第二十五回「2016年度前期 環境考察 その1」 | ChaosTCG|カオス | トレカ通販・買取ならカードショップ -遊々亭-

第二十五回「2016年度前期 環境考察 その.. | ChaosTCG|カオス

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第二十五回「2016年度前期 環境考察 その1」

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by あんずはピポサル

お疲れ様です。あんずはピポサルです(・人・ )
■はじめに
GWが終わって1週目...という書き出しで何か書こうと思ったのですが、憂鬱にな話しか出てこないので辞めました(

そういえば、遊々亭ブログのChaosTCG部門に新たに1名加わるらしいという話を風の噂で聞きました。
一体誰が来るのか... 続報を待て!! (・へ・ )
■2016年度前期 環境考察 その1
今回は2016年度前期の環境考察について書きました。
その1は各種環境OSやパートナーについて、簡単に解説します。
その2で環境の傾向と対策について考えていきます。

今回はその1ということで、直近のOSとパートナーのおさらいから。
簡単に説明と私の評価(1から10 の10段階評価)を加えていますが、量が量なので興味のないOSやパートナーは読み飛ばした方がストレスなく読めると思います。
○蒼き鋼のアルペジオ
2015年最後のOSから。
『<"霧くまs"急速潜行合体!「グレートアルペジオ」>』や『<>』、『<C士官候補生「千早 群像」>』といった固有のエクストラを多く有します。
それだけで十分な強みですが、フレンドのスペックに恵まれず、その強みを活かしきれていない感が否めないです。。
・ユニオンコアの秘密"メンタルモデル"「イオナ」 (4)

RRユニオンコアの秘密“メンタルモデル”「イオナ」

ドローとサイズに加えて棄権を内蔵したパートナーです。
当時はこれに勝てるデッキはあったのかと思うくらい抜き出て強かったですが、時代と共に風化。。今では見る影もなくなりました。
除去が弱い環境では専用フレンドの『<C消えない想い「千早 群像」>』が強かったですが、今期は『<もうひとりの天才"ラボメン"「比屋定 真帆」>』や『ヴィスラ公国総統側近"竜族"「セツナ」』などの手軽な除去を内蔵したパートナーも増えてきたため、毎ターン守り札を要求されるような状態に。
典型的な時代に置いていかれたデッキです。

とはいえ、やはり専用フレンドの<群像>は強く、それを起こせる<イオナ>のテキストや<グレートアルペジオ>との組み合わせも健在です。
対策を講じるほどではないにせよ、無視すると痛い目を見るので、<イオナ>に勝てる動きを用意できているかは確認した方がよいです。
○Lump of suger
2016年はここから始まりました。
このタイミングは全国も終わり、地区まで一番は遠く、公式戦で使えない期間が長いです。
逆に言うと最初の地区までに一番研究されているOSなので、強みや弱点はしっかり理解しておきたいです。
・伝達者「セーラ」 (4)
RR伝達者「セーラ」

2つのドローテキストを内蔵し、自身で貫通も付くというお手本のような強さに加え、専用フレンドの『<Cセーラのお目付役「ウェルギィ」>』は時代を感じさせる、高スペックな組み合わせです。(初出の<ザック>はパートナーに恵まれず。。)
さらに専用エクストラ<Rコドモノアソビ>は絶対に退かされない通い妻を盤面に付与するため、終盤の粘り強さもあります。
また、<全体パンプ>の片割れが<キャラ懇願>で、単体エクストラは<リベンジ>という、デッキを組む上で自然に採用するカードに一切の無駄がないというのもポイントです。

バトルによる焼きは除去というより攻撃3上昇として運用されがちですが、ごちうさのように耐久の低いフレンドが多いデッキにとってはこちらのターン中にも裏を取ってくるので、かなりの脅威になります。
特に苦手らしい苦手もなく、攻めも守りも分かりやすいパートナーなので、トーナメントシーンでもよく見ることになると思います。
反面、これが得意という相手もおらず、後から追加されてくるOSにスペックも抜かされ続ける一方なため、過去の環境デッキ...という印象です。
・絶妙な組み合わせ「千石 唯華」 (5)

RR絶妙な組み合わせ「千石 唯華」

ドロー・除去・貫通・貫通無効という、サイズ以外のテキストは全て揃った万能パートナーです。
特にワントップのパートナーや除去の弱いOSには強く、テキストを喋るだけで受けきれます。
また、固有エクストラ『<C妄想検索エンジンDoosle>』によって『<Rプール×物陰×どっきどき☆>』(ましろ互換。上昇値が異なりますが、テキストはほぼ同じです)を2倍使いまわせるため、昨今の控え室を利用する傾向に対して強いです。

とは言え、サイズが無いというその1点だけで苦しい展開もあります。。
また、減少メタが立つと途端に攻めが弱くなるため、必要以上に攻め札を要求される所もイマイチです。
強み・弱みを理解した上で使わないと見た目以上に弱くなる、使用者の腕が試されるパートナーです。
○ご注文はうさぎですか?
2016年の追加OS組です。
前弾で基本互換が揃っていることと、人気OSにありがちなPR追加の存在から、固有のイベントが多いのが特徴です。
特に『<Cパトリオットサーブ>』はあらゆるパンプイベントを凌駕する異常な1枚です。
これ自体は旧弾のカードですが、『<Uようこそ木組みの街へ!>』と『<U“チマメ隊”「チノ」&「メグ」&「マヤ」>』『<R年の功「タカヒロ」&「ティッピー」>』のような3ネーム持ちのエクストラのお陰で、フレンドが2体の状態でもストレスなく撃てるようになりました。
他にも『<PRリゼのバレンタインチョコ(オーバーフレーム仕様)>』や『<R柔らかくなるコツ>』などのコスト対効果がまったく割にあってない(良い意味で、です)イベントの存在から、それだけで他OSと差別化ができています。
・もふもふバンド「シャロ」 (10)
RRもふもふバンド「シャロ」

ドロー・サイズ・回収から2つを選択できる万能テキストを持ち、セット嫁を彷彿とさせる柔軟な動きが取れます。
メタに寄せた型と押し付けに寄せた型の2つが主流ですが、序盤はどちらの型なのか判断されづらいのもポイントです。
ごちうさ自体の方向性に加えて、どんな環境になっても採用カードを変えればいくらでも対抗できる万能さもあり、個人的にはイチオシのパートナーです。
・もふもふバンド「ココア」 (8)
RRもふもふバンド「ココア」

ごちうさ内でも珍しい、<バルハル>+<パトリオット>を狙わない(できない訳ではない)パートナーです。
専用スキメタ>+全体攻撃上昇+ゲールに加えて自身のダメージ3減少がテキストのフルパン推奨とも相性のよい、盤面完結系のデッキです。
非ドロソにありがちな立ち上がりの不安定さはありますが、<木組み>のお陰で<専用エクストラ>の不成立はなく、中盤以降のハンドキープの難しさはありません。
ただし、ネームやパートナーとの相性的に使えるエクストラに限りがあり選択肢が狭く、誰が組んでも同じような形になりがちなのがイマイチです。
○緋弾のアリア
2016年度一発目の新規OSです。
そのため、他のOSでは既に当たり前となっている互換から収録されており、特殊なイベントやセットが殆どありません。
しかし、それを『<CFriend ship>』というぶっ壊れエクストラで補っており、イベント・セットの平凡さはあまり気になりません。
パートナーのテキストは2016度版○○と言った過去の上位互換が多く、フレンドシップと合わせて読むとなかなかのスペックになります。
・友情無罪「高千穂 麗」 (7)
RR友情無罪「高千穂 麗」

強力な専用フレンド2種の存在から、プールで最も<フレンドシップ>を活かしたパートナーです。

C麗の取り巻き「愛沢 湯湯」 C麗の取り巻き「愛沢 夜夜」

攻めは10オーパーの先制攻撃&貫通とパートナー自身の2本貫通、守りはレスガ&リベンジで、それぞれがフレンドシップでパンプ可能という、完璧なデザインです。

こう書くと非の打ち所のないように見えますが、専用フレンドに枠をとられがちであったり、専用フレンドは2種とも揃った上でどちらも表でなければテキストが全て出ないため、常に復帰を強要されるのがストレスです。
その割には復帰が厳しく、3&4種目のフレンドに選択肢がないことから差別化も難しく、いい意味でも悪い意味でも「誰が組んでも同じ」デッキになりがちです。
・双剣双銃「神崎・H・アリア」 (6)
RR双剣双銃「神崎・H・アリア」

ついに登場した、メインフェイズに複数のセットをループするセット嫁です。
やっていることは2015年、多くのプレイヤーにトラウマを植え付けた(?!)『<RR狙撃は独壇場「セシリア・オルコット」>』に近いものがあります。

専用フレンド>+セットが4枚ないとテキストが全て使えない所はいまいちですが、中盤以降は除去&パンプ&貫通付与を盤面に並べたカードだけで行えます。
しかしセットを4枚要求するテキストや専用フレンドがフレンドシップをめくりづらい等、扱いづらい部分もあり、ブレ幅が大きいです。
・自覚宣言「火野 ライカ」 (6)
RR自覚宣言「火野 ライカ」

自身でドロー・サイズ・貫通を持ち、専用フレンドで除去と復帰とバック送りを得る、分かりやすいワントップパートナーです。
中でも特にサイズに寄っており、環境トップのステータスの高さを誇ります。

反面、除去が弱く、フレンドを退かしてのシュートがないので逆転する力が低く、一度付いた差を返せない傾向があります。
また、テキストがステータスに寄りすぎているため、イベント以外でリベンジを掛けてくる相手は大の苦手です。
単純なスペックは高いものの、明確に得意な相手が存在せず、逆に苦手な相手がはっきりしているため、地区決勝などで使うには少し不安が残るパートナーです。。
○ニトロプラス(科学アドベンチャー)
使い勝手のよい固有エクストラ『<Rオペレーション・アークライト>』を中心に、『<PR“ラボメン”未来への希望「椎名 まゆり」>』や『<C時を越えた再会>』(スタンド禁止)+『<C加工された写真>』(レスガ禁止)のシュートなど、独特かつ強力な攻め方・守り方が特徴です。
古いOSにありがちな、今では考えられないカードを多数有するのもポイントです。
・もうひとりの天才"ラボメン"「比屋定 真帆」 (9)
ChaosTCG【もうひとりの天才“ラボメン”「比屋定 真帆」】デッキ

条件付きではありますが、ドロー・サイズ・貫通・除去をほぼノーコストで行える、お手本のようなパートナーです。
セット嫁としては珍しくセットを要求しないテキストを持つため、セットを引けなかった時やセットを割られた時にも、若干ながら耐性を持つのが特徴です。
アークライト>や<PRまゆり>、<スタンド禁止>+<レスガ禁止>のシュートをすべて採用することができ、<ゲパルト>を使った型も考えられるため、いかにもニトロらしい動きをフルに活かせます。

反面、ニトロプラスと科学ADVの混合のせいで構築・プレイでストレスが多いです。
全割り>+<対峙>はいずれもニトロプラス指定のため、科学ADVのカードをコストにできませんし、<PRまゆり>もニトロプラスのキャラを裏→表にするのが登場条件のため、科学ADVのキャラを表にして登場することができません。
そういった裏目があってなお、環境トップクラスの強さを誇ります。
・運命に抗う執念"ラボメン"「岡部 倫太郎」 (6)
RR運命に抗う執念“ラボメン”「岡部 倫太郎」

今期、最も異彩を放つパートナーです。
勝ち筋はテキスト通りの直ダメですが、3ルック+キャラ入れ替えのテキストを使った、いまだかつてない守り方が特徴です。
『<C過去への跳躍“ラボメン”「椎名 かがり」>』を出せば実質ノーコスト密会ですし、<百春まゆり>が出れば実質棄権+全体パンプという意味不明さ。
『<U未来からの復讐者「天王寺綯」>』は完全に末期で、バトルフェイズに裏をとると言う、ほぼ回避不能の守り札になります。

降り幸を行き返りで撃たれるという裏目もありますが、そこは<Rオペレーション・アークライト>でケアできます。
(レスガ付与ではなくスタンドのため、もう1枚撃たれるとアウトですが...)

優れたデザインではありますが、直ダメパートナーらしく、勝ち筋の直ダメを対策されると脆いです。
キャラ入れ替えによる守りは確かに強力ですが、<シェリー>と違ってサイズが変化しないこと、守り札に割く枠がないことから、4ターン以上耐えきるのは難しく、項羽の成立まで守りきれない試合も多いです。
○新妹魔王の契約者
忠誠度という新しいシステムを使うOSです。
忠誠度にするためのカードと忠誠度を貯めるためのカードを大量に必要とする代わりに、異常なまでの性能を叩き出します。
とは言え、忠誠度以外に使い道のないカードが大量に入っていることは、他のデッキと比較するとその分だけキャラや攻め札、守り札が少ないので、それをいかにパートナーのスペックで補えるかが鍵です。
・先代魔王の娘「成瀬 澪」 (4)
ChaosTCG【先代魔王の娘「成瀬澪」 】デッキ

忠誠度を参照し、その値に応じてサイズ・貫通・除去を得ます。
特化すれば忠誠度を貯めるはそこまで難しくないので、1~2ターンでテキストを全解放できます。

とにかく焼きの威力が異常で、フレンドならほぼ間違いなく2面とも裏が取れますし、終盤にはパートナーすら裏にしかねないです。
サイズも『<U勇者の一族「東城刃更」>』のお陰で比較的早い段階から20オーバーに到達し、行きの強さは間違いなく環境最強です。
反面、OSの特徴として挙げた通り、攻め札や守り札に割ける枠が少なく、焼きメタが退かせずに苦しんだり、パートナーを引いただけで返しにコロッと負けたりと、ステータスや威力の割には案外脆いです。
どうやっても全勝は難しいパートナーなため、地区決勝のような個人戦よりも、トリオのようなチーム戦に向いています。
○蒼の彼方のフォーリズム
これもまた追加OS組です。
『<RR腹ペコ女王「鳶沢みさき」>』や『<Uフライングサーカス>』のような明らかに強いデザインのせいか、グラシュ自体が微妙であったり、フレンドのスペックに難があったり、やたらとみさきネームに強く寄せられている等、バランス調整されています。
とは言え、『<PR勝利の温泉>』や『<PRフリーダム浮遊女子「鳶沢 みさき」>』など、旧弾にも強力なカードが多く、それらを活かした戦い方ができます。
・腹ペコ女王「鳶沢 みさき」 (8)
RR腹ペコ女王「鳶沢みさき」

かつての『<RRアプリオ修行中「小太刀 凪」>』を彷彿とさせるテキストですが、スペックはさらに進化しています。
リベンジは強力ですが、それ以上にメインフェイズとバトルフェイズの両方でセットを2枚ずつループできるのが強すぎます。
こればかりは歴代のどのセット嫁とも比較にならなない、間違いなく最強のセット嫁です。

しかし、最初に述べた通り、それ以外(本当にパートナー以外のすべて...です)が弱く、何一つとして強い要素がありません。
それこそOSの強みである<PR勝利の温泉>や<フリーダム女子>程度で、<みさき>だから強いという部分でもありません。
結果、デッキは弱いのにパートナーだけが強すぎるという、なんとも微妙なパートナーです。。
○その他
その他のOSはひとくくりにしました。
主にスリーブ追加によるアップデート組ですが、全体的にいまいち感が拭えないです。。
・ヴィスラ公国総統側近"竜族"「セツナ」 (4)
UDヴィスラ公国総統側近“竜族”「セツナ」

パートナーのテキストと『<帝国海軍"軍人"「三森一郎」>』+『<果つることなき未来ヨリ>』の組み合わせ、OSとして使えるセットまではよいのですが、それ以外がまったくセット嫁向きではないです。
特に受けが弱く、後攻を取ると抗えずにそのまま押し切られがちです。
みさき>と同じく力をもて余したパートナーなので、再度追加がくれば化けると思います。
・大元帥としての覚悟「大善寺 涼風」 (4)
RR大元帥としての覚悟「大善寺 涼風」

ダメージ3減少と3ルックを内蔵したお手本のような受け寄りパートナーです。
今回の追加で『<RR新人特務官「森 由香」>』に頼らずとも裏にしたキャラを表にすることができ、かつ自身の貫通の威力も上がりました。
ルックと全ダメージ減少による受けの強さは健在で、オートの上からまず抜かれません。

ただ、やれることが地味で、大善寺でしかできない動きというのがありません。
また、除去が弱いために『レミニセンス』単体と相性のよい面取りが難しく、フルパン前提な節はあります。
そうなるとレベルアップでの復帰によるカウンターの裏目があり、なかなかうまくいかない...という印象です。
・不器用で一途な想い「天使」 (3)
RR不器用で一途な想い「天使」

条件を満たすとメインでパートナーのコピーを登場させられます。
アップデートによってアペンド:ハーモニクスの弱点(条件が厳しい、返しにキャラが減る)が補強され、攻めと守りが同時に大幅強化されました。

しかし、手札の消耗が激しく、手札を増やしづらいプールと相俟って、本当に強くなったのかは疑わしい所です。。
また、結局はやることがサイズ&貫通でアタックするだけなので捌かれやすく、思った程の威力はありません。
相手のオートレベルアップが弱ければ勝てるという、そのレベルです。



今回は以上です(・人・ )次回のその2へ続きます! お疲れ様でした(・へ・ )

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