第三十五回「対策の考え方 その2」 | ChaosTCG|カオス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

第三十五回「対策の考え方 その2」 | ChaosTCG|カオス

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第三十五回「対策の考え方 その2」

posted

by あんずはピポサル

お疲れ様です。あんずはピポサルです(・人・ )

■はじめに

はじめに言っておきます。今回の記事は偉そうな言葉をいっぱい使いました(・人・ )(?)
伝えたい内容はイメージできているのですが、それを上手に表現する方法が私には思いつきませんでした。。
結果、なんだか聞いたことはあるような・使ったことはないような・よく分からない言葉をいっぱい並べてしまいました(;人; )

そういうのが苦手な方も居るかもしれませんが、今回だけはご容赦を(;人; )
気にならないという人は...そのままでお願いします(^ー^ )←

■対策の考え方 その2

今回は対策の考え方について書きました。
実はこのテーマ、『第十回「対策の考え方」』という記事で紹介していたのですが、「内容が分かりづらい」等の指摘を受けており、いつか書き直したいと思っていました。
確かに私のほうでもいまいちに感じる部分も多かったので、今回、改めて書き直した次第です(・へ・ )

・対策の考え方

勝率を上げるためには敗北を減らす事が必要不可欠で、敗北を減らすにはその原因を正しく理解し、取り除く必要があります。
しかし、ここで勘違いをしてしまうと永遠に正しい答えには辿り着かないため、その原因を取り除く事はできず、勝率も上がりません。
今回は特にその原因追及の考え方について掘り下げていきます。

■直接原因と根本原因

敗因を考えたとき、大きく分けて2つの原因が考えられます。
1つは「直接原因」、もう1つは「根本原因」と呼びます。
どちらも言葉の通りの意味で、前者は直接負けに繋がった原因、後者は根本的な原因です。

最終的に敗因を知り、それを取り除く=勝利する事が目的ですから、対策も根本原因を重点的に考えていく必要があります。
しかし、直接原因を無視してよいのかというと、そうでは有りません。
直接原因がもたらす被害は既に出ている場合が殆どで、これを無視しながら根本原因を排除した所で、現状の被害だけで押しきられてしまいます。

例えば、バックヤードが15枚貯まってしまい、相手の『「<U覇王「項羽」>」』互換がテキストを満たした状態をイメージしてみて下さい。

U覇王「項羽」

項羽>がもたらす直接原因は「メイン開始時にフレンドを裏にする」テキストです。
根本原因は「<項羽>そのものやそのテキストを満たすに至った行動」です。

バックヤードが15枚になった原因は<R“副長”“艦橋要員”生真面目な「宗谷 ましろ」>互換なのか、相手が自分で貯めたのかは別途考えるとして、可能なら『<C目には目を「ハンムラビ」>』互換を置くことで根本原因は排除できます。
もしくは、<項羽>そのものを裏にし、それが表にならないような状況が作れれば、それもまた根本対策です。

しかし、現時点で既に裏になっている自分のフレンドは、<項羽>を裏にしたからといって表になる訳では有りません。
まずは目先の問題を解決する(裏になっているフレンドを表にする)事から始めます。
かといっていま裏になっているフレンドを表にした所で、根本原因である<項羽>そのものをどうにかしなければ、やはりフレンドは裏になり続けます。
つまり、対策を考える上で、1つの障害に対して、直接原因と根本原因という、2つの原因を排除しなければなりません。

この直接原因の排除を「暫定対策」、根本原因な排除を「恒久対策」と呼びます。

暫定対策と恒久対策は別物です。
先程述べた<項羽>の例の通り、暫定対策を強化しても恒久対策を怠っていては意味がありませんし、逆もまた然りです。

つまり、暫定対策と恒久対策の認識が誤っていると、いまの時点でどちらの対策が十分・不十分なのかを正確に把握できなくなり、結果的に「対策をしていたのに負けた...」となりがちです。
十分な対策とは、暫定対策と恒久対策のいずれも詰めてある状態を指します。

前置きが長くなりましたが、今回はその違いを正しく理解し、どのような対策を立てていくかを掘り下げていきます。

■暫定対策

フレンドやパートナーが裏にされたら何かしらの復帰方法で表にしたり、『<Uゴヴニュハンマー>』でレストにされたキャラを『<C通い妻>』で起こしたり...等、1つの障害に対して1つの対策を取るイメージです。

Uゴヴニュハンマー

ChaosTCG はこれが非常に多く、また1ターンどうにかなればなんとかなる(雑ですがこれがまた真理...)場合も多いため、これを恒久対策と混同して「対策」として認識してしまいがちです。

ここまでに何度も述べた通り、暫定対策と恒久対策は別物です。
暫定対策はあくまで暫定です。根本の原因を取り除かない限り、負けは必至です。

・暫定対策の考え方

暫定対策の一番の目的は「現状の復帰」です。
先の<項羽>の例でも挙げた通り、いま出ている被害をどう回復するのかが暫定対策の目的です。
焼かれて裏にされたら『<C笑顔の棄権>』互換を、攻撃減少によるガード不可にされたら『<Uつーん>』『<C小説のシチュエーション>』互換を...といったように、その場その場で対応します。

C笑顔の棄権

1つの対策を考える上で、まずはこの暫定対策から考える事をお勧めします。
何事もまずは目に見える被害から潰すのが先決です。
火事になったら火を消す、穴が開いたら穴を塞ぐ。
至極当たり前の考え方なので、そう難しい話ではありません。

■恒久対策

ChaosTCG は一度盤面に登場したキャラは裏になることはあっても盤面から離れる事はなく(例外多数アリ!)、恒久対策というのはなかなか難しいです。
逆に考えると登場時に誘発するテキストよりも、永続で出続けるテキストの価値が高いと言えます。当たり前ですが大事な話なので、機会があれば書きたいテーマですね(・へ・ )
暫定対策が4ターン続くのであればそれでよいですが、ものによっては恒久的な対策は可能ですし、4ターンも同じ対策が続けられるなら「臭いものは根本から排除」した方が早い場合が殆どです。

・恒久対策の考え方

恒久対策の一番の目的は「完全な排除」です。
暫定対策はあくまで暫定です。その場の被害を最小限に抑えるというのも、その先に原因の排除がないと意味がない...とまでは言いませんが、効果が薄いです。
対策の最終的な着地点が恒久対策です。

ちなみに、恒久対策は必ずしもカード単位の話という訳ではありません。
被害をもたらしている最大の根本原因は「対戦相手」です。
つまり、「対戦相手の排除」というのは、あらゆる場面で有効な恒久対策です。
雑な考え方ですが、相手を瞬殺できる動きがあるなら、それが最強の恒久対策です。

ただ、それはあまり現実的ではないです。
実際、相手にオートレベルアップ2つと守り札が数枚残っていたら、その場で勝つのはなかなか難しいです。
それを毎回「手札やボトムにパートナーが居ることを期待して...」と考えるのはナンセンスです。

なので、基本的にはカード単位の対策で考えます。
どうしようもなくなった時に無理矢理ゲームを終わらせにいく(それを可能にするシュート方法を用意する)というのも恒久対策...ということです。

■例

『<RRもふもふバンド「シャロ」>』を例に挙げて考えます。

RRもふもふバンド「シャロ」

シャロ>の強みは『<U“チマメ隊”「チノ」&「メグ」&「マヤ」>』+『<Cパトリオットサーブ>』による攻めと『<Uごきげんよう症候群>』ループによる守りが特徴のパートナーです。

『<Cパトリオットサーブ>』を絡めた攻めは減少・上昇をどちらも含むため、『<C小説のシチュエーション>』互換によって被害を軽減できます。
また、シュートのターンには必ずキャラが登場するので、『<振り幸>』『<失策>』互換も有効です。
『<Uごきげんよう症候群>』対策にはまんま攻撃減少メタの『<Cカメオ>』互換が有効です。

これらはその場の対策...暫定対策になります。
恒久対策ではないですが、その場その場で有効な対策です。

恒久対策は"臭いものは根本から"です。
シャロ>の攻めと守りを支える<シャロ>自身や『<Uようこそ木組みの街へ!>』の回収テキストを封じ込める『<C通信機>』互換のような回収メタ全般や、控え室を取り除く『<Rパギャルの恋愛事情「一丸 弓」>』互換や『<Rプラスティック・メモリーズ>』が有効です。

暫定対策と恒久対策、どちらかだけでは十分な対策とは言えません。
暫定対策だけでは回収され放題なので、いくらその場のシュートを止めたとしても、相手からすれば「次のターンにもう1回」となるだけです。

かといって<C通信機>互換による恒久対策を過信しきるのも危険です。
C通信機>を退かされたターンに除去や<パトリオット>を拾われてシュートされるというのは頻出ですが、それを「<C通信機>を退かされたから仕方ない」と割り切るのでは意味がありません。

相手からしたら恒久対策を退かすのは最優先事項なのですから、こちらからしたらそれが有効な間に次の対策(退かされたタイミングでのシュートを防ぐ暫定対策や、同じ恒久対策の用意など)を準備するべきです。
恒久対策の過信はせず、退かされなかったらラッキー程度の認識でないと痛い目をみます。
(こうなると恒久対策の言葉の意味がいまいちな気もしますが、今回は気にしないで下さい←)

■おわりに

今回は直接原因と根本原因、暫定対策と恒久対策について書きました。

直接原因と根本原因、暫定対策と恒久対策はそれぞれセットで考えるべき考え方です。
どちらかだけでもある程度の成果は得られますが、完璧に対策するのであれば、どちらも詰めておきたい所です。

そのためには物事の本質を理解し、何が暫定対策で何が恒久対策かを切り分ける知識が必要です。
分からなければ理解できるまで考えるしかありません。
それが勝ちに繋がるのですから、やらない理由はありません。

どんな相手でも対策を怠らず、勝率を上げていきましょう!


今回は以上です(・へ・ )お疲れ様でした!

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