ここ最近、新弾発売から二日後にいきなり東京フェスタ開催!という弾丸日程により、
いかにして独創的なデッキを作り上げ、他人と差を付けるか?という部分に注力する機会が多かったのですが、
今回の東京フェスタは、新弾発売からおよそ二週間あまりの間が空いたこともあり、入念に準備を整えられました。
とは言っても、発売二日後に開催された大阪フェスタでは様々なデッキが台頭し、
それらのデッキに対する解析や、自分が得意とするデッキの練度上げなど、やるべきことはいっぱいありましたね。
個人的には、少し前まで低空飛行だった日単が再び台頭したことは記憶に新しく、
日単にお世話になっていた自分としては、握り直すには修練のし直しが必要だなあと考えておりました。
また、既存のリセオが持つ常識を覆すプレイ/戦術を要求される、神姫月単あたりの対策は必要かな...と思索しておりました。
神姫月単に関しましては、下記のらじおさんの記事が大変参考になります。
【デッキレシピ】神姫月単【らじお】
そんな様々な想いが渦巻く東京フェスタに、参加してまいりました。
結果から申し上げますと、今回は6-1で3位入賞と相成りました!
確定七番勝負は体力的にしんどかったですが、ゆず環境で辛酸を舐め尽くしたこともあり、
リベンジャーとしての精神を持って臨めたのが良かったのかなあと思っております。
僕も人間なので負けたら悔しいですし、勝ったら嬉しいのは当たり前ですからね...
これからも挑戦する気持ちを忘れないようにしつつ、次なる大会に向けて鍛錬を欠かさないよう心がけます。
それでは、以下レポートです。
使用デッキ
Mix日単デッキ
でちん
EX2
計50枚
使用デッキについての詳しい解説は後ほど...
レポート
まずは、簡単に戦績を提示させて頂きます。- 一戦目 宙単 ◯
- 二戦目 雪単(神姫)◯
- 三戦目 雪単(FGO)◯
- 四戦目 月単 ×
- 五戦目 雪単 ◯
- 六戦目 月単 ◯
- 七戦目 花単 ◯
大阪フェスタ直後のメタ読みとしては、やはり様々なデッキに対して柔軟に立ち回れる日単が最大手で、
次点としては、多種多様、色々なタイプのデッキが混在するのかな...と考えておりました。
しかし、Twitterで流れてくる対戦結果や、ブログ等での大会レポ、自分で店舗大会に足を運んでみた結果を鑑みると、
実は東京近郊で日単を握ってる人はあまり居ないのでは...?という結論にまではたどり着いてはいました。
(関東近郊のショップでも、<ソル>をあまり見かけなかったですし、当時は供給が追いついていなかったのかも知れません)
しかしながら、正直言って、宙単の比率が日単のそれを上回っているとは思っておりませんでした。
所詮は推察なのですが、宙単がトップシェアになった理由を考察してみると、前弾(Ver.ゆず)の<忍者>を購入し、
神姫でもそのまま宙のカードを揃えて宙単を握った人にとっては、他の色を握る選択肢を取らなかった or 取れなかったのかもしれません。
(<ロンゴミニアド>のような除去カードがあるお陰で、日単における<ソル>+移動キャラ絡みのムーブや、神姫月単のメインを据える大型キャラを処理し易い、というファクターも後押しになった可能性はあります。)
そして、このコンテンツ、「巷で話題の勝てるデッキ」よりも、
「自分の好きなアーキタイプのデッキ」を握る人が多い気がしますので、
その信条を貫いた結果、日単がトップシェアにならず、他のデッキ分布も結構バラけたのかなあと思います。
とは言っても、なんだかんだ言って日単は使用率2位だったので、今回マッチングしなかったのは...
まあ、そういう日もあるんでしょう、と、言ったところですね。
以下、各試合の簡単な解説を記載しておきます。
一戦目 宙単
じゃんけんに勝って先攻スタート。

右DFに<ソル>から右AF<アリサ>の1点でゆずの宙キャラが見えたので、MIX宙単かな?と断定。
<アリサ>を中央に滑らせ、ターンエンド。
返しの相手は、<ソル>に<レオニダス>を合わせ、右AFに<忍者>を出して終了。
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こちらは<ソル>の前に<SRネロ>を追加し、<アリサ>が<忍者>に一方で討ち取られないように動きます。
以降は<ソル>を絡めた動きでハンドに余裕を持たせ、<きのこ>や<ヘルモーズ>で打点を押し込んで勝利です。
二戦目 雪単(神姫)
じゃんけんに負けて後攻スタート

お相手の方がリーダーを抜き出していたので、神姫月単か、はたまた花単か...と考えつつ、一時の思考タイムへ。
神姫月単相手には<ソル>をキープしてはいけないので、初手に存在した<ソル>にはおかえりいただきました。
そして<SRネロ>や<Pエリナ>のような自由に動けるキャラを引きに行くのがセオリーなのですが、
今回は<ソル>と<SRネロ>がセットで舞い戻ってきました。
...<ソル>が帰ってきてくれてよかったですね。
試合としては、先攻を取られた分打点で先んじられたものの、 <ソル>のお陰で詰めの準備は整っていたので、リーサルターンに15点削って勝利しました。
三戦目 雪単(FGO)
じゃんけんに負けて後攻スタート。

カメラ卓での試合となりました。緊張する...と思いきや、まだ撮影の準備が整っていない様子。
それなら必要以上に緊張する必要はありませんね。
相手は<サンタオルタ>を中央AFに登場でエンド。
こちらは<ソル>を引き込んでいたので、<ソル>→<ネロ>→<ガラティーン>と繋げてエンド。
こちらが追いかける形になりましたが、<ソル>のお陰でリソースに差が生まれ、
<Pペパロニ>で相手の打点をいなしつつ、<きのこ>と<ヘルモーズ>で詰め切りました。
四戦目 月単
じゃんけんに勝って先攻スタート。

お相手は、クリスマスフェスタや名古屋フェスタにて連続でマッチングさせて頂いたお方で、
お互いにちょっとした因縁(?)のあるお人です。
というのも、この対戦相手の方と当たった試合の勝率は大変低く、大抵僕が負けてしまいます。
しかし、相手に僕との試合は疲れる!とのことで、以後負けがこんでしまい、お互い2敗ラインで終わってしまう...という、
双方にとってなにやら不幸が降りかかるマッチングとなっております。
マリガン前後に<ソル>や移動キャラが見られなかったので、左右AFに<ガラティーン>と<めぐる>を登場させてエンド。
返しの相手は右AF<酒呑童子>から、中央AFに<フランケン>で能力を叩いてからエンド。
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お互いに打点を誤魔化しつつ時間ギリギリまで粘り、<ヘルモーズ>の攻撃が通れば勝ち!
...というところまで辿り着きましたが、登場対応で<待った!>を宣言され、返しに<タケノコ>で処られました。
五回戦目 雪単
じゃんけんに勝ち先攻。

確か軽量AF2体か、<ネロ>+<めぐる>でスタートしたはず。
返しの相手が<寧々>と<ペッパー女史>だったか...?
相手のみ加速装置あるのまずいですよ!と思いながらパンチしたら<心の欠片>が一枚堕ちる。僥倖。
寧々が2ターンタップして0コスになるという程度のアドバンテージ差になったことと、
相手がここまで<心の欠片>は落ちないだろう、という読みで<ペッパー女史>の前に置いた<イグニス>を<翁>で掃除したこともあり、
AF展開が遅れたところを、<ヘルモーズ>+<きのこ>で〆。いつも同じ勝ち方してますね...
六回戦目 月単
じゃんけんに勝ち先攻。

左<めぐる>の右<ガラティーン>でエンドでしたっけ。
これが<酒呑>だったら普通に負けててもおかしくなかったので、御の字ですね。
相手のみ加速装置が居る状態ですが、そこから出てくるカードが軒並み三ハンドだったこと、
先攻を取っていて、かつ<めぐる>の攻撃が通り続け、詰め札を多くガメられたこと。
相手が早いタイミングで<ジャンヌ>の能力を切ってくれて、展開が鈍ったのも相まって、
いつもの<ヘルモーズ><きのこ>殺法で勝利しました。
七回戦目 花単
じゃんけんに勝ち先攻。

マリガンで<ソル>を掘りに行くも見つからず、<SRネロ>単騎でエンド。
まあ昔の日単はこんなもんだったし、こういうスタートはFGO1.0環境で散々やって慣れてるのと、
1体エンドで相手にターンを渡すことによってリカバリーケアを...と、色々考えていると、相手の表情が真っ青に。
僕「どうしたんですか?...大丈夫ですか?」
相手「大丈夫です...ただ...日単だとは思わなく...」
僕「...どうしてですか?」
相手「でちんさんのデッキケースがジャンヌだから、月単だと思ってキープしました」
僕「...そですか...」
というわけで、試合自体は<SRネロ>、<Pエリナ>を主軸として縦横無尽に6面を駆け巡り、
相手も2コストDMG3のキャラを盤面に多く展開し攻めに来るも、<SRエリナ>等でお茶を濁しつつ、
最終的には<ヘルモーズ>+<きのこ>×2で勝利をもぎ取りました。
そういうわけで、6-1の3位入賞として、無事壇上に登ることが出来ました!
いやはや...名人戦からずっと結果を出せず苦しかったので、勝てて嬉しかったですね。
しかし、今まで日単かFGO花単でしか勝ててないので、もっと色々なデッキでも勝ちたいものです...
ただ、7回戦中、<ソル>スタートをキメられたのは3回でしたので、思いの外イージーゲームは少なかったです。
こればっかりは、ドロソが無いときの日単を使っていた経験が活きたのかなあ、と、思い巡らすところでもあります。
今回使ったレシピについて
大阪で台頭したタイプの日単を自分好みに弄ったものとなります。4投しているカードは、初手に引いておきたいカード or ゲーム中一回は通過して欲しいカードですね。
前者は<ソル>のようなドロソ、<ソル>と相性が良く単体でも強い<ネロ>、
突破力最強の<ガラティーン>、<ガラティーン>には劣るけど詰めにも使える<めぐる>、
そして後手を取ったときの巻き返しに使える<ガイヤール>でしょう。
ファッティに強く、<ガイヤール>の誘発も出来る<Pペパロニ>、いざという時は攻めにも転じられるAP6の<Rエリナ>、
思った以上に条件が満たしやすく、減速に一役勝ってくれる<SRエリナ>、そして定番の<きのこ>です。
けれども、4積みよりは優先度の下がるカードとなっております。
3枚あればどっかで引けるだろう...という想いで3枚にしました。
「確実に引きたい」か、「出来れば引きたい」の温度差と、言ったところでしょうか。
2積みのカードはキャラ散らしか、3~4投しているカードの相互互換のような役割ですね。
ハンドに嵩張りがち...というところで、一枚を<タマモキャット>に差し替えました。
最初は日単に刺さらないので全抜きも考えたのですが、日単以外における大体のデッキに振っていけるのと、
(一応日単相手も<ガラティーン>や<めぐる>前に出して、等価相打ちを狙っていけます)
SP2という盤面の強化に役立つスペックを持っていたので、続投しました。
マッチングを鑑みると、全抜きしなくて正解でしたね。
終盤、雑に4点ぶちかましてから消え去って<SRネロ>等で畳み込んだりも出来る、優秀なアタッカーです。
(DP1なので、序盤から考えなしに出すのはおすすめ出来ませんけどね。)
入れようと思って結局抜いたカード and これから使ってみたいカード
スヴァローグ
- 神姫月単相手に出しにくいこと
- 東京でやたら雪単を見かけること
- 宙単相手にもあんまり出したくないこと
言ってることとスペックは強いのですが、コストの偶数要求が結構厳し目なのと、
活躍出来る相手が限られているのがちょっと難点かなあ...と、考慮した結果です。
ただし、ミラー等では出し得感あるので、(むしろ日単で<スヴァローグ>のにらみ合いになるとお互い止まる)のと、
片一方だけ出てると、出してる方が打点で一歩先んじる事が出来るので、投入しなおしてもいいかなあと思います。
Pチミマル
EX1にこいつを割くのはどうかなあ...と思って思考停止していたのですが、
日単ミラーだと、<Pチミマル>のある無しでゲームメイクがガラッと変わってくる気がします。
<SRネロ>、<Pエリナ>等のメインアタッカーが軒並みDP1なので、攻撃の手を完全に止められてしまいます。
また、<スヴァローグ>と合わせればAPが4にまで上昇するので、<スヴァローグ>の能力込みで相手の相手の<スヴァローグ>を打ち取れるようにもなりますね。
そして、単体では動けない<ガイヤール>も低コストで動きやすくなるので、いい感じです。
僕としてはEX1の枠は大体固定で、メタ枠はEX2で弄るつもりだったのですが、
<Pチミマル>に関しては、一度試行してみる価値が大アリだと観じる部分がありますね。
ただ、打点と素のAPが2しか無いので、ミラー以外では振りにくいのは、ちょっと思索するべきかなといったところです。
終わりに
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。結果としては壇上に登れはしましたが、日単ミラーを踏んでいないこと、
神姫月単に勝っていないことを考えると、まだまだこの環境での課題は残ってるように思えますね。
日程的に仙台のフェスタの方にも顔を出せそうなので、旅費の工面が叶えば、
こそこそ作戦で参加しようかと思案中であります。
それでは、今日もでちんはKOOLに去るぜ!