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ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ 前編【カマクラル】

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    by カマクラル

    ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ【カマクラル】
    どーも、こんにちは!
    戦うデュエリーマンのカマクラルです。


    先日、ラッシュデュエル最大の公式大会である第二回ギャラクシーカップ2023決勝戦に参加してきました!

    昨年との違いは、レジェンドカード3種類へのルール変更と、新リミットレギュレーションの実装です!

    また、昨年に比べてカードプールも大幅に増えました!

    魔導竜騎士-セブンスギアス>対策でレベル7以上のモンスターを不用意に立てないようにしたり、ケアすべき罠の種類もかなり多くなりましたね。

    色々と考慮すべき項目が増えて、デッキ構築やプレイングが難しくなりましたが、カマクラルが大会前から当日に至るまで、どういう思考でデッキを組み、対戦に臨んだのか、包み隠さず全て書き記したいと思います!

    それでは、早速参りましょう!


    目次
    1. デッキ選択の経緯
    2. 環境ヨミ
    3. デッキレシピ
    4. デッキコンセプト
    5. メインデッキ解説
    6. サイドデッキ解説
    7. 最後まで採用を検討したカード
    8. 各デッキとの相性
    9. 最後に


    1.デッキ選択の経緯
    過去の考察記事でも色々と書いてきましたが、僕が本腰を入れてデッキを組み始めたのはトリプルビルドパックが発売された後です。
    この弾に収録されたカードまでがギャラクシーカップ2023決勝戦で使えるカードプールになるからですね。

    僕自身はずっとワンダーを握っていたのですが、イマイチ戦績が振るわず、トリプルビルドパック発売後はハーピィも試しました。

    使い始めた当初のハーピィは手応えを感じていたのですが、ワンダーのフュージョンモンスターが突破できずにターンを渡してしまったり、上級モンスターを引きすぎて盤面のカードを増やせなかったりと脆さも見え始めました。

    各地で開催された大会結果を見ても、シェア率や入賞数はワンダーが最も多かったため、理論上はワンダーが最強という結論に至り、大会当日までにワンダーの構築とプレイングを極めるしかないと腹を括りました。


    2.環境ヨミ
    ワンダー、ハーピィ、楽姫、海竜、機械、エクスキューティーと様々なデッキを試してきましたが、ワンダーが頭一つ抜けてパワーが高いことを痛感しました。

    やはり魔法カード1枚で攻撃力6、7000の2回攻撃できるモンスターを出せるってバランスおかしいですよね。

    セブンス・ワンダー・フュージョン>の存在自体が、レベル7以上のモンスターを場に並べることへの抑止力になります。
    場に何もない状態でも相手の行動を制限できるのはワンダーだけです。

    返しの<魔導竜騎士-セブンスギアス>が無いと分かれば、相手は最上級モンスターでガンガン攻めてきますからね。

    これらのことはもはや周知の事実であり、半数以上の方がワンダーで来るだろうと予想しました。

    次点としてはレベル7以上を採用せずともデッキとして成り立つハーピィですが、<監獄島アネ・ゴ・ロック>などサイドチェンジによる対策も容易なために当たる確率はワンダーに比べて低いだろうと予想しました。

    楽姫はワンダーと同じ墓地メタが刺さるためそこまで注視せず、残りはデッキパワー的に負けることは無いと判断しました。

    そのため、メインはミラー戦を意識したワンダーをテーマに構築していきました!

    それでは、デッキレシピをご紹介いたします。


    3.デッキレシピ
    ワンダー
    プレイヤー:カマクラル


    4.デッキコンセプト
    「100%実行できると確信したときのみ行動し、それ以外は待て。俺たちの一番重要な仕事は待つことだ。」です!

    HUNTER×HUNTERのシルバ・ゾルディックの名言ですね!

    ミラー戦において最も警戒すべきは<魔導竜騎士-セブンスギアス>のツーパンワンキルです!

    そのため、基本的にそのターン中に勝負を決められないのであれば、レベル7以上のモンスターを表側表示で出さないことが原則となります。

    実際に相手の墓地のモンスター0枚のところから<七宝船>(コスト:<セブンスロード・マジシャン>)→<七宝船>(コスト:<連撃竜ドラギアス>)→<天使の施し>→<セブンス・ワンダー・フュージョン>→<魔導槍グレイス・スピア>のような上振れで瞬殺された経験があります。

    一瞬の油断が命取りになるため、たとえ相手ライフを数百まで追い詰められたとしても、0に出来ないのであれば動くべきではありません。

    基本スタイルは裏側守備表示でセットしてひたすら耐えます。

    邪影ダーク・ルーカー>で相手のバックを剥がしてライフを減らした後、<魔導騎士-セブンス・パラディン>の打点UP効果+<魔導槍グレイス・スピア>の7300貫通を決めるのがこのデッキの勝ちパターンです!

    この動きの再現性を高められるよう、必要パーツを最大限投入し、余計なパーツは全てカット、極力シンプルな構築に組み上げました。

    それでは、デッキ解説の方で詳しく書いていきます!



    5.メインデッキ解説
    【最上級モンスター】7枚
    邪影ダーク・ルーカー...3枚
    ワンダーデッキと銘打っているのに、このカードを最初にご紹介するくらい重要な役割を担うモンスターです!
    裏側守備表示でアドバンスセットすることで相手の攻撃に耐えつつ、返しのターンでバックを剥がして1000バーン。
    安全にフュージョンモンスターの攻撃を通しにいきます!
    上級モンスターと下級モンスターでこのカードを突破することは難しく、最上級モンスターでの返しを相手に要求できることはかなり強いですね!
    このカードを突破できずに放置してしまうと、バックを破壊されて延々とライフを取り続けられますし、手札に戻してアドバンス召喚またはセットすることで手札の入れ替えにも一役かってくれます!
    初動で引き込みたいカードかつデッキの戦術と非常に相性の良いカードですので、思い切って3枚フル投入しました!

    セブンスロード・マジシャン...3枚
    このデッキにおける全てのフュージョンモンスターの素材となるカードです!
    デッキのモンスターの属性は適度に散らしているため、3属性くらいならすぐに揃います。
    そのため、3000打点を超えるアタッカーとして運用することも可能です!
    ミラー戦においてはレベル7以上のモンスターを表側表示で出すと、<魔導竜騎士-セブンスギアス>の効果を発動させてしまうため、基本は裏側守備表示でセットします。
    しかし、<業火の結界像>を隣に並べられたり、<聖なるバリア -ミラーフォース->が伏せてある場合であれば、相手の<邪影ダーク・ルーカー>の突破に使っても良いと思います!
    このデッキはこのカードを墓地に送らないことには何も始まらないため、3積み必須ですね!

    連撃竜ドラギアス...2枚
    魔導竜騎士-セブンスギアス>の素材の片割れです!
    単体スペックも高いため、フュージョンせずに元のまま使っても十分強力なのですが、返しの<魔導竜騎士-セブンスギアス>がツラいために裏側守備表示でセットする方が多いです。
    このカードを使うとしたら、そのターン中に勝負を決めきれるタイミングですね!
    相手の場に魔法・罠カードが無くて妨害されない場合は、<魔導騎士-セブンス・パラディン>とこのカードを並べてワンキルを狙いに行く時もありますね。
    3積みしたいカードではあるものの、事故らないバランスを鑑みた枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめています。

    【下級モンスター】18枚
    サファイアドラゴン...1枚
    レジェンド・マジシャン>の効果で墓地から回収して<邪影ダーク・ルーカー>のリリース要員に使える点を評価して採用しました!
    スタッツが高いため、下級アタッカーとしても使えますし、裏側守備表示でセットすることで場持ちの良い壁としても活躍します!
    風属性である点もこのデッキにおいては相性が良いですね!
    レジェンドカードなので1枚の採用です。

    ロードスターの剣士...3枚
    魔導騎士-セブンス・パラディン>のフュージョン素材です!
    現環境で最も出す頻度の高いフュージョンモンスターは<魔導騎士-セブンス・パラディン>になります。
    と言うのも、<魔導竜騎士-セブンスギアス>は警戒されてケアもされるため、うまく使えるタイミングはほとんどありません。
    単なる3000打点と化してしまうこともしばしばあります。
    その点、こちらは状況に応じて高打点か1ドロー効果を選べるため、非常に使い勝手が良いです!
    素材になるモンスターが多いに越したことは無いため、3枚フル投入しました!

    マッドレア・アクエラ...3枚
    元々は<天終の怪依>を採用していた枠なのですが、落とすカードを選べると言えども、やっていることは墓地を1枚増やすだけです。
    アンデット族で<邪影ダーク・ルーカー>と種族が被ってしまいますし、それなら墓地1枚肥やし+αが欲しいと感じて別のカードを探しました。
    このカードなら下級同士の取り合いになった際にダメージを稼げますし、1300打点は攻撃表示の<シードラゴン・ナイト>以外なら戦闘破壊できるため、非常に強力です!
    そのため、強気でこのカードを3枚採用しました!

    シードラゴン・ナイト...3枚
    攻撃を安全に通すために必要なカードです!
    聖なるバリア -ミラーフォース->や<魔法の筒>が見えた場合、<邪影ダーク・ルーカー>の的を決めやすくなります!
    また、ミラー戦においては3積みされた魔法カードをノーコストで破壊することもできます!
    墓地のモンスターを使い回せるカードとしても優秀なため、3枚採用しました!

    レジェンド・マジシャン...3枚
    シンプルに墓地を肥やすモンスターとして優秀ですが、墓地の<サファイアドラゴン>を使い回せる効果がかなり強いです!
    攻撃力1100なので、裏側守備表示でセットされた下級モンスターなら大抵破壊できますね!
    条件なしなので、生き残れば毎ターン効果を使えますし、レベル4なので<酢酸のたまった落とし穴>でも破壊されません!
    必須級なので3枚採用です!

    素早いレミング...2枚
    先攻1ターン目には効果を使えないものの、3枚の墓地を肥やせることに加えて、運が良ければ2体目を特殊召喚できる効果が強力です!
    属性・種族も散らせることができるためデッキとの相性も良いですね!
    ただ、ステータスが低いことと先攻をとった際に使いにくいこと、枠の兼ね合いから2枚の採用にとどめました。

    ディープシー・ハンター...1枚
    業火の結界像>対策で採用しました!
    戦闘で破壊するとなると相手に1ターンの猶予を与えてしまうのですが、このカードがあればそのターン中に動くことができます!
    フュージョンモンスター召喚後に<業火の結界像>を立てて安心している相手の裏をかくために1枚の採用です!

    業火の結界像...1枚
    ミラー戦においてはもはや必須カードでした!
    罠カードよりも身を守ってくれるので信用度高かったです!
    メインから<ディープシー・ハンター>を入れる人も少ないでしょうし、入っていても1、2枚なので決まることは多かったです!
    貴重な炎属性ということもあり、墓地に居ても役割がありましたね!
    制限カードなので1枚の採用です!

    ギャラクティカ・ジャメイヴュ...1枚
    墓地の魔法カードを使い回せる珍しい効果を持っています!
    効果の発動条件がやや使いにくい印象を受けてしまい、1枚あれば<シードラゴン・ナイト>の効果で使い回せると考えて1枚のみの採用です!
    ギャラクシー族で種族がバラけたのはプラスでした!

    【魔法】9枚
    セブンス・ワンダー・フュージョン...3枚
    このデッキの核となる魔法カードです!
    このカード無しではパワーが半減してしまうため、3積み必須ですね!
    ギャラクティカ・ジャメイヴュ>で使い回せるとはいえ、発動タイミングは見極めが必要です!

    七宝船...3枚
    デッキの回転率を高めてくれる良カードです!
    このデッキはけっこう最上級事故率が高いため、もはや必須カードですね!
    手札の内容にもよりますが、即打ちするのではなく、場にセットしておいて手札が詰まった際に回していくのが良いと思っています。
    ただし、あと1枚これさえ引ければ勝てるというタイミングであれば、下級モンスターをコストに1枚ドローするのもアリですね!
    こちらも3積み必須です!

    魔導槍グレイス・スピア...1枚
    フュージョンモンスターの大幅打点UP+貫通付与する装備魔法です!
    試合を決める際に大きく貢献してくれますが、フュージョン召喚が成立した前提でのみ威力を発揮するカードであり、自分の魔法・罠ゾーンを埋めてしまう事故を誘発するカードでもあるため、メインは1枚のみの採用にとどめました。

    魔法石の採掘...1枚
    セブンス・ワンダー・フュージョン>、<魔導槍グレイス・スピア>、<天使の施し>など、状況に応じて墓地の魔法カードを何でも1枚使い回せる強力なカードです!
    膠着すると手札が詰まりがちなミラー戦において、手札コスト2枚で手札を減らせるところも噛み合っています!
    また、効果発動後に手札に戻った<邪影ダーク・ルーカー>をコストに使える点も噛み合っていますね!
    制限カードなので1枚のみの採用です。

    天使の施し...1枚
    死者蘇生>と迷いましたが、デッキの回転率を高めるためにこちらを採用しました!
    このカードのおかげで手札を整えられて、勝利を掴んだ試合が数知れずあります!
    デッキが回らないことには始まらないため、タイミングを選ぶ<死者蘇生>よりも、こちらを選んで良かったと思います。

    【罠】5枚
    ノーバディ・スキャットシーフ...3枚
    相手の攻撃を利用して手札交換できる罠版の<天使の施し>のようなカードです!
    レベル8以下のダイレクトアタックも防げるため、延命カードとしても優秀ですね!
    ミラー戦において攻撃反応罠は使いにくいかなと思っていましたが、ハーピィや海竜の対面もありえますし、ミラー戦でも下級モンスターで殴ってくるケースが割とあったため、あって助かるシーンが多かったです。
    シードラゴン・ナイト>で割られるリスクもありますが、1回発動できるだけでも全然違うため、強気の3枚採用としました!

    閃光のバリア -シャイニング・フォース-...1枚
    まさかメインから入っているはずがないだろうという裏をかいて1枚採用しました!
    下級モンスター3体で殴ってくるケースなど、意外と条件を満たす場面が多く、このカードが決まった試合は勝てました!
    しかし、9回戦ったうち、決まったのは1回だけでしたので、成功率は決して高くありません。
    ハイリスクではありますが、決まった際のリターンがあまりにも大きいため、1回でも決まればいいと考えていましたが、とりあえず目標は達成できました!
    ここは自由枠ですので、他のカードと変えて全く問題ありません。
    ただし、一度このカードが見えると、こちらにバックがある場合に相手が2体のモンスターでしか攻撃してこなくなるため、多少攻め手が緩みます!
    これはサイドチェンジでこのカードを抜いた後も継続するため、マッチ戦ならではの戦術かもしれませんね!

    聖なるバリア -ミラーフォース-...1枚
    罠破壊耐性持ちにも有効かつ、直接ライフを減らせる<魔法の筒>とけっこう迷いました。
    しかし、<魔法の筒>1枚では受け切れずに負けるケースを何度か経験したため、こちらを採用するようにしました。
    魔装獣ギアパルド>の採用率が落ち、<魔導騎士-セブンス・チャリオット>が場に出なくなったことも追い風でしたね。

    【エクストラデッキ】15枚
    魔導竜騎士-セブンスギアス...3枚
    今環境に多大な影響を与えたフュージョンモンスターです!
    レベル7以上のモンスターを表側表示で展開できなくなるという抑止力をはたらかせています!
    このカードが簡単に出るようになったために何種類のデッキが握れなくなったことか...
    セブンス・ワンダー・フュージョン>または<セブンスロード・マジシャン>などに規制がかからない限り、この抑止力ははたらき続けるように思います。
    10月1日からの新リミットレギュレーションでどうにかするしかないですね。
    超絶パワーカードなので3枚採用です!

    魔導騎士-セブンス・パラディン...3枚
    このデッキのメインアタッカーです!
    今回の構築においては最も出現率の高いフュージョンモンスターであり、強力な選択効果はどちらを選んでも無駄がありません!
    あまり無いケースかと思いますが、お互いの墓地にモンスターがいない場合は効果を発動できません。
    また、自分の墓地にモンスターがいない場合は1ドロー効果を選択できないため注意しましょう!

    魔導騎士-セブンス・チャリオット...3枚
    サイドデッキからも<魔装獣ギアパルド>が抜けてしまったため、出すことはありません。
    ブラフ用での採用なので、なくても問題ありませんね。

    トランザムロード・ライナック / マスター・オブ・セブンスロード / マジシャン・オブ・ダークセブンス...各2枚
    こちらもブラフ用での採用なので、なくても問題ありません。


    後編へ続きます。



ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ 後編【カマクラル】

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    by カマクラル

    ギャラクシーカップ2023決勝戦デッキ 後編【カマクラル】
    前編の続きになります。


    目次
    1. デッキ選択の経緯
    2. 環境ヨミ
    3. デッキレシピ
    4. デッキコンセプト
    5. メインデッキ解説
    6. サイドデッキ解説
    7. 最後まで採用を検討したカード
    8. 各デッキとの相性
    9. 最後に

    6.サイドデッキ解説
    先攻時はそこまで入れ替えるものが無いため、後攻時に勝つことを想定したサイドデッキに仕上げました!

    連撃竜ドラギアス...1枚
    こちらの後攻時、<邪影ダーク・ルーカー>と入れ替えることを想定しています。
    ハーピィや海竜相手でも活躍してくれるカードかつ、<魔導竜騎士-セブンスギアス>の素材にもなってくれるため無駄がないですね!

    風帝ライザー...1枚
    こちらも後攻時に使うカードとして、<サファイアドラゴン>と入れ替えることを想定していました。
    相手の最上級モンスターを戻しても良し、魔法・罠カードを戻しても良しと、汎用性がかなり高いです!
    対応できる範囲が広いため、とりあえずでも採用していて間違いのないカードだと思います。

    ケミカルキュア・ブルー...3枚
    ED想定で採用したカードです!
    自分と相手合わせてたった4ターンのやり取りだったため、このカードでの回復が勝敗に直結するシーンも多々ありました!
    しかし、ギャラクシーカップ2023決勝トーナメントをかけた予選の総当たり戦では、1勝1敗の場合は引き分け扱いとなったため、このカードを使うシーンは訪れませんでした。
    この手のED対策カードはルール変更によって無価値となるため、事前のルール確認はもちろんのこと、当日の都合でルールが変更になる点も考慮しておかなければなりませんね。
    ED練習の際はかなり活躍したカードなので、必須でした!
    シードラゴン・ナイト>と入れ替えることを想定していました。

    ディープシー・ハンター...2枚
    主にハーピィ対策として採用していました。
    ハーピィ三姉妹>をはじめとする鳥獣族を裏側表示にすることで罠の発動を封じることができます!
    また、<ハーピィズフルドレス>も破壊できますし、下級モンスターでの戦闘破壊も容易となります!
    メイン・サイド合わせて3枚の採用となるよう、2枚の採用です。
    ハーピィ戦においては<マッドレア・アクエラ>と入れ替えることを想定していました。

    素早いレミング...1枚
    後攻時に速攻で墓地を肥やし、即座にフュージョンに繋げられるよう採用した1枚です!
    主には<マッドレア・アクエラ>と入れ替えることを想定していました。
    特殊召喚の確率が高まることも良いですね!

    ゴースト・サイクロン...3枚
    EDでは罠カードを抜いてこのカードをガン積みし、後攻でも勝ち切れるサイドチェンジを想定していました。
    特に序盤に発動できれば、手札を減らさずに相手の盤面のカードを減らせるのでかなり強いです!
    しかし、先攻では全く使いにくくて強さにムラのあるカードですので、後攻時やEDの時にガン積みするようサイドに3枚採用しました。

    魔導槍グレイス・スピア...1枚
    後攻時は罠をかまえている余裕が無いため、罠カードと入れ替えるかたちを想定していました。
    3枚だと流石に事故率が高まると考えて、メイン・サイド合わせて2枚の採用としました。

    バッファード・スライム...1枚
    ノーバディ・スキャットシーフ>では貫通ダメージを防げませんが、このカードであれば防ぐことが可能です!
    そのターンに受けるダメージを2000で済ませられるなら安いものですね!
    また、自分のLPが3000以下であれば、ダメージを受ける必要も無いため高い確率で延命が可能です!
    しかし、レベル8以下の攻撃宣言時にしか発動できないため、<魔導槍グレイス・スピア>を装備したフュージョンモンスターの攻撃では発動できません。
    この辺りは噛み合いが必要になってくるため1枚の採用に留めています。
    ハーピィや海竜に有効な点は評価高いですが、戦闘破壊は防げない点には注意しましょう。

    激流葬...1枚
    分布は少ないかもしれませんが、楽姫と当たった場合に環幻楽鬼フルオルケストラを倒せるカードとして採用しました。
    しかし、楽姫と当たったという報告を聞かないため、一人も居なかったかもしれません。
    結界的には要らなかったかもしれませんが、意表をつく際に有効なケースもあるため、採用しても損はないと思います。

    魔法の筒...1枚
    ED対策で採用しましたが、今回は使いませんでした。
    このカードで勝敗が決まるケースもあるため、<激流葬>同様、サイドに入れておいて損は無いカードだと思います。


    7.最後まで採用を検討したカード
    【上級モンスター】
    人造人間-サイコ・ショッカー
    確実に攻撃を通す際に手っ取り早いモンスターです!
    しかし、今回の構築においては<邪影ダーク・ルーカー>を多投しているため、役割の被るカードにレジェンド枠を使うのはもったいないという結論に至りました。

    ヒール・ヒーラー
    魔導竜騎士-セブンスギアス>の効果発動に引っかからず、墓地の魔法カードを使い回しながらライフを1000回復できるためかなり強力です!
    下級モンスターでは突破されず、場に生き残ることで延々ライフを回復されるため、相手はたまったものではありません!
    しかし、直接勝ちに結び付くカードではないため、泣く泣く採用を見送りました。

    【下級モンスター】
    天終の怪依
    発動条件なしで毎ターン墓地の質を高められる効果は優秀ですが、<マッドレア・アクエラ>の方が役割が多いと判断してこちらの採用を見送りました。

    アメイジング・ディーラー
    初動の安定感を高めてくれる優秀な下級モンスターですが、中盤以降では使いにくかったです。
    また、ワンチャンを掴めずに棒立ちターンエンドのリスクがあり、引くタイミングによって強さにムラがあると感じました。
    属性・種族が他の採用カードと被ることもあり、採用を見送りました。


    8.各デッキとの相性
    ワンダーはコンボデッキに分類されます。
    それぞれの相性を見ていきましょう!

    展開デッキ(海竜、機械など) 相性:○有利
    通常の見立てではコンボデッキは展開デッキの速さについていけないため、展開デッキ優位と考えています。亜 しかし、今回の構築ではライフレースで遅れを取らないように<ノーバディ・スキャットシーフ>をフル投入し、<聖なるバリア -ミラーフォース->や<閃光のバリア -シャイニング・フォース->で徹底的にライフを守りつつ延命する罠を採用しています!
    強力な貫通効果を持つ<プルグラース・スピアース>や<鋼機神ミラーイノベイター>はレベル7以上のモンスターなため、表側表示で場に残れば<魔導竜騎士-セブンスギアス>の餌食にできます!
    強力な罠に加えてその抑止力もはたらくため、相手は思うように攻め切れないと考えました。
    そのため、相性はこちらが有利と判断しました。

    罠型デッキ(ハーピィ、エクスキューティーなど) 相性:○有利
    3積みされた<邪影ダーク・ルーカー>の恰好の的です!
    現状のラッシュデュエルのカードプールにはリバースに対応した罠が存在しません。
    そのため、前のターンにアドバンスセットした<邪影ダーク・ルーカー>の効果を止める術がありません。
    ハーピィもエクスキューティーも打点は高くないため、守備力2600は複数のカードを使わない限り突破が難しく、要求値を高めることができます。
    1ターンキルされることもほとんど無いため、こちらの準備が整うまでの時間は稼げるでしょう。
    そのため、こちらが有利と判断しました。

    コンボデッキ(ワンダー、楽姫など) 相性:△五分
    今回の構築には相手の動きを妨害するカードを入れていません。
    相手の妨害よりも自分のデッキを回す方を優先しているため、どちらが先に準備を整えられるかのスピード勝負になっています。
    そのため、相性は五分と判断しました。


    9.最後に
    長文を最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

    ギャラクシーカップ2023決勝戦は予選総当たり戦で勝ち越せずに決勝トーナメントには進出できませんでした。

    仕事や家庭の予定を調整し、大半の時間をラッシュデュエルに費やしていたので非常に悔しいですが、全国の強豪達との決闘は貴重な体験となりました!

    中にはブログ読んでますと声をかけてくださった方もいて、とても嬉しかったです!

    また、調整にご協力いただいた方々、応援してくださった方々も本当にありがとうございました!

    これからも色々なデッキのご紹介や、考察記事を執筆していきますので、是非とも参考にしてください!

    それでは、またお会いしましょう! カマクラルでした。



轟炎のフェニックス 新弾カードレビュー【カマクラル】

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    by カマクラル

    轟炎のフェニックス 新弾カードレビュー【カマクラル】
    どーも、こんにちは!
    戦うデュエリーマンのカマクラルです。


    2023年8月11日(金)に「轟炎のフェニックス」が発売されました!

    強力な新規テーマに加え、デッキタイプを選ばずに採用できる汎用カードも多数収録されています!

    また、既存テーマの強化パーツも幅広く散りばめられており、かなりお買い得な内容に仕上がっているのではないでしょうか?

    あらゆるデッキのパワーを底上げしつつ、環境に多大な影響を与えるカードも登場したため、単にワンダーを握れば勝てるような環境ではなくなるかもしれませんね。

    今回もカマクラルがピックアップした注目カードをご紹介いたしますので、是非とも最後までお付き合いください!

    それでは早速どうぞ!


    新弾カード考察
    1.火轟嵐凰ヴォルカライズ・フェニックス
    効果モンスター/ マキシマム
    レベル10 / 炎属性 / 炎族 / MAXIMUM ATK 3500 ATK 2400 / DEF 0
    「火轟嵐凰ヴォルカライズ・フェニックス[L]」「火轟嵐凰ヴォルカライズ・フェニックス[R]」と揃えてマキシマム召喚できる。
    【条件】マキシマムモード:手札のモンスター(炎属性または炎族)1体を墓地へ送って発動できる。
    【効果】相手に1000ダメージを与える。さらにこのターン、このカードは相手の罠カードの効果では破壊されず、その攻撃は貫通する。

    アニメ遊戯王ゴーラッシュで蒼月マナブが使役するエースモンスターです!

    火轟嵐凰ヴォルカライズ・フェニックス[L]>は墓地の炎属性/雷族1体をデッキに戻すことでレベル9以下のモンスターを破壊。さらにマキシマムモードであれば、レベルや裏表を問わずに追加で1体破壊。

    火轟嵐凰ヴォルカライズ・フェニックス[R]>は墓地の炎属性/水族1体をデッキに戻すことで相手の魔法・罠カードを1枚破壊。さらにマキシマムモードであれば、追加でもう1枚破壊できます!

    やや墓地依存ではあるものの、1体で相手の場を壊滅状態にできる効果はかなり強力ですね!

    専用構築にする必要はありますが、このカード自体が炎属性なので、<業火の結界像>の影響を受けません。

    特に同弾で登場した<レジェンド・ストライク>の影響で<業火の結界像>の使用率は上がると予測できるため、特殊召喚を封じられないのは大きなアドバンテージとなるでしょう。

    専用サポートカード達のおかげで、思った以上にマキシマム召喚の成功率は高いです!

    レベル10なので<天の加護>や<天の招来>を使える点も優秀ですね!

    ただし、このカード自体は打点アップ効果を持たないため、1ターンで相手に与えられるダメージには上限があります。

    マキシマム召喚=即勝ちではなく、出してから決着までに3ターンくらいかかることは覚えておきましょう。

    2.歴戦のカース・オブ・ドラゴン
    効果モンスター
    レベル5 / 闇属性 / ドラゴン族 / ATK 2000 / DEF 1500
    自分フィールドにモンスターがいない場合、このカードは手札から自分フィールドに表側表示で特殊召喚できる。
    【条件】デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
    【効果】このカードのカード名はこのターン、「カース・オブ・ドラゴン」になる。その後、自分フィールドのこのカードと自分のフィールド・墓地のモンスター1体を素材として持ち主のデッキに戻してフュージョン召喚できる。

    エクスキューティー・リュミエル>のように上級モンスターでありながら、リリース無しで特殊召喚できる効果を持っています!

    攻撃力2000と大抵の下級モンスターに勝てるステータスもさることながら、墓地に<暗黒騎士ガイア>があれば、即座にフュージョン召喚に繋げることができます!

    環境TOPの<セブンス・ワンダー・フュージョン>は、墓地でのフュージョンを可能にしたことで話題となりましたが、こちらはもはや<フュージョン>の魔法カードすら要らないため、かなり無駄がないです!

    墓地に<暗黒騎士ガイア>を用意するだけで、このカード1枚で2600打点の魔法・罠1枚破壊となるためかなり強力ですね!

    ただし、墓地の<歴戦の暗黒騎士ガイア>は<暗黒騎士ガイア>として扱わないため、フュージョン素材にすることはできません。

    また、このカードをリリースして<歴戦の暗黒騎士ガイア>をアドバンス召喚した場合、墓地のこのカードは<カース・オブ・ドラゴン>として扱わないため、やはりフュージョンできません。

    墓地の相方は必ず通常モンスターである必要がある点には注意しましょう。

    3.見切りのハーヴェイ
    効果モンスター
    レベル4 / 地属性 / 戦士族 / ATK 1300 / DEF 1000
    【条件】このカードを召喚・特殊召喚した自分メインフェイズに発動できる。
    【効果】相手フィールドの裏側表示のカード1枚を選んで確認する。そのカードがモンスターカード(守備力1500以上)だった場合、さらにそのカードを破壊できる。

    最上級モンスターのアドバンスセットを否定してくるモンスターです!
    特に最近活躍している<邪影ダーク・ルーカー>が、このカードの登場によってかなり使いづらくなりました。

    かと言って表側表示で最上級モンスターを出してしまうと、<魔導竜騎士-セブンスギアス>の的を作ることになってしまいます。

    この辺りの駆け引きがより難しくなり、デッキ構築の難易度が上がったように感じますね。

    相手の裏側表示のカードとしか書いていないため、魔法・罠カードの確認も可能です!

    シードラゴン・ナイト>と違って破壊はできませんが、こちらはノーコストなので序盤から効果を使っていける点が優秀ですね!

    絶対に3枚揃えておきたいカードです!

    レジェンド・ストライク
    通常魔法
    【条件】300LPを払って発動できる。
    【効果】自分の墓地のモンスター(レベル4/攻撃力1600以下)またはレジェンド通常モンスター1体を選び、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する。この効果で「レジェンド・マジシャン」またはレジェンド通常モンスターを特殊召喚した場合、さらに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。

    おそらく今後、どのデッキにも必須になるであろう魔法カードです!

    安いコストでレベル4モンスターを何でも蘇生できるだけで強いのですが、<レジェンド・マジシャン>またはレジェンド通常モンスターを蘇生すれば、魔法・罠カードも破壊できるというとんでもない追加効果が付いています!

    かつての<潜入開始>同様、あまりにもパワーが高いため、今後はこのカード3枚と<レジェンド・マジシャン>3枚をデッキに入れるところから構築がスタートするかもしれません。

    見切りのハーヴェイ>同様、こちらも絶対3枚揃えておきたいカードです!

    5.エクスキューティー・ライディング!
    通常罠
    【条件】相手が効果モンスターを表側表示で召喚・特殊召喚した時に発動できる。
    【効果】そのモンスターの攻撃力以下の自分の墓地のモンスター1体を選び、自分フィールドに表側攻撃表示で特殊召喚する。その後、相手フィールドの表側表示モンスターを2体まで選んでその攻撃力をターン終了時まで1800ダウンできる。

    公式からイラストのみ先行公開された時は、どんな効果なのかとかなり話題になっていましたが、蓋を開けてみたらエクスキューティー関係ない汎用罠でした!笑

    レベル問わず、相手が効果モンスターを出してきた時に発動できるため、条件はかなり緩いです!

    自分フィールドに特殊召喚するカードにもレベル制限が無いですが、召喚・特殊召喚された相手モンスターの攻撃力以下のモンスターを攻撃表示で出さなければなりません。

    相手モンスターの攻撃力を下げる追加効果もありますが、そのモンスターをリリースされると意味がないです。

    そのため、相手の手札が少なくなったタイミングで、最上級モンスターを出してきた時に打ちたいですね!

    このカードで<業火の結界像>を特殊召喚することで、そこから相手の特殊召喚を封じることもできます!

    今後は<業火の結界像>が必須カードになるかもしれませんね。

    何枚採用するかはまだハッキリと分かりませんが、とりあえず3枚揃えておきたいカードです!

    6.攻撃の無力化
    通常罠(LEGEND)
    【条件】相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
    【効果】その攻撃を無効にする。このターン、相手は攻撃宣言できない。

    遊戯王OCGではカウンター罠でしたが、チェーンの概念が無いラッシュデュエルにおいては通常罠に生まれ変わりました!

    相手の盤面には干渉できないものの、そのターン内の攻撃を封じられるため、実質的なターンスキップとなります!

    ただし、罠破壊耐性を考慮しなければ<聖なるバリア -ミラーフォース->の方が強いですし、3体攻撃を考慮しなければ罠破壊耐性持ちにも有効な魔法の筒の方が強いです。

    それら2種類のレジェンド罠カードよりもこのカードが優先される場面は少なそうですが、それでもこのカードを選ぶ利点があるとしたら、同弾に収録された<ニゲイター・ドラゴン>の存在です!

    墓地を2枚肥やせるだけでもかなり優秀ですが、相手フィールドの表側表示モンスターを3体まで選び、次の相手ターン終了時まで攻撃力2000ダウンできます!

    大ダメージを与えながら盤面を返せるだけでなく、万が一返し切れなくても反撃の手間を与えることができます!

    今後も何かしらの差別化がなされる可能性があるため、1枚は確保しておきたいカードですね。


    最後に
    収録内容の豪華さは、過去一ではないでしょうか?

    取り上げたいカードが多くて書き足りませんが、今回ご紹介できなかったカードの中にも強いカードが多く、数多のデッキがアップデートされることは間違いないと思います!

    また、<暗黒騎士ガイア>など、実戦では使いにくかった人気カードにスポットが当てられて、環境でもやり合えるくらい強化されたことは個人的に嬉しい限りです!

    これからも新カードを使ったテーマデッキをたくさんご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに!

    それでは、またお会いしましょう!
    カマクラルでした。



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