
【攻略コラム】東京フェスタと花プロモについて【緋色】
今回は、先日(8/9)行われたリセフェスタ東京における、僕のデッキ選択や環境の見方等と花の追加プロモについてをお話していきます。
デッキレシピ
東京フェスタ使用Mix花単 デッキ
EX2
計53枚
選択理由
さて、僕がMix花というデッキを選択した理由ですが、一番大きい点は「使いやすさ」です。今回の環境において、宙属性、雪属性が頭一つ抜けている環境と考えており、その中でMix花単というデッキは正直、立ち位置上あまり強い立ち位置とは言えません。
競技プレイヤー思考というか、そういった考えに則れば強いと思われる宙、雪属性を使うのがベターとされるでしょうが、今回のリセフェスタは普段の環境と大きく違う点があります。
それは、自分も含めた参加者のプレイ経験の差が少ない(と思われる)点です。
普段の環境で言えば、強いデッキに自分のプレイを合わせていくのが一番の調整方法だと思いますが、今回は新弾(August2.0)が発売されて以降、店舗大会の中止等があったため深い調整ができた人は少ないのでは、と考えました。
それは自分も同じ条件なので、今回は強いデッキというより、自分がより使いやすい、プレイの方針を誤りづらいMix花単というデッキ選択となりました。
採用カードについて
さて、その中でも今回採用したカードについて、特に旧弾のカードについてなぜ今回再び使おうと思ったかという点を中心に触れていこうと思います。ユースティア
特に月属性相手には<ウィル><エステル・フリージア>等の特殊登場からのダウンによるアドバンテージの取得を防ぐことができ、攻撃宣言の順番選択とこのカードの能力だけでゲームテンポの優位を大きく稼ぐことができる、と考えての採用となりました。
結果今回は月属性と対戦することはありませんでしたが、今後もMix花単がSP上昇をテーマとするようなら、対月属性に優位をつけたい際には採用を考えたい一枚となるでしょう。
西住みほ
手札を使わない「サポーター」という点はもちろんですが、誘発効果のAP上昇がどちらの対面でも優秀で、宙相手には<坂上智代>等、ミラーマッチでは<河嶋桃>等のDP3のキャラに対し、相手から動くことを強要できる点はゲームの主導権を握る上でとても優秀な効果です。
積極的に能力を誘発させたいので、相手の攻撃を受ける場面ではもちろん、こちらから相打ち覚悟で攻撃する際にも、しっかり跡地にキャラを登場できるよう、考えてから動いていきたいですね。
東雲希
特に日属性相手では<関羽・愛紗><五十鈴華><アンチョビ>と優秀なDMG上昇キャラが多く搭載されており、そういった効果で打点レースの差が生まれがちなので、<東雲希>の効果で打点差を抑える、という考えで採用しました。
実際に大会でMix日単と対戦した際には登場することはありませんでしたが、登場している時にはこちら側がある程度余裕をもってゲームを進めることができるため、今後とも日属性を意識していくなら採用してもいい一枚となるでしょう。
能美クドリャフカ
先述したようにゲームプランの練習等に充てる時間が少ないため、ゲームプランや登場するキャラを大きく選ばないMix花単と多く対戦する、と考えていたため4枚の採用となりました。
もともとDPが0である点が懸念材料でデッキから抜けていくことが多かったこのカードですが、<悠木陽菜><一之江 金魚>の登場で、DP上昇が容易になり、他属性相手にも登場させやすくなったため、花属性ミラー以外の対面でも役割が持てて、4枚とは言わなくとも今後とも何枚か採用していくことが考えられるでしょう。
花の追加PRについて
ここからは僕もいくつか採用したオーガスト2.0の花属性追加プロモカードについてみていきます。白崎つぐみ
相手ターンや、バトル中に宣言できるSP上昇の強さは<一之江 金魚><椎葉古杜音>同様かなり便利で、相手の動きを見てから考えることができるためかなり優秀だと言えるでしょう。
その宣言要因として、オーガスト花単ではもちろん、Mix花単にも採用の可能性は十分にある一枚だと言えます。
また、ボーナス回復の付与も数少ない回復能力として長いゲームレンジを見込んだ活躍ができるでしょう。
Mix構築では<久寿川ささら>と併せてボーナス2点回復を持った状態で攻撃、とできれば通っても通らなくてもうれしい状況を作り出すことができたり、なかなかいぶし銀な活躍を見せるかと思います。
クルチャ
SP4以上のキャラに対して無償でDP上げを行えます。
<悠木陽菜><椎葉古杜音>に続いた無償のDP上昇キャラということで、全員登場していれば元のDPが1のキャラも無償でDP5まで上昇できます。
DP4は比較的相打ちがとられやすいラインですが、DP5となると相手側もひと手間かけないと倒せない数値となる、ということで3人目の使いやすいDP上昇、という点ではかなり評価ができるかと思います。
とはいえ、自身でSP上昇が図れないため、SP上昇効果がある他のAFキャラと比べると少し評価が落ちてしまいがちな点は否めません。
<朝霧麻衣>のドロー後等に登場できれば、かなり動きの幅が広がるキャラだとは思うので、数枚の採用は検討の余地があるカードかと思います。
菜摘
相手ターン中に使える、ということで実質的にフリー宣言に近い能力タイミングでSP上昇が図れるAFキャラということで、かなりオンリーワンに近い性能をしているカードですね。
花単というデッキの性質上、すべての列で攻撃...とはいかないことが多く、AFからサポートを活かして一列とめる動きをすることがかなり多いです。
そういった場面で特に効果が活きてきて、横からのサポートを絡めずに一列守りやすくなるのは非常に強力だと言えるでしょう。
おわりに
時勢が時勢ということもあって縮小規模ではありましたが、公式大会が開催されることはプレイヤーにとってこの上なくうれしいことだと思います。僕としても久しぶりの公式大会ということもあり、結果は伴いませんでしたがとても楽しい時間を過ごせました。
他のゲームでも全国大会の予選が行われていたり、業界全体としても少しずつ盛り上がりを取り戻しているように感じます。
新弾の先行公開も始まっており、この調子でまた盛り上がっていければ何よりですね。
それでは体調に気を遣いつつも、よきカードゲームライフを。