。
    7-2の「戸塚」であれば無限に出来るルートはありそうなので、このカードを使う方向性でデッキを組んでみようとしたのですが、難しい......。
    なかなか脳内でループが完成しなさ過ぎて夢に出てきてうなされました。(本当に)

    残念ながら夢の中でも完成しないままでしたが、次の日、別のカードを思い出しました。
    使用するためには条件がありますが、休息状態にするだけで2ドローできるカード。
    「材木座」の時のように、テキストを再発動できるようにすればよいのですが、先ほどの「いろは」は活動状態のキャラしか除外できないため、使い回すことは諦めていました。
    しかし、脳裏にもう一枚のカードが浮かんだのです。
    そういえば、状態を問わずテキストを再発動できるようにできるカードがいました。
    「八幡」のテキストで手札枚数+2枚。
    それを再発動させるための「小町」が手札-1+ポイント-1で出せるので、合計すると、ポイント-1で手札+1。
    完全に求めていたものと一致しました!
    兄妹ということもあり、しっかりとシナジーするように考えられて作られていたのですね......!

    ということで、
    ① 「八幡」の能力を使用(手札2枚増加)
    ② 「平塚先生」を使ってポイント2枚表(手札1枚消費、ポイント2枚増加)
    ③ 「小町」を登場させて「八幡」の能力を再使用可能な状態に(手札1枚消費、ポイント1枚消費)
    ④ ①に戻る。
    これで手札消費無しでポイント+1できます。
    この後、「小町」を出すたびにポイント1枚を手札1枚に還元できるようになり、「平塚先生」を出すたびにポイントを増やせます。

    しかし、この行動の中に「小町」を手札に戻す行動を含まれていないので、この動きをずっと続けるには「小町」を何度も出すため、山札の回復を挟んだり、手札消費をせずに「小町」をメインエリアからどかせるカードがないといけないのですが......
    手札消費無しで「小町」をどかしつつさらにカードを引ける「雪乃」と、ポイント1枚消費のみで山札を7枚回復できる「雪乃」がいます。
    これによって無限にアドバンテージを増やせるループが完成しました。
    ......探せば何でもありますね、このカードプール......。

    蛇足ですが、1ループごとに小町を1回登場させるため
    これら3枚を組み合わせることでさらにドロー加速することができます。(既に無限アドバンテージなのでやる必要はないですが、アドバンテージを稼ぐ時間短縮になりますね)

    ......さて、無限にアドバンテージを取れるようになったのはいいですが、その結果、相手を倒せないなら意味がありません。
    ですが、最終的に何をするかは先に決めてありました。
    このカードです。
    山札回復を1回挟むごとに、おおよそ2アドバンテージくらいとれるので、それを相手の山札2枚破棄に変換することで、理論上無限に相手の山札を減らすことができます。
    これによって、ライブラリーアウトで確実に勝つことができますね。


    ......しかし、この無限ループを使えば簡単に大会優勝できるのかと言われるとそんな甘い話はありません。
    このデッキには問題点が3つほどありました。
    1つ目は、「平塚先生」が使えないと完成しないループであること。
    つまり、ポイントを2ポイント以上受けた状態で自分のターンを迎えないといけません。
    1ポイントの状態から一気に7ポイント詰められるなどしたら負けてしまうため、相手が対策を知らない前提のデッキとなります。

    2つ目は、時間が足りないこと。
    山札回復「雪乃」1回のループを1ループ=山札2枚破棄に変換できたとしても、シャッフルやドローの処理などにかなりの時間を要してしまうため、制限時間内に相手の山札がなくすのは怪しいところです。

    3つ目は、環境デッキの中に対策カードが存在すること。
    出されるだけで詰みのカードがあるというだけで、大会に持ち込むのは怖いですね。



    (世界線が分岐する音)
    ということで、無限ループギミックを使ったデッキはお蔵入りにして、
    無限ループギミックを使ったデッキも倒せて、さらに他のデッキも倒せるようなデッキを作ることにしました。

    ここまでは自分がやりたいことをできるかどうかという視点でカードプールを眺めていましたが、次は、自分がされたら嫌なことができないかどうかという視点でカードプールを眺めてみることにしました。
    そこで見つけたのがこのカード。
    条件を満たせば、相手のキャラを全て休息状態にできます。あまりにも雑で強い。
    そして、今まで対戦相手に使われて嫌だなと思ったことのあるこれらのカード。
    これらを組み合わせて、防御札を封じながら全員休息にしてアプローチしてくるようなデッキを対戦相手に使われたら嫌だなぁ......と思い、そのコンセプトで組んでみることに。

    盤面が完成したら確殺コンボができそうではあるものの、
    プロムコイン周りの準備も含めると手札消費が多く、盤面完成まで時間がかかってしまうため、動きの速いデッキに勝てないのではないかという懸念もありましたが、
    もし対戦相手のデッキが速いデッキで、序盤からポイントを受けてしまった場合でも、無限ループギミックで使用した「平塚先生」を入れておくことで、受けたポイントを活かしてリソースを多く確保できるようになるため、
    相手のデッキの速さに合わせて自分の準備期間も調節できることに気が付きました。すごい。

    そうしてできあがったのが、前回の記事で紹介したデッキとなります。


    以降は、前回できなかったデッキに入っているカードの解説です。

    03-004 雪ノ下 雪乃 / 03-015 由比ヶ浜 結衣
    どちらも1試合に4回使えることはほぼありませんが、
    意外とデッキ内の3ソースのカードが少なくて困ることがありますので、3ソースのカードとしても使えるこれらはどちらも4枚投入です。
    ようこそ、奉仕部へ / やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
    youkoso.jpg oregairukan.jpg
    手札が増えるイベントカード。打てれば打てるだけ強くなるので4枚投入です。

    01-008 雪ノ下 雪乃
    優秀な手札交換。主にイベントカードを引き込むために活躍してくれます。
    山札の上に2枚戻す部分は、キャラを2枚上に置いて「奉仕部」のヒットを確定させたり、ブレイク持ちのイベントを仕込んだり、「タイトルイベント」で回収したEXカードをそのまま除外してソースの確保しつつデッキを掘り進めたりと、その他にも使い方が無限です。
    このカードを登場させるたびにどんどん自分に有利な状況を作れるので、4枚投入です。

    青春を彩る彼女たち
    seisyun.jpg
    山札全サーチ兼、コストを踏み倒してキャラを場出しできるカード。
    このカードの凄いところは何も休息にしなくても、0コストのキャラを場に出せることです。
    序盤に出しておきたい<02-090 比企谷 八幡>を確実に持ってこれる他、例の<01-031 平塚 静>を直接サーチすることで1アドカードとして使うこともできます。
    腐る場面が全く無い......とは言い切れませんが、生み出すアドバンテージ量がすさまじいので4枚投入です。

    ST-002 雪ノ下 雪乃 / ST-020 相模&秦野
    プロムコイン周りのカードは、合計プロムコイン16個分のキャラを採用しています。
    ここは時間をかけて調整したわけではないので、もっと多めに積んだ方がコイン集めが円滑にいく可能性もありますが、キャラ回収手段も合わせれば、このくらいあれば3ターン目あたりまでに自然に貯めきれるなと実戦から判断してこの数に。
    プロムコインは合計10個あればいいので、登場時に3個生み出すカード1枚、2個生み出す人2枚、1個生み出す人3枚......といった感じで出来るだけ無駄なく集められると嬉しいですね。

    02-090 比企谷 八幡 / 待ち合わせ
    matiawase.jpg
    2枚投入ずつの防御カードです。
    「八幡」はテキスト無効対策として、場に1枚、手札に1枚抱える動きをすることがあるため2枚。単純にAPDP持ちの八幡なので<03-004 雪ノ下 雪乃>と組み合わせてアプローチ数、妨害数を増やせるのも強力ですね。
    「待ち合わせ」は単純に2回使いたい試合があったり、俺妹戦ではメイン割り込みによって1枚無駄遣いさせられてしまったり、2枚のうち1枚はブレイクに仕込み、手札に1枚抱えることで0コストイベント封じ系のカードを対策したりという動きをすることがあったので、合計2枚投入になります。3ソースなので序盤に引くとコストにして後悔することもあります。

    02-002 雪ノ下 雪乃 / ST-015 比企谷 八幡
    盤面の青のカードの数だけ大量の手札交換が可能の雪乃と、それをデッキからサーチできる八幡です。
    EXカードをはじめとした、手札にダボついた要らないカードをガンガン捨てながら、デッキの中のイベントカードを引き込めます。
    この雪乃で6枚くらい一気に交換できる状況だと「あ、このターンで勝てるな」という気分になります。
    サーチできて大丈夫なのかなこのカード......?

    02-086 戸塚 彩加 /P-014 一色 いろは / ST-016 比企谷 小町
    キャラをアプローチ可能にするカード。それぞれ1枚ずつ投入です。
    正直「いろは」が1枚あれば全員アプローチ可能にできるので他の2枚は無くても良いのですが......、戸塚は捨て札回収という一面もありプレイミス対策になり、また、アプローチ可能な戸塚ネームというだけでかなりのメリットがあります。
    小町はプロムコインを発生できるので入れない理由がありません。出せれば手札が浮いてラッキーという感じですね。

    03-025 一色 いろは / 03-043 戸塚 彩加
    ST-012 比企谷 八幡 / 01-061 由比ヶ浜 結衣>
    メインデッキに投入されている、最終ターンに与えられるダメージを伸ばすためのカード。
    いろはと戸塚の2種は相手にダメージを与えられるだけでなく、手札の消費を軽減したり、カードを引いたりできるので序盤から置いておいても強力ですね。

    03-045 戸塚 彩加 / 03-006 雪ノ下 雪乃
    EXデッキに投入されている連続アプローチ手段です。
    とはいえ戸塚ネームと雪乃ネーム専用の連続アプローチなので、最終ターンにこの2ネームが場にいないといけません。アプローチ順的に、活動状態の相手のキャラがいる状態でアタックしないといけない「雪乃」ネームは連続アプローチ前に退場してしまいやすいため、雪乃の連続アプローチを確実にしたいのであれば、全員に我慢を与えられる<ST-014 比企谷 八幡>を出しておくと良いでしょう。

    03-055 比企谷 八幡 / 03-018 由比ヶ浜 結衣
    P-018 雪ノ下 雪乃 / P-019 由比ヶ浜 結衣
    自由登場4種です。
    一番使いやすいのはポイント入れ替えの「結衣」で、とりあえず手札に抱えて置けば守りにも使えるしデッキを回す手助けにもなります。迷ったら取っておいて損はありません。
    「八幡」はDP+100できるので、突破持ちの相手のアプローチを止めるために使うことができます。最終ターンには<03-004 雪ノ下 雪乃>の能力で場に出して1アプローチ稼ぎます。
    「雪乃」も研修生などの突破対策です。連続アプローチできるネームなので稀にアタッカーとして登場します。
    活動にできる「結衣」は、DP+100の八幡と合わせて、複数回突破を止めることができます。また、相手の場に<02-025 司波 深雪>がいる場合の対策としても使います。

    03-052 比企谷 八幡 / 03-056 比企谷 八幡 / 03-058 比企谷 八幡
    よほどのことがなければタイトルイベントで取ったあと<01-008 雪ノ下 雪乃>などで捨ててしまう枠のため、八幡ネームであれば何でも良いと思い、使えそうなやつを選出しました。
    適当に選んでいいやと思っておりましたが、前回記事にて<03-049 比企谷 八幡>の方が良かったことが判明したので、ちゃんと細部までこだわらないとだめですね...!

    まとめ
    ......というようなデッキが出来上がりました!
    完成するまでの間に少しの回り道はしましたが、最終的には面白いデッキができたと満足です。
    (使い方が難しすぎて、デッキを使い慣れるまで3週間まるまる使いましたが......。)

    自分が触ったことのないタイトルを考えてみるのは面白かったので、皆さんも、もしまだ触ったことのないタイトルがあったら、ぜひ、デッキを組んでみてください!
    色々な発見ができるかもしれませんよ!
    僕も「俺ガイル」にはまだまだ強いデッキが隠されているのではないかと期待しているので、今後も別のデッキを考えてみようかなと思っています!
    カードプールが広いと、デッキを考えるのが楽しいですね。

    ではでは、今回はこの辺で!





    P.S
    この2枚はやっぱりちょっとおかしいですね!

【紀田】全国大会 参加レポ&デッキ紹介

    posted

    by デッキレシピ

    20210729_225180.jpg
    全国大会 参加レポ&デッキ紹介
    どうも、紀田です。今回は7/10(土)-7/11(日)にて行われた「シングル全国大会決勝 代表決定戦」および「プレメモフェスタ2021 1st」に参加いたしましたので、そちらについて綴っていこうと思います。

    2020年の松本地区で権利を取得して以来、約1年半ぶりの公式大会参加となりました。コロナでライフスタイルが変わってしまう前までは、序盤~中盤の地区大会で権利取得、中盤~後半の地区大会では全国を見据えたデッキ選択や環境考察を行うために様々な地域に遠征するのが通例となっていました。しかし、今年2021年に関しては遠征に赴くどころか、近隣の大会である名古屋大会がなくなってしまったり、各地区大会に参加するための抽選にすら落選してしまい全然調整が出来ない運びとなってしまいました。このような厳しい状況の中、運に助けられた側面が非常に強いですが、なんとか以下のような戦績を収めることができました。

    7/10(土) 「シングル全国大会決勝 代表決定戦」(Day1)
    4勝1敗 12点 6位

    7/11(日) 「プレメモフェスタ2021 1st」 (Day2)
    2勝2敗 6点 10位

    1週間前に調整に付き合ってくれた友人達、直前にカードを貸してくださった方、大会運営に尽力してくださったスタッフの皆さんに格別の感謝を申し上げたく存じます。
    あと一歩、されど非常に大きな一歩が足りず入賞することは叶いませんでしたが、久しぶりにピリッとした雰囲気でプレイでき、モチベーションが急増したことに加え、自分の知らない強さを持ったデッキと戦うことができて非常に充実した2日間でした。

    そんな2日間について、まずは使用したデッキから紹介していこうと思います。

    デッキレシピ
    〈DAY 1〉
    イベント
    16
    NEW GAME!
    4枚
    同僚
    同僚
    4枚
    新人歓迎会
    4枚
    寝坊
    寝坊
    4枚



    〈DAY 2〉
    イベント
    14

    両日ともに「NEW GAME」の研修生軸(ツバメ紅葉軸)を使用しています。
    ブロガーの御坂さんが紹介しているデッキを先攻が取れるように、かつもう少しゆっくりもやれるように改造したものになります。連パンギミックを抜いたことにより最大値はガッツリ下がってしまっていますが、<02-029 滝本ひふみ>や<寝坊>を採用して3ターン目に勝ち切ることを目指しています。

    02-029 滝本ひふみ 寝坊


    また、EXデッキがものすごく適当になってしまっていますが、<P-025 阿波根 うみこ>は多くとも2枚でいいですし、<P-026 葉月 しずく>は4枚あったほうがいいと思います。

    Day1とDay2で間違い探しのようなデッキレシピにはなっていますが、1日目から2日目にかけて以下のように変更しています。
    out
    NEW GAME!>4

    in
    01-056 桜 ねね>2
    メガ粒子レクイエムシュート>2

    変更の意図としては、1日目は1敗が許される大会であるため、相手の動きを阻害して不利な対面でも勝ちにいくのではなく、サーチを入れることにより安定性を上げて有利対面を確実に勝ちにいくものとしています。
    個人的な見解にはなりますが、このデッキの有利不利は以下のようになっていると思います。

    有利...ダージリン、ガイル、劣等生(千葉)、研修生以外のNEWGAME
    不利...俺妹(あやせ)、劣等生(深雪、達也)

    メガ粒子レクイエムシュート>については上記の不利対面である俺妹(あやせ)および劣等生(深雪、達也)へ刺さるカードとなるため、最大値をみて採用しております。<魔法科高校の劣等生>で出てきたキャラや、<P-007 望月 紅葉&涼風 青葉>で取り除いた後に再び場に還ってきたキャラを手札に返すことで相手の計算を大幅に狂わせることができます。

    さて、諸説ありますが環境トップであるとまことしやかに囁かれている俺妹(あやせ)を使用せずこちらのデッキを使用した理由はいくつかありますが、それらのうち最も大きな理由としては経験不足によるものです。
    俺妹(あやせ)を使用すれば大概のデッキを有利に進めることができますが、

    1.<P-045 来栖 加奈子>が止められた場合や<桐乃とゆかいな仲間たち>があまり引けなかった場合のアドバンテージ管理が非常にシビア
    2.<P-043 新垣 あやせ&高坂 桐乃>を起動するタイミングが難しい
    3.<P-014 高坂 桐乃&黒猫>で相手の盤面を処理するのか、はたまた<P-042 新垣 あやせ>でメインエリアを除去するのか
    4.<03-020 新垣 あやせ>や<P-038 新垣 あやせ>をメインエリアに出すのかサポートエリアに出すのか
    5.最後までアプローチしきるのか、LO勝利を目指すのか

    上記のように選択肢が非常に多く、正解を選び続ける自信が全くありませんでした。

    そのため、

    【1】ある程度ミスしてもアドバンテージをしっかり取ることができる
    【2】初動および点数の与え方が非常にシンプルな上に選択肢の数が少ない
    【3】明確な上振れがあり、場合によっては1ターン目に相手を倒すことができる

    と3拍子のそろった研修生デッキを使用することとしました。
    中でも初動に関しては、メインエリアにスリーブで追加されたキャラたちを並べつつ、<P-022 鳴海 ツバメ>およびメインエリアの適当な紅葉を休息状態にして<同僚>を使用することで、手札を潤沢にしながら3アドを稼ぐことを意識する、といった固定化されたルートがあるのが使用していて非常にありがたいです。

    全国が終わってからの感想ですが、<メガ粒子レクイエムシュート>が非常に強かったこと、そしてミラーと不利対面と相対した際に数値が足りなくなってしまうことがあったため<02-011 望月 紅葉>は採用しておくべきでしたね。

    以上、長くはなりましたがデッキについて語るのはこれぐらいにしておこうと思います。

    対戦結果
    最後に、軽く対戦結果について結果だけ触れていこうと思います。

    Day1
    1回戦 俺妹(あやせ) ×
    2回戦 劣等生(達也) 〇
    3回戦 DD(2キル) 〇
    4回戦 劣等生(深雪) 〇
    5回戦 劣等生(千葉) 〇

    Day2
    1回戦 俺妹(あやせ) ×
    2回戦 研修生 〇
    3回戦 俺妹(あやせ) ×
    4回戦 研修生 〇

    結果だけを羅列するとこのようになります。
    劣等生(達也、深雪)相手に関しては、相性は圧倒的に不利なため本来であれば負けでしたが、ブレイクがうまいことかみ合うなど運良く勝てました。しかし、俺妹(あやせ)相手には順当に負けていますね、プレイング次第ではひっくりかえせていたかもしれない場面が今でもたまに頭をよぎります。

    まとめ
    以上、久しぶりの大会レポートでした。
    これから社会情勢がどうなっていくかはまだまだわかりませんが、2021年後期もしくは2022年には昔のように色々な大会に出ていきたいですね。
    それでは今回はこの辺で失礼いたします。
    Let's Precious Go Memories!

【ありか】ミックス 研究発表 その2

    posted

    by デッキレシピ

    20210728_225180.jpg
    ミックス 研究発表 その2
    こんにちは! ありかです。
    今日は前回に引き続き、ミックスについてです。
    もしまだお読みでない方がいらっしゃればこちらから!
    今回はいよいよ、デッキの中身です。

    ありかミックス
    イベント
    13

    前回も上げましたがレシピはこんな感じです。 http://prememo.net/decks/detail/210384

    やることはシンプルに、後1で7点ぶちこみます!

    このデッキのすごいところは、「最小限の手札枚数で7点作れて」「イベントに依存せず」「構築上すべてのデッキに対して勝ち筋があって」「アプローチタイミングでの妨害札は一切効かない7点パンチで」「ワンキルではなくワンショットとしてもいける」といったところです。

    まず、ミックス初心者にも楽しく脳汁をぶっしゃーして欲しいので「簡単な回し方」を解説し、その後勝つための「詳細な回し方」を書きます。

    簡単な回し方
    後攻を取ります。まずやりたいことは手札リソースの確保、必要な物はみんな大好き<あすみ><ジョーロ><秋山澪>です。

    あすみ ジョーロ 秋山澪

    これらは全部緑色なので、緑9ルックの<掛橋>は偉大です。マリガン基準はここが揃えられるかどうか、あるいはここにアクセスできるように手札を回せるかどうかです。
    2ドロースタートで、2ドローサイクルを使ってデッキを回します。<にゅげタイトル>を2枚とも捨てなければコストはなんでもいいです(<>を捨てるなら墓地回収は残して)。そのうちハッピーセットが揃うので、<あすみ>→13コスト(可能な限り)を支払う→Exからあすみを13枚もらい、<秋山澪>で手札を一気に捨てて、大量ドローします。この時点で気持ちよくなれます。
    次に勝ちに行きますが、7点作る方法は以下の通りです。

    戸塚><にゅげタイトル><ジョーロ><ジョーロ><

    戸塚 にゅげタイトル ジョーロ ジョーロ 桃

    • 6C戸塚を出す<俺好きタイトル>で釣る)
    • NEWGAMEタイトルでコインを4枚
    • ジョーロ2種でコインを2枚
    • 桃登場で突破30付与(タイトルで釣ってなければアクティブ付与)
    • 戸塚アプローチで1枚乗るのでコイン合計7枚。7点!
    なんと簡単に7点入ったので勝ちです!相手は流石に笑いながらデッキの上から7枚をパチーンとポイント置き場に投げます。
    僕が思いつく中で最もパーツ数が少ないワンショットキルです。
    必要手札も、俺好き1、にゅげタイトル3、コイン2枚で2、突破付与で2、なんと計8枚です。あすみで手札を増やさずとも初手で行ける恐ろしさ。
    特に5ソースジョーロはあすみやEx4C戸塚のコストにもなるので腐らないのが強みです。
    ちなみにレーナと桃まで乗せると240/240突破30で7点、ジョーロとEx戸塚込みで3回殴れる状態。ハンデスしているので自由登場突破避けも難しく、そもそもリンや除外コンビで面を減らしたり、真冬で拒絶したりもできます。<さめっち>が270/270とかでドヤ顔してきても拒絶できます。

    詳細な回し方
    後攻を選択。あとから愚痴を言いますが、このデッキ先攻でもいいっすね。
    まず、相手の先1で動きます。このデッキは全サーチ<1925>を4本採用しています。このカードはMTLの時にシュタゲミクにも入れていた僕のお気に入りカードと言っても過言ではありません。だって全サだよ!? 相手に合わせて動けたり、足りてないコンボパーツを集められるんだよ???
    というわけで相手のターンには相手の盤面や動きを見て、
    ・相手がいっぱい引くなら<五月>。ただし相手も五月を合わせてくると面倒なので、<見送り>も構えたい。
    ・相手が先1で殺してくるなら割り込み。序盤の<明日かけ>や<真鍋和>で崩れたりするのでその辺とか。ただ、そこで手札消費をするとこっちも崩れるので、五月でリカバリするとか、手札にあすみ・ジョーロ・澪を揃えられそうなら撃つ、みたいな判断を。
    ・相手が寝坊キャラを置いてきたら<サンタリン><除外コンビ>。
    ・それ以外に次のターンでいけそうなら初動として使う<03-079ハンデス貝木><ピピ美>。
    といった感じで、手札を集めます。優先順位は
    1. 相手が殺してくるなら五月で割り込みカードを集める
    2. 相手が寝坊キャラを置いたら除去
    3. それ以外ならハンデススタートで確実に勝ちに行く
    といった形でしょうか。

    では無事自分のターンが来たことにします。
    まず優先順位として、盤面に寝坊キャラがいる場合除去します。ない場合は寝坊ケアでハンデスします。盤面に寝坊キャラがいるなら除去をして、かつ返しの優先権で打たれるイベント寝坊に対してイベカンを当てます。
    これは先攻1ターン目に相手がある程度動いているという前提で、五月によるアド稼ぎと全サーチから実現可能性を高めています。

    可能なら後1優先1、無理でもASAPでピーピングハンデスをかますわけですが、ここで相手の「相手ターン中に動けるカード」を見ておきます。他にも五月や<グレる>や自由登場アプ禁など、色々あります。<グレる>に関してはこっちが殴れる態勢が見えるまで撃たないと思うのでもう1枚のハンデスを、自由登場アプ禁に関しては<3C貝木>を当てたりします。
    五月は早い段階で<3C貝木>で捨てますが、もし不可能な場合でもケアできる方法があるので後述します。
    あと、ハンデスで相手の手を確認した後に<朱乃>とかで手札を変えられる可能性があるので、早めに<サンタリン>を当てたりします。

    こんな感じで相手の手札を見て相手のこのターンの動きを確認した後、あとは2ドローサイクルなどを使って手札を揃えます。
    あすみコンボが揃ったら手札を投げ捨ててExをかっさらって、そのExを捨てて十数枚ドローします。秋山澪の返しに五月をされることが一番しんどいですが、ここで<見送り>を返すことで相手の妨害札が増えるのを防ぎます。
    あとはハンデスで妨害札を抜ききって、7点決めるカードを集めます。
    注意したい動きとして、デッキボトムに必須パーチが落ちると困るので、ある程度のところで<アリス><朱乃><鳥羽美波>などでボトムを固定します。シャッフルは<9ルック>か<真鍋和>のみなので、ボトム形成のタイミングは考える必要があります。

    相手に合わせた動きの解説
    ここからは相手に合わせた動きの解説です。
    まず、前回お話したコンボデッキの弱点として、相手の先1でデッキカットされてイベントを捨て札にされることやキーパーツを除外されるとしんどいお話をします。
    まず、ドクペみたいなデッキなら早めに割り込みをすることでそもそも起動を防ぎます。ドクペワンキルを回すと分かるのですが、だいぶ手札がきついです。<明日に架ける橋>なんかにイベカンを当てるだけですっと止まったりします。ミックス上位レシピにはドクペメタに<多美>を採用していますが、このデッキはイベカンでそもそものLOに入る動きを止めるため不採用です。
    相手のデッキによっては雑に<西垣>とかを出してきてパーツ落としたれ、とかしてきますがこのデッキは落とされて困るのはNEWGAMEタイトルだけで、そこを2本採用でなんとかケアしています。もちろん2枚とも落とされたらそれは運に見放されたということで構築上防げない問題なので、あきらめます。
    突破付与に千代田桃を採用しているのはその理由で、五等分<特盛>の方がハンド消費が少なく数字も特盛りなのですが、イベントなので回収しづらさを考えてこちらの採用です。Exの枠は可能な限りあすみに割きたいので、メインデッキでアクティブと突破を両方つけられるキャラとして桃採用です。
    相手がもし先攻全ハンデスでも、基本は途中で五月を出して30枚くらい引いて、あゆ子に対して<見送り>でケア(捨て札回収で死ぬけど)、山回復イベントに対してイベカンを撃つというプランで勝ちを狙います。
    マクロ系に関しては、構築の上でマクロが効かないようにしています。戸塚は俺好きタイトルから釣れば手札の数が少なく済みますが、別に通常召喚でもアクティブをつけられます。にゅげタイトルや桃が落とされるときついですが、パーツ1枚落ちなら岡部を出した後に3C貝木で相手にドローさせると岡部が反応するので回収できます。全サと五月と割り込みまで採用したこのデッキ相手にパーツを2枚以上使用不可の状態にさせてきたら、その時はコングラチュレーションです。
    アプ禁系統に関しても、イベントハンデスか3C貝木で落とします。

    また、このデッキの恐ろしいところは優先1発目のアプローチで7点入るため、ブレイク寝坊、中鉢、穂乃花、ブレイクっぽいテキスト無効の類が一切効かないのが強みです。そのため<サーバートラブル><部費で落ちませんか?>のようなカードを採用する必要がないので素晴らしいです。
    さらに、現環境では容易に後攻1キルができるので、脅威だったのは<5C真智>です。ですが、このデッキの構築を見て勘のいい方は既にお気づきかと思いますが、イベント使用を2枚以下に抑えて勝つプランが用意できます。必ず撃つのはにゅげタイトルのみで、あとは相手によって割り込みを撃つだけです。ミックスではほぼ必ず採用されるであろう<彼女らの見つめる先は><旅行の前に><明日に架ける橋>あたりを不採用なのはそういった理由です。<ミックスのタイトルイベント>はシンプルに1-2交換なので、相手の手札を見て使うか判断し、<ガイルタイトル>はデッキカットされて桃が除外された等、突破付与がどうしてもできない時にメインエリアを除去して真冬で拒絶しながらEx戸塚とジョーロで3パンを作れるという理由から採用しています。
    流石に「ワンキル対策の真智対策にイベントを3枚以上撃たないワンキル」に思い至った時はシビれました。

    以上がこのデッキの、相手に合わせた勝ち方です。
    理論上、すべてのデッキに対して回答があります。ですが、やはりコンボパーツと相手の妨害と相手の妨害を避ける札を沢山採用しているため、引けないときもあります。相手が妨害札を沢山構えていて、割り込みを既に撃った状況で<グレる>を撃ってきてそこにイベカンを当てたらそれに反応して真智、とかをしてきたらその時は「お前が全一だ!!!」と言って敗北宣言をするデッキです。僕が仮想敵として作っていたデッキでは<真智><寝坊><見送り><嫉妬><五月><自由登場アプ禁>とかまで採用していたため、「相手が妨害札を3枚以上抱えていたら負けを認める」という結論に至りました。ミックスは全プールでの殴り合いなので、すべての状況を解決することはできません。
    ちなみに僕が負けた相手は、寝坊キャラと<中二ノート>によるアプ禁まで採用していたため、サンタリンで寝坊を除去、<中二ノート>セットキャラを除外コンビで落とす、という必要性があったのですが、優先1発目に全サーチで持ってきたサンタリンで寝坊キャラを落とした返しに<新世界>をプレイされて、イベカンが引けていなかったのでそれを返せずに通してしまって負けました。完敗です。相手のデッキに寝坊系統がその2枚しか採用されていなくて、かつ僕は1ターン目にデッキを掘って、五月で6ドローをもらっていたのにも関わらずイベカンを引けなかったので、持っている人が勝ちました。 全国優勝って、そういう壁があるんですよね......。
    ちなみにこちらは3回戦の動画卓なので、是非ご覧いただければと思います。この水面下のやり取りを知った後で見ると、さらに面白いかと思います(まあ、知らないで見ると僕がメインエリアに何も置かずに3点4点入れられているだけなのでかなりひどい動画ですが笑)


    あとは構築の細かい話をします。
    僕も真智を採用しているのは同じような後攻1キルメタです。イベント2枚以下でワンキルするのはかなり難しいので刺さればいいなと。全サーチも採用しているので使いやすいです。美琴ワンキルとか後攻で20回くらい殴るデッキとかに使えます。
    また、3C貝木が出しづらいので、真冬、俺好き、バニラを採用しています。これらは普通に強いですが元々は3C貝木用に青3ソースを探していて採用したカードです。バニラは1-1交換した上で3パン制限がかかるため、ミックス必須カードになり得ます。
    また、ワンキル系統で使われる五月自ターン発動のギミック(お互いドローキュうべぇ、お互い2ドロー夏奈、ファンレター)は相手に妨害札を与えるため不採用です。同じ理由で手札交換の最強カード<初詣>も妨害札を握らせるので不採用です。秋山澪最高。 寝坊対策は0イベ禁止、ミックスだと<劇場版ハイフリ>が採用されがちですが、相手の手札を見て妨害札を避ける&割り込みのコンセプトのため不採用です。

    最後に
    長くなりましたが、以上がこのデッキに至るまで、そして勝ち方の解説です。
    シングルを半引退して「3冠を狙う」宣言をしてから、とにかく「勝たなくてはいけない」というプレッシャーが半端なかったです。MTLはかなり自信があり、なんとか初回で勝てましたが、ミックスは奥が深く、また環境的にも「先1でデッキ飛ばしたり手札飛ばしたり後1で7点入れたり、マクロでLOもできる」というおぞましい戦場だったため、本当に苦しかったです。口癖のように「ミックスつらい」「プレメモしんどい」と言い続け、孤独と戦っていました。
    大会前2週間くらいで、あ~これ禁止制限でないなと本格的に察してからは本当に毎日しんどくて、デッキが作れないスランプで死にそうになっては師匠に通話をかけました。かけましたというか、かなりの頻度で師匠から通話がかかってきてましたが()。
    当日もかなりブルーだったのですが、くろさんをはじめとする名古屋勢や優勝者さんと話していると皆さん本当にミックスを楽しんでいて、それがかなり大きなカルチャーショックでした。そして敗北したことによって、ある意味で「必ず勝たなくてもいい」という呪縛から解放されたのだと思います。
    もちろん、運営さんを含めた皆さんが「3冠期待してます!」と強く応援してくださることは本当に嬉しかったです。そして期待に沿えなかったことが本当に悔しいです。
    ですが、まだ次回の大会もありますし、皆さんにミックスを今度しに遊びに行ってもいいかと聞いたところ快く迎えてくれたことが嬉しく、是非参加させて欲しいと思っています。僕はミックスにおいては外様で外敵で、どこかで受け入れてもらえないと思い込んでいました。勝手に自分で自分にプレッシャーをかけて孤独に追い込んでいたことを悔やんでいます。
    次回は「プレメモを楽しむ気持ち」を忘れずに持って大会に参加します!

    それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
    蒲田勢、山梨勢を驚愕させた「メーヴィスワンキル」も、皆さん読みたいですよね!?

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