
【攻略コラム】アイテム宙の採用カードについて【らじお】
今回はゆず環境をトップの使用率で駆け抜けたアイテム宙の中で、人によって変わってくる採用カードを一部見ていきます。
リセGP2024 1st大阪 使用デッキ
Mix宙単(アイテム宙) デッキ
EX2
計56枚
アイテム宙の採用カードについて
今孔明/竹中 詩乃 重治
今孔明
アイテム宙はアイテムを貼る分通常のデッキより手札消費が激しくなりますが、そのリソース面をカバーする役割は<小生意気な妹/谷風 天音>が1人で担っており、<小生意気な妹/谷風 天音>を引く引かないで動きが段違いになります。<今孔明/竹中 詩乃 重治>はコスト発生で速度こそ<小生意気な妹/谷風 天音>には全く届きませんが、最終的に稼ぐリソースは<小生意気な妹/谷風 天音>と同じ枚数です。相手ターンに<魔族の姫君/星河 かぐ耶>の能力に使うなど能動的に使っていくことも可能なので、<小生意気な妹/谷風 天音>を引かない場合には十分使っていける性能ですね。<小生意気な妹/谷風 天音>と合わせて使うことで、雪や月のリソースの削りあいがメインとなる対戦で有利に立つことができます。
また場を離れる能力で相手のリカバリーを防ぐことも可能で、自ターンのSP2も合わせてドロソの類なら<今孔明/竹中 詩乃 重治>が1番使いやすかったかと思います。
不幸忍者/見当 かなみ
1ハンドで展開でき、2点パンチャーとして継続的に使用可能かつ、場合によってはコストとして使って手札消費を抑えることができます。アイテム宙は1ターン目の動きが<小生意気な妹/谷風 天音>とアイテムのコスト発生キャラの2体を登場させつつ、2ターン目の<小生意気な妹/谷風 天音>から出すキャラや<前世返り>を手札に持ちたい関係で、もう1体キャラを出すとすると<英雄部・勇者科/小野瀬 真奈>や<有名コスプレイヤー/御子柴 瑠衣>と言った手札消費が少ないキャラしか追加できるAFがいません。そういう都合にしっかり応えてくれるカードが<不幸忍者/見当 かなみ>ですね。
<今孔明/竹中 詩乃 重治>と同様にリカバリーをケアできていて、<今孔明/竹中 詩乃 重治>と<不幸忍者/見当 かなみ>で展開することで逆に先攻2ターン目にリカバリーを狙うことも可能です。
場を離れる分<前世返り>の回復に引っかかってしまったり、後攻ではやや物足りない部分もありますが、有効なカードがやや少ない先攻の動きを補えるカードなので、採用が多いのも納得です。
吸血秘す優雅な副会長/千堂 瑛里華
ミラーでの手札宣言としての採用がメインかと思っていましたが、バトルによるダウンが多い花や日、はたまたバーン雪を相手にすると非常に頼もしいです。ただ通常の展開の中で<吸血秘す優雅な副会長/千堂 瑛里華>を出すのがベストとなるタイミングもまああまりありません。
アイテムと全く関係がないことがそのままデメリットで、噛み合わない相手にはとことん使わないです。
屋上への呼び出し
前回優勝レシピに採用されて話題となりましたが今回のGP1stでは採用は少なめですね。使う側としても<謎の少女/フィリア=ルナ=インフィニタス>などバトル中断能力があると使いづらく、使われる側としてもケアしやすいカードだと思っていますが、盤面が埋まってケアできないタイミングもまた多く、噛み合えば手札2枚から<小生意気な妹/谷風 天音>や<魔族の姫君/星河 かぐ耶>、雪や月のドロソを倒して大きなリターンが得られるので採用もありです。
聖槍ロンゴミニアド
こちらもやや<屋上への呼び出し>に近く、ケアしていない相手、ケアできない状況で大きくアドを取れるカードです。<屋上への呼び出し>と比べてEX1かつ5コスと大振りかつ採用リスクが高い分さらにダイナミックな成果を得られるでしょう。欠点はEX1と大振りゆえの取り回しの良くなさでしょう。お互いの列の配置がしっかり噛み合わないならなかなか使うのもままなりませんからね。
ミラーのみではなく、そこまで相性がよくないバーン雪に対して盤面を一気に崩せるので、意識する相手をどこにしているかがわかりやすい枠です。
昔馴染みの担任教師/百里 風実花
ここいらから僕が採用していたカードになります。以前も追加の<魔族の姫君/星河 かぐ耶>、<前世返り>として採用していましたが、ミラーはこれらを澱みなく展開していきたいマッチです。<小生意気な妹/谷風 天音>は4枚しか積めない分引けないのは諦めましたが、これらはサーチを絡めて実枚数を増やせます。<小生意気な妹/谷風 天音>を引きつつそれ以外がないような負けは避けたかったため再度採用となりました。
勿論キャラとしては最低限のスペックしかないのですが、相手の<悪魔図書館 -ウィッチ・ライブラリー-/メフィスト>分の数値をカバーできるくらいのことは書いてあるので盤面でも意外と働いてくれてよかったです。
竜の誕生
サーチで持ってくることが多く1枚のみの採用としていましたが、ミラーにおいては全体に及ぶスペック操作でスペックを一回り上げて<前世返り>の破棄を強要しつつ、破棄されたら中断で<前世返り>1枚分の活躍が期待できるため単純に結構使いたいカードになっています。ミラーで有効なアイテムを普通にドローしやすくなるよう1枚増やしました。
アトリア
アイテムとしての強さは<前世返り>に完全に劣っていますが、手札枚数がものを言う対除去雪においてのみ<前世返り>より優先されます。バーン雪相手は<前世返り>いっぱい貼った方がいいですね。また、アイテムの質があまり関係ない花相手なんかは場の3枚目以降に1枚混じっても特に困りません。4枚使いましたが、最悪サーチできるように1枚や2枚でもよかったかとは思っています。思ったより除去雪が多く環境としては噛み合っていましたね。
終わりに
アイテム宙、環境のダントツ最強デッキながら構築は結構散らばったまま終わったのがなかなか面白かったので今回はまとめさせてもらいました。キーカードの有無が勝負を分ける所謂持ち物検査と言った感じが強いデッキでしたが、その中でも<小生意気な妹/谷風 天音>を引かない時のプランとしての採用か、<小生意気な妹/谷風 天音>を引く前提で、その上でその他の安定を求めての採用かでカードが別れているように感じます。
どれがベストとかそういう話は今更という感じもあり、ミラーを負けてる僕が言ってもしょうがないのですが、個人的には今回のデッキはしっくり来た構築だったので楽しめました。<小生意気な妹/谷風 天音>を引きまくっただけとも言います。
アクアプラスのアイテムメタを相手にゲームできるかは不明ですが、大型宙とパーツがほとんど被らないと思うのでひとまずアイテム宙を残して遊んでみたいところ。
それではまた。