
サガプラネッツ 1.0 カードレビュー 月宙編【らじお】
サガプラ1.0のレビューということで、テーマの複色毎にやっていきます。
今回は月宙担当ということで早速はじめていきましょう。
月宙の特徴
特殊登場したときの効果でスペックをいじる、アイギスあたりの月の動きが近いのですが、それに宙が加わったことで手札消費が激しい特殊登場に加えて細かい数値いじりの手札宣言も可能です。
特殊登場も今流行りの手札宣言で自身を登場させるものに比べ、相手が対応宣言できないものとなり隙が少なくなっていたりと現在のゲーム感覚に合わせて強化されています。
SRカードについて
朱鷺坂 七緒/ベランダ越しの距離
エリアは手札入替の効果と<七緒>が除去されたときのドロー、切札に加えて相手ターン終了時に手札を4枚以上持っているときの特殊登場を可能としています。
とまあテキストの話はこんな感じで、カードとしては宙月の軸となるカード。何をするにもコストがかかる手札宣言もターンに3回もコストが出るならさすがに何度も打てるってもんですね。
基本は自身を早期に出して後の動きを楽にしていきたいですが、引けなかった時他の手札宣言で釣ってきてもいいスペックをテキストで保証してます。
エリアも手札枚数はあるが実は中身はスカスカというような状態を回避できますし、相手がこちらの行動を警戒して動いてこなかった時も盤面にキャラを出していけるので、このゲームらしからぬ構える動きをしっかりサポートしてくれています。
石川 弥栄
宣言だけで再登場するこちらのテキスト、使い方が多種多様となりますが、宙月ですと手札宣言を活かして守りに重きを置いた使い方がよさそうです。
相手の攻撃に合わせて空いてるDFに登場したり、防御中にバトルを中断したり、はたまた除去を回避したり...<杏奈>のように器用な動きが可能な珍しいキャラですが、その分能力はゲーム1回。使わないのももったいないので頃合いをみてちゃちゃっと使ってから後悔していきましょう。
僧間 理亜/マリア・ビショップ
このスペックとSP下げ能力持ちが無料で3ターン盤面で使えるのは破格の効率になります。
今回は3ターン目の終了時に切札持ちの<マリア>に変わってさらにドローするので、<咲>や<小野瀬>と比べてもより使い倒せちゃいますね。
アイテム宙で使いづらいこととターン終了時に消えること=破棄後の空きフィールドに滑り込む動きの起点にならないことなどイマイチな部分もありますが、それを気にさせないだけのメリットがあるカードです。
有瀬 かぐや/アンビシャス
3回までの回数制限は普通くらいのドロー量に見えますが、その後も置き場をためることで、一回きりですがデッキへのバウンスもできる優れものですね。
<平坂>のようなドロソに見えますが、ドローテキストがエリアについているため本体は守りに回しやすいのがいいと思います。数値操作能力もドローと同じ条件で発動するので、ボードに残ってもそれなりに活躍してくれるのもGOOD。
宙月は先程言った通り手札消費が激しくドロソが必要なデッキですが、既存のドロソを置くと盤面が圧迫されて特殊登場しづらい...など噛み合いが悪いところがあるので、コンセプトに合ったドロソが出て非常に動かしやすくなりました。
限定構築について
月宙についてはMIXも限定構築とも特殊登場というコンセプトの大筋自体は変わっていないので採用カードも大きくは変わらないと思います。ただ新弾のカードが中型を特殊登場させるようにまとまっている中、旧弾のカードは小型キャラを登場させていくデッキになっています。
せっかくカードプールが多いのでうまく活かしたい気はしますが、あまり噛み合いが良くないカードを無理に使うこともないので、素直に新しいカードのカードパワーを享受していきましょう。
玖音 彩乃
早期にプレイすることもないですが、場にいると切札によって盤面のキャラで受ける選択肢が生まれます。
本来は特殊登場から防御していくデッキですがいつでも手札がいっぱいなわけではないので、軽いアクションがいつでも取れることをアピールして相手が殴りづらい状況にしていきましょう。
エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタ
有瀬 かぐや
属性、手札宣言の内容なんかが違うと言えば違いますが、能力的には<エロイナ>が除去メタ、<かぐや>が盤面整理です。
また手札宣言での数値操作が宙のカードと違い相手へのマイナス修正なので小型キャラの防御の際も使えるようになっています。
このデッキでは気持ちよく特殊登場を繰り返すとAF向けのキャラが4体5体といるのに攻撃に回せない悲しい状態になったりもしますが、そういうカードはどかして滑り込みの起点にしながら2枚ドローは普通に効率がよすぎますね。
<かぐや>の方が宙月でより使うテキストかとは思うので、雪相手でないなら<かぐや>を優先していくことになるでしょう。
城ヶ崎老
さすがに手札消費が1枚軽いなら<城ヶ崎>も結構強いので狙えるなら狙っていきます。
現実的には他の手札宣言を優先したりとなかなか思うように手札に残せないので、こういうこともできると頭に入れておくだけにはなります。
また、<城ヶ崎>に変えずに本人のまま使っても登場時の数値操作で軽いキャラを倒せるスペックです。このデッキの中ではかなり小回りが効くカードなのでうまく使っていきたいですね。
その他カードについて
天ヶ瀬 奈月
海堂 凪子
単色で使う分には手札宣言側の性能も含めてネクストンのカードに軍配が上がるかなといった感じですが、混色では星コスト分こちらが使いやすく感じます。
2人とも使い切りながらまあまあ使いやすい能力があるので盤面で腐りにくいのがよいですね。特に<天ヶ瀬>の手札入替は必要な手札宣言カードを適切に手札に補充できるので見た目より強いです。
小坂井 綾
あずま 夜
柊 栞里
対応できない蘇生なのでバトル前に数値を振るデッキを使う際は要注意ですね。
よくあるAFの<小坂井>はオーダーステップがあるので宙のキャラとやや使用感が似ていますが、宙月で場に出すなら宙のキャラを優先しそうですね。カウンター月で<たまひよ>、<グリム>に続くそこそこDPがあるキャラとして相手を牽制することになりそうです。
<あずま夜>は軽めの相打ち用キャラかつ、アイテムメタのテキストがあります。花月がアイテムテーマなのですが普通に殴り合うとスペックも打点も負け続けそうなので、このキャラの登場をちらつかせて優位なダメージレースを目指したいところです。
<柊>は登場で相手のDPを0にします。超大型宙やアイテム系のデッキなど、コツコツ数値操作を積み重ねて対抗するには初期値が高すぎるデッキも増えてきたのでこういうカードが新規に作られたのは助かります。自身で受けてもよし、他のキャラが受けてるときに使って自身はステップとDMG2を活かすもよしで用途も広め。
また、宙月やカウンター月は相手の妨害に重きをおいて動くため、切札を頃合いを見て置くような動きが難しいです。このカードはどんな相手にもプレイするわけではありませんが、そこそこの汎用性がありつつ刺さる相手がいるこういうカードに切札がついているのは嬉しいですね。
長くなりましたが、宙月ではあくまで手札宣言で使うのがメインになりあまり場に出ないと思います。南無。
旧弾の注目カード
竹中 詩乃 重治
鳳 鳴
<竹中>は自ターンのSP2、<鳳鳴>は特殊登場での数値操作で攻防で無駄になりづらいです。
<かぐや>のときも話しましたが、相手ターンにフィールドに残らなかったり、ジャンプで位置を調整できるので特殊登場の邪魔もしないようになっているのが宙月としてはうれしくなりそうです。
松平 葵 元康
野村 美希
こちらが特殊登場で守った列から連続で攻撃してくる日のような相手にはこういう守り方が必要になりそうです。
<松平>はオーダーチェンジ、<野村>は自ターンの移動の手札宣言で攻めでの使い道もあるのがいいですね。
<野村>以外のカードにも言えますが、今回のカードはコスト1点以上の手札宣言能力で誘発する能力がメインなので相討ちになってしまわないよう気をつけましょう。
と言った感じで宙月でした。
このカラーリング、イマイチ強いイメージが持てないというか、デッキ相性の影響が出過ぎるきらいがあるのですが、今回は長所を伸ばしつつ短所がなくならない程度には短所を補っているので、尖ったデッキがすきな方、昔サガプラ限築を使ってた方は触ってみると結構味があるいいデッキになってると思います。
今回はこれまで。ではまた。