
【攻略コラム】パープル雪限定構築デッキについて【かきみ】
突然ですが僕は合成音声(ボカロ)の音楽が好きなので、先日ブイスリーと言う合成音声曲限定のオンラインライブを観てきました。
全体的にとても高いクオリティでしたが、個人的にはGUMIの歌う「ECHO」や紲星あかりの歌う「アカリがやってきたぞっ」のパフォーマンスがとても好きです、2回目があればぜひまた観たいと思います。
さて、好きな物つながりになるのですが今回は僕の好きなシングルデッキのパープル雪限定構築デッキについて解説していきたいと思います。
パープル雪と言えば一昔前はシングル環境でもトップクラスのデッキでしたが、現在はどのような立ち位置なのでしょうか?
パープル雪限定構築デッキについて
パープル雪限定構築 デッキ
EX2
計52枚
このデッキはシングル版のMIXバーン雪単の様なデッキで、「ダウン以外で味方雪キャラが場を離れた時」に誘発して自分のデッキを1枚回復したり相手のデッキを1枚破棄(1枚バーン)するキャラやエリア(<茜>、<葵>、等)を複数盤面に並べながら、積極的に自分のキャラを効果で破棄する事で試合を有利に進めることを狙います。
例えば<R沢渡 満>の能力を普通に使用すると本体が手札2枚+能力コストに手札1枚で合計で3ハンド支払って相手キャラ一体を除去できる、雪ではよくみるありふれた性能のカードになります、しかし<茜>と<葵>が場に居る時に使用すると、<沢渡 満>と言う雪キャラが「バトル以外で場を離れた」事により「<茜>で1回復」+「<葵>で1点バーン」のオマケが付いてとてもオトクになります、もちろん他にそういった誘発を持ったカードが盤面にあればそれも誘発するので、誘発カードを沢山出して普通の動きにオマケを付けまくろう!といった感じですね。
コンセプト上、誘発効果がとても多いデッキなので自分がしたアクションに誘発する効果は無いかの確認は逐一行いたいです。
特に<SR内藤舞亜>のターン開始時処理等は忘れると後からトラブルの元になりやすいので、ターン開始時ドローの前は常に盤面に<SR内藤舞亜>がいるかどうかの確認をしましょう。
あまり数値操作の多くないデッキですがダメージを能力で飛ばせるので、相手へのダメージは基本的にはバーンダメージでまかないます。
また防御に関してもあまりDPの高いキャラはいないので相手のDMGがあるキャラを除去したり、チャンプブロックのみで防御をします、そのためAPやDPの数値計算が発生しにくくプレイしやすいのはこのデッキのとても良いところです。
「ダウン以外で味方雪キャラが場を離れた」時の誘発は相手が使った味方キャラへの除去にも反応するので、キャラを展開するデッキでありながら相手からの除去にも一定の耐性が自然と付いている点も助かりますね。
引き直しの基準について
採用カードについて
春姫/言霊
自身で回数無制限のコスト発生と強力なドロソのエリアである<言霊>を貼ることができる実質1枚でドロソ2枚分の働きをするとても強力なカードです。
AP1の軽量キャラとして日属性に、数値操作として花属性に、強力なドローソースとして月属性と宙属性に、除去メタとして雪属性にと、どの属性に対しても強く、まさしくタイトル限定構築のパワーカードと言えるでしょう。
数値操作に関してですがジャンプを持っているので序盤に自身を行動済みにする効果を使う時はあえてAFにジャンプしてから能力を使いDFをチャンプブロッカー等で埋める事でDFに穴を作らない動きを取ったり、<言霊>が既に場に貼られていてもあえでデッキを見て<言霊>を探すフリをする事でルールに則ってデッキをシャッフルする事ができます(このデッキは回復能力持ちのキャラで強力なカードを回復することが多いのですが、回復するだけだと山札の一番下に行くだけなので引きにくいためデッキをシャッフルする必要があります)
除去メタを構えたい雪と数値操作を続けたい花対面以外では基本的には<言霊>を配置して前列を3面並べた後は積極的に<葵>や<言霊>等の効果で破棄してペナルティ1ドローを使います。
<言霊>に関しては、このデッキで唯一「ダウン以外で味方雪キャラが場を離れた時」の誘発でドローをする事ができるカードです。
味方バトル参加キャラを破棄する効果を持っているので、チャンプブロック等で味方キャラがダウンする時にそれを破棄する事でダウン以外で場を離れたことにできます、バトルが中断されるので相手のボーナス持ちのキャラに対しても強い効果です。
基本的に防御キャラしか破棄しませんが、終盤どうしても「ダウン以外で味方キャラが場を離れた時」の誘発を使いたい時に前列のキャラで攻撃してバトル中に<言霊>で破棄することもあります。
茜 後攻1ターン目に出したい前列キャラ
アグレッシブ付与の能力は、<沢渡 満>や<優里>等の行動済みにして起動する能力をそのキャラが出たターンに即座に発動させる事ができます、DMGを1にする効果は基本的には<恋塚愛>を出してすぐ攻撃したい時にだけ使用します。
このカードの他にもこのデッキでは回復をするカードが数種類入っているので、回復したいカードはゴミ箱に何枚あるのか常に分かるよう纏めて数えながらプレイするとスムーズに試合を進めやすいです。
(数えておきたいカードの具体例としては切札持ち、<SR内藤舞亜>、<夏姫>、<水無月ほたる>、<虚空の暗闇>、その他次のターン以降に盤面に並べたいキャラ)
またこのデッキで1番自分のデッキを簡単にシャッフルできるカードなので、盤面を作る上でできれば出しておきたいカードです。
葵 先攻1ターン目に出したい前列キャラ
除去能力で相手のテンポを崩せると序盤のダメージを大幅に抑えることができます。
相手が<恋塚愛>に合わせて高スタッツキャラを出した時に<葵>で<恋塚愛>を破棄できると相手の動きを無駄足にでき強力です。
夏姫
除去能力、チャンプブロック、確定サーチ、数値3上昇、ジャンプ、と能力盛りまくりのカードになっており、
サーチ能力は1ターン目に<春姫>や<恋塚愛>、前列キャラ等をサーチしたり中盤以降<SR内藤舞亜>や<水無月ほたる>をサーチしたりと便利です。
数値操作を使った後に自身の効果で自身を破棄してから手札から2枚目の<夏姫>を出すと数値を6操作する事も可能となります。
優里
切札持ちなので終盤に<葵>が出せていない時は積極的に出したいです、また切札で<優里>を何枚も山札に戻して除去を引きやすくするプランも取る事ができます。
水無月 ほたる
このデッキは中盤以降手札をどんどん使ってライフリソースを稼ぐのですが、その時にこのカードはとても良い働きを見せてくれます。
チャンプブロックを4回できるのはもちろん、前列のキャラが足りない時はその時だけAFに登場して攻撃する事もできます。
ゴミ箱に同名カードが沢山落ちていればいるほど強いので、3〜4枚て落ちていない限り回復は基本しないですが、逆に3〜4枚落ちていると手札に引くことが難しいので回復します。
最終ターンに相手の宣言に対応して<水無月ほたる>を宣言する事で相手の宣言より先にバーンダメージを飛ばして紙一重の詰めをする詰め札としての運用も可能です。
SR内藤 舞亜
除去効果とチャンプブロックで1枚で相手の攻撃を2面止める事もできるので、相手によっては先述の<水無月ほたる>がいる時にこのカードを毎ターン出し続けて相手の攻撃を3面全て止めながら<茜>や<葵>の誘発でデッキ差を広げるのがこのデッキの必殺技です。
またターン開始時の誘発についてですが、ターン開始時のドローよりも先に処理するので場に<茜>や<カヤカヤ>等の回復キャラがいれば残りデッキが1〜2枚の時にターンが帰ってきても<SR内藤舞亜>を破棄する事を選ぶとドローより先に回復を行い本来負けの所を延命することができます、次のターンに<水無月ほたる>を除外して本来無いはずの2ターン分のバーン誘発+開始時ドローで約7〜9点の打点(場合によってはさらに多い事も)を稼げる事も珍しくありません。
虚空の暗闇
そんな時に便利なのがこのカードです、実質3ハンドで除去をしながら「ダウン以外で味方雪キャラが場を離れた時」の誘発を一つ増やすことができます。
誘発の条件が他のカードより少し厳しめとなっておりこのエリアの上のキャラに対してしか誘発はしませんが、終盤の<SR内藤舞亜>や<水無月ほたる>等の場を離れやすいキャラを上に置くことで積極的にダメージを稼げます。
最終的には実質3ハンドで相手キャラ1体破棄+相手のデッキ6枚破棄くらいになると考えると強すぎる一枚ですが、EX1ではあるので枚数を減らしても良いかもしれません。
皇 歌夜/カヤカヤ
この入れ替えは「ダウン以外で味方雪キャラが場を離れた時」に該当するので自分のターン中にリソースを一切使わずに1回誘発を起動させる動きはとても強力です。
2枚が揃っているとすぐに入れ替えたくなりますが、<カヤカヤ>と入れ替わる前に<皇歌夜>の除去能力を使わないで大丈夫なのか等を一度確認しておきしましょう。
<皇歌夜>登場から、除去効果使用→<カヤカヤ>と入れ替えて除去効果使用→手札に戻った<皇歌夜>を再登場して除去効果を使用といった動きを2〜3ターンかけて行う事でダウン以外で味方雪キャラを場から3回離しながら除去効果を3回使用しつつ回復キャラを2体並べることができます。
2枚の除去能力を使用できるタイミングは微妙に違っていて、<皇歌夜>はバトル中に使用できて対応して使用できないので相手ターン中に後列のキャラでチャンプブロック→<皇歌夜>の能力でブロック中のキャラと未行動の相手キャラを破棄、とすると相手の攻撃を2面止めるなどの事ができます、<カヤカヤ>の能力はバトル中には使えませんが相手の宣言に対応して宣言できるので特殊な妨害にも使えます、例えば相手の場にキャラが1体しかいない時に相手が<大倉駿我>が登場宣言するのに対応して<カヤカヤ>の能力で相手キャラを破棄する事で、<大倉駿我>が自分の効果で<大倉駿我>自身を破棄せざるを得ないようにする等。
シングル環境において
かつてはシングル環境で猛威を奮ったこのデッキですが、現在シングル環境のトップメタであるアリス宙限定構築、サガプラ月宙限定構築、HOOKSOFT月限定構築の3つには主観ではありますが残念ながら1-9レベルで不利が付いてしまうと思っています、と言うのもこのデッキは素直にキャラを複数並べて攻撃をしてくる相手にはめっぽう強いのですが、妨害や変則的な攻撃などの特殊な動きをするデッキを苦手とする為です。その分その他の、最近だとSMEE花限定構築や少し前だと戦国恋姫宙限定構築等のデッキには9-1レベルの有利が取れると思っているので、相手によって大きく有利不利の異なるデッキといった立ち位置だと思います。
おわりに
かなり細かい記事にはなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。このデッキはなんと言っても相手の攻撃を防御して防御キャラを<言霊>で破棄する事で、攻撃を防ぎながら相手にダメージを与える効果が誘発し<Rアクセラレータ>の切札の様な動きをいとも簡単に行える点がとても気持ちよくて楽しいのでこの系統のデッキに触れたことのない方にはとてもオススメです。
ではまたの機会に!