第四十二回「2016年度後期 環境考察 その2」 | ChaosTCG|カオス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

第四十二回「2016年度後期 環境考察 その.. | ChaosTCG|カオス

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第四十二回「2016年度後期 環境考察 その2」

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by あんずはピポサル

お疲れ様です。あんずはピポサルです。
■2016年度後期 環境考察 その2
今回は前回に引き続き、2016年度後期の環境考察について書きました。
前回の続きになりますので、そちらから先に読んで頂けると理解しやすいと思います(^ー^ )

その2 の今回は環境の傾向と対策について書きました。
普段からプレイされている方にとっては当たり前な話になるので、退屈に思われる方もいるかもしれませんがご容赦を(;人; )
■環境の傾向
○環境トップ達
・単純にスペックの高いカードが揃った「ハイスクール・フリート」(<"艦橋要員""砲雷科"砲撃ハイテンション「西崎 芽依」>)
・アペンドルールで次世代のテキスト量を持った「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?」(<ハイスペックお嬢様「御聖院 杏」>)
・固有のパワーカードを大量に有する「東方混沌符」(<表情豊かなポーカーフェイス「秦 こころ」>)

RR“艦橋要員”“砲雷科”砲撃ハイテンション「西崎 芽依」 RRハイスペックお嬢様「御聖院 杏」 PR表情豊かなポーカーフェイス「秦 こころ」

現在の環境はこれらのOS/パートナーが牛耳っている状態です。
○テキスト量/行動回数の増加
OS:ハイフリ以降、盤面に並ぶテキストの量が明らかに増えました。
OS:混沌符は元々狂ったようなテキストが盤面に並んでいたため、本家ChaosTCGもそれに追いついた形になります。

ハイフリ(西崎)の場合、パートナーに全てが書いてあるため、ステータスを度外視したテキスト優先のフレンド選びをしています。

R“機関科”心は江戸っ子「柳原 麻侖」 R“主計科”衛生長「鏑木 美波」

また、各種晴風はフレンドが登場する度に公開され、"プレイヤーに"追加でテキストを与えます。


ネトゲ嫁(御聖院)の場合、アペンドルールのおかげで一枠にフレンド二人分のテキストを組み合わせて置けるため、必然的にテキスト量が多くなります。
特に亜子ネームは上下で合計4つのテキストを持ち、単体エクストラへの派生も加味すると、一枠のフレンドとは思えないくらいのテキスト量になります。

RRぼっちガール「玉置 亜子」 R見た目至上主義「アコ」


混沌符(こころ)の場合、盤面のセットをメインフェイズ中に大量の上下できるため、単純に『カッターナイフ』互換や『さっちんクッキング』互換、『ケータイ電話』互換のテキストが二倍になります。
『萃まる夢「伊吹 萃香」』や『"東方永夜抄"紅の自警隊「藤原 妹紅」』、『希望の面』のように、盤面に並ぶカードに元々2つ以上の(またはそれに準ずる)テキストを持ったものも多いです。

PR萃まる夢「伊吹 萃香」 PR“東方永夜抄”紅の自警隊「藤原 妹紅」 PR希望の面


テキストが多くなればなるほど行動の回数が増えます。
そして、行動の回数が増えれば、手札を温存できる動きも増えるため、それに比例してシュートの威力も上がっていきます。
その結果、西崎の『<"艦橋要員""砲雷科"希望の一弾「立石 志摩」>』+『<無力感>』+『<RAtt>』から繰り出される焼き&連パン、御聖院の『<高校生活の終わり>』や『<ソードダンサー「シュヴァイン」>』『<正体は同級生「シュヴァイン」>』で全除去した上での+『<ギルティ>』、こころの『殺人ドール』で全除去した上での+バトルフェイズ中に『葉団扇』の上下など、どれも守り札なしでは確定でオートレベルアップを吹き飛ばしますし、一部の守り札はは全く受け付けないレベルです(;人; )
○進化する除去
当時は「強すぎる!」と話題になったOS:ごちうさの『<R柔らかくなるコツ>』も大分慣れ親しんできました。

R柔らかくなるコツ

しかし、ハイフリでは手札コストが下がった実質『<>』互換+セット割を兼ねた『<RRATt>』、ネトゲ嫁では何故かドローと除去が合体した『<R高校生活の終わり>』など、除去のインフレは留まることを知りません。
除去は低コストになればなるほど、盤面の価値が下がります。
並べても簡単に裏にされるのですから、何を並べても同じという訳です。
○メタの考え方
では、メタは無意味なのでしょうか? 残念ながら(?)そうはなりません。

従来のメタはその動きを封じるために存在しました。
焼きにおける焼きメタ、回収における回収メタ等、あらゆる事象に対してメタが存在しました。

U初出勤 C通信機

しかし、除去の低コスト化に伴い、その役割を果たせなくなってきました。
そして、残念なことにそれを止める術はほぼ存在しません。ChaosTCG において除去は正義です(・へ・ )

かといって、ここでメタは無意味だと割り切るのは早計です。
シュートの威力が上がった要因は、手札を温存しやすくなった事にあります。除去の低コスト化とはまた別の話です。
そして、メタはどうやっても無視はできません。どんなに除去が軽くなろうとも、消費なしでは退かせません。

つまり、メタはそれ自体を割り切るのではなく、その使い方・考え方を割り切ります。
要するに、「メタは退かされるもの」と割り切るのです。
そこに手札を使って貰うことで、手札を消費させ、相対的にシュートの威力を下げるために使う...これが今のメタの考え方です。

メタの本質とは異なるかもしれませんが、除去やシュートの威力が高くなりすぎた以上、従来の考え方では勝てません。
勝つためには新しい常識を生み出すしかありません。

具体的な例を挙げます。
御聖院には『麦わら帽子』(カップメン互換)や『連携プレイ』といった、シュートの威力を底上げするカードがあります。

C麦わら帽子 R連携プレイ

前者は単純にステータスを上げ、後者は先防付与のような妨害を防ぐ攻め札です。

盤面にメタがない場合、余計な除去を使うまでもなくシュートの体制に入れます。
当然、除去は残りますし、手札にはカップメン互換や連携プレーが残ります。

しかし、盤面に『<C通信機>』互換やスキル無効のようなメタが存在した場合はどうでしょうか。
いくらコストが軽くなったとはいえ、除去を撃たなければ退かす事はできません。
手札コストにできるカードがなければ、当然、カップメン互換や連携プレーがコストにされます。
これらはあくまでシュートの威力を底上げするカードですので、シュートそのものが放てる体制にならなければ効果は薄いです。

結果、手札コストにシュートの威力を底上げするカードを使わせる事で、相対的にシュートの威力を下げる事が出来ます。
これがメタの役割です。

ただし、メタが一面しかいなかったり、スタンドで返してあると効果は薄いです。
一面だけでは一枚のイベントで解決され、それを回収ループされる危険性がありますし、スタンドで返したキャラはそもそも除去の的です。
やるのであれば、メタは複数面並べて、1枚や2枚では突破出来ないようにしたり、メタ自身がアタックしてダメージを与え、レスト状態で除去を向けさせる事で価値を高める(既にダメージを与えるという役割を果たしたキャラに除去を向けさせるのは重要なプレイングです)などの工夫が必要です。
○価値の低下
最後に価値の下がったカードについて簡単に解説します。

解説の過程で簡単に触れましたが、一部の互換は価値が下がり、残念ながら採用できるレベルを下回ったものも存在します。
特にスタンド状態でターンを返す事や、控え室を触る行動の価値は大きく下がりました。
前期である程度の採用率を誇った伊織互換のゲール内蔵や、ましろ/かぼちゃ互換のような控え室に触るカードは殆ど採用されなくなりました。

U偶然の出会い「水瀬伊織」 PR深衣奈特製 ほくほくカボチャ弁当


理由は単純にこういった絡め手が不要になるくらいスペックが上がった事です。
レストだろうがスタンドだろうが邪魔なフレンドであれば裏にする・そうでなければ取り敢えずレストにしておく...呼吸をするように除去が撃てるようになった今、直接盤面に影響を及ぼさないゲール内蔵はほぼ無意味です。
ましろ/かぼちゃ互換も同様で、確かに控え室を利用するデッキは存在するのですが、それ1, 2枚では止まりません。回収するデッキですら、上から引いて解決できるくらいのドロー量を持ちます。
これらを採用するくらいなら、既に採用しているキャラを1枚でも増やして盤面を安定させた方がよいレベルです。
■環境の対策
環境の対策は最初に述べた3OS...ハイフリ、ネトゲ嫁、混沌符の対策に直結します。
今期はそれらのOSを使った上で、それらのOSをいかに攻略するかの戦いになります。
○焼きメタ
西崎、御聖院、こころには共通した攻め方があります。それは焼きです。
どこ程度まで軸に据えているかはパートナーによって寄せ方が違うので一概には言えませんが、焼きを全く採用していないというのは有り得ません。
なので、焼きメタは今期を攻略する上で最も重要なメタになります。
・通信機互換
C通信機 PRお菓子作り「朝倉 由夢」
焼きメタの中でも特に優れているのがこの通信機互換です。
3パートナーとも焼きが共通していると述べましたが、実は回収も共通して多用してきます。
そのため、焼きメタに付随して回収メタも付いている通信機互換は、環境で最も優れた焼きメタと言えます。

とは言え、使えるパートナーは限られてくる(自身も回収を多用する場合は使えないです...)ため、その場合は『嵐の中のカップ麺』互換に差し替えると良いです(・へ・ )
・登場条件を持たない焼きメタ
『高校生活の終わり』や『正体は同級生「シュヴァイン」』は登場条件を持つフレンドしか裏に出来ません。
そのため、『肉体派と理論派「マゼラン」&「クック」』互換や『オルタネイティヴ4「社 霞」&「香月 夕呼」』互換のような登場条件を持たない焼きメタは意外と裏にされづらいです。
これもまた採用できるOS/パートナーは限られてきますが、対ネトゲ嫁を想定するのなら積極的に採用してみるとよいかもしれません(・へ・ )
○特殊な守り札
攻めの威力が高くなると、どうしても接触が前提の守り札は使いづらいです。
懇願互換や断金互換などは盤面が全面裏では使えませんし、棄権互換も重要なフレンドは単独先攻互換で蓋をされている事が多く、あまり有効ではありません。
そうなると互換の存在しない(殆ど存在しない)特殊な守り札が採用されます。
・その少女の名は――――
Rその少女の名は――――

ISLANDとネトゲ嫁(と、現在公開中のゆずソフト...今後も増えそうですね。。)にのみ許された強力な守り札です。
ダイレクト前提の守り札なため面裏に強く、環境に合った守り札と言えます(・へ・ )
単発での影響力も申し分なく、これ1枚で大幅にダメージを軽減できます。
御聖院の場合、イベントをプレイした際に相手に貫通を振る事であらゆるキャラでも10減少の対象に変える事が出来る荒業も可能なため、是非とも採用したいイベントです。
・"航海科"見張員「野間 マチコ」
R“航海科”見張員「野間 マチコ」

ハイフリのみが使用可能な特殊登場フレンドです。
これ自体が守り札という訳ではありませんが、単独先攻互換等で裏にされて起きないフレンドを踏んで登場する事で、実質万能棄権互換として使用可能です。
登場時の山札確認も優秀で、ここでオートレベルアップが仕込めれば完璧ですし、新たな守り札が手に入れば1枚で2枚分の役割を果たした事になります。
面裏になりやすい昨今では是非とも採用したいフレンドです(^ー^ )
・兎符 因幡の素兎
R兎符 因幡の素兎

混沌符にのみ存在する特殊な守り札です。
お互いにキャラを対象に取れる断金互換もどきで、イベント無効のキャラにアタックされた時には自分のキャラを対象に取ったり、盤面にガードに選べるキャラが居ない場合は相手のキャラを対象に取ったりと、器用な使い方が出来ます。
手札コストが重く、使用後はバックヤードに行ってしまうデメリットはありますが、枠さえあれば是非とも採用したいイベントです。
■おわりに
前回と今回の二回に分けて2016年後期(WGPシーズン)を考察しました。
内容の是非こそあれど、参考になれば幸いです(・人・ )

来週の札幌地区決勝から、いよいよWGPシーズンの開幕です。
今年もどんなパートナーが勝ち抜いてくるのか楽しみですね(^ー^ )
前期は勝てなかった私ですが、一プレイヤーとしての目標は引き続き地区優勝! 頑張ります(・人・ )


今回は以上です(・人・ )お疲れ様でした!

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