今回はコラムで触れた通りあやせの解説になりますのでよろしくお願いします。
まだ発売から間もないですが、ここまでのノウハウは全て書くことが出来ればと思います。
戦績としては、
トリオ
後攻 <シャルル> ○後攻 <朱璃> ○
後攻 <アインズ> ○
後攻 <七海> ○
先攻 <シャルル> ○
先攻 <千咲> ○
日本選手権
後攻 <朱璃> ○後攻 <あやせ> ○
先攻 <供御飯> ○
先攻 <乾> ○
先攻 <朱璃> ○
先攻 <華琳> ○
で12-0でした。
先攻の試合は2ターンキル1回、実質2ターンキル3回それ以降2回
後攻の試合は2キル2回で他が3キルです。
どちらの大会とも後半は先攻が取れたので序盤の回戦の方が辛かったです。
マリガン無し!!の朱璃2回とあやせを倒せたのが大きかったです。
小説打たれても貫ける威力があり、いつもの減少デッキじゃないことを強く感じました。
デッキレシピ
才色兼備な学生会長「三司 あやせ」
キャラ
計31枚
トリオから日本選手権の間の夜に60枚眺めてたら、対リドルジョーカーで強いカードを見つけたので1枚差し替えました。
<ラドン互換>を<3バックセット割>に変更です。
発売日の次の日だったということで、リスト出てから事前に触ってましたが流石に調整の行き届かなかった範囲なので日本選手権前に修正出来て良かったです。
リドルジョーカー というカードプールについて
まず思い浮かぶのは控え誘発、手札誘発のカードの強さではないでしょうか。特に<セット割の七海>は何枚分のアドバンテージを得てるのか意味がわからないほどです。
また、控え室に触れないのであればまともに打点を入れられないほどの強い控え誘発の防御カードが存在したりでとにかく面に出ないテキストが強いです。
そのため基本的に盤面で考えるべきことは守りよりも攻め。
この方がうまくいくと思います。
例えば<あやせ>は減少シュートの威力が高いですね。
このデッキでは2ターン目からパートナー9減少して動きます。(もっと減少するタイプのデッキもあります)
9あれば<かぼちゃ互換>の3点でレベル4が沈むので。
他にも<千咲>は返しのテキストは特にないですが攻めは大型貫通と直ダメで中々です。
他の中央にしても受けよりも攻めを盤面では意識すると良いと思います。
守り強いなら守るデッキでも良いのでは?と思うかもしれませんが守るカードが強い反面、防御札が控えにあるため相手から見えるし触られます。そのためカードプール的に硬いからと言って完璧に守れるとは限りません。
特に守りよりの構築にすると相手にこちらの妨害をする余裕を与えてしまうため、刺し違えるように攻めて妨害の余裕を与えない中で致命傷を守る。
というイメージが良いプールだと感じました。
そして、次の点を個人的には1番高く評価しているのですが
<一人芝居>です。
リドルジョーカー を使う意味その1です。
山札=ライフのTCGでいきなり10枚削るの??という考えだけで食わず嫌いしているのは勿体ないと思います。
基本的に1回も負けることが許されないレギュレーションで1番恐るべきは事故です。
例えば専用フレンドが必須の代表である<宮国>ですが、常識の範囲内で最大枚数ドローしたとして触れるのは初手込みで大体18枚目までです。
それももちろん盤面だけでではなく<宵月>や<マチコ互換>、<3ルック>などをまず引けていること前提で使用した上での枚数です。
ところが<一人芝居>というカード、これさえ引いただけで16枚目までに欲しいカード2枚が手に入ります。実際にはこれを引いただけで盤面と合わせて(<リドルジョーカー> 無しで)22枚目まで触れます。
本当にこの安定感が凄まじく12試合中11試合ほぼ同じ動きを決めました。
1試合だけは15枚目までに一人芝居が無かったため<篤紀>を出せませんでした。(主人公は出せています。)
これは今まで使ってたデッキとは全く違った次元での安定感であったと感じています。
キャラが湧かなくて負けた。
この言い訳を人生で何度使いましたか?
自分も1回使いましたね(笑)
更に一人芝居だけは同作品回収ではないので<少女互換>を拾えます。
つまり山の上22枚目までにあれば初手で少女互換に触れます。
10枚山捨てるなんて些細なことではないですか?少女互換は何枚分軽減するのか...
少女さえ触ってしまえば、というマッチアップも少なくありません。
少女の話ついでにですが、あやせは相手にも貫通を付与できるので少女と合わせて相手に振るタイミングもあるでしょう。
一人芝居はどのパートナーであっても採用する価値はあると思います。
<茉優>と特に<七海>に関しては<パジャマパーティー>でも良いと思いましたが。
最後に<伊勢篤紀>です。
これを入れないのであれば控え誘発が強いというだけの並みのデッキです。他のタイトル、デッキでも良いです。
面の数値が全く違います。
<一人芝居>とある程度セットでの運用になります。
(パートナー、デッキによっては<パジャマパーティー>で運用する場合も)
この構築のあやせにおいて49枚の内で(先攻であれば)7から22枚目に1枚でも入っていればキャラが増えます。
小技ですが1ターン目の<3ルック>、<4ルック>で不要札をずらすことで15枚の範囲まで篤紀が居ていい箇所を増やせます。
今までの大型シュートのデッキは数値がそこまで出ない、パンチ数は並です。
思い返してみてください。
パンチ数が多いデッキはそれに寄っていたり、減少のデッキはそれに寄っていたり。
これの両立を伊勢篤紀がさせてくれました。
2ターン目にレベル4まで押し上げることはざらに起こり得ます。
2ターン目では今までどれだけ強い減少を飛ばしても打点的に山を削りきれなかったりして歯痒い思いをすることがありました。
ただこのデッキはフレンドの数値が11、9、4から2×3どこか伸ばせます。2ターン目ですよ???パートナーは別にいますよ???
発売2日後の地区ですら起きていたミラーマッチ、さらに増えると予想される中で殴れる数が違うというのは致命的で、篤紀無しと有りが戦った場合先攻後攻問わずほとんどの場合で有りが勝つでしょう。 一般的に有利と言われる先攻が3パンした返しのターンに篤紀有りの後攻2ターン目は既に合計7回パンチしています。下手したらそこで試合は終わっているでしょう。
また伊勢篤紀は登場を持っていないので棒立ちさせておくと除去し辛く、意外と断金を打つ場所になってくれたりします。
立ち回りについて
リドルジョーカー においてこれが引けない、ということはほとんどあり得ませんのでこの動きをしましょう。普段書いたりする立ち回りはこれが理想的、というものですがリドルジョーカーはほぼ理想的な動きで確定します。
先攻の場合
1ターン目
<情報局特別班>で3ルックから必ず入ります。このターンでやることは<伊勢篤紀>をドローしないように<一人芝居>をドローしてプレイすることです。
最終盤面は<あやせ>に<専用セット>、<暁>、<篤紀>の盤面で手札7枚です。
<3ルック>→<伊勢篤紀>が見えなければリバース1ドローで欲しい方を引く→<4ルック>で<伊勢篤紀>が無ければ2ドロー登場と合わせて4枚とも引く。
<3ルック>の段階で<伊勢篤紀>が見えたのであれば勿論そこで一人芝居プレイでも大丈夫です。
一人芝居後の優先順位は基本的に(相手が極端に攻めてこない場合を除いては、)<少女互換> > このターンの最終目標に足りないカード > <かぼちゃ互換>or<リベンジ互換>
です。
フルで解決すると山がかなり減るので3+4の7ルックのどこかで<伊勢篤紀>が見えてくれるのが理想的ですね。
2ターン目
このターンで使うエクストラは<パートナーの単体>2枚目です。前の相手のターンで<七海3ルック>などをしていたりパートナーが表でバトルに入っててドロー出来ている場合は<4ルック>ドロー無しでパートナーを仕込むことも視野に入れましょう。
強制ドローは<リドルジョーカー>だけです。
手なりでパートナー9減少フレンド4減少して<リベンジ>と<Rガールズトーク>構えてバトルに入りましょう。
3ターン目
このターンで使うのは4オール×2です。そもそも相手が後攻1ターン目でなんらかの意味がある防御札を握れていなかった場合は既に虫の息です。
かなり余裕を持って勝ちにいけるでしょう。
後攻の場合
こちらの1ターン目開始時は<あやせ>の状態はレストです。わかりますね?先攻の場合と流れは同じです。
このターン相手のフレンドが耐久5以上で裏を取らなかったとしてもさほど気にせず戦闘で大丈夫です。
<0/6主人公>などの手頃な除去があり手札が余るようなら相手のフレンドによっては使っても良いですが無駄ドローするよりはフレンドを気にせず戦闘で大丈夫です。
2ターン目
このターンで使うエクストラは<琴里単体>です。後はパートナーを9減少しフレンドに<単独先攻>と<0/6主人公>を投げて<リベンジ>と<Rガールズトーク>構えてバトルです。
後攻なので全員スタンドで返して少しでも生き延びることに賭けましょう。
3ターン目
ここは同じく8オールです。ここで逆転勝利を目指しましょう。
リドルジョーカー の捲り方ですが復帰に2枚は必ず使用するためキャラを出せるのは多くて2回です。まぁキャラを出すのは暁と琴里だけなので困ることはないですが、復帰に余裕を持ちたいため出来ればどちらかは通常登場(乱入)させたいです。
相手の状況を見ていないので異なる場合はありますが目指す動きは上記の通りでそれをかなりの確率で実現できるのがリドルジョーカー です。
あまり積極的には使いませんが必要であれば暁テキストでパーツを揃えましょう。
採用カード
立ち回り、コンセプトを理解してもらった上で紹介の方が良いと思いましたので。キャラから
面に出るキャラは4.3.3.1となかなかに絞った枚数ですが3積みのカードは先攻1ターン目に触れる確率が84パーあります。どちらかは現れるはずな上に最悪2手目乱入があるので適正枚数だと思っています。
後攻なら更に引ける確率は高まりますし。
1枚の<羽月>ですが、最後の枠にしか出さないので何が良いかと考えましたがこれになりました。
攻撃減少メタも考えたのですが例えば、8減少を打たれたとしても羽月だと合計で数値10伸びてるなーと思い羽月にしました。
環境に合わせて変えても良いですし抜いても構いません。
ちなみに1枚しか入っていなくても、他に優先度が高いカードがあるのでこのカードをバック送りにする人はいないので大体の場合<リドルジョーカー>から出せます。
エクストラ
立ち回りで説明した通り先攻後攻でそれぞれ9枚使用します。そのためこの10枚です。
<あやせの単体>って赤文字以外入れてる人は何が目的なのでしょうか?
自分の場合、最初見た時は赤文字だから1枚制限だろと思って1にしてたので発売直後もあってそんな感じですかね?
セット
正直4にしたいです。51枚目はこれですね。<7/1羽月>はそこそこ活躍したのですが安定取るならこれにしてもいいと思います。
キャラは3積みどちらかを引けば良かったですがこちらはこの1種だけなので。
4枚入れる事で初手に触れる確率を9割以上に出来るため好みで4にして下さい。
イベント
そんなに枠無いのでまぁこんなもんかな、と思ってもらえるかと思いますが2日目に変更した<3バックセット割>は我ながら天才だと思いました。リドルジョーカーは全員セットを貼ってくる上にバック送りが重要なのでタイトルミラー時に使えると思って採用しました。
<宮国>やあおかなにも刺さるためかなり良かったです。
あやせの対策とこれからのあやせ
一通り解説は終わったので、<あやせ>がそこそこの人数いる。という事実を踏まえた上での構築を考えていきたいと思います。明確な対策としては、タイトルによっては存在しなかったりするのでなんとも言えません。
現段階で明確に対策が取れている既存のデッキはリベンジが毎回飛んでくることを意識し理解した<アインズ>ですかね。
ただフレンド全除去リベンジ構えてバトルは毎回されると思わないといけないのでアインズ使えば勝ちということにはなりませんが。
一応もう一つあるのですが、実際にマッチングしたことがないのでまだなんとも言えないということにさせて下さい。
カード単体としてはまず、バック飛ばしですね。
控え誘発させずに倒しましょう。またセット割を甘えて3ルックで使ってきたらすかさず飛ばしましょう。
ごきげんよう症候群は減少解除が書いてあるので当たり前ですがくるくるベア子だったとしても有効な防御札になります。
ただここを採用しすぎると<宮國>、<明日香>、<アインズ>など攻撃減少メタがある相手にあまり刺さらない相手に無駄な札になってしまうため気をつけたいですね。
今までの減少シュートのデッキと違いサイズがかなりあるため、減少解除したけど2オート持っていかれた、とかもざらにあり得ます。
握れたからといっても"即死は免れた"程度の気持ちでいないと想定よりターンが短くなってしまうので気を付けて下さい。
あやせ側としては攻撃減少メタのセットを採用したり控え荒らしメタのセットを採用したりですね。
いっそのこと控え誘発は出来ない読みで、<千咲>、<0/6暁>を抜いてイベントの断金と何かを入れるという構築も出てくるかもしれません。
ミラーを意識するのであれば、<友達の挨拶>と<ガールズトーク>の採用、増量がかなり有効です。
終わりに
いつもより長めになりましたがいかがでしたでしょうか。文字では伝えきれなかった部分もあるかと思いますが使うにしろ使われるにしろ、少しでも現環境トップのデッキを理解していただけたのなら幸いです。
今回は以上になります。
お疲れ様でした。