
【攻略コラム】ネクストン環境前半のおうちでリセフェスタ結果【らじお】
ネクストン発売からそこそこ経ちましたが、岡山フェスタも中止され残念ながらしばらく大型大会の予定は消えてしまいました。
そんな中、Discord環境があればだれでも参加できるおうちでリセフェスタが毎週開催中です。最近は20人前後の参加者で安定してきましたので、週に1度、4から5回戦の規模の大会に出られる環境が整いました。
Discordの機能で各試合を観戦させてもらうことも可能なので、諸事情で大会参加が難しい方も、まずはDiscordを導入してみてはいかがでしょうか。
今回はネクストン発売後のおうちでリセフェスタの上位デッキからネクストン環境がどうなっているか確認してみます。開催順に結果を見て行くため、mix環境とシングル環境に話が飛んでしまいますが予めご了承ください。
4/25 おうちでリセフェスタ(通常構築)
優勝 mix月
一敗ライン mix宙×3 mix日 ToHeart2単
今回は懐かしの大型路線に強化が加わり通常のビートダウンにめっぽう強いデッキとして再登場しました。
AFの大型は<孫権>をはじめとしたネクストンで登場したカードにほとんど更新されて、スペックもAP4/DP5と普通のバトルではなかなか負けなくなっていますし、AFを下げる効果や基本能力、特殊能力消しもハンド消費が軽くなり、パワーが上がっています。<孫尚香>によって使いやすいドロソも手に入れました。
大型を採用する以上除去は意識しなければなりませんが、除去に対しても手札宣言のカウンターが増えて一筋縄ではいかないデッキになっているでしょう。
月に加えて宙と雪の使用者が多く、当時はひとまずこの3色が環境を回していく印象を受けました。
4/26 おうちでリセフェスタ(シングル)
優勝 NEX花
一敗ライン NEX雪 NEX月 TOA雪
中型を中心とした花単ですが、手札が0の時ドローできる<袁紹>のおかげでかなりゆるい条件でドローできます。
また手札を一時的に場に置くことができる<袁術>や<脱衣所での遭遇>、「サポーター」や能力のコストで手札を細かく使う方法が多いため、往復でドローをまわすのがかなり簡単になっています。
NEX単は他には雪、月が多く、宙、日は少なめな結果になりました。
5/2 おうちでリセフェスタ(通常構築)
優勝 mix雪
一敗ライン mix宙×3 mix月 YUZ花
今までのデッキの軸として登場した<アクセラレータ>、<ノイシュヴァンシュタイン城>の両方が不採用となった、新しいタイプのデッキと言えるでしょうか。
除去と破格のスペックを兼ね備えた<カリン>が強力で、<カリン>の動き出しを早める<迷宮の魔王>も採用されています。
イベント除去が増えたこともあり、即座に相手の盤面に干渉しやすく、各色に除去に対するメタが増えた環境でも押し切るだけのパワーを有しています。
宙の使用者が最大となりましたが、前回優勝の月は使用者数が落ち込み、花の数が増えていることも注目の結果となっています。
花のDFを軽量キャラでしっかり固める動きは月の大型ワントップの動きに対してめっぽう強く、<シルヴィア>、<角谷>、<初春>などのメタカードもあるため、月に対して強く立ち回れるようです。
月側も以前のような<酒呑>、<朱音>を絡めたダメージカットしながらDFを固める動きよりも、<孫権>などのDMG5で殴る動きにシフトしている関係で、花の打点を抑えづらくなっています。
5/3 おうちでリセフェスタ(シングル)
優勝 NEX月
一敗ライン NEX雪 NEX月 NEX花 NEX日×2
NEX月はmixでも採用されている一級品の大型を並べるコンセプトがほぼそのまま使えるため、単純にパワーが高めで、かつ除去デッキが環境に少ないため、より妨害もされづらく月側がやりたい放題できることも追い風です。
5/4 おうちでリセフェスタ(通常構築)
優勝 mix宙
一敗ライン mix雪 mix月 mix花 mix宙 mix日
優秀なドロソ兼アタッカーの<安土城>に小回りが効く<ダノター城>と、お城で強化されていた宙単ですが、ネクストンでの新戦力も優秀ですね。
スペック操作、相手ターンに自キャラを下げて起こす能力、優秀なスペック、全てを兼ね備えた単体スペック最強カード<曹操>が間違いなくベストカードです。
それに加えペナルティで相打ちを有利な交換にする<呂布>、最軽量スペック操作兼除去メタ<荀イク>も登場し、宙単は一気にトップメタにのし上ったようですね。
今までに登場していた優秀なSRの<麦野>、<御坂>、<エロイナ>も新カードによってはるかに使いやすく、強力に感じられるようになりました。優秀なスペック操作カードが増えて「オーダーステップ」持ちが守りを固める際の圧力が今までと全然違います。
宙を意識するのであればデッキ構築の段階で宙の高スペックをいかにしてスペックで突破するのか、またはどうバトルを回避して打点を通すのかということを考えていきたいですね。
今回はまんべんなく全ての属性が上に残る結果になりました。雪の使用者が減りましたが、その使用者は上の方に残っているため雪の立ち位置が悪くなったとかそういうわけではなさそうです。
5/5 おうちでリセフェスタ(シングル)
優勝 NEX月
一敗ライン NEX雪 NEX月 YUZ花 NEX宙×2
ピックアップされていたネクストンの中では月が頭一つ抜けているということになりそうですね。
今後のシングルフェスタではピックアップデッキの状況にもよりますが、月の大型にいいようにされないコンセプトを持ったデッキを意識していきたいです。
5/6 おうちでリセフェスタ(通常構築)
優勝 ヤマト
一敗ライン mix宙×4 mix雪日
《ヤマト》や《ダントラ》をピンポイントでメタる3色メタカードが各色に登場したこともあり、使用すること自体がリスクと思えましたが、今までのフェスタを見る限りそれらのカードは採用されておらず、単純なリセをするならまだまだ戦えるということを《ヤマト》が証明した結果となりました。
しかし、去年のファイナルの時点で《ヤマト》と戦えていた雪、日に加え、多様なメタカードが加わった月と花、単純なスペックが《ヤマト》を上回るようになりつつある宙と、mixのパワーが《ヤマト》に追いついているのは事実です。今後も3色メタはあまり採用されないでしょうし、《ヤマト》は一年間環境を走り続けられるかもしれませんが、大流行したりはしないでしょう。
今回は一敗ラインのmix雪日も注目です。
雪日のSRである<夏乃>は盤面の軽いカードを除去に変換できるため、<カリン>の置き場を貯めるのがかなり簡単になっています。
また<カリン>は「ステップ」と「オーダーチェンジ」を持っているため、日のカード顔負けの移動を行うこともできます。日のカードを採用したことでAP4が増え<迷宮の魔王>も使いやすくなっており、新弾のカードをうまく既存のコンセプトと組み合わせた、とてもいいデッキに感じました。
以上のように、ネクストン発売後からのおうちでリセフェスタの結果をまとめてみました。
個人的に回してみた感想では、バトルでの強さは随一の宙、<カリン>が強すぎる雪、手札効率がバグってきている日の三つ巴を基本として、月と花が強く立ち回れるタイミングを図っている状況と思っています。
月は雪の避けづらい除去が増えている点と宙の<智代>やスペック操作が厳しく感じますが、それらにもメタカードがきちんとあるため環境全体を見てのカードの取捨選択に少し時間がかかるかもしれません。
花は中型推しのコンセプトが雪と宙が多い状況で少し不利であり、使うのであればうまく小型と中型を組み合わせたコンセプトになると思うのですが、これもまたデッキ完成まで時間がかかると思います。
これらに比べると他の3色は自分の動きが強くメタに左右されるところが少ないところも先程の三つ巴の状況の考えにつながっています。
あくまで現在の感想ではあるので、今後もおうちでリセフェスタの結果を見つつ、色んなデッキを試行錯誤していきたいですね。
おわりに
シングル環境はネクストンがピックアップされていたこともありネクストン一色状態でしたが、ミックス環境はまさに群雄割拠といった状況ですね。環境の話するとき毎回群雄割拠って言ってる気しますね。常に高使用率を保っていたのはmix宙のみで5色全てが常に使われていますし、過去のシングルデッキも結果を残す余地がある、色んなデッキで楽しめる環境になっているようです。
結構いい環境だと思っているので、オーガスト発売までも出来る限りリセを楽しんでいきましょう。ではまた。