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第三十九回「ココから始めるChaosTCG(セット嫁編)」

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by あんずはピポサル

お疲れ様です。あんずはピポサルです(^ー^ )
■はじめに
今回は「ココから始めるChaosTCG」というテーマに沿って書かせて頂きました。
各執筆者毎に得意なデッキタイプ/パートナーについて紹介する形になっておりまして、私は俗に"セット嫁"と呼ばれるパートナーについて掘り下げていきます。

「新しいデッキタイプでデッキを組んでみたいけど、参考になるレシピや解説がない...」

という、初心者~中級者方がターゲットの記事になります。
なので、普段から ChaosTCG をたしなんでいる方にとっては少し退屈な内容になりますが、ご容赦を(;人; )
■デッキタイプの解説
「そもそもセット嫁とはなんぞや?」という方も居ると思います。
なので、まずはセット嫁そのものについて解説します。
・セット嫁とは?
公式で定義されている訳ではありませんが、プレイヤー間の認識としては

"セットカードを何度も使い回すパートナー"

が、セット嫁の一般的な認識かと思います。
使い回す方法は盤面のセットカードを手札に戻すのが殆どです。
それを再度セットする事で、パートナーのテキストやセットのテキストが何度も誘発します。

中には<確かな繋がり「朝倉 音夢」>や<プリンセスジェイドグリーン「洩矢 諏訪子」>のように控え室のセットカードを直接セットするパートナーも居ますが、これらは例外です(・へ・ )殆どいません。。
また、<久奈浜最強「各務葵」>のようにセットを要求するものの、それを使い回す事ができないパートナーをセット嫁と呼ぶ方もいるかもしれませんが、どちらかというと少数派なイメージです。
・セット嫁は難しい?
残念な事に、セット嫁は難しいパートナーです。。(;人; )

セット嫁は大量のセットカードをデッキに採用するため、キャラやイベントが少なくなりがちです。
他のパートナーとはバランスが大きく異なるため構築が難しく、それに伴ってプレイングもかなりシビアです。
・セット嫁は強い?
「セット嫁は難しい」と述べたばかりですが、それが強いか弱いのかは別の話です。
どれだけ好きなパートナーでも、勝てないとそれだけでモチベーションが下がるという方もいると思います。
なので、「多少は難しくても、ある程度は勝てるパートナーが使いたい!」と思う気持ちは分かります。私がそうです笑

...ずばり言いますが、セット嫁は"超強い"です!
2013年以降の歴代全国一位のパートナーを見てみれば話は早いです。
○歴代全国決勝優勝パートナー
BCF2013.. <舞い落ちる雪「松嶋 みちる」> ←セット嫁!
WGP2013.. <超高校級の御曹司「十神 白夜」> ←セット嫁!(嫁なのか?)
WGP2014.. <潜在能力無限大!「星井 美希」> ←セット嫁!
WGP2015.. <ユニオンコアの秘密"メンタルモデル"「イオナ」> ←セット嫁ではない...
※2014年以降、全国決勝は年一回開催



過去3年で実に3/4回、セット嫁が優勝しています。
過去の地区決勝では<アプリオ修行中「小太刀>、<アドミラリティ・コードの厳守"メンタルモデル"「コンゴウ」>、<約束の苗"美浜学園"「入巣 蒔菜」>、<確かな繋がり「朝倉 音夢」>などのパートナーも優勝・入賞しており、今年は<プリンセスジェイドグリーン「洩矢 諏訪子」>、<双剣双銃「神崎・H・アリア」>、<もうひとりの天才"ラボメン"「比屋定 真帆」>、<設計図との悪戦苦闘「リンネ・オハラ」>が好成績を残しています。
この結果からも分かる通り、セット嫁は環境の一角...どころか、常に環境の中心ですらあります。
・セット嫁を使ってみよう!
何度も言いますが、セット嫁は超強いです!
ただし、無条件で強い訳でありません。
事故が起きづらい構築を考え、相手に合わせて<ケータイ電話>互換で最善のカードを回収・再利用するカードを見極めるプレイングを考える...等、考える事は尽きません(・へ・ )

なので、初心者・中級者などの実力や経験は問わず、考える事が好きなプレイヤーにはオススメのデッキタイプです!
これから始める方は勿論ですが、普段から ChoasTCG はプレイしているものの、「セット嫁はちょっと...」といった方の手助けになれば幸いです(・人・ )
■デッキレシピ
セット嫁の入門編ということで、私がオススメするのは<設計図との悪戦苦闘「リンネ・オハラ」>です。
まずはデッキレシピから(^ー^ )

【Chara】28枚
4 <RR設計図との悪戦苦闘「リンネ・オハラ」
4 <Cしくじった「セツナ・オハラ」
4 <R誓い合った未来へ「枢都 夏蓮」
4 <R反則的な仕草“大学院生”「山吹 桃香」
4 <C強い願い「サラ・ガーランド」
4 <Rガーランド枢機卿の娘「サラ・ガーランド」
2 <Rバタフライ・エフェクト「リーン・カーネーション」
2 <C小さな自信「カレン・クルツ」

【Event】12枚
2 <R浮かび上がる痣
2 <R夢にまで見た光景
2 <Rあの日確かになくしたはずの……
2 <C強引な客引き
1 <Rウェディングドレス
1 <U零れ落ちる砂
1 <C意地
1 <PR光に溢れた未来

【Set】10枚
4 <Rコックピット
4 <U煤紋病
2 <Rテクニシャンな紗羅ちゃん

【Extra】10枚
1 <UNEVER ISLAND
3 <U札無しへの施し「サラ・ガーランド」
2 <C旅立ち「セツナ・オハラ」
2 <Cレモン味のキス「枢都 夏蓮」
1 <U愛娘×愛弟子「枢都 夏蓮」&「山吹 桃香」
1 <C光溢れる場所「リンネ・オハラ」

リンネはお手軽かつ万能かつ強力なパートナーです。
本記事ではデッキの動き方と改良案・調整ポイントに絞って解説します(・へ・ )

強みや特徴などは『第三十二回「デッキ紹介 リンネ編」』でより詳しく解説しているので、興味のある方は是非みて下さい(^ー^ )
■セット嫁のあれこれ
具体的な解説の前に、冒頭で少しだけ述べたセット嫁のあれこれ(...)に補足をします。
・セット嫁はなぜ強いのか?
セット嫁が強い理由はコストの支払い方にあります。
他のパートナーのコストと比較してみると、一目瞭然です。

よくあるのが「自分の手札を1枚控え室に置く」や「自分の控え室のカード2枚をバックヤードに置く」といったテキスト。
コストなのですから、当然何かを失います。前者は手札を、後者は控え室をコストに支払います。

セット嫁における「自分のアリーナのセットカード1枚を手札に戻す」はどうでしょうか。
同じくコストではありますが、「セットカードを手札に戻す」という行動では何も失いません。

加えて、セットカードにはそれ自体がセットされた時にテキストが誘発するものが多く存在します。
イベントを回収する『ケータイ電話』互換や追加ドローを行う『アプリオの制服』『さっちんクッキング』
互換などが有名ですね(^ー^ )
Uケータイ電話 Rアプリオの制服 Cさっちんクッキング
これらは基本的に使い切りですが、セット嫁の場合はその限りではありません。
何度も使いまわすことが可能ですので、実質、そのパートナーにセットカードのテキストが書いてある事と同義です。

つまり、「セットカードを手札に戻す」は「手札を控え室に置く」や「控え室をバックヤードに置く」と同じコストという扱いでありながら、何も失わずにテキストを誘発させる事ができるだけでなく、パートナーに書かれていない(セットカードに書かれている)テキストを追加で得ている事になります。
1つのテキストでありながら、コストを踏み倒し、さらには追加のテキストを得ているという、とんでもない仕様です。

さらに、セット嫁の多くは「このキャラにセットカードがセットされた場合」というコストのテキストを持っています。
セットカードを戻した時に誘発するコストと、セットカードがセットされた時に誘発するコストは、同じセットカードというコストを通じて連動しているため、非常に効率がよいです。
すべてがそこで完結しているため、余計なコストや条件を満たすために他のカードを採用する...といった無駄がありません。

...要するに、セット嫁はそもそものデザインから強い事が約束されているのです。
これがセット嫁が強いとされる理由です。
・セット嫁の弱点は?
ここまで完璧なセット嫁にも弱点はあります。
それは"セットカードを要求している事"です。
「これがセット嫁の強い理由だ!」と述べたばかりですが、実はこれがセット嫁の弱点でもあります。。(;人; )

先程も例に挙げた「自分の手札を1枚控え室に置く」や「自分の控え室のカード2枚をバックヤードに置く」といったテキストは一見すると効率が悪いですが、実は特定のカードを要求していない(=何かに依存していない)ため、ほぼどの状況でもテキストを使う事が出来ます。
しかし、「セットカードを手札に戻す」や「セットカードがセットされた場合」といったテキストは、セットカードが無いと何一つ使う事が出来ません。
RRアプリオ修行中「小太刀 凪」 RR腹ペコ女王「鳶沢みさき」 RR設計図との悪戦苦闘「リンネ・オハラ」
...当たり前すぎて他に言うことがないですが、セット嫁の弱点はこれに尽きます。
セットカードを使う事によって効率よく多くのテキストを持つ反面、セットカードがなければただのバニラという訳です。

だからといってセットカードを大量に採用すればよいのかというと、そう簡単な話でもありません。
ChaosTCG はパートナー/フレンドで戦うゲームなので、イベント/セットはキャラクターに比べるとその重要度はかなり低めです。
セット嫁でもそれは変わらないですが、セットカードがテキストのコストに指定されている以上、ある程度の枚数は採用する必要があります。
そのせいで「自分の手札を1枚控え室に置く」や「自分の控え室のカード2枚をバックヤードに置く」といったテキストを持つパートナーに比べると"余計な"カードを採用しなければならず、必然的に安定性も落ちます。

これがセット嫁の弱点になります。

かといって、これがセット嫁=弱いという理由にはならず、やはり要求を満たした時のテキストの多さは圧倒的です。
これが冒頭の「セット嫁が難しい」「セット嫁は強い」という話に通じます。
■各ターンの動き方
今回、例として挙げたリンネの動き方について簡単に紹介します。
・引き直し
理想はセットカードと初手に出せるキャラがある事です。これらが揃っていればスタートします。
これはリンネに限らず、あらゆるセット嫁に共通する基準です。

セツナ>か<山吹 桃香>かがあるのが理想ですが、あまり高望みして事故を起こしても仕方がないので、セットと共に揃っているのであれば <カレン>や<リーンカーネーション>でもスタートします。

ただし、パートナーを2枚以上引いている場合は引き直します。
1枚であれば残りの手札がよければ妥協できますが、2枚以上はゲームになりません(;人; )
・序盤
登場の優先順位は<しくじった「セツナ・オハラ」>><反則的な仕草"大学院生"「山吹 桃香」>>その他(<バタフライ・エフェクト「リーン・カーネーション」>、<小さな自信「カレン・クルツ」>)です。
Cしくじった「セツナ・オハラ」 R反則的な仕草“大学院生”「山吹 桃香」
可能であれば1ターン目は<しくじった「セツナ・オハラ」>か<愛娘×愛弟子「枢都 夏蓮」&「山吹 桃香」>を登場させます。
セツナは<NEVER ISLAND>の条件になっている専用フレンドなので、最優先で登場させます。
・中盤
2ターン目は<しくじった「セツナ・オハラ」>か<愛娘×愛弟子「枢都 夏蓮」&「山吹 桃香」>で場に出ていない方を登場させます。
ここから積極的にダメージを与えていきます。
リンネのテキストだけでダメージが入るような盤面であればそのまま、そうでない場合はフレンドを退かすカードを駆使して戦います。
イベントなら<夢にまで見た光景>や<浮かび上がる痣>、キャラなら<レモン味のキス「枢都 夏蓮」>などで耐久値の高いフレンドを退かしていきます。
R夢にまで見た光景 R浮かび上がる痣 Cレモン味のキス「枢都 夏蓮」
使用済みのイベントは<コックピット>で回収し、何度も使えるぞ!と相手にプレッシャーを掛けると尚良いです(^ー^ )
場合によってはダメージで落ちた守り札を回収したりもするため、この辺りは臨機応変に立ち回ります。

レストガード持ちのセツナや焼きメタの夏蓮&桃香は裏を取る対象になりやすいです。
なので、セツナや夏蓮&桃香はダイレクトが取れるなら取り敢えずアタックします。
(裏にされるくらいならアタックしておけ!という単純な話です)

3ターン目には<強い願い「サラ・ガーランド」>から<札無しへの施し「サラ・ガーランド」>にエクストラしてフルパンを仕掛けます。
エンド時に全員がスタンドになるため、ノーリスクでアタックできます。

この時、相手のパートナーの耐久力を越えた攻撃力を持ったキャラが2体以上いると、オートレベルアップの上からダメージを与えられます。
(勿論、オートレベルアップ後は耐久力が上がるので、それを加味した上で、です)
そのまま勝てるならそれが一番よいですが、ここで相手に大量の守り札を使わせてもよいです。
手札がなければ攻めも守りもできません(・人・ )勝ちと同義です。
・終盤
バタフライ・エフェクト「リーン・カーネーション」>や<小さな自信「カレン・クルツ」>でサラを盤面から消し、再びサラを登場させます。
C強い願い「サラ・ガーランド」
延々とエンド時のスタンドを繰り返して相手の攻め札を節約させず、再びこちらのシュートでは手札を使わせて "詰み" の状況を作ります。

コックピット>によって状況に応じて最適なイベントを回収できるセット嫁の柔軟な動きはこのような状況を作りやすいです(・へ・ )
これがセット嫁の真骨頂です!
■デッキの改良案/調整ポイント
○より攻めを強化する
リンネは攻めも守りも万能なセット嫁ですが、どちらかと言うと守りが得意です。
なので、改良するとしたら既に十分な守りを強化するより、少し弱めな攻めを強化するのがよいです。
・裏切りの魔女「サラ・ガーランド」
RR裏切りの魔女「サラ・ガーランド」
強い願い「サラ・ガーランド」>は強力なフレンドです。
しかし、その真価は殴り合いで発揮するもので、相手が守り寄りのパートナーの場合にはあまり意味がありません。

なので、<強い願い「サラ・ガーランド」>の何枚かを<裏切りの魔女「サラ・ガーランド」>に差し替える選択肢もあります。
裏切りの魔女「サラ・ガーランド」>は3ターン目からフレンドをスタンドさせるテキストを持つため、実質一面フレンドが増えた状態になります。
エンド時の隙を消すよりも、その場での威力を優先するのであればこちらの方が優れています(・人・ )
・二人の顔合わせ「カレン・クルツ」&「サラ・ガーランド」
C二人の顔合わせ「カレン・クルツ」&「サラ・ガーランド」
裏切りの魔女「サラ・ガーランド」>と一緒に採用したいエクストラです。
ばら撒いた後に復帰+別のキャラに戻るので、ここで<裏切りの魔女「サラ・ガーランド」>になると悶絶する威力です(・へ・ )
○環境デッキを対策する
環境を読み、対策を講じるというのはセット嫁の得意分野です(・へ・ )
イベントは1枚でも採用すればそれを使いまわせますが、セットに枠と取られがちなので採用できる枚数が少なく、故に環境に応じて最適なカードを吟味・採用します。
・炎天下のバーベキュー
R炎天下のバーベキュー
俗に「失策」と呼ばれる、登場ターンのキャラをレスト+2枚バックヤードのイベントです。
使用後はバックヤードに送られてしまうため、<コックピット>で使いまわす事ができないため、これもまたあまり相性のよいイベントではありません。。

しかし、最近は控え室を利用しないデッキというのが殆ど存在せず、控え室に触る事はそれだけで多くのデッキの対策になります。
既に『強引な客引き』が採用されていますが、これでは足りないと感じたらこのカードも採用するとよいです(^ー^ )
・秘めたる宿命
C秘めたる宿命
こちらは「通信機」と呼ばれる、回収メタ+焼き3減少を持つ一般的なセットです。
リンネのテキストは条件を持つセットカードがセットされた時にしか誘発しないため、あまり相性はよくない事から紹介したレシピには採用されていません。

炎天下のバーベキュー>同様、控え室を利用するデッキを対策するなら是非とも採用したい1枚です。
再利用は出来ませんが、リンネのテキストで戻したり、<しくじった「セツナ・オハラ」>のレストガードになる条件は満たせるため、相性が最悪という訳ではないです(・へ・ )
■まとめ
簡単ではありますが、セット嫁について『設計図との悪戦苦闘「リンネ・オハラ」』を例に挙げて解説しました。
少しでもデッキ構築の手助けになれば幸いです(・人・ )


今回は以上になります(・人・ )お疲れ様でした!

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