
新リミットベリーフレッシュデッキ紹介【カマクラル】
戦うデュエリーマンのカマクラルです。
前回は新リミットハーピィの記事を執筆しましたが、いかがでしたでしょうか?
新リミットハーピィデッキ紹介【カマクラル】
<ハーピィ・レディ1・2・3>での理不尽を押し付ける事ができなくなったものの、コンタクトフュージョンによる多彩な攻めが魅力のデッキになりました!
今まで<ハーピィ・レディ1・2・3>の影に隠れていましたが、<ハーピィ・レディ3・1>や<ハーピィ・レディ・FD>、<ハーピィ・レジーナ・SA>も十分に強いですね!
これらのフュージョンモンスター達の後ろには、切り札としての<ハーピィ・レディ1・2・3>が1枚控えているため、不利盤面でも捲れる可能性を持てているのはかなり強いと思います!
前期のパワーと比較してしまうと物足りないかもしれませんが、一度は試していただきたいデッキです!
さて、今回は新リミットベリーフレッシュデッキをご紹介いたします!
僕が歴代で握ってきたデッキの中で、最も手に馴染んで勝率が高かったベリーフレッシュ!
2025年7月1日から<ベリーフレッシュ・シャイ>が準制限に緩和された影響で、少しパワーを取り戻しました!
残念ながら<天使のもろこし>は緩和されなかったため、全盛期に近い連続ドロー型の構築はまだ組めません。
しかし、<傲慢な壺>を採用する事でドローを強化できたため、ある程度かたちになった印象です!
<傲慢な壺>は発動したターンに他の魔法カードが使えなくなるデメリットがありますが、場に伏せておけば次のターンには使えますし、ベリーフレッシュモンスターの効果のコストに使っても良いので無駄が発生しにくいですね!
また、初動と墓地肥やしを兼ねて<バルーン・バティーア>も採用しています!
盤面のカードを増やしてくれるカードですし、守備力500なので<ベリーフレッシュ・スイミング>で破壊されない点も噛み合っていますね!
生き残れば毎ターン効果を使えるモンスターでもあるため、重宝する場面は多いです!
目次
それでは、早速観ていきましょう!1.デッキレシピ
リミットベリーフレッシュ
プレイヤー:カマクラル
モンスター
計29枚
2.デッキコンセプト
「再現性重視」です!<ベリーフレッシュ・シャイ>が準制限に緩和された事で、少し力を取り戻しました!
ベリーフレッシュは効果のコストで不要札を切れるため、手札を使い切って次のターンのドローを増やす事に長けています!
また、ドローを促進するカードや墓地から特定のカードを回収する効果も豊富なため、盤面の再現性が高いのも特徴です!
<ベリーフレッシュ・ガーデン>を絡めた2600打点で攻めつつ、<ベリーフレッシュ・シャイ>で相手の打点を下げたり、<ベリーフレッシュ・スイミング>で相手の展開を何度も妨害したりといった動きを早いターンから押し付ける事ができます!
レジェンドカードは全体除去を採用しているため、相手の盤面を空けて一気にライフを削り取りましょう!
それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!
3.メインデッキ解説
【最上級モンスター】2枚
邪犬武闘神プライムシバ...2枚
ベリーフレッシュにおける天導聖の見継ぎ人です!こちらはリリース1体で出す事ができ、500LP支払う必要もありません!
代わりに特殊召喚を行っていないターン限定で、レベル4以下のモンスターしか特殊召喚できず、フィールド魔法を要求されますが、ベリーフレッシュであれば全ての条件を満たしやすいです!
状況に応じて必要なベリーフレッシュモンスターやレジェンドモンスターである<アビス・ソルジャー>を復活できるので強いですね!
余力のある時は2体リリースで盤面を能動的に空けられるのも偉いです!
ただ、<ベリーフレッシュ・スイミング>とは相性が悪く、序盤に重ねて引きたくないカードですので2枚の採用にとどめました。
【下級モンスター】18枚
ベリーフレッシュ・シャイ...2枚
制限から準制限に緩和されたカードです!このカードへのアクセスが向上した事に加え、ステータスダウンの重ねがけも可能となりました!
このデッキの弱点はパワー不足であり、打点のベースが1600と低いです。
相手の最上級モンスターで簡単に突破されてしまうのですが、このカードが居れば相手の反撃の力を大幅に下げる事ができます。
逆にこちらが攻める際のダメージ量を増やす事もできるため、テーマにとって必須のモンスターですね!
当然2枚確定!
ベリーフレッシュ・ハピネス・ハーベスト...3枚
テーマ内で最大打点となるモンスターです!2枚のコストを払う事で3100打点になり、<ベリーフレッシュ・ガーデン>があれば4100打点で攻められます!
中盤以降は墓地に水属性モンスターが貯まっているでしょうから、魔法・罠の効果破壊耐性も付与されますね!
ただし、次の自分のターンには100打点のバニラモンスターになってしまうためコストに使うようにしましょう。
貴重な高打点モンスターとして3枚必須!
ベリーフレッシュ・リッチ...3枚
デッキの回転率を上げてくれるモンスターです!<ベリーフレッシュ・シャイ>、<ベリーフレッシュ・ガーデン>、<ベリーフレッシュ・スイミング>といった強力なカードにアクセスできないと弱小モンスターの集まりになってしまうため、デッキの回転率を上げる動きはとても重要ですね!
このカードは連続使用する事もできるため、<天使のもろこし>のようなドロー加速の魔法カードを使う感覚です。
効果発動後はコストに使えば無駄がありません!
このカードの効果で2ドローするためには、元々の攻撃力100の水族モンスターをコストに含めないといけないため、その点は注意しましょう。
もちろん3枚フル投入!
ベリーフレッシュ・キュア...3枚
墓地の<ベリーフレッシュ・ガーデン>か<ベリーフレッシュ・スイミング>を回収する優秀なモンスターです!これらのカードをコストにする事で、実質タダで打点アップができますね!
特に<ベリーフレッシュ・スイミング>は毎ターン使い回したい強力なカードであり、バレていても最悪1:1交換できるため、妨害札としては申し分ない性能だと思います。
回収対象の幅も広いため3枚確定!
ベリーフレッシュ・スマート...3枚
<ベリーフレッシュ・ガーデン>を回収するモンスターです!<ベリーフレッシュ・キュア>の下位互換ではありますが、攻める際の打点アップとダメージを上乗せできる意味でフィールド魔法は必須となるため、入れ得カードだと思います!
また、<邪犬武闘神プライムシバ>との相性も良いですね!
アドバンテージを稼ぐために<イチゴの別れ>の採用も考えましたが、<ベリーフレッシュ・スイミング>と比べるとパワーが低いため、今回は見送りました。
余談ですが、僕のニューロンのアイコンに使っているモンスターが<ベリーフレッシュ・スマート>です!
理由はメガネをかけているからw
個人的に思い入れのあるカードでもあり、3枚採用しています。
ただ、ここは枚数を減らして別のカードと入れ替えても良いと思います。
ベリーフレッシュ・プレジャー...3枚
相手モンスターの表示形式を変更できる便利なモンスターです!大型モンスターを寝かせて突破しやすくしたり、永続効果を無効化したり、逆に下級モンスターを起こしてダメージを取りに行ったりと器用な立ち回りが出来ます!
ただ、この追加効果を使うためにはコストに元々の攻撃力100の水族モンスターを要求してくるため、どのタイミングでどのカードをコストに使うかは良く考えてからプレイした方が良いですね!
盤面解決できるモンスターですので3積み必須!
バルーン・バティーア...3枚
ベリーフレッシュは手数が多ければ多いほど強くなるデッキですので、このカードを使って墓地を肥やしつつ盤面のカードを増やしていきます!<ケミスペット・インコ>同様に初動となるモンスターですね!
このカードの効果で場に出したベリーフレッシュモンスターのコストにこのカードを使えば無駄がありませんし、場に残っても守備力500なので<ベリーフレッシュ・スイミング>の効果で破壊されません!
初動札は多いに越した事はないため3枚フル投入!
ケミスペット・インコ...3枚
こちらもベリーフレッシュの初動を担うモンスターです!墓地を肥やしつつ、回収したベリーフレッシュモンスターのコストにこのカードを使う事で無駄のない動きが可能となりますね!
やはり少しでも手札の数を増やしたいため、こちらも3枚確定!
竜水の神子...3枚
相手のバックを破壊できるカードです!相手の罠カードを踏みに行く際に重宝しますね!
<シャイニーシェイディー>などの召喚反応系の罠を強要する事により、本命の着地を通しやすくなります!
また、墓地のカードをデッキに戻せる効果も偉く、デッキ切れでの負けをなくすとともに、相手のバックを何度でも破壊できますね!
守備力500なので、<ベリーフレッシュ・スイミング>で破壊されない点も噛み合っています!
<アビス・ソルジャー>のコストに使える点も噛み合っているため3積み必須!
アビス・ソルジャー...1枚
ここはプレイヤーの考えによって採用の変わる自由枠ですが、今回はこちらを選びました!<邪犬武闘神プライムシバ>で墓地から復活できる点と、<バルーン・バティーア>からの特殊召喚に対応している点にシナジーの強さを感じたためです!
<風帝ライザー>や<氷帝メビウス>は先攻1ターン目で使いにくい点と、<邪犬武闘神プライムシバ>を含めて上級モンスター比率を上げたくなかったためNG。
<カードガンナー>も強いですが、デッキの回転率が上がっても直接的な盤面解決にはならないため、こちらのカードにしました!
毎ターン使える万能バウンスはかなり強力ですが、<ベリーフレッシュ・スイミング>とは相性が悪い点には注意しましょう。
【魔法】7枚
傲慢な壺...3枚
とにかく手札の枚数を増やしたいデッキですので、こちらを採用!ダブついた同名カードは伏せて次のターンに使っても良いですし、ベリーフレッシュモンスターのコストにしても良いですね!
同ターンに魔法カードが発動できなくなるデメリットはあるものの、必要最低限の魔法カードしか入っていないため影響は少ないです。
また、<ベリーフレッシュ・ガーデン>はセットする事は可能で、<邪犬武闘神プライムシバ>はセットされたフィールド魔法でも効果を発動できるようになるため相性が良いですね!
もちろん3枚確定!
ベリーフレッシュ・ガーデン...3枚
環境がベリーフレッシュ一色でない限りは3積み必須だと思います。フィールド魔法で攻撃力1000アップは破格過ぎますね!
このデッキの強さの根幹を成すカードであり、<邪犬武闘神プライムシバ>の蘇生効果を使うためにも必要です!
そのために<ベリーフレッシュ・スマート>も3枚採用しています!
尚、相手のデッキが未判明の場合は、このカードはセットしておいた方が無難です。
仮に相手がベリーフレッシュだった場合、相手と自分のこのカードで2000打点上がったモンスター達が攻撃してくるため、一瞬でライフが消し飛びます。
その点には十分注意しましょう!
ブラック・ホール...1枚
複数回攻撃や貫通の効果を持つモンスターがいないため、盤面に3体のモンスターを並べてもダメージを取りに行きにくいです。そのため、このカードで盤面を無理やりこじ開けて大ダメージを取りに行くかたちですね!
一応、自分フィールドのモンスターも空にする事で、<ケミスペット・インコ>の効果が使いやすくなります!
ただ、自分フィールドにモンスターがいる場合は基本的にアド損となるため、リーサルのタイミング以外は温存しておいた方が強いと思います!
個人的にはこのカード一択です!
【罠】4枚
ベリーフレッシュ・スイミング...3枚
ベリーフレッシュ専用の強力な罠です!<ベリーフレッシュ・シャイ>と合わせる事で、発動タイミングがグッと広がりますね!
レジェンドカードの<激流葬>に匹敵するパワーですが、自軍の守備力500のモンスターは破壊されないため、ある意味では上位互換です!
さらに<ベリーフレッシュ・キュア>の効果で墓地から回収もできる点も強いですね!
このカードにアクセスしやすくするため3積み必須!
聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
相手の盤面を空にしてダイレクトアタックを叩き込むのが一番強いため採用!なるべく自分の盤面のカードを残したかったのもあります。
ただ、<永劫の神導龍>や<竜水の神子>、<セレモニアル・ソーサラー>など盤面のカードを破壊してくるモンスターが多い環境では、召喚反応系の罠でないと機能しにくいです。
それでもあえてこちらを優先したのは、デッキ全体のパワー不足を補うためですね。
<強制脱出装置>では相手の展開を全て止める事はできませんし、<激流葬>だと自軍のモンスターも巻き込んでしまいます。
このデッキにピッタリ合う召喚反応系の罠が無かったため、今回は強気でリターンの大きいこちらを採用しました!
4.環境デッキとの戦い方
新環境の分布がどのようになるのか、現段階では断言できません...ただ、制限改訂の影響を受けず、ハーピィ環境でもギャラクシーカップで結果を出したテーマ達は活躍する可能性が高いと思います!
今回は7月環境の中心となりそうなブラックカオスと、規制によるダメージを受けなかった磁石についての戦い方を考えたいと思います。
対ブラックカオス
ハーピィ一強環境の時ですら、ギャラクシーカップ優勝という結果をいくつも出していたテーマですので、今期の大本命と言えるでしょう!アド獲得能力に長けており、毎ターン最上級モンスターを出せる展開力もあります!
付け入る隙があるとするなら、やはり初動を潰す事でしょうか。
<バルーン・バティーア>や<進軍するルイーズ>、<混沌の翼竜>いった下級モンスターに<ベリーフレッシュ・スイミング>を当てる事で、相手の手数が増えないようにします。
ブラックカオス側は噛み合いが重要なデッキとなるため、残り4枚の手札の内容次第では動けなくなる可能性がありますね!
例えば、残りの手札が<カオス-黒魔術の儀式>、<セレモニアル・ゲート>、<永劫の神導龍>、<光を誘うグリフォール>のような手札だった場合、<永劫の神導龍>をアドバンス召喚で出せなくなるため、それを素材として<マジシャン・オブ・ブラックカオス>を出すくらいしかできなくなります。
それだと攻撃で盤面のモンスターを1体破壊されるだけですので、自分の盤面に残るカードも多く、次のターンの返しがグッと楽になりますね!
逆に相手の盤面がガッチリ固まってしまうと、返しのハードルが高くなってしまうため、如何に<ベリーフレッシュ・スイミング>を当てられるかが鍵となりそうです。
打点的には少し部が悪いですが、それでも持ち前の安定感と早さで対抗馬となり得るテーマの一つであると思います!
対磁石
このデッキが苦手とする大型モンスターを出してくるため、単純なパワー比べだと部が悪いです。ただ、こちらには展開スピードの早さと抜群の安定感があるため、立ち上がりが良ければそのまま押し切れる印象ですね!
特殊召喚成功時に打たれる<リパルシブ・フォース>はそこまで脅威ではありませんが、<ベリーフレッシュ・シャイ>などの本命を止められるとキツイため、場に出す順番はよく考えましょう!
5.最後に
全盛期の力とまではいかないものの、環境に顔を出せるくらいの力は取り戻したと思います!<ベリーフレッシュ・スイミング>がどれくらい機能するかによって、このデッキの評価が変わってきますが、今は割と良い位置にいるのではないでしょうか?
次の改訂でさらに緩和される可能性もあり、これからに期待のテーマです!
これからも様々なデッキをご紹介していきますのでお楽しみに!
それでは、またお会いしましょう!
カマクラルでした。
- X(旧Twitter) @yugiohbar