さて、ゆず環境が終わり、神姫環境が始まりましたね。
新環境一発目の大型大会まで僅か2日間というタイトなスケジュールの中、
僅かな時間を見つけて研究を重ねられた、様々なデッキが台頭したように思えます。
神姫宙単は多分強いだろう...と思っておりましたが、<召喚攻撃>を採用し、
インスタントタイミングでステータスをパンプできるように構築されているのはお見事でした。
神姫月単も、対処法を知らなければ、為す術もなくやられてしまうパワーのあるデッキと聞いております。
日単はまだ厳しいかな...?と思っておりましたが、優勝決定戦まで残り、かつもう一人壇上へ登られた方もいらっしゃいました。
新弾環境は蓋を開けてみないとわからないものだなあと思いつつ、短時間でここまでの境地へ辿り着いた偉人の方々に対して、惜しみない賞賛をお送りしたいと思います。
そんな中、今回の記事では大阪フェスタで活躍されたように独創的なものではありませんが、
ちょっとしたデッキレシピをご紹介したいと思います。
ちなみに、今回は「初心者(リセを触りはじめの方)」向けに記事を作成しております。
(名うての昔からのプレイヤーの方々にとっては分かりきった事柄も多いとは思いますが、
どうかご笑納頂ければ幸いです。)
デッキレシピ
神姫限定構築花単 デッキ
でちん
EX2
計44枚
名付けるまでもありませんが、神姫限定構築花単となります。
(初心者の方が)このデッキを握る利点として、以下の三点が挙げられます。
- スターターを基点とした(限定構築の)デッキなので、構築難度が比較的低めであること。
(SR,ER,そして程々に安価なRのカードを買い足せば、一先形になるとは思います。) - AFに置くキャラ、DFに置くキャラの役割がはっきりしていて、プレイに迷いが生じにくいこと。
(アタッカーとDFに置くべきキャラ(ディフェンダーというより、サポート要員ですが)の切り分けがはっきりしているので、
ゲームをプレイすることにおける自分なりの「型」を作る・学ぶまでの時間を短縮できると思っております。) - 勝ったとき・負けたときの勝因/敗因の分析がし易いこと。
(勝利へ至ったときの理由の分かりやすさ、敗北までの道筋の分かりやすさがそれぞれはっきりしているので、何故勝利できたのか、何故敗北したのか、勝てるようにするにはどうすればいいのか、
そういった思考が組み立て易いと考えております。)
いずれも初心者の方がいずれは越えていく壁になると思いますが、このコンテンツ、前世に比べて難解さが多少緩まったものの、
相変わらず難しい(良く言えば奥が深く、悪く言えば取っ付きづらい)ゲームですので、
今回ご紹介したデッキで、まずは入り口をノックして頂ければと考えております。
マリガン基準
当たり前ですが、始まる前に<リーダー>をデッキから抜くことを忘れないで下さいね。先攻を取った場合、リーダー制のお陰でアタッカーを一人確保出来ているので、+でもう一人欲しい所です。
個人的にはハンドを増強出来る<サクヤ>か、低コストアタッカーの<ボレアス>の有無が一つの基準で、
更に「このカードでサポートしたとき、DMGを+◯◯する」と書いてあるカードか、DPパンプを行えるキャラ、
<リーダー>を守るために、<ウンディーネ>等が居れば更に良いです。
また、<フレイヤ>はサポートに回っても優秀ですが、AFで殴っていてもそこそこ止まりにくいアタッカーとして活躍します。
相手が<フレイヤ>の攻撃を止めに来ても、そのままサポート要員として活躍できるので、動きに無駄がないですね。
一般的な花単のように「受けてから返す」という流れで戦うのが少し厳しくなります。
相手の動きによりますが、SP値で盤面を固められそうな場合は受けに動いてもいいですし、
割り切って攻撃全振りで動くのもアリかと思います。
このデッキの長所
一言で示せば、「先攻を取った場合における打点加速の凄まじさ」に尽きるかと思います。例えば、先攻で<アンドロメダ>と<ボレアス>をそれぞれ左右AFに配置したとします。
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<アンドロメダ>のアタックから<フレイヤ>サポートでまず5点。
更に、<ボレアス>の後ろに<ウズメ>を配置してアタックからのサポートで7点と、合計12点入ります。
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(相手がAP止め、DP止めで受けに来ても、数値次第ではパンプアップ(AP/DP等の数値の強化)で突破も不可能ではありません。)
毎回上記のようにうまくいくとは限りませんが、バトルでダメージを与えることに特化した、
ハイスピードなビートダウンデッキに仕上がっていると思います。
(今回優勝された方のように、<召喚攻撃>を挿し、インスタントタイミングのコンバットトリック(バトル中に能力を強化させる戦術)として運用しても面白いかもしれませんね。)
このデッキの短所
上記のようなシチュエーションにおいて、相手視点から見た場合、ゲーム序盤からいきなり高打点を入れられたら、たまったもんじゃありませんね。
なので、概ね全力で攻撃を止めに来ると思います。
そうなった場合、DPの数値で止めに来てくれれば、こちらも高SPのキャラでサポートすることにより突破出来ますが、
高APのキャラを用いて止に来た場合、突破するためには特定のカードが必要になってくるという点があります。
(<キュベレー>、<ウンディーネ>、<フレイヤ>などなど......)
後攻を取ってしまった場合は、ペースを取り返す動きを求められるので、思うようなスタートを切れない場面もあります。
そして、単純ですが大きな問題として、先攻後攻を入れ替える「切り返しの手段に」乏しいのがデメリットですね...
改善点として
最初に利点として挙げたように、このアーキタイプは勝ったとき・負けたときの勝因/敗因分析をし易いです。ガン攻め出来れば気持ちよく勝てますが、逆に相手が高APできっちり止めてきて、それに対する回答を所持していなかったり、
相手に先攻を取られ、ファッティ(高コストの大型キャラ)などを絡めてゴリ押しされるとキツイものがあります。
それらに対する回答として、現状では以下の3つの選択肢が考えられます。
1.それでも神姫花単を使い続ける
僕はまだ組んで数日なので答えに辿り着けていませんが、使い続けるうちに、いつか真理へとたどり着けるかもしれません...
...ですが、それまで辛抱強くプレイするにもある種の才能が必要なので、詰まった場合は、
以下の二択を考えてみるのもいいかもしれません。
2.MIX花単に手を出してみる
神姫花単に比べるとゲームスピードは落ちますが、その分受けに回ったときが強く、複雑な戦い方を繰り広げられるようになります。
単体で受けの強い<アイリ>や<上坂>等のカードを採用したり、
MIX花単は、細やかな糸を束ね、強固な綱に変えていくような複雑な動きを求められることもあり、
構築の幅、プレイ中の選択肢、などなど様々な取捨選択を迫られることも多々あり、
「え、同じ花単なのにこんなに違うの!?」と、戸惑うことがあるかもしれません。
しかし、その戸惑いを受け止め、かつそれも面白い!と感じられたら、
それはもうリセが持つ魅力の虜になっていると言ってしまっても過言ではないでしょう...
3.カラーリングを混ぜてみる
2.の発展として、花単から花雪に変えてみたり、色々な組み合わせを試してみるのも一興でしょう。幸い今弾は混色を推奨するカードも多く、限定構築のままでも複色を組めますし、
MIX構築でもいろいろなコンビネーションを試せると思います。
先に挙げた花雪でしたら、<ネフティス>が面白そうですね。
奇数コストの除去イベントを打つための補助になってくれます。
(<メディアリリィ>のようなカードでサポートすれば、盤面を崩さず能力を使用できるのも良い点です)
花単という枠組みに囚われず、色々試してみるのも面白いかもしれません。
おわりに
神姫環境一発目の記事となりましたが、如何でしたでしょうか?大阪フェスタで誰ひとりとして神姫花単を握っていないことから察せられる通り、随分とピーキーなアーキタイプなので、
長期戦には向いていないかも知れませんが、ハマったときの爆発力はなかなかのものでした。
スターターを構築の基点に出来るということで、ある程度作成の敷居は低いと思いますが、
神姫は結構売れ行きがよいようで、実店舗でのシングル在庫が枯れ始めてる地域もあるみたいですね。
そんなときは、在庫が豊富なネット通販等を利用してみるのも如何でしょうか...?
なんて、最後はちょっと宣伝チックになっちゃいましたし、今日はこの辺にしておきますか。
これから二週間弱で東京フェスタが開催され、仙台や福岡でのフェスタ、名古屋でのGP等、
神姫環境での大型大会も多数ありますが、出来るだけ多く参加して、色々な人と対戦し、あわよくば結果を残したいところですね。
そういうわけで、今日もでちんはKOOLに去るぜ!