新システムが追加されてしばらく経ち、様々なデッキが公開されたかと思います。
今回はそんなデッキから個人的に注目しているデッキをいくつか紹介しようと思います。
44弾環境の構図
44弾は比較的ビートダウンデッキが多い環境になっています。様々な影響はありますが、大きな影響としては強力な5コスト帯のディンギルカードが登場した点だと思います。
後半に登場したカードは手札やリソースを整える能力を持ったカードが多く、無理なくゲームプランに組み込みやすいカードが増えました。
44弾で追加された十二支サイクルやゼクストリーム物販特典の<クリスマスムリエル>などは最近よく採用されているカードです。
レイドで設置できるリンクの中には恒常的にアドバンテージを取ることができるカードもあるため、
デッキ内のイグニッションが増えるので相対的にライフが強くなることになるため、一気に相手のライフを取りきることが難しくなりました。
そのため、ビートダウンデッキ側は最初に取るライフを1点にして相手のレイドを止めつつ自分のレイドを使い、次のターンに一気に取りきるというパターンが多くなった感覚があります。
<ケットシーの市場>が封神され、これまで自由に攻撃回数を出せなかったデッキが伸び伸び出せるようになっているのも大きな点ですね。
一方で多くの攻撃回数を出せないデッキは追加の1ターンを獲得する手段を強く意識しているパターンが多いです。
最近追加された<正義の果てに>やゼクステンドライブのサイクル、原初アイコンサイクルなどが注目されています。
こちらのデッキは汎用カードによる強化というよりは元からあった性質を活かしている、という方向になります。
少し散らかりましたが、現在は「8〜9回と比較的多い攻撃回数を出せるビートデッキ」「6〜7回と中間くらいの攻撃回数だが受けるカードや相手のカードリソースを削る等の妨害で戦うデッキ」の2パターンのデッキが中心のゲーム環境になっております。
レルムレイザー
現環境で攻撃回数の多いデッキといえばやはりレルムレイザーが挙げられるでしょう。<崩壊への序曲>により早い段階から相手のライフを取ることができ、自壊と展開のバランスも高いため非常に高い攻撃回数を出すことができるデッキです。
サンプルレシピ
プレイヤー スタート
計5枚
メインデッキ(IG)
計20枚
メインデッキ(非IG)
計27枚
ZXEX
計16枚
デッキレシピコメント
<纏世界約束>+<崩壊への序曲>のイベント8枚の体制にすることで<クリスマスムリエル>をより使いやすくした形です。
<クリスマスムリエル>に加え、<あまねく世界>を採用しているので継戦能力をある程度確保しています。
少ない自由枠は<アメン>と<エンリル>を選択し、<ファフニール>まで選択肢に入れることで相手の妨害を超えて攻撃を通せるようにしています。
クレプス
こちらもレルムレイザー同様、非常に多くの攻撃回数を出すことができるデッキです。レルムレイザーとの大きな違いは自由枠が多い点です。
自由枠の部分でプレイヤーの好みが出るデッキになっています。
サンプルレシピ
メインデッキ(IG)
計20枚
メインデッキ(非IG)
計28枚
ZXEX
計16枚
デッキレシピコメント
<リンデン>を採用して序盤の押し込み強化と後攻の巻き返しの両立を図っています。
<破滅クレプス>を採用することで少ないリソースでの接着やアドバンテージ獲得手段を用意しています。
龍膽
直近の封神で多くの緑系統のカードが規制されましたが、ほとんど影響を受けてないため台頭してきたデッキです。リソースを伸ばすタイミングの使用できるリソースの少なさをホウライと自身のカードプールであるリソースリブートで補うことができ、緑のデッキの中でも序盤から多くの行動回数を出すことが出来るデッキです。
サンプルレシピ
メインデッキ(IG)
計20枚
メインデッキ(非IG)
計28枚
ZXEX
計16枚
デッキレシピコメント
<スタートカード>によるリソースブーストが安定するので思い切って<瞑想>を非採用にし、代わりに原初アイコンを採用した形です。
<ガムビエルちゃん>に加え<攻防一体の構え>を採用しているので序盤の手札を整える能力が上がり、再現性を高めることを目指したデッキです。
中編に続きます。