「デッキってどうやって組み上げていくの? WSBにおけるデッキの組み方について」
ひっきー(@August88August)さんです。
今回の記事はBCFを通じて知り合った方々からお話を伺うなかで[デッキの作成方法]について知りたいとご要望いただきましたので私なりに記事にしてみました!
はじめに
この記事は初心者-中級者向けになります。厳しい言葉を使っている場合もございますのであらかじめご容赦ください。
前置き
WSBを始めたてのプレイヤーの皆様をはじめ、デッキを作成するにあたり入賞者・公式がお勧めしているデッキレシピを参考に組み上げることが多々あるかと思います。その行動については正解だと思ってください。
右も左もわからない中でスタートするにあたり、一番わかりやすいデッキの形だと私も思います。
しかし、そのデッキレシピを真似ただけではだめです。
そのデッキレシピは使用者の意図が反映されております。
そのため、その意図を少なからず理解する努力をしなければ勝ち負けの点では結果はついてきません。
またそのデッキレシピをみて、
なんで「●●」がデッキに「●枚」なのだろうなど疑問に感じることもあると思います。
解説がない中で真似ても使ってみて使い辛いケースも出てくると思います。
今回はそういった方々へのフォローとして簡単ながら記事にさせていただき読み返せるようにさせていただきました。
スタートライン
WSBは特定のカードにアクセスする手段が少ないカードゲームとなります。そのため、始めたてのプレイヤーの皆様には下記のようなデッキの作成方法からスタートすることをお勧めします。
デッキレシピ
レベル0
計20枚
最初から複数色をデッキに入れるのではなく、1つの色に絞ってデッキを作成することをお勧めします。
私もWSは1つの色で作成したデッキからスタートしました。
1つの色のみで構成することで、レベルアップ時の色の発生で問題が起きることがありません。
また、1つの色でのデッキ構成となるので、枠を埋めるために採用されるカードが基本的に同名カード4枚採用されることが主となります。
※同名カードを4枚採用することの意味を補足説明として記載します。
→先に記載した[WSBは特定のカードにアクセスする手段が少ないカードゲームとなります]に通じるのですが舞台に登場させたいのにドローできなかった・集中に依存してしまう結果となったなどのリスクを抑えることができます。
もちろん、なんでもかんでも4枚入れろ!というわけではありませんが4枚入れることのメリットをスタートラインとして経験できることは大きいと私は思っております。
また、スタートラインですので勝ち負けに意識を向けるのではなく[アタックできるキャラクターカードが手札にないゲームを作らない]・[集中はどう使うか]・[どういったカードは4枚入れたほうがよいか]など動かし方に着目しゲームを楽しんでください。
サンプルデッキで感じてほしいこと
サンプルデッキで私が伝えたい意図をここに残しておきます。- 1. 2nd D.R.B 1st Battle 白膠木 簓(HPMI/01S-079)
- 山札からキャラクターカードにアクセスできるカードとなります。アタックできるキャラクターカードを用意することやそのターンにほしい・次のターンにほしいキャラクターカードにアクセスできる潤滑油の重要性を感じてほしいです。
集中が<Extra Wardrobe 02 山田 一郎>を採用しておりますので集中は控え室を山札は<2nd D.R.B 1st Battle 白膠木 簓>と役割を分けております。
- 2. 6th LIVE <<2nd D.R.B>> 天谷奴 零(HPMI/01S-094)/2nd D.R.B 1st Battle 山田 二郎(HPMI/01S-004)
- 序盤のアタッカーのパワーラインの重要性を感じてほしいです。条件達成で3500のラインはかなり相手に負荷を与えることができます。相手ターン終了時に舞台に残っているだけで得られるアドバンテージを学んでほしいと思っております。
また、<Extra Wardrobe 02 躑躅森 盧笙>を1枚舞台に配置するだけで4000のラインを形成できる点もGoodです。
- 3. CROSS A LINE 白膠木 簓(HPMI/PR-015)
- 条件達成で6000のラインを形成できる点は素晴らしいです。先の<Extra Wardrobe 02 躑躅森 盧笙>を1枚舞台に配置しておけば6500ですので多くのCXコンボを持つキャラクターカードがCX込み6000のラインがベースになることを考えると面の堅さが輝きます。
同時に、<6th LIVE <<2nd D.R.B>> 山田 一郎>を採用しておりますので、助太刀込み9000のラインを相手に意識させることもできるだけでなく、[助太刀]とはどういうものかを少なからず学べる機会にもなればと思います。
- 4. Extra Wardrobe 02 白膠木 簓(HPMI/01B-025)
- 上位キャラクターカードをLv2(早出し)することで得られる経験を学んでほしい。
クロック置場のダメージを回復させることで被ダメージ量を減らすだけでなくアタッカーとしても強力なキャラクターカードをLv2で登場させることのメリットも学んでほしいと思っております。
- 5. 2nd D.R.B 1st Battle 山田 一郎(HPMI/01S-013)
- 雑な説明となってしまいますが、詰めと呼ばれる終盤で勝つためにCXコンボを持つキャラクターカードを使ってほしいと思いました。
様々なCXコンボ持ちのキャラクターカードがありますが1枚で7点生成できる<2nd D.R.B 1st Battle 山田 一郎>が分かりやすいと思い今回採用させていただいております。
ネクステージ
デッキ作成における採用色を複数にしてより知見を得る段階ととらえてください。また慣れ始めたら、どのカードはどの枚数にすべきかが各プレイヤーごとに感じるものがあると思います。
例えば、CXを入れ替えるキャラクターは1-2枚にするなど条件が限定されるもののゲームで1回は使う可能性のあるカードなどの採用枚数に正解はありません。
そのため、組んだプレイヤー1人1人に採用枚数に理由があると思います。
この感覚に気づき始めると入賞レシピを参考にデッキを回してみるとそのプレイヤーの感性や採用傾向にご自身の感性を混ぜて自身の肌にあったデッキ内容に進むと思います。
※あくまで勝敗への優先度より遊ぶことにおいてストレス軽減に注視した歩み方です。
補足
WSで類似効果をもったテキストを参考にWSで入賞したデッキに近いデッキを作成しようと思う方もおられるかと思います。※直近でイメージできるものとして、新テニスの王子様が挙げられます。
参考にすることは有意義なものですが、WSとWSBでは同タイトル内に存在するカードの種類やテキスト・カードパワーが違うため参考程度に止めておきましょう。
表現が正しいかはわかりませんが、WSに近いデッキを作成することができるのであれば多くのプレイヤーがそのタイトルを使用し結果を出すイメージです。
そうではないということは、WSBではWSよりも完成度が低い・欠点(弱点)が露呈しているなど勝敗において優位性を欠いていると思われます。
※京都地区で使用した新テニスの王子様の記事にも記載しておりますがリスクを相応に背負っているため遊ぶうえでの注意事項を記載させていただきました。
そのためWSに近づけようとするのではなくWSBでできる範囲かつ優位性を保てる範囲でのデッキ構成をすることから始めることをお勧めいたします。
まとめ
デッキを作成する上で正解はありません。結果を出したデッキ=正解ではないということです。
1つの参考例として止めていただけますと幸いです。
結果を出した人=正解でもないということですので併せてご認識ください。
遊びかた、向き合い方も違えば採用するカードも人それぞれです。
ただ、入口がわからない中で手さぐり状態になるよりも基盤となる指標があると遊びやすいと思い今回の記事を執筆させていただきました。
私の記事はあくまで私が歩んできたスタートラインですので、ほかにも良いスタートラインがあるかもしれません。
周りのご友人の話など取り入れられることは取り入れてみるのも1つだと思います。
もし、お好きなタイトルでわからないことや気になることがありましたらご友人やDMでも構いませんのでご質問ください。