【環境コラム】デッキ紹介「楽族」
はじめに
こんにちは、アルスです。今回はAGE OF AVENGERS発売以降使用しており、店舗予選でも権利を獲得できた楽族デッキをご紹介します。
デッキリスト
『楽族』
スピリット
計15枚
マジック
計19枚
デッキ概要
楽族デッキは超煌臨編で登場したデッキです。元々は環境に顔を出すようなデッキではありませんでしたが、「AGE OF AVENGERS」で契約神と多数の新規カードを得て、今やトップメタの一角とまで言えるほどになりました。
強みの一つは<神華霊姫ダリア・ムーンワルツ>によるワンショット性能の高さにあります。
一方で準備に相応の時間がかかり、特に制限時間のあるルールでは間に合わずに勝てないことも少なくありませんでした。
今回のデッキではダリア・ムーンワルツを入れず、より早いターンで決着させるためのカードを採用しています。
もう一つの強みである受けの硬さはそのままに、攻撃性を高め勝ち切ることを意識して構築しました。
採用カード
神華の契約神アプロディーテ
このデッキの契約カード。真・神託でトラッシュを肥やせば契約技で拾えるカードの選択肢が増え、またカウントを早めに貯めるとその分受けが硬くなることもあり、3枚採用しています。
蠱惑姫ミズア
言わずもがなのパワーカード。以前紹介した<プチフェニル>のデッキでも述べましたが、前のめりなデッキでのミズアは、相手の動きを止めるというより自分の動きを通すように使うことを意識するのが良いです。
神華の妖精アザレア
召喚時のドローと耐性付与効果、どちらも強力な効果です。耐性付与効果の同じ状態でフィールドに残せる点は、このデッキでは特に強力に作用します。
神華の魔女妖精ガーデニア
最大4枚分のアドバンテージを得られる最重要カード。地味にネクサスの効果への耐性も持つため、召喚時効果を封じるネクサスがあっても使えるのが嬉しいところ。
デッキボトムに送ったカードを回収できる<ダリアフィールド>の登場で更に使い勝手が良くなりました。
神華龍皇ジークフリード・アプロダイティ
このデッキのエース。フィールドのマジックにも煌臨可能なカードで、アタック時には手札か煌臨元のマジックをノーコストで使用でき、その効果発揮後フィールドにマジックカードが3枚以上あるとバーン効果を発揮します。
このカードでのビートダウンが主な勝ち筋です。
ブレイヴで打点を補強するとより強力なアタッカーとなります。
ソウルコア一つでフィールドのマジックカード1枚を黄色シンボルに変え軽減を確保できる、と見ることもでき、早いターンでの決着を狙うこのデッキでは地味ながら重要なテクニックです。
神華女帝アプロ・パンデーモス
新弾で登場した新たな大型スピリット。フィールドの華マジックを再利用できる効果は受けとして、カードの使用を封じる効果は攻めにおいて、それぞれ非常に強力な効果です。
コストが重いため2枚のみの採用ですが、どちらのターンでも欲しい場面があり、使いどころは慎重に選ぶ必要があります。
大昂愚龍ジゴ・トゥール
言わずもがなのパワーカードその2。このデッキではサブエースとしても活躍してくれます。
光翼の神剣エンジェリックフェザー Rv
このデッキのキーカード。アタック時に無条件で回復できるので、一枚で打点を大きく伸ばすことができます。
神話ブレイヴなので契約神によって序盤の合体先を確実に確保することができ、無理なく3枚詰めるようになりました。
舞華ドロー Rv
相手のスピリット/アルティメットをBP-3000し、0になったとき破壊し1枚ドローする効果を持ちます。華マジックではないですが、同じように使用後にフィールドに置くことができるほか、最大の特徴としてエンドステップにフィールド/トラッシュから回収し使いまわすことができます。
楽族を持つマジックなので、神託や<アザレア>のドロー効果などにも対応しています。
1枚アクセスできると動きが変わるカードとして採用しています。
因みにこのカードの存在から、初手の契約神の配置時はソウルコアを使用した方が良いです。
ネリネフィールド
デッキトップ3枚のうち華マジックを全てフィールドに置けます。低コストでフィールドのマジックカードを増やせるマジックということで<アプロダイティ>とは好相性。
とは言えピーキーなカードであり、また残したカードはデッキトップにしか戻せず、2枚目以降は腐りがちなので、上振れ札として1枚だけ採用しています。
ガーデニアフィールド
華マジックの中でも最も重要と言えるカード。気合いで引きましょう。ダリアフィールド
<神華の魔女妖精ガーデニア>の効果でデッキボトムに送られた<エンジェリックフェザー>や<ジゴ・トゥール>などを回収するために2枚採用しています。フィールドではバニラ同然なので各種コストとして優先的に切りましょう。
プリムローズフィールド Rv
初動。3枚。クローバーフィールド Rv
楽族デッキでは2枚だけの採用も良く見られますが、このデッキにおいては早いターンで仕掛ける都合、このカードへのアクセスも早い方が望ましく、3枚採用しています。アイリスフィールド
優秀な防御カード。これを使い回すことによる硬さはかなりのものです。相手のマジック/アクセルに追加コストを要求するフィールドでの効果も、特にビートダウンを狙うこのデッキとは好相性と言えます。
因みにこの効果は相手の手札保護効果を無視することは覚えておきましょう。
コリウスフィールド
契約編:界 第1章で追加された華マジック。後発なだけありスペックは高く、フラッシュ効果・フィールドでの効果ともにかなりの汎用性があります。
やや重いコストも2枚目以降のこのカードでカバーできることから、3枚採用しています。
デッキの動かし方
1,2ターン目はドローやサーチ効果を持つ各種カードを使い、できる限りデッキを回します。<ガーデニアフィールド>や<コリウスフィールド>はフィールドにある間軽減シンボルを満たす効果を持つため、優先して探していきます。
<アプロダイティ>はバーンを狙わず、アドバンテージを稼げるアタッカーとして序盤に1枚切るのもアリです。
どのカードで攻めるにせよ<ダリア・ムーンワルツ>+<神華の妖精ゲッカビジン>ほどの決定力はないので、序盤にある程度削っておく意義も大きいです。
最後は<エンジェリックフェザー Rv>を合体して連続アタックで勝負を決めましょう。
終わりに
今回はちょっと変わったカードを採用した楽族デッキを紹介しました。アプロディーテに限らず、AGE OF AVENGERSで登場した契約神はどれも組み合わせられる過去のカードの幅が広く、デッキを考えるのが楽しいですね。
皆さんもぜひ色々試して、強くて楽しい組み合わせを見つけてみてください!