
白黒緑ムカデグラスパー
今年も権利戦シーズンが来ましたね。
限定構築といういつもとは違う特殊レギュレーションで行われますね。
8月の前期権利戦、10月の後期権利戦、エリア予選と目まぐるしく環境が変わって行くのが今年も楽しみです。
今回は8月の権利戦の環境と、それを見て自分が持ち込んだデッキについて振り返りたいと思います。
簡単な環境読み
今回の環境は大まかに分けて3つのデッキに分類されたかと思います
- 中速寄りの速攻デッキ(ビートジョッキー、ジョーカーズ)
- 不動などでシールドを増やしながら強力なトリガーを踏ませて制圧するトリガービート
(不動型トリガービート、クジルマギカ&スーパーエターナルスパーク、赤黒ブロックキング) - <阿修羅ムカデ>や<キラードン>を主軸にしたコントロールデッキ
(黒単マフィ・ギャング、ムカデグラスパー、ガシャゴズラコントロール等)
- 速攻→コントロール(踏まなきゃ勝ち)
- コントロール→トリガービート(シールドを少しずつ割っていけばリソースがもたない)
- トリガービート→速攻(踏ませまくってボロ勝ち)
で、実際はどうなの??
はい、蓋を開けてみると各種様々なデッキタイプが結果を残しているものの、トリガーを15枚近く採用した<阿修羅ムカデ>&<グレート・グラスパー>デッキが環境の中心となったかと思います。マナ送りにするしかない<ムカデ>を、相手の<ムカデ>をマナ送りにしながら再び出せる<グレート・グラスパー>がムカデ最大の相棒になったわけですね。
1.2枚踏ませれば速攻にも<ムカデ>や<キラードン>が間に合い、トリガービートにはコントロール重視の構築の方が有利なのでこうなったわけですね、はい。
じゃあどんなデッキを組もう??
そんなこんなでデッキを組むことに。テーマは『ムカデグラスパーに勝てるムカデグラスパー』
意識したのは以下の3ポイントです
- 1.<ムカデ>、<キラードン>をマナ送りにできるカードを多めにしよう
- 2.ミラーマッチにおいてマナ送りにされた<ムカデ>や<グラスパー>を回収できるカードを採用しよう
- 3.コントロールミラーで時間切れを起こさないように、フィニッシャーとなるカードを採用しよう
完成したレシピ
クリーチャー
計38枚
キーカード
ルドルフ・カルナック

味方クリーチャーを破壊して2ドローできるブロッカー。すごすぎ
1アドがゲームを決めるコントロールミラーでもビート相手でも大活躍してくれます。
<ヘモグロ>、<キラードン>、<ムカデ>などを破壊してうまぶりましょう
彼との相性や初動のコストも踏まえて今回は<解体>ではなく<ヘモグロ>が採用されています。
<ルヴォワ>で相手寝かせて<ヘモグロ>で自爆特攻しような。
スプラッスイカ

5枚目、6枚目の<グラスパー>とも言えるミラーマッチ最強呪文。
「相手の<ムカデ>をどかしながら<グラスパー>拾える」神様。いや、スイカ。
コスト4と軽いので、序盤に<ミスト・リエス>などを除去するのにも使えたりしてとにかく万能でした。本当は増やしたい
デスハンズ・罠の超人・ルヴォワ・リク




今回採用したシールド・トリガー達。
手撃ちして腐らせたくないので呪文のトリガーやSSトリガーは非採用。
<ハンズ>、<罠の超人>は終盤手札から継続的に投げ続けて活躍してくれるのでミラーを意識して4。
特に<罠の超人>の枠は速攻デッキにどうしても勝ちたければ<きのこあら>や<スキン>にしてもいいんですが、ある程度意識されているのでどこまで仕事するかは怪しいところ。
<ヘモグロ>や<解体>を一度に掃除できるのは強いんだけどね...
<ルヴォワ>はとにかく踏んでもらえるとかなり勝ちに近づくのと、<グラスパー>や<ヘモグロ>のアタック先を作れるので4。
<リク>はさらに光でシールドを増やすカードを採用したくて入れました。
「<奇石 クローツ>の方がいいのでは?」という意見を多くもらいましたが
- 「相手の打点計算をズラせる」
- 「アタックできる」
緑知銀 サモハン

今回のデッキのキーカード。
- 「相手はサモハンしか選べない」
- 「相手がサモハンを選んだら2ドロー」
<グラスパー>から出すことを前提とした2枚の採用ですが大変活躍してくれました。
ミラーでの<ムカデ>と<グラスパー>の潰し合いになった際も<キラードン>でしか触れず、うまく除去2枚投げられたとしても2ドローとなって帰ってきます。
また、全体タップなどのトリガーが少なく、膠着しがちなミラーマッチにおいて、ボードに<グラスパー>含め6点さえ作ってしまえば、<グラスパー>で3点入れるついでに<サモハン>を呼ぶだけでかなりキル性能が上がります。
今回、<オクトーパ>や<シャワー>などの優秀な青カードを蹴ってまで白を採用したのは<サモハン>のためと言っても過言ではないですね、大好きだぁ...
はい、というわけでもうすぐ終わりを迎える前期権利戦で使用したデッキについてでした。
限定構築というジャンルは、とにかく裏で時間をかけて深く研究して、周りに差をつけられるかが重要です。
10月の後期権利戦やエリア予選に向けて、ガッツリ研究していきましょう!!
「まだ使えるカードが全てハッキリしないから」と言って研究しないのはもったいないです!
新カードが発表された後の基盤を作るために、まずは今のプールについて理解を深めておきたいですね。
それではまた!