
今回は、「コロコロコミック」8月号にて付録になっている55枚デッキの目玉であるガルグレックスと、先日発売されたスカイライド4巻で付録になった大円坊真先生描き下ろしの<祭砲竜 ディノフェスト>を採用したデッキを見ていきたいと思います。
まずはデッキレシピからです。
デッキレシピ
グレード1
計16枚
グレード0
計20枚
鉄皇竜 ガルグレックス
コロコロコミックの付録にて収録されたライドラインがガルグレックスです。カエルDX先生が手掛けるイラストでディノドラゴンを取り扱うテーマとなっています。
効果としては前列Rのディノドラゴンを5000パンプの永続効果を持ちます。
他には起動効果で手札を1枚捨てることにより、ドロップから別名のディノドラゴンを2枚までコールします。
そして、コストで捨てたのがディノドラゴンなら、相手のRを1枚選び、退却させます。
手札を捨てる事により、ドロップから2枚のディノドラゴンを供給できます。
相手に退却させられたとしてもドロップからコールできたり、ライドコストで捨てドロップに行ったカードもコールできます。ダメージから治トリガーでドロップに落としたカード等も活用できます。
ディノドラゴンという制限はありますが、優秀なディノドラゴンがいくつかあり強い動きができるようになっています。
手札コストなので、ドラゴンエンパイアにあるRが退却した時に誘発する効果などは使えないのが残念ではあります。
ディノドラゴンを捨てれれば、相手のRを退却させることもできて、ドラゴンエンパイアの良い所が詰まっています。
こちらの効果はあくまでも選ぶ効果なので、相手の耐性を持つユニットは退却できないですが、あるとありがたい効果なので有効活用していきたいです。
また、アタック時にCB1すると、ディノドラゴンの種類により追加効果を得られます。
ディノドラゴンのRが2種類以上なら、自身のパワー+10000、
3種類以上なら、さらにドライブ+1し、
5種類以上で、このターンにあなたがペルソナライドしていると、さらにクリティカル+1します。
パワーパンプ及びドライブチェック増加、ペルソナライドしていればクリティカルの増加も狙えます。
パワーパンプとドライブチェック増加に関しては相手のVのグレードに依存せず、先攻3ターン目から相手のグレードが2でも発動できる効果で奇襲性が高くなっています。
相手のグレードが3以上といった条件ではないので、ペルソナライドは必須になってしまいますが、クリティカル増加効果も盛り込まれており一気に攻め落とすのが得意なデッキタイプになっています。
構築がディノドラゴンに引っ張られてしまうのが多少ネックではありますが、相手の盤面に触れたり、安定してディノドラゴンをコールできる、パワーパンプやドライブ及びクリティカル増加が行えると、やってることはどれも強力な動きではあり、中々侮れないデッキになっています。
また、手札コストとして、できればディノドラゴンを捨てたい所ではありますが、そこに囚われてしまうとディノドラゴンの種類達成が厳しくなったりするので、ディノドラゴン以外を捨てることはできる、ということは忘れないようにしておいてください。
ディノドラゴンなら何でもいいので治トリガーはしっかりと2種類のディノドラゴンを採用するようにしましょう。
焦砲竜 ディノベルム
このデッキでのRのメインシステムになるユニットです。ガルグレックスがアタックした時に1体限定でRスタンドさせることができるアタッカーです。
グレード0でパワーも低いのですが、<ガルグレックス>がペルソナライド前提のデザインであったり、<装甲竜 マウントキャノン>のパンプ対象であるグレード0でもあり、<尖鋭竜 エオラフィアス>のパワーパンプも活躍できる有能なグレード0になります。
なのでガルグレックスがグレード3になったら、前列はディノベルム、マウントキャノンで固め、後列にディノドラゴンブースターを用意し、他のディノドラゴンも並べ種類を充実させるのが基本戦術となります。
グレード3に乗る前でのグレード2の時にRにコールする<爆砲竜 ブラキオフォース>も強力な動きになります。
ブラキオフォースはグレード3以降パーツが揃えば盤面には必要なくなります。
しかし、ディノドラゴンをしっかりと持っている為、グレード3ガルグレックスでのコストとして無理なく捨てることができます。
ディノベルムはスタンドする能力でエネルギーを使うので、他のエネルギーをたくさん使う汎用ユニットと相性が良くないですが、カウンターを使わずアタック回数を伸ばせる、そんなデッキの核になるユニットです。
祭砲竜 ディノフェスト
ディノドラゴン強化のスカイライド付録の<ディノフェスト>です。スカイライドの作者である大円坊先生がイラストを描いてくれています。
同じ縦列に相手のユニットがなくて、Vのグレードが3以上でブーストをすると5000パンプをします。
ガルグレックスではVにて1枚しか退却できないので、縦列には何か残ってしまう可能性はありますが、後列を退却させて1回目のディノベルムアタックをRに当てて、「このままアタックがヒットするとディノフェストのパワーが上がります」といった交渉を行えたりするので中々侮れない効果になってます。
メインの効果としてはブースト終了時にRの数が多いか退却を行えていれば、自身をバインドして、デッキトップ5枚からグレード2以上かディノフェスト以外の守護者を持たないディノドラゴンをサーチできます。
現状守護者を持つディノドラゴンは居ないので、念の為のようなテキストではありますが、ガルグレックスでは万能ディノドラゴンサーチとして使えます。
流石にバインドされるので、ドロップに落ちてガルグレックスで使い回すという運用はできないですが、Vがグレード2の段階からも使えてデッキのディノドラゴンを引き抜き圧縮率を上げていけます。
ディノドラゴンで固めて置けば、ペルソナ札のガルグレックス、グレード2のユニット、グレード1及び0のディノドラゴンをサーチできる範囲の広さが非常に役立ちます。
ガルグレックス以外でもグレード2以上のサーチ札として使えるので、汎用性の高いブースターとして持っていて損のないカードだと思います。
ディノドラゴンの種類を散らしたい故に3枚採用とかでもいいかもしれませんが、序盤から使っていきたいカードであるので4枚入れてもいいカードだと思います。
バインドされる都合上、ドロップのディノドラゴンコレクションが増えない点がネックではありますが、他のディノドラゴンを引っ張ってこれる非常にありがたい効果を持っているのでガルグレックスでは必須なカードです。
さて、今回はコロコロの付録として新登場したガルグレックスのデッキを見ていきました。
そのまま素直に構築するならグレードを低めにして<マウントキャノン>、<エオラフィアス>を活用することになりますが、<砂塵舞う灼熱の大地>を採用してグレード2以上のディノドラゴンをブースターとしてガンガン使う構築も可能です。
カウンターをあまり使わないデッキなので<リザードソルジャー エンジュン>のような非ディノドラゴンではあるが、カウンターを使う一部の汎用的な効果を使うカードを組み込むことができたりします。
色んな研究のしがいがあるデッキなのに、ガルグレックス自体はコロコロを買ってしまえば手に入るという気軽なテーマなので、是非一度手にとってみて欲しいデッキです。
今回は以上となります。ありがとうございました。