今回はプレシャスメモリーズのスタートメンバー、「けいおん」のタイトルについて書きたいと思います。
けいおん初弾は2010年の5月発売です。当時の僕は中学生でした。<歌詞作成中>を集めるのに苦労した思い出があります。
発売当時はスターターに封入されている40/40のバニラ(通称ファッティ)を並べあって<合宿!>でラインを高めて殴るというのがかなり強かったです。





相手ターンには<下校中>で返り討ちにするのも定番で、じりじりしたゲーム展開でした。
今のバウンス! 拒絶!! 連パン!!! みたいな激しいゲームとは似ても似つきませんね(
さて、僕の思い出が詰まったこのエキスパンションがついにスリーブ強化です!
発売日も僕の20歳の誕生日と、なかなかにメモリアルです。
テキストを読んだ感想として、けいおんらしいなぁと
トリッキーなことがいっぱいです。
まず目を疑ったのは「ポイントからの自由登場」。
さすがりっちゃん、びっくりですねw
さらに5ソース化やポイント回復、身代わりなど、個性的なものばかり。
僕が気に入ったのは、各5ソースのキャラは初弾のSRの強化になっているということです。
唯は天然さを伸ばしつつ、「裏向きで置かれるけどブレイクは使えるよ」というよく分からない裁定を乗り越える能力を。
澪はドローの回数が増え、相手の動きに対応しやすい選択型テキスト入手。
律は自由登場アクティブの奇襲性の上、なんとも豪快な3ドロー。
紬はポイント回復をしつつ、得意のアンタップで守りも攻め(<働いたら負け>等のケア)もこなします。
あずにゃんはそんな先輩を支える能力を備えており、バランスを壊すというよりはプレメモのカードデザインの優秀さを改めて実感した強化です。
(注意:強いとは言ってません......)
さて、けいおん大好きマンですので早速デッキを組みました。
まずは「唯天然」の強化に入りました。サーチ能力を持ったP-042唯に加えP-032唯というアタッカーも手にしたので良さげだったからです。
唯天然とは、<05-001唯>で天然化した唯軍団で、<03-022唯(ドリル唯)>の効果や<衣装選び>で使いまわしや踏み倒しをしながら7点貫通するといったデッキです。
けいおんはドローソースやサーチも豊富ですので、早い展開力によって引き殺す感じのデッキです。
<ひとりぼっち>が許されていた頃は後攻1ターン目にデッキをすべて引き切るほどのドローで数点入れ、
<部費で落ちませんか?>や<拒否反応>で無理に押し切ることもできるかなり手ごわいデッキでした。
そんな背景もあり、僕自身かなり自信があったのですが......。
きびしい......。
冴えカノメタ、とでも言うべき最近のエキスパンションには天然ケアが多いです。
<P-014染谷まこ>や<P-020薄墨初美>をはじめ<P-021バジーナ>、挙句<P-014ささみさん>には厳しい戦いを強いられてしまいます。
数で押し切ろうにもコスト5以上のキャラが数体並び、なんども妨害してくるのでアプローチ出来ません。
あきらめて、グッドスタッフにします。
けいおんにはとても面白いカードがたくさんあります。
<桜高軽音部>もその1つです。
「相手に1ポイント与える」。テキストは単純です。

これはすごい。要は3点与えたらあとはイベント打てば勝てるのです。
そして今回のスリーブでは面白い子が追加されました。P-037唯です。
流行りのソース2に妨害されない。最近はソース3も増えてきてるし......と一蹴出来ません。
<05-014律>とめっちゃシナジーしてます。疑似アンブロッカブルです。相手の場に活動状態のソース2が1体いるだけで貫通です。
それにP-032唯もタイミング次第では妨害をすり抜けますので、3点くらいは余裕で通ります。
デッキはそこを軸にして戦います。アタッカーは<05-014律>とP-037唯の連合軍とP-032唯、そして<桜高軽音部>。
P-032唯は5コスト、しかしカードプールの広さでは負けないけいおんです。最強カード<衣装選び>や<03-012コンビ>で踏み倒します。
<03-012コンビ>は<05-007澪>でリクルートできますし、どちらも<歌詞作成中>の対象になりお得です。
<03-045澪>、<04-029澪>、<05-008澪>などに<歌詞作成中>をプレイし、<これからも仲間だから>で手札補充。
<旅行の前に>や<04-041和>、P-042唯で手札をそろえつつ、アタッカーを用意します。
P-037唯は<05-003唯>で使い回しを意識します。
何点か入れたらいよいよ<桜高軽音部>の出番です。使用条件が5人揃うことですので、梓と紬が足りません。
紬はP-040を使うとP-039律と相性がいいです。
梓は<02-046>を使います。サポートエリアに置きます。
<ティーパーティー>でアプ禁しながら、どんどん引いて点を入れていきます。基本「妨害」をさせないデッキですのでチャンプの使い回し等にうまく立ち回れます。
このデッキの特徴は「気持ちがいい」ことです。ドローソースはキャラサーチではなく「引く」なので連打できます。
そしてブロックされず、メインフェイズで点が通る。アプ禁を抱えて安心している相手にイベントを投げつけます。
6年前のカードと最新のカードが織り交ざったけいおん!、皆さんも是非試してみてください!