
Whirlpool 1.0 カードレビュー 日属性編【でちん】
でちんです。
新年あけまして、おめでとうございます。
ここ1~2年の情勢はなかなかどうして大変でしたが、
今年は皆様と共に健康な毎日を過ごせるよう祈っております。
昨年末からテーブルトップでの大会開催も増えましたし、
今年もコンスタントに大会が開催されるといいですね。
さて、今回のレビューは「Whirlpool 1.0」になります。
いつも通り、日属性のレビューをさせて頂きます。
よろしければ、お付き合いいただければ幸いです。
SRカードレビュー
日属性のSRは2種類です。両者ともにアグレッシブ持ちで、新機軸の動きを感じさせられますね。
風魔の猫耳忍者/風魔 ゆら
基本能力に「リカバリー」「アグレッシブ」「ステップ0」と盛り沢山のキャラとなっております。
「アグレッシブ」を持つことによりWhirlpool日単における各種バフの恩恵を受けつつ、
EX2の「ステップ」持ちとして、<御坂美琴>に対応しています。
リカバリーの内容は、今弾共通サイクルの[味方キャラが1体の場合、1枚ドローする。]という効果になっております。
後手を取ってもこのキャラを一番最初に出せば、ハンド一枚分返ってくるという効果です。
このコンテンツはどうしても先手有利になりがちなので、あって困ることはない能力かと思います。
登場時の誘発能力として、ゴミ箱 or デッキから<猫耳忍者>というエリアをサーチし、無償で配置することが出来ます。
エリアというか最早外付けの特殊能力みたいなものなのですね。
エリアの効果として、1ターンに1回、[0]宣言で<風魔 ゆら>をエリアの下に置きつつ、
自ターン中に日1コスト支払うと、下に置いた<風魔 ゆら>を無償で登場させ、DMGを+1することが出来ます。
戻ってくるのにハンドを要しますが、タイミングを選ばない回避能力としては優秀です。
キャラの効果ではなく、エリアの効果なのもそれなりに嬉しいポイントです。
注意点としては、相手ターン中に回避すると自デッキが1枚破棄されてしまうことと、
Whirlpool日単は「このターン中に登場してないアグレッシブ持ちのキャラ」を対象に取る効果が多いため、
宣言し得ではないかなあといったところです。Whirlpool日単のハンド事情はかつかつですしね...
<風魔 ゆら>の効果に戻りますが、(1)の宣言効果として、
[0]宣言でアグレッシブを持つ日属性キャラにAP+1/DP+1パンプを振りつつ、
このキャラがこのターン中に登場していなかった場合は、自身のDMGを+1します。
登場ターン時はDMG2ですが、以降はDMG3のキャラとして運用できるといった次第ですね。
ただし、<猫耳忍者>の効果を使用する場合は、能力使用でDMG+1の恩恵が受けられないので注意が必要です。
(<猫耳忍者>の効果でDMG+1されているので、トントンではありますが)
(2)の宣言効果として、相方の<風魔 たま>を「デッキ」からハンドに加えることが出来ます。
注意点としては、サーチ先はデッキのみなので、
安全を期するなら<風魔 たま>を複数枚デッキに積んだ方がよいかもしれません。
完全なる後衛キャラとしてデザインされております。
能力(1)は、味方AFキャラがすべて元の基本能力にアグレッシブを持っている場合、
味方AFキャラ全員にAP+1DP+1付与できるという効果になっております。
優秀な全体パンプですね。
能力(2)は、元の基本能力にアグレッシブを持つ味方キャラが3体以上存在している場合、
チャージを1枚破棄し、1ドローすることができるものです。
更に、切り札効果として、4点回復を所持しております。
今までのR切り札持ちは3点回復がリミットだったので、それに比べると1枚分強くなっております。
Whirlpool日単は細かいパンプ能力持ちを多数擁しているため、
ちょっとずつ数値を重ねていくスタイルになります。計算頑張りましょう。
1ドローに関しては、チャージ1破棄1ドローと書けばかなり優秀なのですが、
そのドローの為にアグレキャラを3体用意するのが結構大変です。
初動の為に使うドロソというよりは、継戦能力としてのドロソとしての役目が強いですね。
(できれば初動を早めるドロソの方がありがたいんですが...)
アグレキャラ3体という縛りは結構厳しく、MIXで特殊な構築にするか、
もしくは素直にWhirlpool日単で使うべきなのかなあと思います。
<風魔 ゆら>&<たま>については以上です。
知の塔 織姫/星庭 宙
スペック自体はかなりのものを持っているキャラとなります。
登場時の誘発効果として、味方キャラ1体をデッキの下に置き、<星庭 宙>を任意のフィールドに移動し、
1ドローし、ターン終了時まで以降に登場するキャラはアグレッシブを失うといった効果を持ちます。
味方キャラ一枚をデッキボトムに送る効果ですが、中盤以降は盤面整理に役立つため、
デメリットというよりメリット効果として捉えてよいかと思います。
まあハンドが潤沢なMIXならともかく、Whirlpool日単だとハンド管理が結構厳しめだったので、
<星庭 宙>を出すタイミングは結構難しいところですね...
このキャラを登場したのち、そのターン中以降のアグレッシブは処理されないため、
盤面整理しつつ<星庭>連打みたいなことはできなくなっております。
素直にターンを分けてやれってことですね。
[0]宣言効果として、自身を破棄しつつ、味方キャラにAP+2DMG+1のパンプを付与することができます。
自壊+DMGパンプ持ちということで、生み出す打点はかなり高められそうです。
デメリットとして、構築制限「日」かつ「EX1のイベントを投入できない」という制約効果を所持しています。
つまるところ、<キノコ>、<エビ>などの詰めイベントや、<砥ぎ>などのバットリが入れなくなります。
最近は上記のカードもあまり採用されていませんでしたが、
<星庭 宙>が投入されている=上記のカードは入っていないという情報を与えてしまうのは、
微妙にいやーなデメリットかなあと思います。
総評として、盤面整理をしつつアグレッシブで1パン入れて、
自壊能力で更に盤面を開けられるという、中盤~詰めに役立つカードと言えるでしょう。
Whirlpool日単について
発売記念バトルラッシュで軽く回してみました。以下雑感です。
よいところ
- 盤面整理/アグレ持ちが多いため、中盤以降の詰めを考えるのは楽しい
- 細かいAP/DPパンプ持ちのキャラが多いため、盤面が硬直しても意外と攻めやすい
- アタッカー全てがアグレッシブを持っているため、相打ち取れればテンポ的には有利に傾く
- 完全に貫けなくなっても<風魔ゆら>や<美城ありす>、<猫飼律>、<有須星子>などで無理やり攻めにいける
微妙なところ
- DFがマグロすぎる
- ハンドが常にかつかつ
- 盤面に出したいキャラの基礎DMGが低い
- パンプできるといっても、対花も対宙も相手のDPが高くて貫きづらい
- 先手で<風魔ゆら>を出しても<風魔たま>のドロー効果起動までに2ターンほどかかるのが辛い(後手リカバリー込みだと次のターンに<風魔たま>でドローし始められる)
- パンプはできるけど、全体パンプを出さないと1体寄せになりがちなので、そこをチャンプされると厳しい
ハンド効率が無茶苦茶いいというわけでもないのに、
登場時に盤面のキャラをボトムに戻すことを要求するキャラが多めなのがちょっときついですね...
こっからR以下のカードについて一言感想です。
郷土史研究部部長/榎本 佳華
ただしパンプ効果を持っていない為、盤面にあんまり選出されません。
リカバリー込みで盤面にアグレキャラを盛ったり、雪相手には振ったりするかもしれません。
諦めが悪い頑張り屋/美城 ありす
登場時誘発のボトム送りが中盤以降向けの効果で噛み合っておらず、辛いです。
AP+1DP+1パンプは対象1体だけですが、DMGパンプが全体なのは偉いです。本体実質DMG5です。
どうにかしてAF2体くらいのアタックを通していきたいところですね。
里見八忍の筆頭/猫飼 律
まあアグレッシブ持ちのキャラじゃなくてもいいので1ハンドキャラを送ってもいいのですが、
それだったら最初から<有須 星子>を出しゃええやろってところです。
AP+1DP+1パンプも特に付加効果はないため、序盤は大体コストに切られます。
鯨神 リル=ホエール
早い段階で<美城>込みでDMG+2の盤面を作りたいのですが、
完成するタイミングが大体中盤くらいになりがちなのがネックですね。
押しかけてきたタカビー美少女/雑賀 陽葵
[0]宣言でこのターン中に登場してないアグレキャラにAP+1DP+1DMG+1のパンプも持っています。
記事の途中ですが、このキャラというよりこのデッキ全体の雑感をひとつ。
プレイしたり書いてて思いましたが、折角全体DMG振りが出来るのに、
ステータスパンプは大体1体対象なので、振り方に迷う場面が多々あります。
理想はAF2体とかに振ってうまいこと2面通していきたいのですが、
現実はAF3体並んでも相手次第では1体しか通らないこともあるので、
基礎DMG低くて全体パンプで嵩増しするというプラン自体が難しい気もします。
はつらつ元気担当/森野 球美
とはいえ素のDMG2なのはマジで限築の3ハンドキャラか...?と思わなくもないです。
誘発はそこそこです。切り札はほぼ使わず、他の切り札回復に回すと思います。
知の塔 星の巫女/常葉 亜紀
日1切って追撃のアグレか1ハンドのブロッカー兼バッファーを呼べるのは偉いですね。
喋ったら能力消えますが、ボトム送りにしてもう一回出して効果宣言することもあります。
...それだけのハンドが残っていればですけれども。
人魚姫/有須 星子
アグレ持ちのキャラをボトム送り+1ドローできる効果を持っているますが、使ったら失われます。
<猫飼>とレアリティを交換して失われないようにしてほしいと思いましたが、
Whirlpool日単のハンド効率では<有須 星子>の効果を連打が厳しそうなので、あんま関係ないですね。
それでもパンプ持ち&素のDMG3のアグレ持ち+任意の盤面整理能力持ちなので、程々に使われます。
そんな感じです。
コンセプトは楽しいのですが、ハンド事情がかつかつなのと、
DMG全体パンプあるけど通るの一か所~多くて二か所にながちなのが辛いってところですね。
最後にひとこと
さて、今回の記事は如何でしたでしょうか?今年はアイギス2.0の発売及び、アリスソフト1.0の発売も決定しております。
リセ・オーバーチュア6年目にしてとうとう旧御三家がそろいましたね...
それにしても、リセ・オーバーチュアが発売してから6年目になるとは...
いやはや、時の流れは早いものですね。
それでは、今日もでちんはKOOLに去るぜ!