今回は6月27日に発売する最新弾『英雄総進軍』封入のカードについて、
現段階でのレビューを執筆いただく企画その2です!
今回は近松さんにレビューしていただきました!
譬え闇に堕ちるとも カムイ(男) & 光射す彼方へ カムイ(女)
【カード紹介】運命の選択...その先に待つのは光か、それとも闇か。白夜王国で生まれ、暗夜王国で育ったカムイは、どちらの国に味方をするのか、大きな決断を迫られます。それぞれが辛く険しい道...しかし平和な未来に続くと信じて、決意を胸に歩むのです。(Illust:長浜めぐみ、伊藤未生) #FEcipher pic.twitter.com/9Gbm4j4RbT
— ファイアーエムブレム0(サイファ)公式 (@FEcipher) 2019年6月10日
カムイ男は「宵闇に踊る刃」が如何にも暗夜シンボルらしいスキルを持っている黒3c。コストが「他の味方」なので、主人公を撃破してオーブを手札に加える事や行動した後のユニットの撃破も出来、汎用性が広い撃破スキルとなっています。3c以下なのでノノやミルラといったマムクート、<メイ>や<ボーイ>、<エフィ>のOCユニットも容易に処理可能。
「ブラッディ・マジック」でコスト相応以上の戦闘も行い、良Rカードだと感じています。
カムイ女は白の血族バージョン。「血族の白杖」では手札の白と退避の3c以下カードを交換出来ます。コストで捨てたいのはやはり<4cオボロ>でしょうか。絆も使わず交換出来るのがポイント。4cオボロを捨て次に起点になる1cオボロや上記のパワーの高い3cを回収したり、OCならセットの下級の方を回収してCCを狙うのも良いですね。
「暁光に煌く剣」は白<4c>・<6c>カムイ男や<キヌ>などと、白のカードと相性が良い事が多いスキルなのが嬉しい。4cカムイ男でカムイ女自身を出撃出来るのも大きなメリット。
悪魔の山の剣客 ナバール & 剣に生きる修羅 ナバール
【カード紹介】その男は紅き修羅...その前に立つことは、死を意味する。ナバールは悪魔の山でマルスたちの前に立ちはだかり、王女シーダの説得で仲間となった凄腕の剣士です。振るう剣技はまさに必中必殺。たとえ何人であろうとも、一刀の下に両断します!(Illust:п猫R) #FEcipher pic.twitter.com/Wlcko9krLK
— ファイアーエムブレム0(サイファ)公式 (@FEcipher) 2019年6月12日
1cは必殺によって撃破出来たらナバールを退避から回収出来ます。ナバールが支援失敗した時には見かけるスキルになりそう?
4cの「至極の必殺剣」はターン1ですが必殺したらその攻撃が神速回避不可になります。「数えろ、死までの刻を」では3裏でナバールを退避から2枚回収。必殺攻撃や神速回避に使えるのは勿論、横での運用ならナバールの後続に繋げられます。前回紹介した4cスズカゼの横で使用すれば、1cを捨てるだけでキルソードになるのは魅力的。横でも運用が視野に入る支援10カードは良いですね。常に相手にプレッシャーを与えられます。
キッチンの破壊神 フェリシア & サポート&デストロイ! フェリシア
【カード紹介】給仕をすれば食器を割り、料理を作れば殺人級。フェリシアは、「軍の中で一番 破壊神」という恐ろしい異名を持つメイドです。しかしそんな不名誉にめげることなく、ご主人様をサポートし、一生懸命戦います!(Illust:クロサワテツ Autograph:ささきのぞみ) #FEcipher pic.twitter.com/OZ4Zs2zQDq
— ファイアーエムブレム0(サイファ)公式 (@FEcipher) 2019年6月14日
1cは「ライブ」と手札1枚捨てで味方を+10。黒のライブに優秀なエリーゼがいるのでそことの選択になるか。
4cは3つともスキルに自分のオーブを破壊する記述があるのが特徴的。それぞれ、「主人公+20」「フェリシアが+20」「フェリシアが相手の主人公を撃破した時に未行動になる」というスキルに、オーブを破壊する処理となります。自分のオーブが0の場合はノーコストで使用出来ますが、オーブ0の場合は自分のピンチが近い事が多いので、使用するタイミングの見極めが非常に難しいと思います。
主人公・フェリシアを+20するスキルは、待ちデッキ対策に使用出来るかもしれません。
祖国を護る弓王子 タクミ & 白夜を翔ける風神 タクミ
【カード紹介】暗夜王国の卑劣な策によって、大切な母を失った白夜王国の王子タクミ。その怒りと憎しみは、手にした伝説の神器「風神弓」に、莫大な力を与えます。その一射は、まさに神の一撃。相手がどこへ逃げ隠れようとも、確実に狙い、退けます!(Illust:BISAI) #FEcipher pic.twitter.com/MeXbxttCRo
— ファイアーエムブレム0(サイファ)公式 (@FEcipher) 2019年6月18日
1cは無色の鋼の弓・必中の紋章。
5cでは手札を1枚捨てることによって全ての味方が射程無視で攻撃出来るようになります。敵が回避した際には「風神の息吹」が誘発して、その敵を手札に戻します。射程2のせいか、戦闘力が70なのは嬉しいポイント。
相手のボードを意識したデザインですが、タクミ自身が5cと重めなので、普通に主人公の横にタクミを出しただけでは恩恵を受けづらいのが難しい所だと思っています。多数踏み倒しの出来る<カムイ男>や<シグルーン>主人公の横では一気に圧力をかける事が出来ます。カムイ男なら、後衛に逃げた主人公に最大5回攻撃出来るので、慢心している所を狙えます。
絶望の中の覚醒 ゼフィール & 世界を解放せんとする者 ゼフィール
【カード紹介】父と交わした祝いの杯。それは猛毒入りの美酒だった... 聡明であるがゆえに嫉妬され、父から毒をもられた王子ゼフィール。彼は人間への深い絶望を覚え、父を殺して王となります。そして愚かな人類を滅ぼすべく、世界に戦乱を巻き起こすのです。(Illust:セツ、山田孝太郎) #FEcipher pic.twitter.com/3EtnxYyemC
— ファイアーエムブレム0(サイファ)公式 (@FEcipher) 2019年6月19日
1cは同じエリアに1体も味方がいない場合に+10される、主人公向けの性能。
今回SRは5cで収録。ゼフィールといえばエッケザックスですが、そのスキルは1裏でゼフィール自身と味方1体がそれぞれ+10されるパンプスキルになっています。また、エッケザックスを2回使う事によって誘発される「ハルトムートの強刃」は相手の手札を1枚ランダムに捨てます。更にそのカードと同じユニット名の敵を撃破する事が出来ますが、これは相手の主人公も対象に出来ます。終盤になる程、自分の主人公を手札に抱える傾向のあるゲームなので、詰めには一気に刺さりますね。
<13弾エリウッド>の横でゼフィールを出撃させ、エッケザックスによってエリウッドの「紅蓮の君主」を80以下のユニットを移動させたりゼフィールを90受けにすると相手への嫌がらせに効果的かもしれません。
気高き理想の下に シグルド
【カード紹介】若者達は、理想を求めて戦った。その姿は気高く、勇敢で、儚いものであった... シアルフィの公子シグルドと、親友キュアンとエルトシャン、そして彼らを支えた仲間たち... その名は、英雄として、勇者として、後世に語りつがれてゆくのです。(Illust:鈴木理華) #FEcipher pic.twitter.com/58kPdwXPWQ
— ファイアーエムブレム0(サイファ)公式 (@FEcipher) 2019年6月20日
「聖騎士のティルフィング」によって、主人公を攻撃している味方は誰でも+10。ビートダウンの為にあるような、非常に分かりやすいスキルで好きです。
目玉は「語り継がれし勇者」でしょうか。絆6枚以上の時に、1リバで表向きの絆エリアのカードを出撃出来ます。出撃に条件は無い為、高コストのユニット踏み倒しも容易に可能です。ただし、見た目以上に支払うコストは多く、ただ手札から絆に置いているだけでは展開に限界がある為、絆を増やしたり入れ替えたり出来るチキやンン、ディアドラを活用してシグルドらしさをデッキに組み込みたいです。また、踏み倒しに寄せすぎて重すぎるデッキも難しいと思います。「聖騎士のティルフィング」を思い出しながら、常に攻撃し続けるデッキが理想的......になる?
<4cリーフ>や<ティニー>、<アーサー>など、黄色にタッチしやすいカードも多かったですが、シグルドは黄色以外の主人公の横でも、出撃させて十分活躍しそうです。
悠達なる未来に向かって チキ
【カード紹介】連綿と続く人類の歴史。その歩みを傍らで見つめる長命なる者たちが居る。それが人の姿をした竜「マムクート」です。強大な力を持つが故に、崇められ、迫害されることもありますが、時に人と深い絆を育み、良き友として、力を貸してくれるのです。(Illust:かわすみ) #FEcipher pic.twitter.com/6qGRscXOww
— ファイアーエムブレム0(サイファ)公式 (@FEcipher) 2019年6月21日
<11弾のチキ>とは異なり、射程1-2戦闘力60。
「竜石への口づけ」は1裏で戦闘力2倍。そのままでも120になるので<リリーナ>と同じ打点を得られると思うとシンプルに強く5c相応のスキルだと思います。
「人と竜の絆」は終了時に絆を伸ばすか、手札に加えるかを選択する面白いスキル。これで赤と緑のデッキにも絆回収手段が生まれました。ただし、強制スキルなのである程度の手札管理及びマナカーブは意識しての使用が必要となります。
3cのマムクートと比較すると出撃コストの重さが目立ちますが、無色である以上仕方のない事かなと思います。
【担当】
以上、17弾公開カード先行レビュー(2)でした! 近松さんありがとうございました!!