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第十回「対策の考え方」 | ChaosTCG|カオス

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第十回「対策の考え方」

posted

by あんずはピポサル

お疲れ様です。あんずはピポサルです(・人・ )


■はじめに
最近、急に冷え込んできましたね(・人・ )
寒いと頭が働かないのか、

  • 降りる予定の駅の1つ前の駅で間違えて降りる
  • 地元のコンビニで買ったおにぎりと同じおにぎりを職場の近くのコンビニでも買う
  • 押し戸なのに引いても開かないため「なぜ鍵が閉まってるのか」と防犯会社に電話する


と、この数日で色々とやらかしました(^-^ )※1
寒くなったから体調管理...の以前に、まずは正常な頭の働かせ方から意識しなければなと思いました(・へ・ )

○対策の考え方
今回は「対策の考え方」について書きました。
前回、最後にさらっと「もっと掘り下げた内容で書きたい」と述べた通り、今回からは何回かは根本的な、"そもそも"の話について書いていきます。
当たり前といえば当たり前の考え方が続くので、少し退屈な話にはなるかもしれません(;人; )そこはご容赦を。。

対策の考え方
○対策とは?

「環境」や「流行」という言葉が示すとおり、一部のカードやデッキ、OSそのものには必ず優劣が存在します。
そして、"出る杭は打たれる"精神と共に(?)、それらを対策するという考え方が生まれるのは、自然なことです。

みちる.jpg 全割り.jpg

では、対策とはどんな考え方を指すのでしょうか。
仮に「Aに対して有効なBをぶつけること」を対策と呼ぶとします。
例えば、ハエに対してハエ叩きやハエとり棒、殺虫剤は明確な対策です。

"対策"という言葉を「Aに対して有効なBをぶつけること」と定義しましたが、今度は「何を以って有効とするのか」という疑問が生じます。
先に挙げたハエ叩きと殺虫剤は同じハエ対策ではありますが、ハエ叩きより殺虫剤の方が有効...というのはイメージできると思います。

ですが、これがTCGになるとまた変わって来ます。
まずはこれをに掘り下げていきます。

○対策の意味

ハエを [コスト10:パワー10] とします。 ※2
このハエを基準としたとき、その上位の存在...巨大ハエを [コスト10:パワー20] とした場合、これは環境です。
このように、環境や流行と呼ばれるカードはコスト:効果が基準よりも優れているものが多いです。 ※3

瑞穂.jpgよくあるのが相手の控え室をバックヤードに送る効果+バックヤードに送った時に誘発するテキスト。
1つ目のコストが実質メリットになっているので、結果的に想定されている以上に得られるメリットは大きいです。
画像の瑞穂はかなり古いパートナーですが、いまの基準で見てもかなりのスペックの高さです。

ところで。
対策=「Aに対して有効なBをぶつけること」として、ハエに巨大ハエをぶつけることは対策でしょうか?

これは対策と呼びません。
何故なら、そもそもただのハエは無価値だからです。
巨大ハエという完全上位互換が存在する時点で、ただのハエを選ぶ合理的な理由はないです。
ハエを対策する...という関係になりません。
TCG的に言うなら「完全下位互換は無価値なので、対策する必要もない」でしょうか(・へ・ )

よって、対策とは環境や流行に対して行うものです。
しかも、それ以上の価値を生み出さない限りはハエvs巨大ハエ以上にはなりません。
つまり、対策と有効という言葉のゴールはここになります。

有効とは「その価値を上回ること」です。
対策とは「Aに対してBをぶつけることで、Aの価値をBの価値より下する(=Bの価値をAの価値より上にする)こと」です。

レスガ.jpg メガ対峙.jpg

『乱入! 悠木姉妹!!』に対する『イタズラ笑顔』は、誰が見ても対策ですね(・へ・ )
レスガ分の価値が完全になくした上で、レスト1面分が有効になっています。
これが対策です。

○対策をする

対策の意味が分かったところで、実際にどうやって対策をするのかについて考えていきます。

先の例に挙げたハエ叩きですが、これを [コスト10:パワー5] に加えて [ハエ系(巨大ハエ含む)のパワーを半減にする] という特殊な能力を持つものとします。
これを巨大ハエにぶつけることは、対策でしょうか。

巨大ハエのパワーを半減にする能力は確かに対策と言えなくもないです。
しかし、自身のコスト:パワーを考慮すると、巨大ハエにぶつけたところで、コスト:パワーの費用対効果で負けています。

「ハエ叩き」[コスト10:パワー5]
「巨大ハエ」[コスト10:パワー20→10]

ハエ叩きで巨大ハエを倒すことはできませんでした...(;人; )


では、対策とはどのように行えばよいのでしょうか。
方法は2つあります。
「正しく対策をする」ことと、「同じものを使う」です。

それぞれについて考えていきます。

正しく対策をする

ハエ叩きはハッキリ言ってカスです。
対策したように見せかけて、結局は負けています。
これでは意味がないので、やるだけ無駄です。

前項で追った通り、対策とは結果的にぶつけた側が勝たなければ意味がありません。
つまり、対策の中でも環境や流行と呼ばれる、優れたものを探し出し、選ぶ必要があります。

ハエとり棒は [コスト10:パワー10] に加えて [ハエ族のパワーを1/4にする] とし、殺虫剤は [コスト20:パワー10] に加えて [ハエ族のパワーを0にする] という能力を持つものとします。
いずれも巨大ハエにぶつけた際の費用対効果はそれ自身を上回っているため、対策としては成り立っています。

言うまでもないですが、効果だけ見れば殺虫剤の方がハエとり棒よりも優れています。
しかし、ハエとり棒の方が安価に対策ができています。
このように数値として見えれば簡単ですが、実際には目に見えなかったり、コスト:パワー以外の要素もあります。
2つ以上の対策方法が存在する場合、どちらが優れているか・デッキに合うかを正しく理解し、選択する必要があります。


同じものを使う

厳密には対策ではないですが、対策を考える上で根本にある考え方ではあります。

同じものを使うというのは、手軽に相手と同じだけのパフォーマンスを出せます。
どうしても有効な対策が見つからない・できないものは、いっそ同じものを使った方がよいです。

これは恥ずべきことでもなければ、思考停止でもないです。
対策の思い付かないほどの強力なカードなのですから、むしろ自分でも使わない理由がないくらいです。

実際にはこのどちらかということではなく、組み合わせて考えることになります。 ※4
つまり、対応した方がよいものとそのまま使ったほうがよいものを見極めることも大事です。


おわりに

今回はハエを例に挙げ(...)、対策の考え方について掘り下げていきました。
対策とは「Aに対してBをぶつけることで、Aの価値をBの価値より下する(=Bの価値をAの価値より上にする)こと」ですが、必ずしもAに対応するBを探す必要はなく、Aに対してAを使うというのものアリです。

対策の考え方は ChaosTCG においては軽視されがち(根本にあるのが"やったもん勝ち"精神なため)ですが、これを疎かにしては絶対に勝率は上がりません(・へ・ )
環境や時期よって変わる話ではないので、興味を持った方は少しでも時間を取って考えてみて下さい。
環境や時期には依存しませんが、人によって違う考え方は出てくると思います。

今回、掘り下げたこの考え方はあくまで私の考え方であって、必ずしも正解ということではないです。
なので、これをキッカケに自分で考える機会が生まれたのなら、それだけで書いた価値があったなと思います(^ー^ )


今回は以上です(^ー^ )お疲れ様でした。


※1... 確実に寒さだけが原因ではないですが(・へ・ )ちなみに今回のテーマとはまったく関係ありません(←
※2... 意味不明ですみません。。でも、自分でも意味不明になんです(;人; )(?)
※3... 厳密には査定通りだが、結果としてそれと同コストのものよりも高い効果を生み出すもの...でしょうか(・へ・ )訳分からなくなってきた?!
※4... さらにコンセプトや勝ち筋を加えていくと、これがデッキになりますが...それはまた別の話(・へ・ )

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