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2024年1月リミットレギュレーション【カマクラル】

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by カマクラル

2024年1月リミットレギュレーション【カマクラル】
どーも、こんにちは!
戦うデュエリーマンのカマクラルです。


公式からの予告通り、12月23日21時に2024年1月1日実装の新リミットレギュレーションが発表されました!

闇魔が環境TOP、その後を蒼救が追いかけるという印象でしたが、冬のエリアナンバー1決定戦では蒼救の優勝が多かったように思います。

この結果を踏まえて、闇魔と蒼救に規制が入ることは免れないだろうと予想していました。

前回のリミットレギュレーションではワンダー、海竜の核となるカードをそれぞれ1種類ずつ規制していたため、今回もそんな感じで終わるのだろうと考えていました。

しかし、蓋を開けてみると思った以上に規制されたカードが多くてビックリしました!

今回の規制の影響は、単に環境デッキの序列を入れ替えるにとどまらず、デッキを組む上での前提を大きく塗り替えるものだと思います。

それが今後の大会シーンにどのような影響を与えるのか、これから考察していきたいと思います。

是非とも最後までお付き合いください!

目次
  1. リミットレギュレーション考察
  2. 各デッキタイプへの影響
  3. 最後に

尚、今回は新しく規制されたカードに絞って解説していきます!

それでは、早速観ていきましょう!


1.新リミットレギュレーション考察
禁止カード(新規):1種類
業火の結界像
今回、初めて禁止指定されるカードが登場しました!
エクスキューティー全盛期の<ブラック・ホール>が禁止にならなかったことから、ラッシュデュエルにおける「禁止」というのは相当ハードルが高いと思っていましたが、ついに運営もこの枠を使いましたね。

このカードが登場したのはパラレルオーダー、サンダーボールドの全盛期です。
この頃はまだ最上級モンスターをアドバンス召喚することが一般的でしたが、そんな中で最上級モンスターを墓地から特殊召喚できる<パラレルバース・ゲート>や<潜入開始>、<火雷神サンダーボールド>のパワーがあまりにも高く、環境を牛耳っていました。

そんな特殊召喚へのメタカードという位置付けで刷られたカードだと思いますが、出た当時は3枚積むことができたため、特殊召喚に依存していたパラレルオーダーがその姿を消すかたちになりました。

その後、リミットレギュレーションが施行されたことで真っ先に制限カードに指定されました。
レジェンドカード級のパワーを持つカードなので賢明な判断であったと思います。

しかし、その後に<レジェンド・ストライク>が登場したことで実質4積みしているようになりました。

多くのデッキはお手軽制圧として、シナジーが少なくてもこのカードを入れていました。
ある意味、レジェンドカードを4種類にできるようなものなので、圧倒的に入れ得カードでした。

フュージョンやマキシマムに新規カードが続々登場して強化されていきましたが、常にこのカードの存在を意識したデッキ構築とプレイングが求められていました。

僕自身はそれが環境のバランスを保つ上での必要悪とも思っていましたが、今後も炎属性テーマが優遇されてしまうことを避けたのかもしれません。

また、ラッシュデュエルの醍醐味はモンスターの大量展開と盤面を返し返されするやりとりだと思いますので、それを否定するカードは無い方が楽しいと言えば楽しいです。

アニメのキャラクターが使うカードでもなかったため、禁止にし易かったこともあると思います。

今後はお手軽制圧が出来なくなったため、テーマ内で高打点を並べたり罠を用意する必要が出てきましたね。

構築の自由度が上がった分、今まで以上にしっかりとテーマの強みを理解してデッキを組む必要が出てくると予想します。

制限カード(新規):3種類
蒼救騎士 シエーラ
冬のエリアナンバー1決定戦で大活躍した蒼救のキーカードです!
相手モンスターの打点を1000下げる効果と通常魔法カードの発動を封じる<蒼救の泡影 アルティエラ>のフュージョン素材というハイスペックモンスターです!
蒼救の泡影 アルティエラ>を制限カードにしても、一度出せばほぼ勝ち確定まで行くのであまり意味がありません。
そのため、素材となるこちらが規制をくらったかたちでしょう。
僕自身、冬のエリアナンバー1決定戦では<蒼救の泡影 アルティエラ>に完封された苦い思い出があります。
おそらく各地の大会で似たようなことが起こっていたのでしょう。
盤面のやり取りを否定するカードはラッシュデュエルの楽しさを半減させてしまうため、<業火の結界像>と同様にキツめの規制をかけたのだと思います。

これによって蒼救は<天翔流麗ヤメテラス>+<蒼救の願い>のような緩めの制圧にシフトせざるを得なくなりました。
もちろん、禁止にはなっていないため<蒼救の泡影 アルティエラ>を出せなくはないですが、その成功率は大幅に減ってしまいました。

おそらく環境におけるシェアを減らすと思われますが、今後の動向に注目ですね。

キャットロワ チョイス
今回の改定の大本命です!
闇魔の活躍から、ここの規制を予想していた方は多かったと思います。

逆にここが規制されなかったら多くのプレイヤーが抗議していたかもしれません。

出た当初は後攻のサイドチェンジで使えるかも...という程度の認識でしたが、<魔導書棄却>と<魔力抽出>の登場によって一気にガチカードに成り上がりました!

このカード2枚でループに入れば、デッキをガンガン掘りながら必要なカードを墓地から回収できるため、コンボの成功率が異常に高かったです。

このカードを打たせないがためにモンスターを出さずにターンを返すノーガード戦法が生まれるくらい、このカードが環境に与える影響は大きかったです。

これもプレイングの幅を狭める結果を招くため、規制はかなり妥当だと思います。
これで闇魔は異常なスピードを失いましたが、それでも尚、環境に居座る可能性は高いです。

ただし、大幅なパワーダウンは免れないため、一強環境になることは無いでしょう。

魔導槍グレイス・スピア
条件さえ合えば大幅打点アップ+貫通付与なので、普通に壊れカードでした。
かつての環境TOPであるワンダーも、このカードがあったからこそ一強になれたのだと思います。
ライフが大事なラッシュデュエルにおいて、高打点と貫通は大きなアドバンテージになりますね!

もちろん強いカードなのは間違いありませんが、このカード自身が事故札になる可能性もあるため、3積みされることは少なかったように思います。
準制限だとほとんど意味をなさないため、思い切って制限にしたのでしょう。

これによって闇魔、ワンダーのパワーを下げることができるため、なかなか良い規制の掛け方だと思いました。

ただし、ハイグレードコレクションにてシークレット仕様で再録されていたため、それを買い揃えてしまった方は怒っているかもしれません。
今後、緩和される可能性はあるため、気長に待つしかないですね。

準制限カード(新規):該当なし
個人的には<レジェンド・ストライク>や<蒼救の照覧>あたりが規制されると予想していましたが、<レジェンド・ストライク>の代わりに<業火の結界像>、<蒼救の照覧>の代わりに<蒼救騎士 シエーラ>が規制されたため、ここの枠が増えることはありませんでした。

ただし、2種類のカードが規制緩和されて制限なしになったため、それは嬉しいことだと思います。
本来なら、手に入れたカードはずっと使い続けたいからですね。

無制限カード(新規):2種類
潜入開始
パラレルオーダー、サンダーボールド全盛期で活躍し過ぎたパワーカードです!
手札1枚で3200打点+罠破壊耐性付与はどう考えても強過ぎますよね!
しかし、環境のインフレが進み、今では使われることがなくなりました。
準制限に緩和された時ですら使われていなかったため、3枚に戻しても問題ないだろうという認識ではないでしょうか。
しかし、<業火の結界像>が禁止されたことで、このカードの活躍の幅は広がったように感じます。
パラレルオーダーが復権するかもしれませんし、来年1月に開催されるドラゴンズデュエルトーナメントでも使われることが予想されます。

古のカードがどこまで現環境に食い込めるのか、要注目ですね!

エクスキューティー・スクランブル
各種大会でちょこちょこ結果を出しているエクスキューティー。
全盛期を過ぎた今でも、一部に熱心なファンが居ることは間違いないでしょう。
採用率の高い<傲慢な壺>とケンカしてしまうため、使い勝手の良いカードかと言われたら少し微妙です。
もちろん弱いカードではありませんが、カードプールが増えた今なら3枚なくても良い気もします。

欲を言えば、<エクスキューティー・リリウス>を準制限に緩和して欲しかったですが、そこはまだ様子見なのでしょう。

大幅強化というよりは、今の環境のバランスを見て若干強化されたくらいの認識です。

これが緩和されたから積極的にエクスキューティー使おう!とはならなそうですね。


2.各デッキタイプへの影響
新リミットレギュレーションを踏まえて、各デッキタイプへの影響について書いていきたいと思います。

各デッキタイプの定義は以下の通りです。

ビートダウン
速攻でライフを削り切ることを目的にしたデッキです!
デッキを回転させたり展開することに重きを置くため、墓地のカードをデッキに戻して再利用したり、メタカードを積んだり、罠で守りを固めることは二の次です。
自分のやりたいことを押し通すタイプなので、どの対面でも基本的な回し方は同じですね。
練習時間がとりにくい社会人の方にもオススメのデッキタイプです!
デッキ例:闇魔、青眼

ミッドレンジ
いわゆる中速デッキです!
ビートダウンが短期決着に全フリしているのに対し、ミッドレンジは中・長期戦も戦えるような構築になっています!
これだけ聞くとミッドレンジの方が強いように感じるかもしれませんが、そうでもありません。
デッキの配分をバランス良くしている分、単純な速攻勝負ではビートダウンに敵いませんし、勝負を決め切れずにもたつくとコンボデッキのコンボが成立してしまいます。
環境を読んだデッキ構築や相手のデッキに合わせたプレイングなどプレイヤーの腕が求められるため、難易度の高いデッキと言えるでしょう。
その代わり、使いこなせればどの対面でも互角以上に渡り合えるはずです!
ラッシュデュエルの腕を磨くにはもってこいのデッキタイプと言えるでしょう!
デッキ例:爬虫類、エクスキューティー

コンボデッキ
ビートダウンやミッドレンジに比べ、カード同士のシナジーが強いデッキタイプです!
主にフュージョン、マキシマムデッキをコンボデッキと位置付けています。
基本的にはフュージョン召喚、マキシマム召喚のいずれかを成立させて勝ち切るデッキなので、ビートダウンやミッドレンジと比べると速度は遅めです。
しかし、対面によってはコンボ成立=勝ちや返し札がなく詰みの状態まで持っていけるため、噛み合った際のデッキパワーは随一ですね!
大抵の場合、相手の妨害を乗り越えてコンボを成立しなければならないため、難易度はやや高めです。
デッキ例:天界蒼救、焔魔

以上の内容を踏まえた上で、各デッキタイプへの影響を一つずつ解説していきます!

ビートダウン:パワーアップ
展開を抑制する<業火の結界像>が禁止されたため、動き易くなりました。
蒼救の泡影 アルティエラ>の出現率が低下したことも追い風でしょう。
また、<罠はずし>というお手軽罠対策も増えたため、罠に対する耐性も強化されました!
来期はこのタイプのデッキが活躍するのではないかと期待しています!

ミッドレンジ:パワーダウン
昔に比べると、罠の性能が格段に向上しています!
しかし、<業火の結界像>を失ったことで相手の展開を抑止する力が弱まりました。
加えて、<罠はずし>という天敵カードまで登場してしまったため、立場が低くなってしまった印象です。
こちらがタイミングを見計らって上手く罠をあてていかなければならないのに対し、上振れたらそのまま勢いで勝てるビートダウンやコンボデッキを握る方がコスパが良いように感じてしまいます。
ただし、カードゲームの楽しみ方は人それぞれです。
相手の動きを把握し、メタって勝つことに喜びを感じるタイプの方にはオススメのデッキです!

コンボデッキ:ややパワーダウン
コンボデッキ筆頭の天界蒼救が規制で弱体化します。
強制脱出装置>が登場した影響も大きく、苦労して出したフュージョンモンスターが一発退場するシーンも増えることでしょう。
しかし一方で、セレブローズや焔魔など、新規カードの登場によって力を増したテーマも多いです。
業火の結界像>による動きの抑制も消えますし、環境にビートダウンが増えれば、展開が妨害されるケースは減るため、こちらの動きが通り易くなる可能性もあります!
これらの事情を加味し、ややパワーダウンと判断しました。


3.最後に
前回の改定と打って変わり、今回はガッツリ規制をかけてきた印象です。

特に脱・制圧環境とも言うべき制限の仕方であり、デッキ選択の自由は増したように思います。

頭一つ抜けていた闇魔が弱くなり、制圧力の下がった天界蒼救もシェアを減らすと予想できるため、多くのデッキにチャンスが訪れそうです。

新年明けてからどんなデッキが活躍するのか、今からとても楽しみです!

本年も記事を読んでいただき誠にありがとうございました。

2024年も新リミットレギュレーション対応の色々なデッキをご紹介していきますので、来年もよろしくお願いいたします。

それでは、良いお年をお迎えください!
カマクラルでした。

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